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Missing (ミッシング) 全10話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (65点)

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【あらすじ】 Becca(Ashley Judd)と夫Paul(Sean Bean)は優秀なCIA捜査官であったが、あるとき夫が8歳の息子Michael(Nick Eversman)の目の前で、車に仕掛けられた爆弾で殺された。それから10年が経ち、BeccaはCIAを退官して花屋を経営し、息子と普通の生活を送っていた。しかし建築学の夏季講習に参加するため、ローマに旅立ったMichaelから、一週間以上連絡がなく、彼が寮から退出したとの建築学校からの知らせを受け、Beccaは息子を捜索するためにローマに向かう。そこで息子が、かつての恋人でありCIAの同僚でインターポールエージェントGiancarlo Rossi(Adriano Giannini)が関係する、国際的な陰謀の真っ只中にいることを知った。


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もう、何なの、これ?Ashley Juddがターミネーターやサイボーグのごとく不死身で、彼女の都合のよいように全てが動いていく。人探しや情報収集なんて指1本動かせばできちゃうし、危険に晒されると必ず助っ人が来てくれる。しかもお目当てのSean BeanやGiancarlo Gianniniの長男Adriano Gianniniが、客寄せパンダに使われ、宝の持ち腐れ。当のAshleyは事あるごとに、「私は一人の母親として、息子を探しているのよっっ!キーーーッ☆」と食って掛かる。ったく、暴走しすぎたコメディが、こんなに痛いなんて(爆)

Ashleyはオレ様ドラマを作りたかったんだね。我慢して観たけど、第3話で限界。シーズン1全10話で打ち切りになって当然。というより、途中で打ち切りにならなかっただけラッキー言うべきか?とにかくお粗末なドラマだった。

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by amore_spacey | 2014-07-31 00:52 | - TV series | Comments(0)

Black Hawk Down (ブラックホーク・ダウン)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 1993年10月3日。ソマリアの首都モガディシオの市街地に、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は、現地の独裁者Mohamed Farrah Aidid将軍の副官2名を捕らえること。当初、作戦は1時間足らずで終了するはずだったが、ブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変した。 実際にソマリアで起こった、15時間に及ぶ壮絶な激闘を映画化。「兵士たちはアメリカやソマリアのためでなく、ただ窮地に陥った仲間を救うためだけに戦った。」


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2時間20分という長さを感じさせない、リアルで迫力ある作品だった。暴徒と化した大勢のソマリア民兵が、負傷した米兵たちをじわじわと取り囲んでいくシーンや、弾丸が発射された瞬間は、自分がそこにいるかのような錯覚に陥り、心臓バクバク。今まで味わったことのない緊張感に、観終わったあと疲労困憊してグッタリ。主役・準主役級の素晴らしいキャストが集まったのも、脚本やRidley Scott監督の手腕によるところが大きかったに違いない。


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戦場がどんなものなのか?死と隣り合わせにいる兵士たちの、追い詰められた精神状態。無秩序や混沌が渦巻いた極限状態で味わう、怒りや恐怖や痛みや絶望。それらはとうてい想像もつかないが、少なくともこれを観た多くの人は、強烈な何かを感じたはずだ。


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ブラック・ホークが墜落。それは全く想定外だった。かくして容易なはずのミッションが、困難な救出作戦へと変わる。市街戦に集中させたことで、もはや人間の手では止められない次元で、戦闘が拡大していく過程をじっくり描き出した。始めたら最後、もうやめられない。引き返せない。その恐ろしさ、そこに生じる膨大な負のエネルギー。それが戦争なのだと思う。

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by amore_spacey | 2014-07-30 00:39 | - Other film | Comments(0)

猫侍 (ねこざむらい) TVドラマ

バカバカしいけれど癒される度 ★★★★★(100点)

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【あらすじ】 人斬りとして恐れられた浪人・斑目久太郎(北村一輝)のもとに、猫を斬れという依頼が舞い込んだことから始まる騒動を描いた時代劇。


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ナンセンスな作品、好き!そんな作品の主人公を大真面目にやる北村一輝も、大好っきぃ(*^^*) 


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チャラ男や軽い刑事役もいいけど、ハードボイルドな浪人がこれまたピッタリ。いや、外見はハードボイルド(単にコワモテなだけ)、つぶやきは3枚目か。ボケ&突っ込みの一人芝居がうまい。眉間にシワを寄せキッと見上げるときの、北村さんの逆ハの字眉毛に、萌え~!!!


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しかも登場する猫ちゃんたちが、めっちゃ可愛いくて萌えまくり!北村さんの腕の中で、安心し切っているのがよく分かるんです。片手で刀を振り回しながら、もう片方の腕で玉之丞を抱っこしてるんだけど、北村さんがあれだけ動き回っているのに、玉之丞ったら寝てるんだもん。

横山めぐみのマスカラも凄い。あんなにクリンと上向いてるって、どんだけ強力なマスカラ?メイクの時代考証メチャクチャだけど、猫ちゃんたちが可愛いからいいの。詳細はこちら


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by amore_spacey | 2014-07-28 04:13 | - Japanese film | Comments(4)

Shooting Dogs (ルワンダの涙)

私のお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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【あらすじ】 1994年に起きたルワンダ虐殺の真実を、ある英国人の目を通して克明かつ鮮烈に描き出す。英国人青年Joe Connor(Hugh Dancy)は、自分だったら何かを変えられるという信念を抱いて、海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにやってきた。彼は英国ローマン・カトリック教会のChristopher神父(John Hurt)によって運営されている公立技術専門学校(ETO)に赴任するが、ルワンダではフツ族とツチ族による部族争いが続いている。そのため世界各国から派遣された国連治安維持軍(UN)が監視をしており、この専門学校にも国連ベルギー軍が駐留していた。


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今の気持ちをどんなに言葉をつくして書いたとしても、上滑りになってしまう。国連本部が、加盟国間の権力闘争基地としてのみ機能していることは、よく分かった。登場したBBCの女性ジャーナリストRachel(Nicola Walker)・国連ベルギー軍のCharles Delon大尉(Dominique Horwitz)・国連フランス軍・Christopher神父・英国人青年Joe、彼らは上部の命令や判断に従って、あの状況下でそれぞれが出来ることをやったと思う。


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Hugh Dancyの一人祭りで浮かれていたところへ、いきなり心臓を撃ち抜かれたが、この作品に辿り着かせてくれたHughに感謝。

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by amore_spacey | 2014-07-27 01:59 | - Other film | Comments(4)

Adam (恋する宇宙)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 ニューヨーク。生まれてからずっとこの街で暮らす天体オタクのAdam(Hugh Dancy)は、アスペルガー症候群という発達障害のため、人付き合いが苦手だった。そんな彼の住むアパートに、ある日童話作家志望の女性Beth(Rose Byrne)が引っ越してくる。Adamは彼女に一目惚れし、失恋を繰り返すだけのBethも純粋な彼に癒されていく。そして時を経ず、2人は恋人同士に。やがてカリフォルニアで念願の仕事が決まったAdamは、Bethにも一緒に来て欲しいと頼むのだが…。


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今日からHugh Dancy一人祭り(*^^*) 毎日同じものを食べる彼。自宅のプラネタリウムに来たBethに、嬉々として説明する彼。こっちが聞いてもいないのに、宇宙についてまくし立てる彼。Bethとの会話が続かなくて気まずい雰囲気の中で固まる彼。夜のセントラル公園でアライグマを見つめる彼。Bethに「うそ」をつかれて逆上する彼。Bethからチョコレートをもらって、「僕はForrest Gumpじゃないよ」と答える彼。Bethの絵本を読みながら、硬い表情がじわじわ笑顔になっていく彼。どのシーンもHughが切なくて愛おしくなる。これはハマリ役だ。Bethを演じたRose Byrneも、彼女がかもし出す誠実で包容力のある雰囲気にピッタリ。Adamをさりげなく応援してくれる後見人のHarlan(Frankie Faison)が、いいヤツなんだよ。


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Adamは人付き合いが苦手だけれど、人への興味や関心があった。だからBethとの関係も、同じアパートに住む単なる顔見知りから、恋人へと駒を進めることができた。もちろんBethの歩み寄りは大きい。彼女と出会ったおかげで、もう子供ではない自分に気づき、Adamは他人との関わり方やこれからの人生に目を向けようとしているのだ。人との出会いは大きい。


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欲を言えば、絵本の話の続きをもう少し知りたかったな。あと2分くらい絵を見せて欲しかった。タイトルは『アダム』のままの方がいい。もういい加減、この手の邦題はやめようよ。久しぶりにプラネタリウムに行きたくなった。

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by amore_spacey | 2014-07-26 00:15 | - Other film | Comments(0)

Hannibal Season2 13 episodes (ハンニバル シーズン2 全13話)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆(92点)

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【あらすじ】 出所したWill(Hugh Dancy)はJack(Laurence Fishburne)と組んで、FBIのモグラとしてHannibal(Mads Mikkelsen)逮捕に乗り出す。一方Willを自分の世界に引き寄せようとするHannibalは、Willに思いを寄せるAlana(Caroline Dhavernas)をうまく丸め込んで味方につける。Hannibalの同僚で彼の担当医でもあるBedelia精神科女医(Gillian Anderson)は、自分の医師としての限界を感じ、担当医を降りることをHannibalに告げ姿を消した。またミネソタ州で発生した、若い女性ばかりを狙う連続殺人事件の犯人Garret(Vladimir Jon Cubrt)の娘Abigail(Kacey Rohl)について、取材を続け記事にしようと目論んでいた女性ジャーナリストFreddie(Lara Jean Chorostecki)も行方不明になる。果たしてWillとJackは、Hannibalを逮捕できるのか?


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うぉーーーっ!サプライズてんこ盛りの最終話。特にエンドロール後のワンシーンに、思わず吠えた。ぇえーーっ!!!お前ら、グルだったのか。なんてこった!参ったな。


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懐石料理の流れがサブタイトルのシーズン2は、Willを挟んでJackとHannibalの対決が軸になっている。Hannibal捕獲までの道のりは、長くて険しい。道を阻む物や人が多すぎるが、だからこそ彼らの攻防戦や水面下の駆け引きが際立ち、非常に面白かった。Hannibalの作戦にまんまと引っかったWillは、女性ジャーナリストFreddieを殺し、その肉をHannibalと共に食して、Hannibalの側に付いたかに見えた。しかしそれこそがHannibalを陥れるWillたちの作戦だったのさ。Freddieは生きていたのだ。

Hannibalだって負けちゃいないぞ。死んだと思っていたAbigailや、Hannibalの前から姿を消した精神科女医Bedeliaが、実はHannibalの切り札だったんだから。そしてHannibalとJackの死闘に突入。たぶんJackは生き長らえるだろう。腹部を真一文字に切り裂かれたWillも、きっと大丈夫。でないと、シーズン3が成り立たない。。。


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女性陣も侮れない。シーズン2でHannibalの操り人形になったAlana(写真左端)は、すっかりダメな女に成り下がった。彼女の言動がいちいち癇に障る。Abigail(左から2番目)は、最後までHannibalに弄(もてあそ)ばれちゃったね。女性ジャーナリストFreddie(左から3番目)は、女性陣の中で一番好きなキャラになった。生き馬の目をくり抜くような、生存競争の激しいジャーナリストの世界を、文字通り身体を張って本音で疾走する。Alanaと違って、変にいい子ぶったりしないトコがいい。男前なのだ。精神科女医Bedelia(右端)には、一杯食わされた。全く盲点だった。

今シーズンは、殺しの手口がさらに残虐になり、遺体の状況が凄惨になってきた。グロテスクなシーンを観続けると、神経が麻痺するのか抗体ができちゃうのか?「今日はそう来(き)なすったか」「それはあり得ないでしょう」と突っ込みながら観ている。しかも切断した遺体に、別のパーツを加えながら組み立てていく念の入れよう(滝汗) 遺体芸術と呼んじゃっていいのかしら?(滝汗) でも血の海に横たわる遺体に戦慄し、吐き気をもよおしそうになりながらも、Hannibalをとことん憎むことができないのは、なぜなんだ?むしろHannibalをかばいたくなることすらある。それはたぶんHannibalを演じるMadsの、キャラや人徳(私が彼のファンだから、身贔屓なんだけど)によるものに違いない。全く関係ないけど第1話に登場したウニが、めちゃくちゃおいしそうだった。シーズン3が待ち遠しい。 

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by amore_spacey | 2014-07-25 00:13 | - TV series | Comments(0)

Jiro Dreams of Sushi (二郎は鮨の夢を見る)

在外日本人は観ちゃいけない度 ★★★★★(100点)

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【あらすじ】 東京・銀座の地下にある鮨店『すきやばし次郎』は、たった10席ほどの小さな店である。世界で最も高齢の料理人としてギネス認定も受けている店主・小野二郎は、87歳の今でも職と技に対するこだわりを持ち、彼の握る鮨は『ミシュランガイド東京』において7年連続で最高の3つ星の名誉を獲得している。鮨の技を極めようと探求し続ける小野二郎の姿と、伝説的存在である父に追いつくべく奮闘する長男・禎一(よしかず)を捉えたドキュメンタリー映画。


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ずいぶん前に和食&寿司ブームがイタリアにも上陸し、中国人や韓国人が経営するSushiレストランが増殖の一途をたどっている。カリフォルニア巻きに始まるアレンジ寿司(巻き寿司を揚げた天ぷら寿司やいちご&ヌテッラのデザート寿司など)もそれなりに美味しく頂けるので、寿司ってこんなもんだと思っていたところがあった。舐めちゃいかん。これらはsushiであって、鮨(寿司)ではない。

4月の日米非公式夕食会がここで行われ、オバマ大統領は半分しか食べなかったという下世話なニュースが好奇心を煽ったのと、某ブログでこの作品のレビューを見かけて、「私のような庶民には、敷居が高すぎて無縁の鮨屋だわぁ」と思いつつ、鮨の美しさに勝てずまた観ちゃった。外国人の目を通すと、映像や音楽が中国的な色合いになりがちだが、このドキュメンタリーは違和感がなかった。NY生まれの29歳(撮影当時)のアメリカ人監督が撮ったのか。凄いな。クラシック音楽を中心にしたBGMや某フードライターのコメントは邪魔だった。

仕事に執心し、あくなき探究心や向上心を持ち続ける二郎さん。キリッと引き締まった二の腕や、年季の入った手が美しい。鮨を握るには、鮨職人はもとより、材料・仕入れ・準備・鮨を食べさせる店舗、そしてこれらに関わる人々がいて、初めて成立する。高価で美味いものには、それなりの理由があるということだ。鮨に限らず私たちの暮らしも、膨大なものに支えられていることに、改めて気づかされた。

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by amore_spacey | 2014-07-22 01:09 | - Other film | Comments(2)

Hannibal Season1 13 episodes (ハンニバル シーズン1 全13話)

私のお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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【あらすじ】 かつてFBI特別捜査官だったWill Graham(Hugh Dancy)は、殺人を犯したサイコキラーに取り憑いて心から共感し、その人自身になって行動を推察し、追体験するという恐ろしい能力を持っている。しかしこの能力はWill本人の精神に、多大なストレスやダメージをもたらすため、捜査官を辞めてFBIアカデミーの講師として暮らしていた。そんなある時ミネソタ州で、若い女性ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。事件を調査するFBI行動分析課長Jack Crawford(Laurence Fishburne)は、Willのこの特殊能力に目をつけ、事件解決に一役買ってもらおうとするが、Willの友人&同僚で彼の精神状態を危惧するFBI顧問のAlana Bloom(Caroline Dhavernas)は、この起用に反対。これを受けJackはWillを高名な精神科医Hannibal Lecter(Mads Mikkelsen)に紹介する。


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毛穴が全開するような残虐な猟奇殺人事件が、これでもかと言わんばかりに起きる。衝撃的なシーンが近づくと、目を覆った両手の隙間から見ていた。余計なBGMがない分だけ、恐怖感が増幅される。これを書いた作家や脚本家って、どんな精神状態なんだろ?癒えないトラウマを背負って生きてるのかしら?死体メイクやバラバラ死体を作るスタッフも、仕事とはいえ大変だな。

このシリーズは毎回起きる事件を通して、Willが発揮する特殊能力、それを利用するJack、事件を追うごとに精神が蝕まれていくWillを心配するAlana、そしてWillの中に分身を見出し、彼のそばでそっと見守るHannibalの物語である。殺人犯を追いながら、捜査にかかわる4人の私生活、例えば末期癌を患う妻とJackの関係などに焦点をあてるので、生き様がリアルで生々しく感情移入(共感)しやすい。

しかもおいしそうな料理のシーンが満載だから、血なまぐさいんだけど観るのをやめられない。Season 1のサブタイトルがフランス料理のコース名、というのも洒落ている。サイコパスとクラシック音楽って、最高に相性がいいのね。今回もHannibalシェフの料理と一緒に、様々なピアノ曲や合唱曲が楽しめる。ただその前後に、必ず凄惨な殺人現場や遺体が映し出されるから、Hannibalシェフの肉料理にはひょっとして?えっ、まさか??ひぃぃぃーーー!


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久しぶりにお会いするFishburne旦那。『恋するバルセロナ』で、Javier Bardemの顔がデカいと書いたが、Fishburneも負けてないぞ。顔のデカさ+猪首と言ったら、John Travoltaも忘れちゃいけない。あ、話が脱線。Fishburneには下町の頼れる旦那というイメージしかなかったんだけど、末期癌を患う妻にどう接していいのか?やり切れない辛さや当惑をHannibalに吐露するシーンや、部下のWillを気遣う優しい面など、ガタイに似合わぬ?繊細な心の動きを見せてくれて、好感度が一気に上昇。

それから、オタクっぽいオーラを放つイケメンWillを演じるHugh Dancy。元気なときも憔悴し切って無精ひげを生やしているときも、可愛い。子どもがそのまま大きくなった感じで、唇を噛んだり歪んだ笑顔が切ないのね。母性本能を刺激されて、困っちゃう。実生活では『ホームランド』のClaire Danesと結婚して(美男美女カップル)、1歳になる坊やがいる。夫婦揃って切れた役を演じているから、同時期に役作りしたら、この2人だけでドラマが成立しそう(>.<)


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頭のよいHannibalは、料理もうまいし芸術に造詣が深い。そのうえ立ち居振る舞いがクール&エレガントで、決して取り乱したりしない。彼の人生の美学には、確固たるものがある。私が思い描くMads Mikkelsenそのまんま。Season 1は概ねこんなキャラだったが、これからどうなるんだろう?

Hannibalは精神科医という職権を乱用して、患者であるWillの弱みを利用し、暗示をかけて殺人犯に仕立てていく、とんでもないヤツ。自分の罪をうまくWillになすりつけて刑務所に送ったが、世の中そんなに甘くはないよ。Willの逮捕に、「何か変だ。」と気づくJack。そしてHannibalの操り人形になっているのを、Will自身も薄々感じ始めている。ドイツに7点を叩き込まれたブラジルのように、化けの皮を剥がされ壊滅的な結末がHannibalを待ち受けているような気がする。取り乱して壊れていくMadsを観たい、でもやっぱり観たくない。うぅぅ、複雑な心境です。

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by amore_spacey | 2014-07-20 01:44 | - TV series | Comments(4)

After the wedding (アフター・ウェディング)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 ボンベイで孤児たちの援助活動に従事するデンマーク人Jacob(Mads Mikkelsen)は、巨額の寄付金を申し出てきた実業家Jørgen(Rolf Lassgård)に会うため、久しぶりに故郷デンマークへ飛んだ。面談を終えた彼は、Jørgenから週末に行われる娘Anna(Stine Fischer Christensen)の結婚式に強 引に招待され、断り切れずに出席した。そこで会ったJørgenの妻Helena(Sidse Babett Knudsen)が、かつての恋人であったことを知る。


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『偽りなき者』を観てMads Mikkelsenにハマった私は、この作品もずっと彼の視点で追い続けた。もちろん予備知識なし。だから昔の恋人に再会した時点で、 「なぁんだ、焼けぼっくいに火がつくパターンか?お手軽だな。」と少々がっかり。大筋はそうだが、その中身が複雑で濃い。1つまた1つと明かされる思いがけない真実に直面して、困惑するJacobやAnnaやHelena、そして私。絶望や怒りや悲しみが、じわじわ伝わってくる。思い込んだら一直線のJacob。どこか大人になりきれない中年男のJacobが、まるで等身大のMadsを見ているようで、母性愛に火がつく(*^^*)  Helenaを演じたSidse Babett Knudsenも素敵だった。華やかな美しさはないけれど、彼女がいると安心できる、幸せな気持ちになれる。夏川結衣に似たオーラを感じる。

Jørgenを演じたRolf Lassgårdは、圧倒的な存在感があった。権威的で威圧感のある白熊のような大男が、妻の前で心の内をさらけ出す姿は、ライオンの慟哭そのもの。しかし皆が幸せになれるようにと、 彼が入念に準備した計画は、家族への愛情のほかに、自分可愛さや自己満足があった。そうすることで自分を納得させ、ひとまず安心してこの世を去ることができるからだ。この計画さえなければ、誰もがそれぞれの道を歩み、たぶん交差することはなかったし、家族のしがらみや軋轢に苦悩することもなかった。真実を伝えることが必ずしも正しいとは限らない。

ところで、家族や絆をテーマにした作品をイタリア人が作ると、「あーでもな い、こーでもない」と大勢の家族がまくし立てて大騒ぎのあと収束するか、主人公1人に心の内を語らせる、この2つのパター ンが多い。前者はコメディ・タッチ、後者はメランコリックなモノトーン・タッチ。本作品はそのどちらでもなく、Jørgen・Jacob・Anna・Helenaの4人を2人1組にして、それぞれをじっくり向き合わせている。私も同じペースで、彼らの心情についていくことができた。目のズームアップは、しつこい。苦笑


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赤ちゃんの頃からJacob面倒をみているインド人孤児の男の子Pramod(Neeral Mulchandani)が、Jacobのことを「Jacobさ ん」と呼んで慕う姿は、屈託なくて可愛いかったなぁ。もうしばらくMadsの一人祭りをやるつもり。でもVittorio De SicaやLuca Argenteroの一人祭りが、まだ途中だったんだ、うぅぅ。

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by amore_spacey | 2014-07-18 00:04 | - Other film | Comments(0)

Vicky Cristina Barcelona (恋するバルセロナ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 2人のアメリカ人Vicky(Rebecca Hall)とCristina(Scarlett Johansson)はバルセロナに飛び、Vickyの親戚の家に滞在する。ある画廊で開かれたパーティで見かけた画家Juan Antonio(Javier Bardem)が初対面の2人に、この週末オビエドに連れて行きたい、もしその気になったら2人と寝てもいいと誘ってきた。余りにもぶしつけな申し出にVickyは怒るが、Cristinaは彼に惹かれ、結局2人はJuan Antonioと一緒にオビエドに行った。しかしそこでCristinaは体調を崩しホテルで療養、VickyはJuan Antonioと2人きりで過ごす破目に。婚約者がいるにもかかわらず、彼女は次第に彼に惹かれていき、一夜を共にしてしまう。そんな経緯を知らないCristinaは、バルセロナに戻ってからJuan Antonioと同棲を始めた。そこへ彼の元妻Maria Elena(Penélope Cruz)が現れる。2009年第81回Academy助演女優賞(Penélope Cruz)を受賞。


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タイトルから、「またWoody Allenお得意の、世界観光地めぐりシリーズのラブコメ?」 舐めた態度で観始めた。(あなた何様?) 昔からWoodyを好きになれないが、彼が撮るローマやパリやNYやバルセロナの街並みは、どこか懐かしさを感じさせ、忘れてしまった過去を思い出させてくれる。でもスペイン=情熱の国って解釈や日本語タイトルが、ありがちで陳腐。

WoodyのミューズScarlett Johanssonが、今回はけっこう地味な役どころだった。大根役者だけど(今度は上から目線…)、恋愛体質&官能的&肉感的で妙に存在感があり、彼女の唇を見ていると、そそられる、デヘデヘ(^u^) 苦手なPenélope Cruzが弾けまくりで、その壊れっぷりに好感すら抱いた。


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Al PacinoとSergio Castellittoを足して2で割ったようなJavier Bardemは、顔がデカいし首が太いわぁ(≧∇≦) 彼は善や悪やその間を浮遊する多重人格を演じられる。今回は毒気が全くなくて、残念だったけど。

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by amore_spacey | 2014-07-17 23:51 | - Other film | Comments(0)