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Inside out (インサイド・ヘッド)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 田舎町に暮らす11歳の女の子Rileyは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになった。慣れない都会生活に、彼女は不安で一杯。そんなRileyの頭の中では、ヨロコビ・カナシミ・イカリ・ビビリ・ムカムカの5人が、彼女を守り幸せにするために、日々奮闘していた。しかしある事件によって、Rileyの頭の中からヨロコビとカナシミが弾き出され、感情の制御ができなくなってしまう。果たして5人の感情たちは、Rileyを救うことができるのか?(作品の詳細はこちら


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これってお子様用のアニメでしょ?な感じで、ほとんど期待しないで行ってみたら、とても面白くちょっぴり切ない作品だった。Rileyの日常生活(外側)で起きるドラマと、心の中(内側)の感情たちの冒険が、互いに影響を及ぼしながら展開していく。

5つの感情の擬人化が、ユニークで面白い。特徴をとても的確に捉えている。私たちの中にある多重人格を、『家族の島』『ひょうきん島』『友達島』…と呼ぶアイデアも素晴らしい。こんなに愉快な感情たちや人格の島が、私たちの心の中にあると思うだけで、嬉しくなってくる。瞬間湯沸し器な私の脳内には、あの四角い顔を真っ赤にしたおやじが、いつ頭から火を噴いてもいいように、スタンバイしているんだな(≧∇≦) 最新の脳科学の世界を、ファンタジーたっぷりの映像で堪能できた。娯楽作品なのにクオリティが高い。


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とても好きなシーンは、1つ1つの感情や過去の記憶が、水晶のように丸くてカラフルな球に置き換えられたり、長い間覚えておくべき記憶と忘れてもいい記憶を仕分けする作業。これを見ながら、小さい頃の思い出がわーっと蘇ってきて、懐かしさのあまり胸がいっぱいになった。ビンボンの涙がキャンディーというのも、お菓子が好きな私のツボにはまった。Rileyの日常生活(外側)よりも、心の中(内側)のシーンにひきつけられ、夢中になった。


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カナシミのキャラも好き(顔が真っ青って・・・)。自分の存在価値が分からない。いつもぼそぼそ低い声で、自信なげに話すカナシミ。そんな彼女だけど、自分じゃ気がつかないところで、その存在価値を発揮しているのよね。恒例のショートアニメ、今回の火山のラブストーリーは期待はずれで残念でした。


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by amore_spacey | 2015-09-26 03:38 | - Other film | Comments(0)

Kingsman The Secret Service (キングスマン ザ・シークレット・サービス)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 英国スーツを華麗に着こなし、スパイ組織「Kingsman」の一員として活動しているHarry Hart(Colin Firth)。ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになる。Harryは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたGary Eggsy(Taron Egerton) をキングスマンの候補生に抜擢する。一方その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者Valentine(Samuel L. Jackson)が、前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。(作品の詳細はこちら


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青少年の健全な育成には大変よろしくない、不謹慎でおバカなアクション・スパイ映画。突込み所満載だが、ストーリーが弾けすぎていて、小難しい理屈をこねくり回しているヒマがない。息をつかせないハイテンションな展開で、あっという間の2時間だった。まず緊迫した状況の下、テロリストを捕獲するオープニングに、ぐいっと引きつけられる。これから一体どうなるんだろう?一瞬ここに、不穏な空気が流れる。しかし蓋を開けてみると、これが超過激なバトルロワイヤル・シーンあり、人間への冒涜とも思えるド派手な人体破壊や不謹慎なシーンあり、アメリカ人を上から目線でとらえた台詞もあり。過激でキッチュで何でもありなのだ。あまりにも滑稽でバカバカしくて、力が抜ける。

英国の下層階級に生まれた主役のEggsyが、トレーニングを通して、スパイとしての技術だけではなく、ジェントルマンの精神も学んで、大出世していく。主役のTaron Egertonくんが頼りなげで、「大丈夫かなぁ?」と不安がよぎったが、個性的なベテラン役者たち(Mark Strong・Michael Caine・Samuel L. Jackson )のお陰で、途中でコケることなく最後まで突っ走ってくれた。


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漫画から飛び出してきたかのような、インパクトの強いキャラクターが揃ったおバカ映画に、堅物で不器用なキャラが持ち味の、英国紳士の見本であるColin Firthが、スタイリッシュな仕立てスーツに身を包んで登場する。この激しい違和感!しかし、、、一旦壊れると誰よりも凄まじくて、狂ったように人をぶち殺しまくる。とてもグロなColinなのだ、わっはっはっ(≧∇≦)


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えっ、これ、誰?Anthony Hopkinsの年の離れた弟?ではなく、『スター・ウォーズ』以来、◎十年ぶりに見るMark Hamillだった。あの頃の面影がほとんどない。激太り後ダイエットに成功したとはいえ、容貌の激変に衝撃を受けた。あの時共演したHarrison Fordは色んな作品に出演して、役者としてもよい年の重ね方をしているが、Mark Hamillの老け方は・・・。彼の人生に何があったんだろう?


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最後はこの愛くるしいパグ犬JB。うるうる潤んだ大きな目玉で見つめるJBに、萌えまくった娘でした。か、可愛い~♪


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by amore_spacey | 2015-09-22 02:10 | - Other film | Comments(2)

The Man from U.N.C.L.E. (コードネーム U.N.C.L.E.)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 東西冷戦下の1960年代前半。謎の国際犯罪組織が、核兵器と技術の拡散によって世界を滅ぼそうとしていた。彼らの陰謀を阻止するべく手を組んだCIA工作員Napoleon Solo(Henry Cavill)とKGB工作員Illya Kuryakin(Armie Hammer)は、組織に潜入する鍵を握るドイツ人科学者の娘Gaby(Alicia Vikander)を守りながら、行方をくらませた科学者を探し出すため奔走する。1960年代に人気を博したテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を映画化したスパイ・サスペンス。(作品の詳細はこちら


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突込み所満載で、コミカルなスパイ・サスペンス。CIA工作員とKGB工作員が手を組む、という設定からして、既にあり得ないが、お洒落でスタイリッシュでカッコいいGuy Ritchieワールドが好きな人には、たまらない作品かもしれない。60年代後半に流行ったファッションやレトロなバイク・車が次々に登場して、目を楽しませてくれる。

それにしても、カヴィちゃん(=Henry Cavill)。スーツやピストルはとても似合うのに、演技が???カッコいいだけの人で終わって欲しくないな。そして彼の相棒とのボケとツッコミは、2人の間の取り方やちょっとした表情や仕草がどうも不自然で、笑いの効果が半減して残念。


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ローマの風景はいつ見てもいい。太陽の光がふりそそぐ旧市街を一望できるテラスで、アペリティーボを飲みながら歓談するチャンスに恵まれたら、素敵・素敵!最高に幸せだなぁ。


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この作品を観たのは、Hugh Grantが出ているから。コレに尽きる。しばらく観ないうちに、口横のシワが増え(でもこれは彼のチャームポイントね)貫禄も出てきたが、コメディ路線にしがみつくことなく、自然体で年齢相応の立ち居振る舞いの彼に、何だからほっとした。リフティングとかアンチエイジングに走って、痛いことになってたらどうしよう?なんて、勝手に心配していたのだ。彼独特の自嘲気味の笑いや台詞まわしが健在で、これがたまらなくいい。ところで、Beckhamがカメオ出演していたんだけど、見つけられなかった。パーティー・シーンに紛れていたのかしら?


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by amore_spacey | 2015-09-17 01:11 | - Other film | Comments(0)

True Detective season 2 8 episodes (トゥルー・ディテクティブ/ロサンゼルス シーズン2 全8話)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 カリフォルニア・ハイウェイパトロールの警官Paul Woodrugh(Taylor Kitsch)は、道路脇でVinci市幹部Casperの死体を発見。この事件はさらにVinci署のRay Velcoro刑事(Colin Farrell)とVentura保安官事務所のAni Bezzerides刑事(Rachel McAdams)が加わり、3つの警察組織による合同チームが誕生した。捜査が進むにつれ、市を巡る巨大な腐敗と過去の因縁が浮かび上がる。またこの事件にVelcoroの旧知の犯罪者で、実業家のFrank Semyon(Vince Vaughn)が絡んでいた。(作品の詳細はこちら


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シーズン1から1年が経った。シーズン2は舞台がルイジアナからカリフォルニアに変わり、キャストや物語も一新。殺人事件を担当する3人の刑事と、この事件に巻き込まれて彼らに手を貸すことになる裏社会の男を中心に、ストーリーが展開していく。シーズン1と2に関連性は全くないが、共通しているのは、事件にかかわる人々が、薄暗い過去や重い現実を背負いながら、自分自身や家族と折り合いをつけて、何とか前に進もうと苦悩する姿である。だから事件の解明そのものより、1人1人が抱えている問題を、どのように解決していくのか、そこに興味があった。

チャラけた役が多かったVince Vaughnだが、いやぁ、見直した。ダークでストイックな男が似合う。存在感もある。私生活ボロボロのColin FarrellとVinceの絡みもよかった。駄々っ子Colinも、魅力的な中年役者になってきた。若い頃のやんちゃなだけのColinより、少々くたびれて歯切れの悪いColinのほうが、何倍も好感が持てる。


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今回のシリーズで、ずっとTaylor Kitschから目が離せなかった。彼、タイプ(*^^*) ちょっと翳のある涼しげな目元、獲物を狙うときのナイフのような視線にゾクゾクする。シャープでタイトなボディで言葉少な目で、カッコいい。バイクが大好きで、「パトロール隊に残留させてくれ」って、子どものように懇願する眼差しに萌え~♪


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Rachel McAdamsもカッコよすぎる。男前な女刑事だ!刑事にしては可愛らしい顔立ちで、少女のような童顔だが、プロ意識が高く非常にタフなのだ。


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『チュー ダー朝』で、どこまでもヘンリー8世に忠実なThomas Cromwellを演じたJames Frainが、今回は毒を出しまくで、コヤツが出てくるたびに、血管が切れそうになった。こういう輩が法の網の目をくぐり抜けて、何食わぬ顔して出世していくんだ(怒!)

とてもシビアで現実的な描き方に、有無を言わせない説得力があった。倫理観や道徳観に、価値を見出さない。世の中は、正義が勝つとは限らない。長いものには巻かれよ。組織の中でうまく立ち回って生きていくほうが楽であり、社会的に成功する近道だ。ええ、確かに現実はそうなんだけど、それじゃ救いがない。それを言っちゃ、身も蓋もないんじゃないか?唯一生き残ったAni Bezzerides刑事に、一縷の望みが託されるものの、後味の悪い、すっきりしない、やり切れない結末だった。しかし役者陣の演技は素晴らしかった!


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by amore_spacey | 2015-09-12 02:31 | - TV series | Comments(2)

Prague (プラハ)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

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【あらすじ】 結婚して14年になるChristoffer(Mads Mikkelsen)は、失踪以来ずっと音信不通だった父親の訃報を受けて、妻Maja(Stine Stengade)と一緒にプラハへ向かう。この旅によって、冷めかけている夫婦の関係を修復できるかもしれない、という淡い期待がChristofferにはあった。しかし妻は浮気していることをあっさり認めたばかりか、浮気相手の子を妊娠していると告白する。一方父親の弁護士(Bořivoj Navrátil)という人物から、長年謎のベールに包まれていた父親の秘密を明らかにされた。(作品の詳細はこちら


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Christofferが幼い頃に姿を消した父親のその後と、14年間連れ添った夫婦の危機。この2つがプラハを舞台に展開していく。旅情をかき立てる一方で、寒々として寂しさの漂うプラハは、冷め切った夫婦関係を投影するのに、ふさわしい町なのかもしれない。

さてMadsです。亡き父親の家を訪れ、ソファーに横になって父との思い出に浸る平穏なMads、街中で妻のバッグの中身をばらまきながら、ド派手な夫婦喧嘩を始めたり、感情を剥きだしにして妻を詰問したりするコワい子Mads、妻の浮気相手の男のアレのサイズや行為について詮索したがる見苦しいMads。愛情表現が下手で、感情に振り回され、本当はそんな事を言いたかったわけじゃないのに、気がついたら大声で怒鳴っている。嗚呼、なんて不器用な男なんだろう。でも妻のMajaだって14年間も連れ添ったなら、夫の地雷の1つや2つ分かりそうなものなのに、イライラさせるような無神経な言動をとるんだから。どっちもどっち。


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深刻な話が展開する中で、時々「へっ?」なシーンが出てくる。霊安室に向かって、主治医や看護婦が訳もなく走る。彼らに遅れまいと、Madsも走る。チェコ式?病院の入り口に、思わずたじろぐMads、アハハ。コーヒーを注文したのにビールが来ても、Madsは文句を言わない。膝の上に皿をのせてもなお、ナイフとフォー クできちんと食べようとするMadsの四角四面ぶり。弁護士から父の秘密を聞かされ、うーん、ビックリ。でもそれは父が選んだ人生、大人の事情とMadsはクールに受け止める。極めつけはやはり、鍛え抜かれたMadsの引き締まったお尻・・・でしょう。出し惜しみしないトコが好き。

結局2人の冷め切った関係は修復できないが、最後の夜に窓辺でとった2人の夕食風景は印象的。14年という決して短くはない人生を共にしてきた2人が、あと数時間もすれば別々の道を歩み始める。胸に去来する様々な思いを言葉にしないで、2人の時間を共有する姿が、切なくもほのかなぬくもりを感じさせてくれた。


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by amore_spacey | 2015-09-08 00:39 | - Other film | Comments(4)

Minions (ミニオンズ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 バナナに目がない不思議な黄色い生物ミニオンたちは、人類誕生よりもはるか以前に生息していた。その時代の最強のものに仕えてきたミニオンたちだが、毎度失敗して長続きしない。いつしか仕えるボスが居なくなり、ミニオンたちは生きる目的を失って、滅亡の危機に追い込まれる。そこでKevinとStuartとBobの3人が立ち上がり、最強最悪のボスを探す旅に出るのだった。 『怪盗グルー』シリーズ(2010年2013年)のスピンオフ映画。(作品の詳細はこちら


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もうね、黄色いミニオンたちが可愛くて、胸キュンキュンなの♪ 単純でおバカなミニオンたちが愉快で、子どもも大人も楽しめる。『アイス・エイジ』のスクラットや『マダガスカル』のペンギンズのような、とぼけていて可愛い脇役が大好き。Kevin(リーダー格)とStuart(ギターやウクレレが大好き)とBob(テディベアのぬいぐるみを手放さない)が、明確に描き分けられていたので、名前と顔がやっと一致した。ま、すぐに忘れちゃうんだけどね。


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オリジナルの声担当は、女悪党Scarlett OverkillにSandra Bullock、Walter NelsonにMichael Keaton、少年時代の怪盗GruにSteve Carell、そしてどうも・ザ・スモウに真田広之! イタリア語版の吹き替えは、ほぼ適切な人選で違和感なし。出っ歯の若いエリザベス女王(Stuartをボコボコにするたくましい女性)や、途中でテディベアの代わりにBobのペットになるネズミや、ミニオン軍団がわんさか出てくるシーンなど、クスッと笑えるシーンが盛りだくさんだ。


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怪盗Gru少年が登場したときには、懐かしさを覚え、「やっぱりミニオンたちのボスには、彼しかいないよなぁ」なんて妙に納得。頭を空っぽにして、気楽に笑える作品もいいもんだ。


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by amore_spacey | 2015-09-02 22:06 | - Other film | Comments(4)