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Il grande sogno

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 1968年ムーヴメントの幕開け。役者を夢見る若き警官Nicola(Riccardo Scamarcio)、厳格なカトリックの家庭に育ったが、政府やヴェトナム戦争への抗議やフリーセックスを訴える学生デモ行進に参加するLaura(Jasmine Trinca)、そしてフィアットで働く女工の息子で、Lauraと同じ大学に通うLibero(Luca Argentero)の3人の若者たちの、出会いや別れを描く。Nicolaは若き日のMichele Placidoがモデルになっている。プーリアからローマに上京し、生計を立てるため警官隊に入る。その後、演劇芸術アカデミーに通い役者になった。


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イタリアの暗黒時代を知りたければ、この映画TVドラマのほうが遥かにリアルだし、当時の若者の葛藤なら『輝ける青春』で一目瞭然。


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どう考えてもこれは、Michele Placido監督の自己陶酔的な自分史、または当時思いを寄せていた女性への詫び状としか思えない。年を重ねて自分を振り返るのは勝手だけど、それを映画化するってどうなの?年とって、公私混同が激しくなってきたかな。


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でもこんなおいしいシーンや


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Lucaのこんなものを拝見できたから、ま、いいか(*^^*)

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Michele Placido
キャスト:Riccardo Scamarcio, Jasmine Trinca, Luca Argentero, Laura Morante, Michele Placido, Ottavia Piccolo, Silvio Orlando, Massimo Popolizio, Federica Vincenti ...


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by amore_spacey | 2014-06-30 01:40 | - Italian film | Comments(2)

続・最後から二番目の恋 全11話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】  TV局のドラマ・プロデューサーから副部長に昇進した45歳独身の吉野千明(小泉今日子)の前に、かつての恋人で脚本家の高山涼太(加瀬亮)が突然現れる。観光大使の一件の責任を取る形で、観光推進課と秘書課の課長を兼務する羽目に陥った和平(中井喜一)は、癖の強い市長(柴田理恵)に振り回される。そんなおり和平は、娘の男友だちの母親(長谷川京子)から、セフレになってくれと懇願され困惑。 真平(坂口憲二)はいよいよ知美(佐津川愛美)と結婚することになる。キャッチコピーは、「大人の青春って、始末に負えない。」


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2年前の『最後から・・・』に比べると、ボケ&突っ込みや歯切れのよさや毒が少なく物足りなかったけれど、旧友に再会するような普段着のような居心地のよさがあって、ついつい観てしまった。新キャラの加瀬亮。彼は役柄や髪型によって、全く別人になってしまう。それを観るのが楽しみ。今回の役はピンと来なかったけど。長谷川京子が、「なぁ、ナガクラァ」とか「セフレになってくれる?」言っても、違和感あってますます壁ができちゃうけど、これがキョンキョンの台詞だったら雰囲気が変わるよね。柴田理恵の、おばちゃんキャラの中に隠れた少女のような恥じらいや笑った顔が、すごく可愛い。


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残念だったのは、和平(中井喜一)を相手にした知美(佐津川 愛美)の毒舌が、今回まったくなかったことかな。手加減のない辛らつな知美ちゃんの突っ込みは、抱腹絶倒だったからなー。真平(坂口憲二)と末永くお幸せにね。


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キョンキョンやハセキョンの衣装も楽しみの一つだ。キョンキョンが膝上20センチのスカートをはいた時には、「こ、これは・・・」と固まったが、ジャケット&インナーのコーデやワンピやバックやアクセサリーなど、2人の競演は見もの。柴田理恵のPTAファッションもウケたね。

キョンキョン&中井の台詞は毒入りが多いけれど、座右の銘にしておきたいのもたくさんある。最終回の、「職場はどこでも現場」とか「たとえ叶わぬ恋(片思い)でも、そのひたむきな愛情は自分に力を与えてくれる」とか「人生とは自分の未来に恋をすること」には、じーんときちゃった。2人の関係に大きな進展はなかったけれど、これまでどおりの自然体が一番。またいつかTVに戻ってきて欲しいな。

製作国:Japan(フジテレビ)
放映日:2014年4月17 日~6月26日
演出:宮本理江子, 谷村政樹, 並木道子
キャスト:小泉今日子, 中井貴一, 内田有紀, 坂口憲二, 飯島直子, 浅野和之, 白本彩奈, 久保田磨希, 鈴木貴之, 佐津川愛美, 柴田理恵, 長谷川京子, 森口博子, 渡辺真起子, 加瀬亮 ...


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by amore_spacey | 2014-06-29 01:33 | - Japanese film | Comments(2)

アウトレイジ ビヨンド

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 熾烈な下克上抗争から5年。先代亡きあと加藤(三浦友和)が会長となり、関東の頂点を極めた暴力団「山王会」は、ついに政治の世界にまで手を伸ばし始めた。だが巨大ヤクザ組織の壊滅を企てる警察組織は、山王会の過剰な勢力拡大に業を煮やし、関西の雄である「花菱会」に目を付ける。表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団の対立を目論み、刑事の片岡(小日向文世)は裏で策略を仕掛けていく。そんな中、獄中で死んだと思われていた元山王会配下大友組の組長・大友(ビートたけし)が出所する。


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高橋克典が出てるからというだけで、『アウトレイジ』をとばして続編を観た。人間関係や利害関係が複雑に絡み合っているんだけど、私の目的はカッちゃんだけだから、彼以外のことはどーでもいい。どいつもこいつも悪党のろくでなし。殺されるのは自業自得だ。昔の任侠モノは、やくざとはいえ、「主人公は善、敵は悪」という役割分担が明確だったから、私たちは主人公の男気や義理人情に熱くなり、よかったよかったと胸を撫で下ろしたもんだ。

でも、あのラストにはスカッとしました。やっぱり一番悪いのは、あいつでしょ。さて話をもとに戻して、カッちゃん。いやぁ、カッコよかった。セリフなしで、ただ撃つだけのヒットマン!彼のソフト・ヴォイスも聞きたかったけれど、あんな濃い脇役も素敵~♪


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そうそう、松重豊が登場するたびに、ゴローがダブって参った。「あ、お腹がすいた」って、いきなり仕事を投げ出して、食べに行っちゃったりしないか、ちょっぴりハラハラしてたんだー(笑)。


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加瀬亮が、キィキィとヒステリックに切れまくり。ったく、うるさいヤツだったね。実力のないヤツほど吠えるのは、本当だ。バッティングセンターの彼には、笑った(≧∇≦) 

製作国:Japan
初公開年:2012年
監督:北野武
キャスト:北野武, 西田敏行, 三浦友和, 加瀬亮, 中野英雄, 松重豊, 小日向文世, 高橋克典, 桐谷健太, 新井浩文, 塩見三省, 中尾彬, 神山繁, 田中哲司, 名高達男, 光石研 ...


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by amore_spacey | 2014-06-28 00:15 | - Japanese film | Comments(0)

火宅の人

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 家庭を捨て、新劇女優と同棲するなど、自由奔放な作家の生き方を描く壇一雄の同名自伝的小説を映画化。火宅の人とは、燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態の人を指す。


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自分の欲望のままに生きていく。それを隠そうとしないどころか、愛人との生臭い男女関係を妻に口述筆記させたり、編集者の前で堂々と痴話喧嘩を繰り広げたり、愛人と妻が鉢合わせ成す術もなくうなだれる。ドロドロした中でもがきつつ、身から出たさびをひっくるめて全て味わおうとする桂一雄(=檀一雄)を、男盛りの緒形拳が淡々と好演していた。くしゃくしゃっとした緒形拳の笑い顔を見ると、しょうがない人だなと苦笑してしまう。それにしても緒形氏は、何人ものいい女と寝ることができて、こりゃ役者冥利に尽きるでしょう。

一雄を取り囲む女性陣、母(檀ふみ)・妻ヨリ子(いしだあゆみ)・新劇女優で愛人の恵子(原田美枝子)・そして旅先で知り合うホステス葉子(松坂慶子)たちの競演が、これまた見ものだった。実の祖母を演じた檀ふみの凛とした着物姿は、実に美しい。


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女性陣の中で演技が際立っていたのは、いしだあゆみ。嫉妬のあまり狂気と紙一重のところで、かろうじて踏み止まっている妻。「あなたがなさることは、何でも私、分かるんです。」 薄い声でそんなことを言われたら、不気味すぎて家に帰りたくない。夫は必ず自分のところに帰ってくる、という根拠のない自信が、ヨリ子を支えていたのだろうか?


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さてお待ちかねの原田美枝子のヌード。はちきれんばかりの健康的な肢体に、目も頭もクラクラ。女の私がこうなんだから、男性たちは一体どんな反応を示すんでしょうか。ほっそりした華奢な身体に、形のよい豊満な胸。ん もーーっ、羨ましいったらありゃしません。右目下の小さな泣き黒子が、これまた妖艶なんです。


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夫婦が丁寧語で話したり、父親のことを「チチ」と呼ぶなんて、ちょっと他人行儀で「ん?」と思ったが、当時の折り目正しい夫婦や家族の関係が新鮮に映った。檀一雄のような人間は、話のネタに困らなくて面白いが、彼氏や夫には絶対になって欲しくないタイプですね。

製作国:Japan
初公開年:1986年
監督:深作欣二
キャスト:緒形拳, いしだあゆみ, 原田美枝子, 松坂慶子, 利根川龍二, 一柳信之, 檀ふみ, 石橋蓮司, 蟹江敬三, 下元勉, 井川比佐志, 荒井注, 下絛アトム, 宮内 順子, 真田広之 ...


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by amore_spacey | 2014-06-27 02:55 | - Japanese film | Comments(2)

風雪の海峡 青函トンネルは、今

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

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【あらすじ】 昭和46年、腕の良いトンネル坑夫の保造(高橋幸治)はトンネル工事の仕事を終え故郷に帰ろうとしていた。だが、そんな保造に青函トンネルの仕事が舞い込む。常に危険をともなうトンネル工事への恐怖心から猛反対する妻(市原悦子)をよそに、保造はその困難なプロジェクトにトンネル掘りとしての生きがいを見出す。それから時は経ち、工事も半ばまで進んだ頃、“モグラの子”として虐められていた娘たちも成長し、長女(原田美枝子)は父と同じ坑夫の杉ノ目(田中健)と出会い、愛し合うようになっていくのだった。


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2年前に初めて青函トンネルを通った。保造のような大勢のトンネル男たちが、人力で掘り進んでいった汗の結晶なんだと知りながら、案外あっけなくさらっと通過してしまった。部外者や利用者はこんなものね。

役者がみんな若い。高橋幸治も市原悦子も丹波哲郎も・・・。大滝秀治さんは、あの頃からすでにお爺さん^^ 原田美枝子の若さが、眩しかった。サラサラのロングヘアは蒼井優を彷彿させるが、原田美枝子にはそこはかとない色気が漂い、同性から見ても目眩がする美しさだ。意外だったのが市原悦子。市原=家政婦のイメージしかなかったが、あの人にも若い時代があったんだァ。表情が豊かで可愛らしい女性だ。まるで舞台演技のような大げさな動きや台詞回しがやや気になったが、あの頃の映画やTVドラマってあんな感じだったっけ。役者の目ぢからや存在感も、今とは比べ物にならないほど強くて大きかった。高橋幸治さんはいきなりTV・映画や舞台の世界から姿を消してしまったけれど、今でもお元気かしら?

製作国:Japan
初公開年:1978年
監督:森川時久
キャスト:高橋幸治, 市原悦子, 原田美枝子, 荻野目慶子, 佐野浅夫, 大滝秀治, 丹波哲郎, 加藤武, 仲代達矢(ナレーター) ...


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by amore_spacey | 2014-06-25 00:13 | - Japanese film | Comments(0)

Game of Thrones season 4 episode 10 (ゲーム・オブ・スローンズ シーズン4 第10話)

ネタバレあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (83点)

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「お取り込み中のところ申し訳ございませんが、お命を頂戴しに参りました。」 Tyrion Lannister(Peter Dinklage)は実父Tywin Lannister(Charles Dance)と愛人Shae(Sibel Kekilli)を殺し、Varys(Conleth Hill)とともにEssosへ旅立った。


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Daenerys Targaryen(Emilia Clark)は、まだ自分の言うことを聞く残りの2匹のドラゴンを地下墓地へ連れて行き、太い鎖を首にかけて閉じ込めた。苦渋の決断だった。


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Bran Stark(Isaac Hempstead-Wright)たちは、木の根の中心に座る一人の老人に会った。彼はBranに言う。「君が歩けるようになる事はないが、飛ぶ事はできる」


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Arya Stark(Maisie Williams)はWesterosを離れ、船に乗って剣の師Syrio Forelの故郷Braavosへ一人旅立った。

それぞれが断腸の思いで決断を下す。ある者は旅立ち、ある者はその地にとどまる。どんな展開になるんだろう?Season 5が待ちきれない。

製作国:USA(HBO)
放映日:2014年6月15日
監督:D.B. Weiss
原作:George R. R. Martin "A Song of Ice and Fire (氷と炎の歌)"
音楽: Ramin Djawadi
キャスト:Peter Dinklage, Nikolaj Coster-Waldau, Lena Headey, Emilia Clarke, Kit Harington, Charles Dance, Jack Gleeson, Sophie Turner, Maisie Williams, John Bradley ...


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by amore_spacey | 2014-06-23 03:40 | - TV series | Comments(0)

世にも奇妙な物語 2012年春の特別編 第3話:家族(仮)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 食事会を終え部下と別れた小野寺裕史(高橋克典)が家に帰ると、見知らぬ女(白石美帆)と少女(西川茉佑)に出迎えられ、妻子がいるはずもない独身の小野寺は戸惑ってしまう。その瞬間から3人の奇妙な生活が始まった。


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タイトルが決まってないのかと思ったら、観終わって納得。独身の男性が家族の有難味を知るというベタなオチじゃないのね。とんでもない家族(妻と娘)を送りつけておいて、引き取って欲しいなら5千万円支払えという、目からウロコ的なビジネスのターゲットになったのが小野寺。


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10年後・20年後・30年後のコント劇場が始まると、完全に逆誘拐犯のペースにのせられて、クールな克典さんが何気に動揺してるし、真面目に台本を読んじゃうし、可笑しかったぁ。

製作国:Japan(フジテレビ)
放映日:2012年4月21日
演出:植田泰史
キャスト:高橋克典, 白石美帆, 西川茉佑, 八神蓮, 飯豊まりえ, 松本若菜, 井上肇 ...


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by amore_spacey | 2014-06-21 00:44 | - Japanese film | Comments(0)

MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~ 全10回

病んでいる度 ★★★★☆ (99点)

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【あらすじ】 銀座の繁華街で爆弾テロが起こった。多くの犠牲者の中に、警察庁公安部に所属する倉木(西島秀俊)の妻・千尋(石田ゆり子)もいた。妻が死んだ理由を知るべく爆弾テロ事件について捜査する倉木は、国家転覆を狙う恐るべき陰謀が隠されていることに気づく。


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好きな役者が勢揃いしているのと、「血みどろなオカルトドラマ」と聞いて観始めた。こりゃ、半端なく凄まじい。ダルマの正体や爆弾犯人探しや真木よう子の父の失踪理由やグラーク・アルファ作戦の目的解明より、コワいもの見たさでのめりこんでしまった。今日は独断と偏見によるベスト3をお送りします。


【ヴィジュアル的に衝撃度の高い人ベスト3】
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第3位 ダルマ
何度も出てくる。笑ったり喋ったり動いたりする訳ではないのに、都市伝説との絡みで不気味。まだ私の夢の中には出てこな いけど、そのうちにひょっとしたら・・・。プルプル


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第2位 看護師になった池松壮亮
ジョーカーを意識したメイクだ。真夜中の病院でこんな看護師と鉢合わせしたくないな。あたし、漏らしちゃいそう。


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第1位 爆発でもぎとられた手足を淡々と放り投げる新谷宏美(池松)
やだっ、視線が合っちゃったよ。お願いだから、命だけは助けて~!!!


【壊れ方・病み方が半端ない人ベスト3】
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第3位 池松壮亮
双子役・コスプレ・辣腕キラー・拷問シーンと、いつ壊れてもおかしくない材料が揃っているから当然か?池松くん、主役を食っていた。


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第2位 ハセヒロ
爬虫類のような湿り気や粘着性がある、不気味で不敵なヤツ。ハセヒロってカッコいいのか?わたし的には、今一カッコよさに欠け、裏社会のボスの貫禄にも欠けている。彼の頭のデカさとゲイっぽい歩き方が、邪魔してるんだと思う。唐沢寿明くんのように頭が小さかったら、均整がとれてサマになっていたかも。って、それでもハセヒロのファン?


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第1位 吉田鋼太郎
いや、もう、恐れ入りました。温厚な上司という印象があったので、狂気の世界で壊れたコータローのSぶりがどんどんエスカレートしていく様子に、「おい、役者イメージはいいのか?」と他人事ながら心配した。でも楽しんでやっているノリノリの彼に、♪ 走れェ、走れェ、コータロー ♪ と歌って、彼の壊れっぷりをゾクゾクしながら観ていた。

コータローが暴れまくったので、彼が退場したあと台風一過で気が抜けちゃった。癖のある香川氏がふつうに見えたから、コータロー旋風がどんだけ凄かったか分かる。今回の香川氏は大和田常務と違い人間味のある役だったので、再び好感度上昇。西島秀俊の辛気臭い雰囲気はいやだけど、くっきり刻み込まれたほうれい線や、着痩せするナイスバディやタバコを挟んだ指や手先に見とれた。香川氏と西島のほのかな友情、あれは何気にいい。やけに物分りがよくて部下思いの生瀬勝久だなぁと思ったら、やっぱり裏の顔があったのか。あれだけ走って、真木よう子の巨乳は大揺れだろうなぁ(おやじ目線) カッコいい近藤勇のイメージ(どんだけ昔の話?滝汗)があっただけに、瑳川哲朗が登場した時には、あれっ、あなた誰?でも目と鼻が異常接近した顔立ちは、昔のまま(^^;) 池松くんとコータローの怪演で、怖さや不気味さが吹っ飛び、コメディの境地に達したワタクシ。異常で怪奇な世界は、一体どこまで行くんだろう?Season2 ~幻の翼~が、怖楽しみ。

製作国:Japan(TBS, WOWOW)
放映日:2014年4月10日~6月12日
監督:羽住英一郎
原作:逢坂剛
キャスト:西島秀俊, 香川照之, 真木よう子, 小日向文世, 伊藤淳史, 池松壮亮, 長谷川博己, 石田ゆり子, 生瀬勝久, 鶴見辰吾, 津嘉山正種, 吉田鋼太郎, 田口浩正, 田中要次, 染谷将太, 有村架純, 瑳川哲朗 ...


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by amore_spacey | 2014-06-19 00:12 | - Japanese film | Comments(6)

Clarence Darrow (クラレンス・ダロウ)

私のお気に入り度 ★★★★★(100点)

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【あらすじ】 Clarence Darrow(1857年~1938年)はアメリカの弁護士で、労働事件や社会問題に関わり、レオポルドとローブ裁判や、学校教育で進化論を取り扱ってはいけないという反進化論法撤廃を目的としたスコープス裁判(通称:モンキー裁判)など、全米で注目された事件を取り扱った。死刑廃止論者としても有名である。彼は自分が関わった裁判を通して、若者や女性や高齢者、黒人や下層階級労働者など、世の中の弱者やマイノリティーを擁護し彼らの権利を守ろうと奔走した。


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6年ぶりにOld Vic劇場に来てみると、客席がステージを360度取り囲んだ円形劇場に組み直されていた。開演のベルのあと照明が落とされ、場内真っ暗闇。その中で、「コン、コン、コン」と、何かを修理する音が聞こえてくる。そして椅子の座席部分に突き出た靴とそれに続く2本の足が、スポットライトに浮かび上がった。ステージに設定された法律事務所の机の下にもぐりこんで、引き出しを修理するClarence Darrowの足だった。それから5分近く台詞がないまま、彼は山積みになった段ボールの整理を黙々と続ける。静まり返った中、唐突にKevinのマシンガン・トークが始まるのだ。


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今回のズラはあんまり似合ってないなぁ、なんてことを思いながら、早口で膨大な台詞を聞き漏らさないように、全神経を耳に集中させた。今まで観たKevinの舞台は聞き取りやすい英英語、しかも彼のヴェルヴェット・ヴォイスそのままだったから、内容がよく分かった。が、今回は米英語に加え、Clarence Darrowの年齢を出すためか?しゃがれ声のマシンガン・トークで、理解度は5割に激減、トホホッ。場内が笑いの渦の中、私一人ポツンと置きざり。あれっ?隣に座る娘も笑ってるけど、ホントに分かってるの?ねぇ、何がおかしいのぉ???教えてよぅ、エーン。


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そんな私にお構いなく、舞台は進行していった。ステージの周囲や客席の間のスロープを歩き回りつつ、Clarence Darrowは身振り手振りとともに自分の関わった裁判の思い出話をする。客席にひょいと座って観客と冗談を交わしたり、最前列の観客たちと握手をするシーンもあった。いいなぁ、ラッキーだな。モノローグではあるが、観客を巻き込む参加型で、とても楽しい。2~3日前、上演中に観客の携帯が鳴りっぱなしというハプニングがあった。それを聞いたKevinは、「お前が出ないんなら、俺が出てやろうか?」と機転のきいたアドリブを放ち、場内は拍手喝采だったらしい。(詳細はこちら

裁判の内容や世論に対して厳しい批判をしながらも、クスッと笑えるジョークを織り交ぜ、緊張と緩和のバランスが絶妙で飽きさせない。しかし佳境に入ると、手加減なし。プラカードを掲げ、声高にスローガンをアピールする。コブシを震わせながら、真正面からいどんでくる。Kevinには、人の心を揺り動かす恐るべきパワーがあるのだ。

前半45分、途中20分の休憩、そして後半45分。あっという間だった。どうしてもモノローグをやりたかったというKevinが、やっとこの劇で念願を果たした。私たちはスタンディング・オベーションで、感動をありがとう!という感謝の気持ちを、真心を込めて送った。本当に素晴らしかった。カーテンコールはあっさり2回で終了したが、今でもあの余韻に酔いしれている。ところでOld Vicの芸術監督の任期が終わったら、Kevinはロンドンを引き払ってどこかに行っちゃうのかしら?


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一方、イタリアのモノローグは、どうしてあんなにナルシスティックで自意識過剰でつまらないんだろう?「俺って、こんなに演技がうまいんだぜェ」「ボクは、その辺のジャリタレなんかとは違うんだ。」的なオーラが出まくり、それが鼻につく。そんな役者に限って、MichelangeloやCaravaggioのような、抽象的で独りよがりな芸術家をやりたがるから、始末に終えない。舞台は民衆の娯楽なんだから、観客が楽しめるような内容を盛り込んで欲しい。と思っているのに、「げーじゅつは、俺様だけが分かればいいんだ」「お前たちに何が分かる?」と上から目線。役者のエゴや歪んだ自信にまみれて、ちっとも面白くない。心に響いてこない。眠い。嗚呼、ロンドンやニューヨークに引っ越して、劇場三昧の日々を過ごせたらいいなぁ。

劇場:The Old Vic (London)
上演日:2014年6月11日
監督:Thea Sharrock
キャスト:Kevin Spacey


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by amore_spacey | 2014-06-17 00:11 | Theatre | Comments(2)

刑事 蛇に横切られる

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

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【あらすじ】 検挙した男(加藤雅也)の逆恨みによって妻を殺害されるという過酷な過去を背負いながら、刑事の誇りと信念をもって職務を全うする男・秋庭実(高橋克典)が、ある事件に巻き込まれ殺害された元部下の無念を晴らすため、犯人逮捕に身を投じていく姿を描く。


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これ、高倉健主演の作品(1995年)のリメイクなんですね。高橋克典の一人祭りの一環で見たんだけど、永井を演じた風間俊介の憎たらしさと言ったら、TV画面の向こう側に行って100発くらい殴ってやりたかった。「緒形拳さんとかだったら殴っちゃってるんじゃないかというくらいの怪演だった」と高橋克典がコメントしているくらいだから、演技とはいえはらわた煮えくりかえっていたに違いない。


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高橋克典って、「悲しい過去を持つ無口な正義の味方」という役が多い気がするんだけど、高倉健さんのような硬派路線を狙っているか?それはそうと、加藤雅也があんなチョイ役で出てるなんて、ビックリ。

製作国:Japan(テレビ東京)
放映日:2014年3月26日
監督:水谷俊之
キャスト:高橋克典, 宮本真希, 草刈民代, 風間俊介, 新川優愛, 内田朝陽, 加藤雅也, 大地康雄, 柴俊夫, 大和田伸也 ...


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by amore_spacey | 2014-06-16 00:20 | - Japanese film | Comments(0)