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The Great Gatsby (華麗なるギャツビー/2013版)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 1922年。中西部から大都会ニューヨークにやってきた作家志望の青年Nick Carraway(Tobey Maguire)は、毎晩のように豪華絢爛たる饗宴を開いては大騒ぎを繰り返す若き大富豪Jay Gatsby(Leonardo DiCaprio)の隣家で暮らす。様々な噂のあるGatsbyだが、彼の素性は謎に包まれていた。やがてNickのもとにもパーティの招待状が届き、華やかな世界に足を踏み入れる。そして夜な夜な開かれるパーティは、Gatsbyのかつての恋人だったDaisy(Carey Mulligan)に再会し、彼女と過ごした日々を取り戻そうとするためだと知った。(作品の詳細はこちら


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声は聞こえるのになかなかLeo様の顔が見えない。出し惜しみ?やけにもったいぶっていたが、やっと登場したと思ったら、どや顔(爆) DiCaprioの憎めない表情に和んだものの、『タイタニック』の彼とダブるところが多く、ストーリーに入っていけない。愛と偽りに満ちた世界やきらびやかな上流階級の社交界を、現代風にアレンジしたサウンドや華やかな映像で楽しむ分にはよいが、それ以上でもそれ以下でもなかった。


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強烈な印象を抱いたRobert Redford主演の1974年版に比べると、本作品は子どもっぽく薄っぺらに見えた。華やかな成功とその裏に潜むGatsbyの苦痛や苦悩、過去の愛を取り戻そうとする虚飾に満ちた孤独な男の姿、そういったものが伝わってこないのだ。残念ながら普通にストーリーを追って、淡々と結末に至るだけになり、心は少しも動かされなかった。1974年版で感じたやるせなさや虚しさもなかった。Daisyを演じたCarey Mulliganはキュートで可愛らしく、どことなく若い頃の堀ちえみに似てない?なんて余計なことを考えているから、ちっとも感情移入ができないのだ(>_<)


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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で「DiCaprioってここまでやっちゃうの?」と彼のはじけっぷりに仰天したが、Gatsbyが何十年ぶりにDaisyと再会するこのシーン↑↑でも、まるで舞台劇のような彼のやや過剰な演技に苦笑。久しぶりに昔の恋人に会うときのその緊張といったら、傍目には滑稽に映るのはよく分かるが、この作品ってコメディ路線?と思わざるを得なかった。


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by amore_spacey | 2015-06-29 02:30 | - Other film | Comments(0)

Testament of Youth (テスタメント・オブ・ユース)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 1914年、Vera Brittain(Alicia Vikander)はサマーヴィル・カレッジに入学した。第一次世界大戦が勃発すると、彼女の兄Edward(Taron Egerton)やGeoffrey(Jonathan Bailey)やフィアンセRoland Leighton(Kit Harington)の3人は徴兵され、前線へ送られた。Veraも大学を辞めて救急看護奉仕隊に志願し、フランスやマルタ島で任務に当たることになった。Vera Brittainの自叙伝「Testament of Youth」を映画化。(作品の詳細はこちら


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『ゲーム・オブ・スローンズ』で陰影のある若者John Snowを演じるKit Harington、正直言ってSeason1~2の頃は、全く印象に残らなかった方でした。いつ・どこで・どうして?私の気持ちが変わっていったのかは分かりませんが、セミロングのモジャ毛にヒゲ面のJonの気が弱そうな表情を見ると、気になって気になって…。いつの頃からか彼を目で追うようになっていました。という訳で、この作品を観たのは、彼が出演しているからという単純な理由です。


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長い前置きはさておいて、ストーリーは、「嗚呼、神様はどうしてそこまで、試練をお与えになるのだ?」と言いたくなるような悲劇が、これでもかと言わんばかりに起きる。そういう時代だったのは確かだが、そんな時代の中でもVeraには、幸いにも幾つかの選択肢があった。大学に残ることもできたし、実家に帰ることもできた。


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しかし彼女は、国のために戦う兵士たちの役に立ちたいと、大学を辞めて救急看護奉仕隊に志願してしまう。現代のナイチンゲールだ。気丈で凛としたVeraを演じたAlicia Vikanderは、華奢で気品や透明感があり、戦場に咲く可憐な花という印象が強かった。清潔な美しさのある女優だが、様々な悲劇をたくましく乗り越えていく女性を演じるには、何か物足りない気がした。戦時中をたくましく生きる女性というと、Vivien LeighやElizabeth TaylorやSophia Lorenが頭に浮かぶ。

彼女のフィアンセを演じるのが、Kit Harington。モジャ毛もヒゲもなくすっきりした顔で、「あ、これがKitの地の顔なんだぁ(*^^*)」と、ストーリーとは全く無関係なところで感動していた私。まだ芸能界の波に揉まれていない、純真無垢で心優しい青年といった感じのKitに萌え~♪でした。いつも心に悩みがあるかのような困ったような表情が、彼のトレードマークなんでしょうか?そばにいたら、つい手を差し伸べたくなります。


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by amore_spacey | 2015-06-24 00:11 | - Other film | Comments(0)

Game of Thrones season 5 episode10 (ゲーム・オブ・スローンズ シーズン5 最終話)

ネタばれあり!!!

私の衝撃度 ★★★★☆ (95点)

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【感想】 あああぁぁぁぁぁ!!!何と残酷非情で無慈悲な最終話なんだ!『グレイズ・アナトミー』のように、毎回シーズンの最終話は驚愕のサプライズがあるので、覚悟はしていたんだけど、あんな意表をつく壮絶な展開に、テレビの前で呆然とするばかり。レッド・ウェディングを超える衝撃かも。 波乱につぐ波乱(ちょっと詰め込みすぎ?)で、未だに消化しきれていません。(作品の詳細はこちら


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負傷したStannis(Stephen Dillane)の前にBrienne(Gwendoline Christie)があらわれ、剣を振り下ろす。


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追い詰められたTheon(Alfie Allen)とSansa(Sophie Turner)は、Winterfellの高い城壁から飛び降りるしかなかった。


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Arya(Maisie Williams)のまま個人的な復讐のために顔を使ったAryaは、その代償として視力を失う。


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Jaime(Nikolaj Coster-Waldau)はMyrcellaを連れ戻すことに成功したかに見えたが、初めて父親として娘を抱きしめたのも束の間、Myrcellaの表情がこわばりはじめ、鼻から血を流して崩れ落ちる。


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遠征隊から外されたTyrion((Peter Dinklage)は、女王捜索のため遠征するJorah(Iain Glen)とDaario(Michiel Huisman) を、がっくり肩を落として見送る。そこへVarys(Conleth Hill)があらわれる。


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Meereenから遥か北の地に来たドラゴンとDaenerys(Emilia Clarke)。一人歩いて辺りを散策するDaenerysを取り囲んで、雄たけびをあげるドラスキ族たち。優柔不断なDaenerysに、イライラッ☆


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King's Landingの民衆の前で不倫の罪を認め、全裸で短髪となったCersei(Lena Headey)は、Red Keepまでの道を裸足のまま歩いていく。こんな辱しめを受けたんだもん、来シーズンはCerseiが復讐の鬼となって、大暴れしそう(恐) でも彼女のキャラが凄く好き。 


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Night's Watchの総司令官Jon(Kit Harington)は『裏切り者』のレッテルを貼られ、Alliser(Owen Teale)やBowen(Michael Condron)やOlly(Brenock O'Connor)たちに次々に刺されて・・・(号泣) ぇえーーーっ?そんなバカなぁぁぁ!!!好感度上昇中だったのにぃ(T’T)


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by amore_spacey | 2015-06-20 03:56 | - TV series | Comments(0)

Adams Æbler/Adam's Apple (アダムのりんご)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 善良で信心深いIvan司祭(Mads Mikkelsen)は、田舎の小さな教会で犯罪者の更生プログラムに携わっている。そこにはアラブ系のKhalid(Ali Kazim)や盗癖のある太っちょGunnar(Nicolas Bro)がいた。このプログラムに新しく加わることになったネオナチのリーダーAdam(Ulrich Thomsen)は、Ivanから更生期間中の目標を決めように言われ、 「アップルパイを焼くこと」と冗談のような人を舐めた目標を設定する。しかし思いがけない苦難が待ち受けていた。(作品の詳細はこちら


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『ハンニバル シーズン3』が始まり、私の中でMads熱が再燃してきました。彼の出演作品を観なけりゃ忘れてしまう、そんな程度のファンなのか?と言われれば、返す言葉もございません(汗)が、Mads一人祭りを細々と続けていきたいなと思っています。

さてこの作品はブラックユーモアが満載で、現実離れした漫画のようなシーンあり、流血 シーンあり、アブナイ人たちが大集合して、いったいこの話はどこへ進んでいくのだろう?と思わせるが、雲間から光がさすような小さな希望を暗示させるエンディングに安堵した。一番救われたのはIvanだな。


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何よりもAdamとIvanの掛け合いや2人の対照的な表情が、漫才のようでおかしくて仕方がない。「暴力が正義だ!」が信条のネオナチと、 どこか浮世離れした善良なる神の使い。そんな2人だから、うまく噛み合うはずがない。 狼狽するIvanが見たくてAdamはわざと色々仕掛けるのに、さらりとIvanにかわされるばかりか、逆に懇々と説教までされてしまう。「何なんだ、コイツは?」「頭イカレてるんじゃねぇのか?」

このAdamの予感は的中。聖人のようなIvanこそが、誰よりも更生(=カウンセリングや心のサポート)を必要としている人だったのだ。不幸な生い立ちに加え、結婚後もなお続く苦難。こんな状況の中で生きていくには、過去の出来事を「なかったことにする」以外に手立てがなかった。あまりにも辛すぎて消化しきれず、どうしても受け入れることができないのだ。


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Ivanの生い立ちや不幸を聞いたAdamは、スキンヘッドに腕には刺青、いつも苦虫を噛み潰したようなとっつきにくい顔つきだが、情にもろい下町気質なのか、弱い者を見ると放っておけない無法者の魂が 「コイツを助けてやらにゃいかん!」とささやいたのか? 「てやんでぇ、バカ野郎!」と毒づきながらも、AdamはIvanに手を差し伸べる。しかしネオナチの乱暴者だから、デリカシーなんてまるでない。ボコボコに殴りまくりの荒療治に出た。このあたりからAdamの善良な心がどんどん引き出され、表情や言動に丸みが出てくる。Adam、手荒いけどいいヤツだ。スキンヘッドが、よく似合うな。


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Madsもいい。無条件に可愛い。あんなに背が高くて体格がいいのに、小さな子どもみたい。眉毛のないMads、ハーフパンツのMads、白のエリザベスカラーをつけたMads(天正少年使節団とかザビエルが頭に浮かぶ)、鼻の曲がったMads、 クッキーを(人の分まで奪って)コーヒーに浸して食べるMads、お気に入りの歌を口ずさむMads、痛いところを指摘されると目が泳いでしまうMads、包帯ぐるぐる巻きの顔でアップルパイを食べるMads。どれも愛おしく守ってあげたくなるMadsだった。HannibalからIvanまで、ホントに芸域が広い役者だ。『フレッシュ・デリ』などで Madsとよく共演するNikolaj Lie Kaas、今回は残念で情けない役回りだったけど、こんなMikolajも好き。


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by amore_spacey | 2015-06-14 18:18 | - Other film | Comments(0)

Christopher Lee (クリストファー・リー逝く)

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怪奇映画の大スターとして名を馳せ
90歳を超えても現役で活躍した名優
Christopher Leeが亡くなった。


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ドラキュラ伯爵役として出演した「吸血鬼ドラキュラ」(1958)の大ヒットにより、ホラー映画のスターとして一世を風靡。でも私はこのシリーズを1つも観てません。『ロード・オブ・ザ・リング』の長くてストレートな白髪のサルマン役が、強烈に残っていたから、訃報ニュースに掲載されたChristopherを見ても、最初はちょっとぴんと来なかった。


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本名Christopher Frank Carandini Lee。陸軍中佐の父Geoffrey Trollope Leeとイタリアの名門貴族出身の母Estelle Marie Carandiniのもとに生まれる。イタリアの名門貴族とはCarandini家を指し、Christopher Leeは何と!私が暮らすモデナに縁故のある方だった。

母方の出身は隣町レッジョ・エミリアの某市だが、その後モデナに移り住んだらしく、一族が所有していた宮殿(現在は銀行)は、モデナ旧市街に残っている。2004年、妻と娘と3人でモデナを訪問した際、モデナ名誉市民の称号が贈られた。(詳細はこちら


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謹んでご冥福をお祈りいたします。


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by amore_spacey | 2015-06-13 03:23 | My talk | Comments(2)

Hannibal season 3 episode 1 (ハンニバル シーズン3 第1話)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (85点)

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【あらすじ】 自宅で血みどろの大虐殺を終えた後、Hannibal(Mads Mikkelsen)は彼が昔カウンセリングを受けていた精神科医Bedelia(Gillian Anderson)とともに、イタリアへ渡った。そしてカッポーニ宮の司書を殺害した(失踪扱い)あと、何食わぬ顔で後任におさまる。ダンテ研究者のFell博士を名乗り、フィレンツェで新しい生活をスタートさせた。(作品の詳細はこちら


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首を長くして待っていたシーズン3がやっと始まりました。HannibalやWill(Hugh Dancy)たちのその後だけでなく、フィレンツェ・ロケで見たシーンが、どう使われたのか?それを観るのも楽しみの1つ。 舞台がフィレンツェとあって、今シーズンのサブタイトルにはイタリア料理のコース名がついている。

早々と2名の方が Hannibalの毒牙にかかって、退場されました。回想シーンも交え血まみれシーン満載だが、映像がすこぶるきれいだ。殺人のシーンが美しいなんて問題発言もいいところですが、闇の中で無数に飛び散る血しぶきや、肉屋の店先にぶら下がった仕留められたばかりのうさぎから滴り落ちる血を、モノクロのスローモーションでとらえた瞬間は、鳥肌が立つほどぞくぞくする。まるでワインの滴のような、粉々に砕け散ったルビーの破片のような、芸術的&刹那的な美しさがきらめく。


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冒頭のシーンが、なかなかいい。黒のつなぎの革ジャンなんて、時代遅れで笑っちゃうんだけど、Hannibalが着ると、ストイックで官能的ですらある(*^^*) そんな彼が夜のパリをバイクで走り抜け、パーティー会場に登場!しかもイタリア語を喋ってる。かなり英語訛りがあるけど、ま、いいのだ。他のキャストも、時々イタリア語を喋ってます。Mads、イタリア語講座に通ったのかな?^^


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Hannibalシェフが肉をさばくシーンや食事のシーンは、シーズン1や2と同様に象徴的で、単純に笑ってばかりいられない。人間を噛み切って殺すシリアルキラーGideon(Eddie Izzard)とHannibalの意味深でシニカルな会話も、TVの向こう側だから薄ぅ~く笑っていられるが、あんな会話を同じ屋根の下でやられたら、背筋が凍りつく。速攻で逃げます!というか、金縛り状態で、たぶんその場から動けない。今回のエピソードを見て、エスカルゴやカタツムリ系のお料理はもうムリ、絶対ムリになりました。Hannibalに弱みを握られ、心理的誘導をされたBedeliaは、このまま彼の操り人形になってしまうのか?Hannibalは何を企んでいるんだろう?


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by amore_spacey | 2015-06-06 06:36 | - TV series | Comments(2)