サルバドールの朝 (Salvador)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (81点)

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【あらすじ】 1970年代初頭、フランコ政権末期のスペインで、自由解放運動のグループに所属する25歳のSalvador(Daniel Brühl)は、不慮の発砲により若い警部を死なせてしまう。彼は正当な裁判を受けられないまま死刑を宣告され、彼の家族や仲間、担当の弁護士Arau(Tristán Ulloa)や彼の同僚たちは何とか処刑を防ごうと手を尽くすが…。(作品の詳細はこちら


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近代~現代スペインにあんな過酷な歴史があったなんて、この映画で初めて知りました。30年以上も軍事独裁政権が牛耳っていた?軍隊や秘密警察が、ついこの間まで普通に市民生活を脅かしていた?うわぁ、想像がつきません。

激動する歴史に翻弄される役を演じると、Daniel Brühlはじわじわと、しかし圧倒的な説得力で迫ってきます。チャラい役は似合わない。と言っても、主人公のSalvadorは革命の闘士になって、この国を変えてやる!ほどの意気込みはなく、当時の若者の間ではカッコイイことだった政治を熱く語ることで、少しだけ目立ち、人から一目を置かれたかった。


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Jesús刑務官(Leonardo Sbaraglia)が言うように、独裁打倒!を掲げつつも、お坊ちゃんの遊びでしかなかったのかもしれない。だからJesúsはSalvadorに、嫌悪感を抱いたのだ。そのJesúsは、父に宛てて書いたSalvadorの手紙の中に、肉親への愛や慈しみを感じ、共感を寄せ次第に友情を抱いていく。Salvadorの処刑を目の当たりにして、自分こそ権力の犬であったことを恥じ、「Francoは人殺しだ!」と思わず叫ぶ。


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絶望的な状況を熟知しつつも、Arau弁護士は最後まで信念を曲げず突き進み、Salvadorの隣で支え続ける。Salvadorと家族(特に姉妹とのやりとり)の愛情や友人たちとの友情…など、人間の良心に心を動かされ、この国にも救いや希望があるのを見ました。Daniel Brühlの1人祭りはとりあえず、これで終わります。


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# by amore_spacey | 2017-09-13 00:05 | - Other film | Comments(0)

キアヌ・リーブス、Moto GP観戦 (Keanu Reeves a Misano)

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Misanoで開催されたMoto GPで、Keanu Reevesが目撃された。やはりちょくちょくイタリアに来ているんですね。


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しかし・・・この髭、何とかなりませんかねぇ。髭を剃るのも面倒くせェ?服や帽子も、どこかで見たことがある。帽子は全く洗った形跡なし。2~3枚目に写っている他の人と同じ帽子なのに、醤油で煮たような色。


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ファンと2人でセルフィーしたのはいいんだけど、疲れていたのか?目が死んでます(汗) 髪もブラッシングした形跡なし。


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アドリア海はCesenaticoの某レストランで撮影されたKeanuは、夕ご飯を食べたあとだから?微笑んでます。


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# by amore_spacey | 2017-09-12 00:02 | My talk | Comments(0)

第74回ヴェネチア国際映画祭のアレッサンドロ・ボルギ (Alessandro Borghi)

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第74回ヴェネチア国際映画祭が、昨夜閉幕しました。コンペ部門の主な受賞は以下の通りです。日本勢は残念ながら、受賞を逃しました。

金獅子賞 The Shape of Water (by Guillermo Del Toro) メキシコ
審査員大賞 Foxtrot (by Samuel Maoz)
男優賞 Khamel El Basha (The Insult)
女優賞 Charlotte Rampling (Hannnah by Andrea Pallaoro) 
監督賞 Xavier Legrand (Jusqu’à la garde)
脚本賞 Martin McDonagh (Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)
審査員特別賞 Sweet Country (by Warwick Thornton)
マルチェロ・マストロヤンニ賞 Charlie Plummer (Lean on Pete)
*
さて個人的には、映画祭史上初めてパドリーノに抜擢されたAlessandro Borghiの衣装が気になったので、開催中の彼を追ってみました。いやぁ、目の保養になります、うふふっ。

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シンプルなTシャツでヴェネチアに登場。


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記者会見後
ジャーナリストを撮る。


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Roberta Pitroneと一緒に。


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エクステでルックを変えてみる。


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キラッキラなジャケット☆


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閉幕式はGucciで決めたるわ。


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# by amore_spacey | 2017-09-10 17:13 | My talk | Comments(2)

ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~ (The Zookeeper's Wife)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1939年、第二次大戦下のポーランド。夫婦でワルシャワ動物園を営み、愛する動物に囲まれて生活していたJan(Johan Heldenbergh)とAntonina(Jessica Chastain)は、ナチスドイツの侵攻に大きな不安を抱いていた。Janはナチスドイツがユダヤ人を弾圧するのを見て、Antoninaに動物園を彼らのための隠れ家にすると言う。強制居住区域に暮らすユダヤ人たちを救い出しては動物園にかくまう彼らだったが、次第にナチスドイツの警戒は厳しさを増し彼らにも危険が迫る。300人ものユダヤ人を匿い逃亡させたDiane Ackermanのベストセラーを映画化。(作品の詳細はこちら


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Daniel Brühlの1人祭り&機内上映第1弾。ホロコーストに動物ものを抱き合わせて、いかにも興行成績を狙った作品だ。その下心が、邦題に透けて見える。良いテーマを扱っているだけに、脚本や演出が散漫だったのが残念でした。だったら観なくてもいいのにって話になりますが、キャストにDanielの名を見つけてしまったから、その勢いで何となく観てしまったのでした。という言い訳はともかく、ナチスドイツへの不安や恐怖はそれなりに、ユダヤ人たちを救い出す夫婦の善意も、人間として当然のことをしたまでといったスタンスで、事実を淡々と描き出している。


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さてドイツ軍将校で動物学者Lutz Heckを演じたDaniel。彼はユダヤ人を弾圧する側に立つ人間だが、とても色っぽく綺麗な、そして人情味のあるAntoninaにすっかり入れ込んでしまう。彼も人間だから、特別な感情を持った相手がユダヤ人であろうが、何とか手を貸してやりたいと思うのは、ごく当然の成り行きだろう。しかし時は第二次大戦下のポーランド、Lutzにはドイツ軍将校としての任務がある。私情と任務の狭間で苦しんだ末、彼が選んだのは…。

基本的にDanielは性善説の世界の人だから、悪人にはなり切れない。どんなにワルぶっても、無理して演じているのが痛々しくて、観ていられないのだ。今回は脇役だったこともあるが、演技に隙がありすぎたのと、やっつけ仕事的に演じていたようにしか見えず、だったらこんな役を引き受けなければ良かったのに、と八つ当たりさえしたくなる。感動の実話かもしれないが、観る前からお涙頂戴的なキャッチフレーズを並べ立てられると、興冷め。


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# by amore_spacey | 2017-09-09 00:01 | - Other film | Comments(0)

ラヴェンダーの咲く庭で (Ladies in Lavender) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 1939年、イギリスはコーンウォール。静かな村にある海岸の屋敷に暮らす老姉妹Janet(Maggie Smith)とUrsula(Judi Dench)は、ある日海岸に打ち上げられた青年を発見した。負傷したAndrea(Daniel Brühl)という名のこのポーランド人を屋敷に運び入れ、医師を呼んで治療・養生・リハビリさせる。そんあ彼には類まれなヴァイオリンの才能があった。こうして彼が老姉妹の家で暮らすようになり、JanetやUrsulaの生活にちょっとした変化が訪れる。(作品の詳細はこちら


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今日からDaniel Brühl1人祭りを始めます(*^^*) 若くして夫を亡くした姉Janetと、たぶん1度も結婚しないまま現在に至った妹Ursula。この2人に扮したMaggieとJudiの共演(競演)が素晴らしかった。哀愁に満ちたヴァイオリンの音色も感動もの。音楽は言葉をこえる。姉には長女らしい分別があり、年齢相応のたしなみがあるのに、Andreaが来てから妹は、親愛の情をこえた特別な感情を彼に抱き、恋する乙女になってしまった。愛があれば、歳の差なんて…。何でもアリなご時勢だけど、やっぱりこれはないわァ。小説や映画の世界ならまぁいいが、現実にあったら、正直なところ、嫌だな。

以前も書いたように、Judi Denchの芸域の振り幅の広さには驚く。コワい子だわぁ。M女史から同性愛ものまで、何でもござれ。チワワのような目のMaggie女史は、とってもキュートな2枚目半。あんなおばあちゃまになりたいもんです。


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さてさて、Andreaだって鈍感じゃない。老姉妹の手厚い看護に深く感謝し、自分を見るUrsulaの特別な気持ちにも気づいている。けれど助けてもらった命を無駄にせず、自分の人生を歩んでいきたい気持ちもある。書置きする時間すらなく、後ろめたい思いを抱えて、姉妹を捨てるようにAndreaは立ち去った。

当時26歳のDaniel Brühlが、まるで少年のようで、Jude Denchでなくても惚れちまいます。看護だって何だってやります、うふふっ。目の覚めるようなイケメンではない。セクシーが売りの役者でもない。むしろ童顔&地味で、ちょっぴり憂いが漂う。不器用でゴツゴツした印象がある。けれど、彼の中から滲み出ている何かに惹かれてしまう。母性本能をそそられるのかしら?そんな彼(実際にはJoshua Bell)が演奏するLadies in Lavender(←音が出ます)を聴いていると、色々な感情が幾重にも折り重なり、苦しくなってきます。


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作品に流れる純粋で淡いトーンを吹っ飛ばしてしまうのが、肝っ玉かあちゃん的な屋敷の家政婦Dorcas(Miriam Margolyes)。Andreaとじゃがいもをむくシーンは愉快。「皮はこっちで、剥いたじゃがいもはあっち!」


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そして、こちら。ロマンチックなムードぶち壊しの、この魚のパイ。何、これ?魚の頭や尾がパイから飛び出ているなんて、ビックリ仰天です。家政婦のDorcasが有り合わせの材料で、適当に作ったパイかと思ったら、Stargazy pieって立派な名前のついた、伝説の惣菜なんですね。


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# by amore_spacey | 2017-09-07 00:30 | - Other film | Comments(0)