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草刈正雄・船長率いる真田丸 第1~20話

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 天正10年(1582年)、甲斐の名門・武田家は宿敵・織田信長(吉田鋼太郎)の軍勢の前に滅亡の危機に瀕していた。その頃、駿河と甲斐の国境で徳川家の兵に追われるひとりの若者がいた。彼はこれより33年後、大坂夏の陣で徳川家康(内野聖陽)を自害寸前まで追い込み、後世「日ノ本一の兵(つわもの)」と称えられることとなる。彼の名は真田源次郎信繁(堺雅人)。(作品の詳細はこちら


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脚本が三谷幸喜と来れば、お約束の超豪華キャスト。中でも光っているのが、真田昌幸に扮する草刈正雄。かつて『新選組始末記』で見た、イケメン沖田総司が忘れられない。もしかして、彼はハーフのイケメン第1号?


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父ちゃんの存在感がありすぎて、主役の真田信繁(堺雅人)の影が何とも薄い。半沢の勢いはどこへ行っちゃった?兄貴・信幸(大泉洋)もまじめ路線で、何だかなぁ。真田家の家臣・高梨内記の娘・きりは、場の空気が読めないお嬢ちゃまという設定なので、長澤まさみが適役。


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真田昌幸とその重臣・出浦昌相(寺島進)の関係が愉快で面白い。脇役とは言え、重要なポジションに寺島さんが抜擢されて、とても嬉しい。


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戦国の世をたくましく生きる、真田家の長女・松(木村佳乃)。


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織田信長(吉田鋼太郎)があっけなく退場。もっと弾けたコータローを見たかった。


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徳川家康と言えば、肖像画や『鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス』や狸おやじの呼び名などから、忍耐強く飄々として戦乱の世を潜り抜けた、喰えないオヤジを想像する。が、内野聖陽バージョンは、臆病で気が小さく、狼狽したり取り乱したり…見ていて飽きない家康だ。内野さん、ますます素敵(*^^*) 側室の阿茶局(斉藤由貴)がどっしり落ち着いているお陰で、家康は業務に専念できる。


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家康の重臣&名参謀の本多正信(近藤正臣)。かつてはイケメン№1だった近藤さんも、74歳ですかぁ(驚)


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喰えないオヤジと言ったら、やはり、この人、豊臣秀吉(小日向文世)でしょう。秀吉のキャラは、小日向さんそのまんま。表と裏の顔にギャップがありすぎる上、彼の頭の中が読めず、ただ短気なだけの織田信長と違って、なかなかコワい。側室・茶々(竹内結子)と一緒のときは、こんなにデレデレなのに。


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山南敬助と土方歳三・・・ではなく、真田信繁と石田三成(山本耕史)。山本耕史もNHK御用達役者?


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汁かけご飯ばかり食っている北条氏政(高嶋政伸)が、不気味すぎる。


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義父・謙信のように「義」を貫き通す実力がなく、高い理想と現実の狭間で悶々とする上杉景勝(遠藤憲一)。遠藤憲一もNHKの常連さんですね。

真田昌幸の正室・薫(高畑淳子)や昌幸の母・とり(草笛光子)や秀吉の妹・旭(清水ミチコ)など、ユニークな脇役陣も忘れてはなりませぬ。徳川家重臣の本多忠勝に扮する藤岡弘、。年をとっても顔は濃いし、もみ上げが暑苦しい。で、名前の最後に「、」って?武田勝頼を演じた平岳大は、平幹二朗の息子なんですね。言われてみれば、目元がパパそっくり。クールで素敵☆ そんな彼も退場して、寂しくなった。



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by amore_spacey | 2016-05-29 23:17 | - Japanese film | Comments(0)

Men & Chicken (メン&チキン)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 奇妙な性癖のある兄Elias(Mads Mikkelsen)と冴えない大学教授の弟Gabriel(David Dencik)は、死に際に残した父親のメッセージから、育ての親が実の親ではなかったばかりか、それぞれ母親も違うことを知った。そこで本当の父親を訪ねて行った彼らは、さらに3人の異母兄弟と遭遇する。家畜だらけの寂れた屋敷で、クセ者揃いの男たちが巻き起こす、奇想天外なルーツ探し狂想曲。(作品の詳細はこちら


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デンマーク映画だしポスターが強烈だったから、何かやらかしてくれるだろうと予想はしていたが、ストーリーが展開するにつれ、バイオレンスやブラックユーモアやシュールな場面が畳み掛けてきて、これらがまた恐ろしくナンセンスでバカバカしくて、前半は大いに笑いました。5人のうちの誰かが出てくるだけで、おかしいんだから。これは、監督や脚本や役者たちの演技力に尽きるでしょう。Madsの風貌や挙動不審や切れっぷりに笑い、弟とのすれ違いや自制心の欠如に悶々とする姿に、切なくなる。


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Eliasはところ構わずマスターベーションを始めるし、お化け屋敷に住む3人の異母兄弟たちは、異常なまでに凶暴で、いい年をした男たち5人が皿の模様(これ、伏線だったのね)を巡って大喧嘩したり、和やかに始まったはずのバドミントンが、血まみれの取っ組み合いに終わったりする始末。哲学や編み物や読み聞かせやハクセイ製作…など、それぞれ素晴らしい特技を持つ一方で、精神面が全く成熟していないため、うっかり地雷を踏んでしまうと血を見ることになる。そんな中で唯一Gabrielだけが‘まとも’といえるかもしれない。が、この作品を観ていると、‘普通’とか‘まとも’の基準が分からなくなってくる。というより、こういったカテゴリー化に意味ある?

家畜だらけで謎の多いお化け屋敷の秘密や、不気味な5人の異母兄弟の出生の秘密が明らかになるにつれ、終盤は猟奇的な空気が色濃くなる。ある意味『ハンニバル』を上回るようなシーンが出てきて、小学校の理科実験室にあった薄暗い一角を思い出し、気分が悪くなった。ホルマリン漬けとか・・・やめてくれェ。


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このまま絶望的なエンディングを迎えるのかと思いきや、父親の実験のせいで重い運命を背負った、凶暴な5人の野生児が、徐々に社会性を身につけ、彼らなりに新しい人生を切り開いていこうとする。実際こんな人たちが隣に住んでいたら、不安と恐怖でおちおち眠ることもできないし、何か事件でも起こそうものなら、速攻で警察を呼ぶに違いない。そんな人たちなんだけど、トコトンまで憎むことができず、何となく愛おしくすら思えてくるから不思議だ。ま、映画の中の出来事だから、都合のいいことを言ってられるんだけど…ね。



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by amore_spacey | 2016-05-24 23:42 | - Other film | Comments(2)

Game of Thrones season 6 episode3-4 (ゲーム・オブ・スローンズ シーズン6 第3~4話)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (95点)

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ここしばらくの間、出口の見えないトンネルをさまよっていたが、ようやく遠くにかすかな光を見つけ、それぞれの持ち場で動き出した。そんな印象を受けた第3~4話だった。特に兄弟姉妹の再会シーンは、感動モノだった。今回も私が気に入ったシーンを、幾つか取り上げました。


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Arya(Maisie Williams )の目が見えるようになったが、ハードな剣のトレーニングはまだまだ続く。


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ここでの自分の役目は終わったとして、Jon Snow(Kit Harington)はEdd l’Addolorato(Ben Crompton)に指導者の席を譲って、立ち去ろうとするが・・・


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そこへ、何と!Sansa(Sophie Turner)が戻ってきた。やっと再会できた2人は、ぎゅっとハグする。


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Davos(Liam Cunningham)とMelisandre(Carice van Houten)が、何となくいいムードに?


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一方うまく逃げのびたTheon(Alfie Allen)は自宅に帰り、姉と再会。Theonを虐待して喜んでいた鬼畜なRamsay(Iwan Rheon)は、また罪のない人間の命を奪った。


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Thormund(Kristofer Hivju)がBrienne(Gwendoline Christie)に卑猥なまなざしを投げかける・・・。


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火の守護神であるDaenerys(Emilia Clarke)が、再び表舞台で活躍しそうな予感がする^^ ますます面白くなってきました。


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by amore_spacey | 2016-05-21 06:07 | - TV series | Comments(0)

Lo chiamavano Jeeg Robot (皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 ローマ。盗品の売買で小銭を稼ぐEnzo(Claudio Santamaria)は、盗みが見つかり警察に追われている最中に、ひょんなことから超人的パワーを手に入れた。初めはこのパワーを犯罪に悪用していたが、『鋼鉄ジーグ』の大ファンというAlessia(Ilenia Pastorelli)に出会って、彼の中にヒーローの心が芽生えていくのだった。1970年代に日本で公開されていた永井豪のロボット・アニメ『鋼鉄ジーグ』にインスパイアされた作品。2016年David di Donatello賞で新人監督賞・主演男女優賞・助演男女優賞など7部門を受賞。(作品の詳細はこちら


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公開前から、「これは面白い作品だ!」「イタリア初のスーパー・ヒーロー」「コミックを映画化したイタリア初の作品」「イタリア映画にも希望の兆しが見えてきた」と、評判は上々だったので、観に行ってきた。いやぁ、面白かった。皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」という日本語タイトルが、伊語タイトルの何倍も大きくスクリーンにバーンと出てきたのには驚いた。

ハリウッド的なスーパーヒーローを期待して行くと、面食らうかもしれない。何しろEnzoときたら超人的パワーを持ったあとも、ぼってり太った冴えない男のままだし(Claudio Santamariaは役作りのため20kg増量)、ヒーローとして活躍するときも、防空頭巾のような子供騙しの変身道具を身につけるだけだから。殴られたり刺されたりすれば、痣が出来たり血が流れたりする。喜びや悲しみの感情もある。隣の兄ちゃんが、ここぞというときに身体を張って守ってくれるような存在で、血も涙もないサイボーグやロボットとは違うのだ。因みにClaudioは映画の中のアニメの吹き替えも担当し、エンド・ロールで流れる「鋼鉄ジーグのテーマ」も歌ってる。


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ヨーグルトとAV以外には、何の関心もなかったEnzo。その彼を変えたのはAlessiaの一途で無垢な心だった。母を失ったことで心を病み、夢と現実がごちゃまぜの中をふわふわ生きている女の子だが、当初はお荷物的な存在だった彼女のお陰で、Enzoは人間的な感情を取り戻すのだ。Alessiaを悲しませたくない、誰かの役に立ちたい、Enzoは生まれて初めてそんな気持ちに駆られる。Alessia役のIlenia Pastorelliの演技は素晴らしかったが、語尾を飲み込むような超コテコテなローマ弁が殆ど聞き取れず、激しくもやもや~~~。字幕をつけて下さーい!


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さて、登場人物の中で一番濃い滑稽なキャラで笑わせてくれたのは、Lo Zingaro=Fabio Cannizzaroだ。悪党ぶりといいキレっぷりといい、一度見たら忘れられない強烈な容貌や目元といい、どれをとっても可笑しくて仕方がない。Luca Marinelliの怪演が光っていた。イカレまくっている頭の中はお子ちゃまレベルで、ひたすら有名になりたくてしょうがない。いかにして自分の存在を世間にアピールするか?が最重要課題だから、ボクちゃんもEnzoの超人パワーが欲しいよぉーってな訳です。彼も愛情に飢えた寂しい人なんですね。


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by amore_spacey | 2016-05-17 00:50 | - Italian film | Comments(2)

The Dressmaker (ザ・ドレスメーカー)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1951年、Tilly(Kate Winslet)は心身を病んだ母親Molly(Judy Davis)の面倒をみるため、オーストラリアにある生まれ故郷の小さな町に帰ってきた。彼女は10歳の時、男の子を殺した疑いをかけられて、追われるように町から出て行った。ヨーロッパ各地を転々としたあと、パリで有名なファッションデザイナーから仕立屋のトレーニングをうけ、ドレスメーカーとして成功をおさめた彼女は、垢抜けない地元の人々を素晴らしいドレスで大変身させていく。しかし彼女はいつまでたっても、未解決の男児殺人の呪縛から逃れられない。そんな彼女を唯一理解し支えてくれたのは、Teddy(Liam Hemsworth)だった。(作品の詳細はこちら


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前半はコメディタッチで展開していくが、どこか素直に笑えないブラック・ジョークが多い。しかも殺された男の子ときたら、意地悪で性格が悪く、「不審な死に方をしても、自業自得だよね」と思わずにはいられない。もやもやした気持ちの中で、パッカーンと突き抜けていたのが、Kate Winsletの衣装だった。原色のドレスが目にも鮮やかで、熟しきった貫禄のあるボディや美しいブロンドの髪を引き立ててくれる。

さて、Kate扮するTillyの帰郷の本当の目的は、殺人の罪をなすりつけた人々に復讐すること。この町の住人にとって、Tilly&Molly母娘は、目障りで邪魔な存在だったから、男児殺人事件の現場にTillyがいたとなれば、邪魔者を消すには好都合という訳だ。しかしこの町の住人たちも、Tilly&Mollyに負けず劣らずの変わり者だから、物事が平和に運ぶはずがない。


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この作品の中で唯一いいヒトTeddy役のLiamは、目の保養&心のオアシス。彼が登場するたびに、胸がドキドキしました。「ひょっとして、(下着の)パンツまで脱いじゃう?」なんて、余計な期待心配までしちゃった。Chris兄貴よりずっとイケメンで可愛いじゃないか。LiamとKateが友人で同年代という設定は、どう考えてもあり得ないが、ま、いいのだ。

なのに、Teddyのあんな退場って…(絶句) 私、ぎゃん泣きしました(T^T) Teddyがいなくなって、重苦しい空気に拍車がかかる。もう観るの、やめようか?(やめなかったけど)


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数奇な人生を歩んできたTillyの母Mollyは、娘の気持ちがよく分かる。しかし、如何せん、天邪鬼で捻くれているため、真っ直ぐ娘を愛することができない。母娘の関係が実に面倒くさくて紆余曲折するが、娘のために最後はヒト肌脱いだ。決めるところはビシッと決める。かあさんの娘を思う気持ちに、うるうるです。


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知らなかったけれど、Hugo Weavingってあちこちで女装を披露してるんですね。えっ、私生活でも?(爆) 女装癖のある警官の登場で、重苦しい空気が幾らか軽くはなったが、いやはや、後味の悪い作品だった。


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by amore_spacey | 2016-05-10 02:31 | - Other film | Comments(2)

Game of Thrones season 6 episode1-2 (ゲーム・オブ・スローンズ シーズン6 第1~2話)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (90点)

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待望のシーズン6がやっと始まりました。聞くところによると、このドラマにハマッているObama大統領は、シーズン6全10話を入手して、多忙な業務の合間にサクサク観ているらしい(羨) でもじれったい思いをしながら次週を待つのもいいかも(負け惜しみ) 今日は第2話までの中で、おぉぉっ!と思ったシーンをピックアップしました。作品の詳細はこちらをご覧下さい。


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Doran Martell(Alexander Siddig)がEllaria Sand(Indira Varma)に殺される。Ellaria、とんでもない女だ。


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2人の間に出来た娘MyrcellaがEllariaに毒殺されたことを知り、悲しみに打ちひしがれるCersei(Lena Headey)。そんな彼女に、かならず仇を討ってやると約束するJaime(Nikolaj Coster-Waldau)。Cerseiの大暴れ、確定です。


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義理の弟が生まれたことによって、世継ぎ問題がこじれるのをおそれたRamsay(Iwan Rheon)は、父を殺したあと、生まれたばかりの義理の弟も犬のエサにして始末した。これでオレ様はBolton一家の主なのだ!鬼畜なRamsayの最期が、今からとっても楽しみ。


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Tyrion(Peter Dinklage)は鎖に繋がれていた2匹のドラゴンを自由にしてやる。君たち、一刻も早くママDaenerys(Emilia Clarke)を助け出してやってね。Tyrionたら今回も自分に突っ込み入れて、可笑しすぎる。


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Davos(Liam Cunningham)はMelisandre(Carice van Houten)に、奇蹟の魔術をお願いする。第1話で見たMelisandreの本当の姿が、くっきり脳裏に焼きついている。魔女も時の流れには逆らえない。


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Melisandreが心を込めて施行した魔術のお陰か?Jon Snow(Kit Harington)ファンへのサービスのためか?(爆)、Jonはあっさり生き返る。アンチJon Snowの間には、超ガッカリなため息が流れた。



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by amore_spacey | 2016-05-04 01:48 | - TV series | Comments(2)

東京センチメンタル 全12話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 東京は言問橋の和菓子屋「くるりや」の久留里卓三(吉田鋼太郎)。腕は確かだが私生活では離婚歴3回。アルバイトのあかね(高畑充希)に叱咤されつつ、55歳の今も自由気ままな日々を送る。女性にだらしなく、下町のあちこちで巻き起こる卓三の恋模様…成就する日はくるのか?(作品の詳細はこちら


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超ドSなあのコータロー(吉田鋼太郎)が、和菓子屋のオヤジ?淡い恋に悩む?アルバイトの女の子に叱咤される?コータローのそんな姿が想像ができない。という訳で、全くの好奇心からこのドラマを観た。平凡なストーリーが淡々と続く地味なドラマだけど、あまり構えずにさらっと楽しめた。甘酸っぱい思い出のある上野公園や不忍池、日本橋や人形町、浅草や神保町や後楽園の風景に、胸がきゅんきゅん。ドラマとは全く関係ないところで、昔の思い出にどっぷり浸ってしまった。

さてさて、卓三の惚れっぽさや妄想っぷりが半端なく、どうしたらそこまで暴走できるかなぁ?店をあんなに頻繁に空けてていいのかなぁ?などと突っ込みながら、毎回、卓三の動揺した心の声に笑わせてもらった。「いい夢を見させてもらったぜ」という、卓三のホロ苦さや愛らしさや引き際のよさが、とても魅力的だった。勘違いが激しいおじさんなんだけど、下町には詳しくてちょっぴりダンディで、妄想度や下心が凄い割には、ぎらぎら&ガツガツしていない。そんなおじさんに庶民的で美味しいお店に連れて行ってもらったり、下町案内してもらえたら、私、喜んで行きますよ。


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卓三の二番目の元妻・玲子。気が向くとふらりと和菓子屋に現れては、ふっと姿を消す、気まぐれな猫みたい。大塚寧々ちゃん、目の周りに年齢を感じさせるものがあったけれど、気取らなくて自然体でいいかんじ。


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このドラマのもう1つの楽しみは、卓三とあかねとのやりとり。サバサバした高畑充希の口からボソッと出る、何気ないけれど鋭い一言二言、これがツボにハマッた。何だかんだ言いながら、彼女も卓三の恋の行方が気になるから、イタイおじさんになりそうな卓三を、叱咤激励するのだ。


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恋愛相談役の蕎麦屋の店主・荒木(小栗旬)と卓三の会話も面白かった。卓三の惚れっぽい性格を知り尽くして、時にはけしかけたり煽ったり…。でも結局は卓三の背中を押して、成り行きを楽しみにしている。そんな恋愛ご意見番・荒木のプッシュがないと前に進めない卓三って、ハグしたいくらい可愛い。


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卓三が恋した女性は、娘くらいの年齢から年上女性まで。彼のストライクゾーンは、ホントに広い。若い子が相手の時には、少々居心地が悪くて、小っ恥ずかしい気持ちになったが、歳相応の恋をしているときには、こちらも落ち着いて観ることができた。卓三を見習って、私もストライクゾーンを広げて、妄想レベルも上げなくちゃ(笑) 恋する気持ちっていい。


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by amore_spacey | 2016-05-01 04:38 | - Japanese film | Comments(0)