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アランドロン緊急入院&手術 (Alain Delon)

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Ici Parisによると、Alain Delonが入院し緊急手術を受けました。暫く前から背中から左足にかけて激痛が走り、歩くことすら出来なかったらしい。9月18日、5時間に渡る大腿動脈の手術。翌日リカバリールームに移り、翌々日は集中治療室へ。手術はうまくいき彼も元気ですが、担当医師からは退院許可がまだ出ていません。


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2014年に心臓不整脈で入院し、2016年2月には心臓専門医からドクターストップがかかり、ウィーンのオペラ座での舞台をキャンセルしています。


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元カノMireille Darcを3週間前に亡くし、Alainはすっかり弱気になり意気消沈。「これ以上生きていても、あまり意味がない。早く彼女のところに行きたい」と、インタビューに答えたそうです。(詳細はこちら


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by amore_spacey | 2017-09-29 01:24 | Alain Delon | Comments(2)

君の名は。

私のお気に入り度 ★★★★☆ (74点)

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【あらすじ】 1000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈していた。それゆえ都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが…。(作品の詳細はこちら


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映像のあまりの美しさに息を呑んだ。私の好きなブルーが、様々な色合いを見せてくれた。男女の心が入れ替わるトリックも、ありがちとはいえ面白かった。でも、でも、でも、それだけでした。感動するほどのストーリーではなかったのです。


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朝起きて、自分のおっぱいを揉むシーン。ええ、気持ちはすごくわかるんだけど、映像にすると、しかも執拗に繰り返されると、興ざめ。それから、やはりどう考えてもストーリーの都合が良すぎますよ、これ。それが許せる作品と許せない作品があって、今回は残念ながら許せなかった。若者たちの恋愛は、「ああ、そうなんですか」程度だったけれど、最後に2人が出会った時には、「良かったね」と人並みに喜ぶことができました。


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by amore_spacey | 2017-09-28 01:10 | - Japanese film | Comments(0)

無防備都市 (Roma città aperta)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (81点)

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【あらすじ】 第二次大戦末期のローマ。レジスタンスの指導者Giorgio Manfredi(Marcello Pagliero)はドイツ・ゲシュタポの追跡を逃れ、同志Francesco(Francesco Grandjacquet)の家に逃げこんだ。彼は資金調達のためローマに来たが、警戒が厳しいため、Pietro神父(Aldo Fabrizi)に連絡を頼む。
 FrancescoとPina(Anna Magnani)の結婚式の日、レジスタンスの同志たちはナチに襲われた。Giorgioは何とか逃げのびたが、Francescoらは捕えられ、彼を乗せたトラックを追ったPinaは、路上で巡視兵に射殺される。捕えられた同志たちは途中で仲間たちに救出され、GorgioとFrancescoはGiorgioの恋人Marina(Maria Michi)のアパートに逃げこんだが…。(作品の詳細はこちら )


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無条件降伏したにもかかわらず、ローマはナチスドイツに乗っ取られた状況が続いた。そのローマを取り返すため、多くのパルチザンたちは奮闘するが、金と欲望に目がくらんだ同胞の女に密告され捕まり、凄惨な拷問を受け処刑される者も出てくる。処刑命令を下すのは、ゲシュタポの隊長Bergmann少佐(Harry Feist)。彼とIngrid(Giovanna Galletti)は、悪魔のようなカップルだ。しかもIngridは麻薬を餌に、Giorgioの恋人Marinaに近づいて、彼女に密告させる卑劣な人間である。

しかしこうした地獄の使者から、どれほど惨い拷問を受けようが、Giorgioは一言も口を割らないまま死んでいき、神父は祈りを捧げながら銃殺された。救いのない絶望的な展開だが、命を懸けて正義や信念を貫く人間を目の当たりにした時、究極の状況に置かれた時の、人としてのあり方を深く考えさせられる。軟弱な私は、簡単に口を割って寝返ったに違いない。


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ドイツ軍のトラックで連行されて行く夫を追うAnna Magnaniが、後ろからドイツ兵に撃たれ、もんどり打って倒れるシーンは、ポスターにも使われ、戦争の勝者と敗者の姿を強烈に印象づけている。ナチの目が光るローマでは、常に死と隣り合わせの生活があり、人々は不安や緊張の中で生きているのだ。やるせないシーンが続く中、神父が2つの像の向きを変えるお茶目なシーンに、ふっと頬が緩んだ。神父の銃殺刑を見ていた少年たちは、一体どんな気持ちで刑場から立ち去って行ったのだろう。


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by amore_spacey | 2017-09-25 01:24 | - Italian film | Comments(0)

ダンケルク (Dunkirk) 

私のお気に入り度 ★★★★☆ (85点)

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【あらすじ】 1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、Tommy(Fionn Whitehead)やアレックス(ハリー・スタイルズ)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方イギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長Mr. Dawson(Mark Rylance)は息子らと一緒に、ダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのFarrier(Tom Hardy)が、数において不利ながらも出撃する。(作品の詳細はこちら


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いや、参った。まるで戦場にいるかのような臨場感があり、緊張感に包まれてずっと心臓バクバク。エンドロールとともに場内が明るくなって、やっと現実に引き戻された感じだった。あの迫力やドキドキを、うまく言葉で表現することができない。埠頭で船を待つ間、爆撃されたら逃げ場がない。やっと見つけた漁船に乗り込んだら、ボコボコに穴をあけられて、水がどんどん入ってくる。Tom Hardyが操縦する英国戦闘機は、1時間分の燃料しかない。


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陸上と空中で手に汗を握るシーンが展開しているのに、救助作戦に参加したMr. Dawsonの民間船といったら、これでダンケルクに辿り着けるの?な体裁の船で、心許(もと)ないったらありゃしない。でもね、船長のMr. Dawsonが気骨のある人なんですよ。彼だけじゃない。何百隻もの民間船を出した、漁師や遊覧船の船長たちの善意の勇気が、凄いじゃないか。

時を刻むような不穏なメロディー。同じリズムを繰り返しながら、徐々に音が大きくなる。息が詰まるような緊迫した空気を醸し出す、Hans Zimmerの音楽(←音が出ます!)。はぁぁぁ、サントラを聴いているだけで、神経やられそう。秒刻みのこのリズムって、拷問だわ。切羽詰った感が半端なくて、泣いちゃう。


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地上の兵士Alexを演じたHarry Stylesが、なかなかいい。若い頃のKevin Baconに似ているが、性格はもっとずっと素直な青年のような気がする。主役のTommyを演じたFionn Whiteheadが大根地味だったから、Harryのような表情のある兵士がいてくれてホッとしました。One Directionと役者を掛け持ちして、これからも時々映画やドラマに出て欲しいな。


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by amore_spacey | 2017-09-22 01:12 | - Other film | Comments(2)

ルージュの手紙 (Sage femme)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 セーヌ川流れるパリ郊外に暮らす助産婦Claire (Catherine Frot)の元に、30年間姿を消していた血のつながらない義理の母Béatrice (Catherine Deneuve)から電話があり、「会いたい!」と言われる。Claireはずっと、大事な父を捨てた彼女のことを許せなかった。父はその後、自殺をしてしまったのだ。真面目すぎるClaireと自由奔放に人生を謳歌しているBéatrice 。性格が全く違う二人だが、互いを受け入れ、Béatriceの古い秘密が明らかになることによって、失われた年月が埋まっていく。いつしかClaireはBéatriceの生き方に影響され、人生の扉を少しずつ開きはじめる。(作品の詳細はこちら


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機内上映第5弾。実直で生真面目なClaireにFrot、人生を謳歌する自由奔放な義母Béatrice にDeneuveを配するなんて、これは適材適所の見本です。ストーリーや人間関係は全く違うが、『歓びのトスカーナ』で描かれた人のぬくもりに通じるものがあった。心を通わせることができる相手が、そばにいる。そして傷ついた心を癒してくれる。それが親子であろうと友人であろうと血の繋がらない母娘であろうと、支えがあるというのは、心強いパワーになるってもんです。


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年齢を重ねたからこそできる会話がある。辛口のユーモアも、笑い流すことができる。一生許せないほど憎んでいたはずなのに、その感情がいつの間にか消滅する。そして母娘の関係をこえた、人間同士の絆が芽生えていくのだ。フランスを代表する女優の競演は、大袈裟にならず落ち着いていて期待通りでした。が、Claire付き合い始めたPaul Baron(Olivier Gourmet)の存在が中途半端で、ちょっぴりもやもやが残りました。


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by amore_spacey | 2017-09-20 23:27 | - Other film | Comments(0)

昼顔 (Belle de jour)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 Séverine(Catherine Deneuve)と若い外科医Pierre(Jean Sorel)は、仲の良い幸せそのものの若夫婦だ。しかし幼い頃、野卑な鉛管工に抱きすくめられたことのあるSeveineは、それがトラウマとなって不感症になり、Pierreとベッドを共にできない。が、その一方でしばしば、淫らな妄想に駆られる。
 ある時彼女は友人のRenee(Macha Méril)から、良家の夫人たちが、夫には内証で売春をしているという話を聞き、大きな衝撃を受ける。しかし意を決してその高級娼館を訪れたSéverineは、女主人Anais(Geneviève Page)から「昼顔」という源氏名をもらった。こうして貞淑な妻だった彼女は、昼間だけ娼婦として欲望に身をまかせるようになる。第28回ヴェネツィア国際映画祭で、金獅子賞を受賞。(作品の詳細はこちら


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シャンシャンシャンシャンと鈴を鳴らした馬車が、夫婦を乗せて森の小径を走ってくる。執拗なこの音がサンタクロースを乗せたソリのようで、冒頭から大爆笑してしまった。そして真っ赤なコートを着たDeneuveがアップになる。ポーセリンのような肌に美しいブロンドの髪。清楚で気品に満ちた振る舞い。このとき23歳。彼女の美しさの前では、全てが色褪せる。何不自由なく大切に育てられ、殆どの男性にとっては高嶺の花のような存在。フランスのGrace Kellyだ。


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しかしだからこそ、手の届かない女を、卑猥な言葉で蔑(さげす)んでみたい。縄で縛り上げムチを打ち付けて、悶(もだ)え苦しむ姿を見てみたい。というサディスティックな感情も芽生えてくる。貞淑な妻Séverineの淫らな妄想ということになっているが、実は若くて美しいDeneuveを、傷つけ痛めつけてみたいという監督の欲望が抑え切れず、映像化したんじゃないか?と勘繰ってしまう。女性も想像力に富んでいるから、色々と妄想するが、これは男性の目線で描かれた作品に違いない。とにかく、監督業って美味しすぎるわ、うふふっ。


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客としてくるのが、風変わりな男ばかり。美しく清楚なDeneuveだからこそ、変な男たちに弄(もてあそ)ばれるエピソードは、より官能的で男たちの妄想を膨らませるのにうってつけなのだ。現実と妄想の世界を行き来しているかのようにみえるが、実は最初から最後まで監督(=世の中の大部分の男性)の妄想だったのかもね。しかしDeneuveは、こんな役をよく引き受けたものです。脚本を何度か読むうちに、彼女の中に潜んでいたMな部分が刺激されて、演じてみたくなったのかしら?何だこりゃ?なシーンがてんこ盛りで、面白おかしく楽しめました。また当時流行ったサンローランの服を纏い、色々なヘアスタイルのDeneuveを堪能できたのも、目の保養になりました。


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by amore_spacey | 2017-09-18 01:29 | - Other film | Comments(2)

ドリーム (Hidden Figures)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (77点)

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【あらすじ】 1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのKatherine G. Johnson(Taraji P. Henson)、Dorothy Vaughan(Octavia Spencer)、Mary Jackson(Janelle Monáe)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士John Glenn(Glen Powell)の地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカで、初の有人宇宙飛行計画を陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの知られざる功績を描く伝記ドラマ。(作品の詳細はこちら


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機内上映第4弾。久しぶりに見るKevin Costnerを楽しみにしていたんだけど、数字の天才Katherineや冷静沈着なDorothy Vaughan、そしてちょっぴりお転婆なMary、個性的な3人にすっかり魅せられ、作品にぐいぐい引き込まれた。差別や偏見に、どう立ち向かっていくのか?そこが見所だ。


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あまりにも理不尽な状況に、Katherineがたった一度だけ我を忘れて怒りを剥き出しにするシーンがある。が、瞬時にして取り戻す自制心や理性や冷静さには、数学の天才とか栄光あるNASAの職員とかいう肩書きなんぞ吹っ飛ばす、猛烈に強い説得力があった。Katherineは、まさに神対応をみせてくれた。正当であること、その表現の仕方がスマートでエレガントなのだ。人々が狼狽するのも無理はない。


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それにしても、どこをどうすると、『Hidden Figures』が『ドリーム』(邦題)になっちゃうんだろう?興行成績を優先する、耳に心地よい言葉に置き換えただけでは、この映画の真意は伝わりませんでしょ?


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by amore_spacey | 2017-09-17 02:42 | - Other film | Comments(2)

マスター (Master/ Ma-seu-teo)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)


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【あらすじ】 金融投資会社の会長をつとめるJin(Lee Byung-hun)は華麗なテクニックで多額の投資金を集めて裏金を増やし、権力者たちに賄賂をばらまいてビジネスを拡大してきた。会長の悪行を追う知能犯罪捜査班のKim Jae Myung刑事(Gang Dong-won)は、Jinの側近である天才ハッカーPark Jang Goon(Kim Woo-bin)に司法取引を持ちかける。
 しかし裏切り者の存在を察知したJin会長は、大金を持って行方をくらませてしまった。1年後、Jin会長の遺体が海外で発見されたというニュースが報道されるが…。韓国犯罪史上最大規模の金融投資詐欺事件と言われる、実在の「チョ・ヒパル詐欺事件」を題材にしている。(作品の詳細はこちら


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機内上映第3弾。詐欺師に扮する白髪のビョン吉と彼の頭脳として活躍する天才ハッカーWoo-bin、そして彼ら2人を追うDong-won。とびっきり個性的な3人の華麗なる競演から、片時も目が離せませんでした。まずビョン吉の登場が、芝居がかっていて、まるで新興宗教の大集会に現れる教主だ。美しい彼に見とれ、彼の言葉に洗脳された庶民たちが、催眠術にかかったかのように挙(こぞ)って彼に投資する。Jinにしてみれば、笑いが止まらない。それが彼の狙いだから。

カッコイイだけの役者はもういい。今回のビョン吉は、悪に徹しております。詐欺師の強欲な嫌らしさや、傲慢な成金趣味を、隠そうともしない。この潔さは、成熟した役者魂でしょう。ええ、ビョン吉は悪役を演じると、水を得た魚のように生き生きしてくる。それほど濃い顔立ちではないのに、ど派手なファッションが憎らしいくらい似合う。衣装の下に隠れている、鍛え抜かれたナイス・バディの賜物だ。サングラスや携帯などの小物も、身体の一部のように馴染んでいる。彼のような詐欺師になら、騙されてもいいな。いえ、騙して下さい!しかし会長、やりすぎましたな。韓国でがっぽり巻き上げてマニラに高飛びし、今度はマニラ政府を相手に詐欺ですか。韓国内でやめておけばよかったんだよ。


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クールで冷静沈着な刑事。只者ではない。彼はJinの頭脳として働いている天才ハッカーに目をつける。彼をモグラにして、ワンネットワークのシステムを解明し、Jinが経営する投資会社や汚職にまみれた政財界を一網打尽にしようと画策するのだ。いいね、クールな彼もタイプです。


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主役3人の中では、2枚目半的な存在だったKim Woo-bin。好みの顔ではないが、ここぞと言うときに、ちゃんと決めてくれる頼もしいヤツだ。見応えのあるカーチェイスや銃撃戦あり、アップ・テンポでアクションも満載。妥当な結末で、もやもやが残らないのもいい。終わっても席に座って、エンドロールまでちゃんと観てね。


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by amore_spacey | 2017-09-15 00:23 | - Asian film | Comments(0)

タクシー・ドライバー (Taxi Driver)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 ベトナム帰りの元海兵隊員Travis Bickle(Robert De Niro)は夜のニューヨークをタクシーで流しながら、腐敗しきった世の中に苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるBetsy(Cybill Shepherd)と親しくなるが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。Travisの不眠症はますますひどくなり、心は荒んでいく一方であった。そんな中、彼のタクシーに突如13歳の少女Iris(Jodie Foster)が逃げ込んできた。ヒモらしい男Sport(Harvey Keitel)が彼女を連れ戻す。やがて闇ルートから銃を手に入れ 、自己鍛錬を始めたTravisに、ひとつの計画が沸き上がった。第29回カンヌ国際映画祭で、Palme d'Orを受賞。(作品の詳細はこちら


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機内上映第2弾。ベトナム戦争によるトラウマから、重度の不眠症に陥り、社会に順応出来ずに、孤独や絶望に苦しんでいるTravisに、カチッとスイッチが入った。彼の中に芽生えた独りよがりで狂気に満ちた正義感は、もはや誰にも止めることができない。


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自分の正義を貫き浄化作戦を完了したあと、Travisは何事もなかったかのように再びタクシーのハンドルを握る。そのシーンは冒頭に繋がり、負のスパイラルの中で回り続ける。出口が見えない、やりきれなさ。ひとときだけ英雄扱いされてチヤホヤされようが、彼の暮らしは変わらない。虚しさが残るだけ。


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実はこの作品を初めて観た。そして暴力への厭世感や矛盾に満ちた現実への、やり切れなさや絶望。殺伐とした街や人間の心情を、ここまでクールに淡々と演じたDe NiroやMartin Scorsese監督の優れた演出に、大きく揺さぶられた。暴走するTravisを批判しながらも、ある部分で共感している自分にハッとした。13歳のJodei Fosterの妖艶な美しさが印象的。


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by amore_spacey | 2017-09-14 00:15 | - Other film | Comments(2)

サルバドールの朝 (Salvador)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (81点)

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【あらすじ】 1970年代初頭、フランコ政権末期のスペインで、自由解放運動のグループに所属する25歳のSalvador(Daniel Brühl)は、不慮の発砲により若い警部を死なせてしまう。彼は正当な裁判を受けられないまま死刑を宣告され、彼の家族や仲間、担当の弁護士Arau(Tristán Ulloa)や彼の同僚たちは何とか処刑を防ごうと手を尽くすが…。(作品の詳細はこちら


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近代~現代スペインにあんな過酷な歴史があったなんて、この映画で初めて知りました。30年以上も軍事独裁政権が牛耳っていた?軍隊や秘密警察が、ついこの間まで普通に市民生活を脅かしていた?うわぁ、想像がつきません。

激動する歴史に翻弄される役を演じると、Daniel Brühlはじわじわと、しかし圧倒的な説得力で迫ってきます。チャラい役は似合わない。と言っても、主人公のSalvadorは革命の闘士になって、この国を変えてやる!ほどの意気込みはなく、当時の若者の間ではカッコイイことだった政治を熱く語ることで、少しだけ目立ち、人から一目を置かれたかった。


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Jesús刑務官(Leonardo Sbaraglia)が言うように、独裁打倒!を掲げつつも、お坊ちゃんの遊びでしかなかったのかもしれない。だからJesúsはSalvadorに、嫌悪感を抱いたのだ。そのJesúsは、父に宛てて書いたSalvadorの手紙の中に、肉親への愛や慈しみを感じ、共感を寄せ次第に友情を抱いていく。Salvadorの処刑を目の当たりにして、自分こそ権力の犬であったことを恥じ、「Francoは人殺しだ!」と思わず叫ぶ。


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絶望的な状況を熟知しつつも、Arau弁護士は最後まで信念を曲げず突き進み、Salvadorの隣で支え続ける。Salvadorと家族(特に姉妹とのやりとり)の愛情や友人たちとの友情…など、人間の良心に心を動かされ、この国にも救いや希望があるのを見ました。Daniel Brühlの1人祭りはとりあえず、これで終わります。


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by amore_spacey | 2017-09-13 00:05 | - Other film | Comments(0)