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Hodejegerne (ヘッドハンター)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 背が低くて冴えない風貌ながら、優秀な人材を引き抜く敏腕ヘッドハンターとして名をはせ、誰もがうらやむような美しい女性Diana(Synnøve Macody Lund)と暮らしているRoger(Aksel Hennie)。しかし彼女との豪勢な暮らしを続けるために、美術品を盗んでは生活資金へと変えていた。
 そんな折り、Rogerは電子機器の分野で成功を収めた元エリート軍人のClas(Nikolaj Coster-Waldau)と知り合う。その高価な絵画コレクションの存在をつかんだ彼は、最後の大仕事としてClasの屋敷に忍び込んだ。しかしそこで、人生最大最悪のトラブルに遭遇する。(作品の詳細はこちら


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小気味のよいテンポで展開するが、どの方向に話が進んでいるのか見当がつかず、ブラック・コメディなのか大真面目なドラマなのか、最後までオチが分からない。騙し合い・裏切り・落とし穴の掛け合い…と状況が刻々と変化し、今度こそ絶体絶命!なシーンが何度も出てきて、「ありえない!」と突っ込みながら常に緊張状態を強いられる作品だった。

序盤では、Rogerが副業にしている絵画泥棒の余裕の仕事ぶりを見せてくれる。しかし人生最悪の事件勃発によって、Rogerが追われる身となってからは、画面から目が離せなくなるのだ。この先どうなっちゃうの?突っ込み所はあるが、映像と演出のリアルさに優れているので、許容範囲。伏線の回収もお見事。


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血まみれ、糞まみれ、撃ち合いシーンあり。倫理や道徳に反するシーンもてんこ盛り。なのに作品全体に緩~い可笑しさが漂う。不思議で魅力のある作品だった。


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Rogerを演じたAksel Hennieは、Steve BuscemiとChristopher Walkenを足して2で割ったような顔立ちに加え、年齢不詳の不思議な風貌の持ち主だ。Dianaに手当てしてもらう丸坊主Rogerガ、まるでママと息子の姿で微笑ましかった。何だかんだ言っても、愛の力は大きいのだ。


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by amore_spacey | 2015-10-29 02:54 | - Other film | Comments(0)

孤独のグルメ シーズン5 第2話

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えーーっ、登録エキストラ募集ですってェ?エキストラも、ご飯食べられるのかしら?行きたい、行きたい。参加したーい!嗚呼、でも遠すぎてムリ(号泣)

【江東区清澄白河のだるま
ポパイベーコンとサンマクンセイ刺】


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by amore_spacey | 2015-10-27 01:20 | - Japanese film | Comments(4)

紙の月

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 バブルがはじけて間もない1994年。銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は、綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司(近藤芳正)や顧客から信頼されるようになる。一方自分に関心のない夫(田辺誠一)との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太(池松壮亮)と出会い不倫関係に陥っていった。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚が麻痺してしまった梨花は、ふと顧客の預金に手をつけしまう。(作品の詳細はこちら


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TVドラマ版『紙の月』を先に観ていたので、ストーリーについていけたが、いきなり映画版を観た人は、梅澤梨花がどうしてあんな行動に走ったのか、端折りすぎて分かり難かったのでは?

前評判では、「全裸になった宮沢りえの濡れ場が凄い!大胆すぎる!」などと騒がれたらしいが、蓋を開けてみると、薄暗がりで子どもたちがお医者さんごっこをやっているだけで、エロくも何ともなかった。『スブッラ』の濡れ場とは雲泥の差。前評判、盛り過ぎですぞ。でも40歳を過ぎた宮沢りえちゃんには、良い意味で歳相応の枯れた雰囲気が漂い、転げ落ちるように疾走していく姿は、痛々しいが、なかなかあっぱれだ!と思わせた。色仕掛けで迫る梨花を、石橋蓮司がたしなめるシーンに、あれっ?石橋さんてば、真っ当なトコもあるんだ。ちょっと見直した。


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ベテラン銀行員でお局さま的な隅より子を演じた小林聡美が、素晴らしくよかった。たぶんより子は作品の中で、唯一まともな人間だった。なのに、何だろう、彼女が出てくるたびにイライラ。うざいと思ってしまう。梨花の横領を嗅ぎつけると、無表情な顔で、真正面からジワジワと追い詰めて行く。時代遅れなマッシュルームカットに、ぼってりした丸い顔、登場するたびに、発酵中のパン生地みたく、どんどんデカくなる顔。これに憎しみさえ抱いてしまった。が、一点の曇りもない優等生的な彼女が、「実はアタシも少し羨ましかった!」ふっと本音を漏らしたときには、ぐっときたなぁ。張り詰めていた空気が、あの一言で緩んだ。


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より子が指摘するまでもなく、悪事に手を染めた梨花は法的に裁かれる人。それなのになぜか梨花をかばいたくなり、「ああ、横領がバレなければいいのに」「横領がバレても、何とか丸く収まればいいのに」「国際手配されても、逃げ切って欲しい」と、不道徳なコトを思ってしまう。人の気持ちは、法や道徳といった観念で白黒はっきり決着つけられるほど、単純なものではないのだ。ところで、銀行の制服なんですが・・・あのセンスの悪さには参りましたわ。


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by amore_spacey | 2015-10-26 01:04 | - Japanese film | Comments(2)

A Second Chance (真夜中のゆりかご)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (74点)

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【あらすじ】 刑事のAndreas(Nikolaj Coster-Waldau)は、湖畔の家で妻Anna(Maria Bonnevie)や生まれたての息子とともに幸せな毎日を送っていた。そんなある日、通報を受けて同僚のSimon(Ulrich Thomsen)とともに現場にかけつけた一室で、薬物依存に陥った男女Tristan(Nikolaj Lie Kaas)とSanne(May Andersen)と育児放棄された赤子の衝撃的な姿を目にする。夫婦交代で息子をあやし愛に満ちた日々を送るAndreasだったが、ある朝思いがけない悲劇に見舞われ、彼の中の倫理観が揺らいでいく。(作品の詳細はこちら


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繰り返し出てくる寒々としたデンマークの湖畔の景色は、母性や育児放棄や虐待、貧困やドラッグやアルコール依存、家庭内暴力や離婚…と、リアルで深刻な社会問題を演出するのに、ぴったり。寂しげな湖や曇り空の薄暗さが重苦しく迫り、観ているだけで鬱々としてくる。余計なラストシーンで、弱冠安っぽくなってしまったのは残念だけど。

作品に登場するどの人も、何らかの問題を抱えて生きている。平静を装って暮らしているが、何かの拍子に些細なことが引き金となり、あっと言う間に心のバランスを崩し、その後の人生が全く違うものになってしまう。人間や人生ってものは、儚く脆いものだ。死んだわが子と育児放棄された赤子を取り替えたAndreas。妻のために犯した罪を隠し通さねばならないと思いつつ、ジャンキーTristanを尋問しながら、真相が発覚するのをどこかで期待している。保身と良心の呵責、両局面の抱き合わせ。ぎりぎりのところで行き来するAndreasの姿が、切実で痛々しい。


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ドラッグに家庭内暴力に育児放棄で自己中心。Tristan(Nikolaj Lie Kaas)ってば、最低なヤツ、人間のクズだ。『しあわせな孤独』でNikolaj Lie Kaasを初めて観て、「おっ、イケメンじゃん!」 好印象の出会いだったのに、その後は情けない役回りばかり。時にはイケてる役もお願いします。Simon演じたUlrich Thomsenが、いいのだ。好きだなぁ。あんなおじさんと、寂れた居酒屋で飲んでみたい。


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ところで夜泣きする赤ちゃんをあやすのに、何も外に連れ出さなくなって、家の中で出来ることがいくらでもあるでしょう。どうして外なの?不可解です、誰か教えてェ。


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by amore_spacey | 2015-10-25 17:51 | - Other film | Comments(2)

孤独のグルメ シーズン5 第1話

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夜食テロもシーズン5を迎えたが、実生活の松重豊さんが小食、と聞いて驚いた。ロケのために前日の夕食・当日の朝食・昼食の3食を抜いて、スタッフが用意したヨーグルトを食べるだけ。胃袋を極限まで追い込んで、本番に臨んでいたなんて、知らなかった。甘い物をなくして食事1本にしたのは、松重さんたっての希望なのかな?

【神奈川県川崎市稲田堤の寿苑
ガーリックハラミとサムギョプサル】


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by amore_spacey | 2015-10-24 03:13 | - Japanese film | Comments(4)

Suburra (暗黒街)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (84点)

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【あらすじ】 ローマ。2011年11月5日、第三次Berlusconi政権が退陣表明を出す1週間前。裏社会に強力なコネを持つ汚職政治家Filippo Malgradi(Pierfrancesco Favino)、父親の多額の負債を返済しなければならないVip専用ディスコの支配人Sebastiano(Elio Germano)、ローマ一帯を取り仕切る犯罪組織の若きボスNumero 8(Alessandro Borghi)、犯罪組織の昇格を目論むジプシー一族のボスManfredi Anacleti(Adamo Dionisi)、政界や裏社会やバチカンに顔が利き、ローマの犯罪組織の中で最も恐れられている帝王Samurai(Claudio Amendola)。
  ある事件をきっかけに交錯する彼らの人生を軸に、政界と裏社会のつながりや犯罪組織同士の反目、またそれらに巻き込まれる人々の人間模様を描く。Giancarlo De CataldoとCarlo Boniniの小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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緊張感が途切れることなく、最後まで目が離せなかった。やられたな。あの時の興奮や高揚感が未だに覚めやらず。タイトルのSuburraはローマ時代の地名で、権力と犯罪勢力が水面下でせめぎ合っていた区域を指す。


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根回し・ドラッグ・娼婦たちと3P・全裸でホテルのベランダから放尿・スキャンダルとその揉み消し・権力と金への執着・・・。人間のクズ、国民の敵、税金泥棒!鑑賞者の憎悪が、彼を集中砲撃する。そんな腐りきった政治家を、文字通り身体を張って熱演したPierfrancesco!本当に素晴らしかった。渾身の演技に感動。


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Elioが演じた、爬虫類のような冷たい皮膚で覆われたディスコの支配人。自分可愛さと保身のためなら、簡単に彼女を犯罪組織に売る。イケメンで優しいが、窮地に追い込まれると、この手の男は簡単に裏切る。錯乱状態に陥って、何をするか分からない。怖いノダ。


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義理人情や礼儀を重んじたかつての裏社会の、最後の生き残りと言われる男Samuraiを演じたAmendola。登場回数はそれほど多くないが、あの存在感を何と表現したらいいんだろう。圧倒的なカリスマを備えた役者だ。


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特筆すべき脇役たち。ジプシーのボスManfrediを演じたAdamo Dionisi、目ぢからが半端ないNumero 8(Alessandro Borghi)、そしてこの作品の中ではたぶん唯一、真っ当な愛の形を見せてくれたViola(Greta Scarano)にも拍手。


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by amore_spacey | 2015-10-22 00:27 | - Italian film | Comments(0)

Rihaanaの18禁MVに、Madsがカメオ出演!

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RihaanaのMV、BBHMM(Bitch Better Have My Money)に、なんと!Madsがカメオ出演している。MVには、拉致・全裸・拷問・電気のこぎり・ナイフ・血・札束…と超過激なシーン満載★


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Madsは5分20秒あたりで登場。両手に花、ウハウハ状態だったMadsの雲行きが、


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徐々に怪しくなる。しかしあのLecter博士を相手に、全く美的センスのない、テキトーなこの縛り方はないでしょう。


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悪徳会計士Madsへの制裁が・・・笑える。Lecter博士の手にかかったら、Rihaanaなどハンバーガーの具にすらならない。でもこのMVの主役はRihaanaですから、主役を食ってはいけない(色んな意味で)ことぐらい、Lecter博士は重々承知で、おとなしく脇役に徹するのです。


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Julia姐の兄貴Eric Robertsも、保安官役でちらっと登場。老け方が半端ない。



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『ハンニバル』ヴァージョンのRihaana。
詳細はこちら


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by amore_spacey | 2015-10-18 02:52 | Comments(0)

The Martian (オデッセイ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 火星への有人飛行ミッションに参加した宇宙飛行士Mark Watney(Matt Damon)は、火星での任務中に砂嵐に巻き込まれる。チームの仲間たちは、はぐれたMarkを死亡したと判断し、火星から避難してしまった。ところが彼は生きていたのである。火星に1人取り残されたMarkは、わずかな物資を使って、4年後のNASAの救出まで生き延びようと決意した。一方地球では、彼を生還させようと、Markのチームと科学者たちの連携プレイで奮起する。Andy Weirのベストセラー小説『火星の人』を映画化。(作品の詳細はこちら


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結末が分かっているにもかかわらず、Mark救出シーン(あんなサーカスのようなワザが出るとは思わなかったが…)に、感極まって思わず鼻の奥が熱くなり、涙ぽろり。


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筋肉ムッキムキのゴリマッチョMatt、火星でぼっちなMatt、逆境に強いMatt、ハプニングに落ち込みつつも試行錯誤するポジティブMatt、そういう自分やチームの仲間にツッコミ入れる自虐的3枚目なMatt、火星でじゃがいも栽培に成功するじゃがいも顔の農夫Matt。愛嬌&ユーモアたっぷりで、キュートなMattに萌え~♪ ますます魅力的な役者になってきました(*^^*)


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キャストも超豪華で大盤振る舞いですよ。準主役のMelissa Lewis隊長を演じたJessica Chastainをはじめ、脇役は映画やTVドラマの役者のオールスターですからね。Sean Bean、今回は最後まで生きていた(爆) Seanが出演した『ロード・オブ・ザ・リング』へのオマージュが、さりげなくて気づかなかった。この手の作品にはお約束の、「アメリカ万歳!!!」なシーンも、何となく許せた。いやぁ、中国が勢いに乗ってます。


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宇宙船や宇宙ステーションの構造・設備・暮らしぶりは、社会見学のノリで大変興味深く面白かった。手足を使って泳ぐように移動するの、楽しそう。ガラス張りのスポーツジムもある!宇宙ステーションって、あんなにスタイリッシュでお洒落なんだァ。もし子どもの時にこんな映画を観たら、「あたし、宇宙飛行士になりたい!」なんて言っていたかもしれない。 


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by amore_spacey | 2015-10-16 00:47 | - Other film | Comments(4)

GONIN

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 借金まみれのディスコ・バーズのオーナー・万代(佐藤浩市)、男性相手のコールボーイ・三屋(本木雅弘)、元刑事・氷頭(根津甚八)、リストラされたサラリーマン・荻原(竹中直人)、パンチドランカーの元ボクサー・ジミー(椎名桔平)。社会から弾き出された5人は大胆にも暴力団事務所の大金を強奪する計画を企て、辛くも成功する。しかし万代たちの仕業と突き止めた暴力団は、2人組のヒットマン・京谷(ビートたけし)と柴田(木村一八)を雇って報復に出る。GONIN vs 暴力団、最後に生き残るのはどちらか。(作品の詳細はこちら


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キャストが豪華過ぎて、舞い上がってしまいました。しかも20年前だから、みなさん、若くて元気。栗山千明ちゃんなんて、小学生だもん。何と言っても久しぶりにみた根津甚八に、目がくぎづけでした。子どもの頃NHK大河ドラマ『黄金の日日』で石川五右衛門を演じた彼に、心が妙にざわついたのを思い出す。彼が放つ男のエロスを感じたのね。ニヒルで義理堅く野生的な男っぷりが買われて、その後は任侠モノによく出ていたっけ。コワモテの下に隠れた悲しみや孤独、飢えた視線やざらついた声からにじみ出る、曰く言い難い男の色気が、たまらんです。歳とともに角が取れて人間味のある役者になり、本当にうれしい再会だった。妻の前で照れくさそうに笑う彼に、全身とろけました。寡黙な雰囲気が似合い、男の色気に溢れて、いっときも目が離せなかった。ところが彼の近況を知り、ビックリ仰天です。えっ、人身事故?俳優業を引退?車椅子?何それ、エーーッ!!!の連発。『GONIN サーガ』もぜひ観たい。もちろん根津さん目当てデス。


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と、久々に根津甚八を見た興奮で熱くなってしまったが、若い佐藤浩市の存在も忘れてはいませんよ。万代(佐藤浩市)のナルシストぶりが、この作品には場違いで何気におかしい。『ザ・マジックアワー』のように、時代遅れなキザぶりやいくぶん大袈裟な演技は、舞台劇そのまま。万代の家での佐藤と本木の絡みも、かなり粘っこいのに、茶目っ気のある品の良いエロさに包まれ、これがバイオレンス・アクション作品であることを一瞬忘れてしまう。


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このシーン↑↑は秀逸でした。硬派な役者で、女性とのキスシーンすらない佐藤浩市が?と、意表をつかれた。ものすごくエロい。ブチューッ!じゃないのね。横から遠慮がちに近づいて、触れるか触れないかの接吻…。身もだえしました。


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最後は大御所・ビートたけし。ピストルでバーン、バーン!役だったから、彼が登場すると嫌な気持ちになったもんだ。バイク事故直後のロケだったそうで、だから眼帯をしていたんですね。シナリオに眼帯はなかったはずだが、あの小さなアイテムによって、京谷の表情がますます読めなくなり、不気味なキャラクターがより鮮明になった気がする。

もしこの作品を20年前に観ていたら、あれこれ突っ込み入れながら酷評していたかもしれないが、当時は邦画に全く興味がなかったし、関心があったとしてもバイオレンス映画は苦手だったので、この作品はスルーしたと思う。中年になった今この作品を観ることができて、本当に良かった。雨・夜・闇・弾丸・ナイフ・血しぶきの中に、監督の人間への愛を感じる。生々しく生きている人間を、ありのままとらえようとする姿勢に、ちょっぴり胸が熱くなった。それにしても…だ、竹中直人や椎名桔平のクレイジーっぷりには、不気味さを通りこして笑えた。


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by amore_spacey | 2015-10-12 00:23 | - Japanese film | Comments(0)

ヨルタモリ

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【概要】 東京は湯島辺りにある、毎週日曜日だけ開店するバーWHITE RAINBOWに「タモリによく似た客がいる」という噂を知る個性豊かな著名人らが訪れ、タモリ・宮沢りえ・常連客らと酒を交わしながら、トークを展開する。またバー内には多数の楽器が用意されており、常連客・ゲストと即興セッションを行うこともよくある。


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エーン、終わっちゃった。1年ってあっと言う間だな。素敵なゲストあり、楽しいトークあり、タモリ流B級グルメあり、シュールなパロディコントあり、即興セッションありと盛りだくさんなのに、どれも上滑りがなく、ちゃんとツボを押さえている。基本的には「バーのママ・宮沢りえ」なんだけど、話の流れで「芸能人・宮沢りえ」になったり、タモリ扮する架空のキャラクター(ジャズ喫茶のマスター・吉原さんや関西出身の建築家・近藤さんなど)が、現実と虚構の間を自由に行き来する、あれはゆるくて曖昧で不思議な空間だ。


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ズラが微妙にずれていたことも・・・アハハッ。


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タモサンって…(≧∇≦) ギャハハハーーッ!
サングラスしてるのに全く違和感なし。


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この角刈り、似合いすぎ!!!


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時々登場するB級グルメも、楽しみだった。タモリ流サバ(鯖)サンドは、目からうろこ。青魚とパンって合うの?半信半疑だったが、試してみたらハマッてしまった。うま過ぎです、コレ。「定食の全部混ぜチャーハン」は、私もよくやる。残り物を簡単においしく頂く、手抜きメニューだ。出来立ては熱々でおいしいけれど、冷えたのは・・・ね。


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特に前のめりになって観たゲストの方々。まず市村正親のノリの良さ&若々しさにびっくり。彼の半端ない声量に圧倒された。奥様の篠原涼子ちゃんと一緒に出て欲しかったな。愛猫たんのエピソードを語る真木よう子が、すごく可愛かったな^^


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松本幸四郎は、日本のColin Firthと呼んでいいでしょうか?幾つになっても品のよさや育ちのよさを失わず、こんな素敵なお父さんを持った松たか子が羨ましい。堤真一の関西弁トークに萌え~♪ 田原俊彦&りえママの情熱のフラメンコや、福山雅治がギター演奏した銭形平次のカバーもノリノリで良かった。

何気に始まる即興セッションは、ママも常連もゲストも実に楽しそうで、あれを見ていると参加したくなるね。たとえ初対面でも、人と人の距離を一気に縮めてくれる。音楽って最高だ。でね、ずーっと気になってたんだけど、金髪の能町みね子、あれ誰?


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by amore_spacey | 2015-10-10 00:40 | - Japanese film | Comments(2)