猫侍 南の島へ行く

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (60点)

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【あらすじ】 元加賀藩剣術指南役の斑目久太郎(北村一輝)は江戸での浪人暮らしを切り上げ、白猫の玉之丞を連れて斑目家に戻ってくる。彼は義母タエ(木野花)のあてこすりもどこ吹く風で、妻お静(横山めぐみ)や娘と暮らせる喜びをかみしめていた。そんな折、タエが土佐藩に仕官するための紹介状を持ち帰り、久太郎は玉之丞と共に土佐へと向かうのだが…。(作品の詳細はこちら


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一応あらすじを書いてはみたが……、これほど酷い作品は久しぶり。漂流した先で起きる事件が、面白くも可笑しくもなく、ギャグも寒すぎる。あれだったら、玉之丞や黒猫ヤムヤムの普段の姿を、ドキュメンタリーで見せてくれたほうが、どれだけよかったことか。北村さんと玉之丞の仲良しぶりは、相変わらずで、いなくなった玉之丞が見つかったときの、北村さんの表情が、演技ではなく、「はぁぁぁ、よかったぁぁ」と心から喜んでいるのが、じわ~っと伝わってきて、萌えました。


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そしてエンディング。まさかあの方が現地人の格好で、名曲の猫バージョンを熱唱してくれるなんて、予想外のサプライズでした。いや、確かに半端ない黒さで、現地人として違和感なし(笑)


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# by amore_spacey | 2017-06-15 01:08 | - Japanese film | Comments(0)

小さな巨人 第1部・芝署編 第1話~第5話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 エリートコースを歩む警視庁捜査一課の強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)は、ある出来事で、上司の小野田義信課長(香川照之)の裏切りに遭い、所轄に左遷された。そんな中、香坂の左遷の原因となった、ネットニュース最大手・ゴーンバンク社の中田和正社長(桂文枝)が誘拐される事件が発生した。
  捜査一課の時と同様に捜査をしようとする香坂であったが、これまで部下だった警視庁捜査一課長付運転担当の山田(岡田将生)に、「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」と釘を刺される。香坂のもとに残されたのは、問題だらけの所轄刑事のみ。はたして彼は窮地を脱し、捜査一課に返り咲くことはできるのか!?警視庁本庁と所轄の確執や激しい攻防戦を通して、警察内部の闇を描くエンターテインメントドラマ。(作品の詳細はこちら


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100%エンタメとして、突っ込み入れながら楽しく観ました。ハセヒロが好きで観始めたのに、気がついたら、限りなく黒い存在の香川照之の三白眼や胸焼けしそうな台詞まわし、そして有無を言わせない圧倒的な存在感に、ぐいぐい引き込まれてしまった。あの毒々しさが、もはや病みつき(苦笑) 『半沢直樹』の時より、顔芸や台詞に一段と磨きがかかり、怪物としてどんどん進化している。歌舞伎がかった大袈裟な言い回しは、、歌舞伎役者の本領発揮ってトコですかね。テレビドラマでありながら、舞台劇のようなインパクト絶大。しかしあれだけ顔の表情を難なく変えられるって、化け物だな。表情筋のストレッチ、私も頑張ろう。


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キリッとして三つ揃いスーツをまとい、美しい身のこなしのハセヒロが、悪や不正を暴く正統派の役どころで、これは眼福モノであります。そんな彼も、香川の顔芸に負けるな!と、渾身の顔芸を見せてくれ、ますます惚れました。顔がアップになるシーンが多かったせいもあるが、クールで涼しげな顔立ちのハセヒロが、眉間にシワを寄せたり、三白眼になったり、苦渋に歪んだり。今回はデコがほぼ全開で、スッキリ爽やか。その彼が詰め寄って、畳み込むように喋り切る姿は、爽快でスカッとします。香川とハセヒロの、100%の証拠、200%の覚悟、300%黒だ~!って言葉の応酬は、国民を舐めた幼稚園児レベルの国会討論そのもの。実際、組織の中ってのは、バカバカしい会議や書類や根回しが、ねちっこくはびこってるんだろう。


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仕事一筋のハセヒロも、家では気が抜けたビールのようで、あのゆるさも悪くない。外ではキリッ!家では、ゆるゆる。嫁や母親に突っ込まれて、目が泳いだり、最後のコロッケを母親に奪われたり、もたもたするハセヒロも可愛いな。これはあくまでも私の勘ですが、ハセヒロが醸し出す雰囲気は、Benedict Cumberbatchに似てないか?


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最初はハセヒロの味方なのか?敵なのか?グレーだった岡田将生。肌がつるんつるん、スベスベで、触りたくなる。若いっていいなぁ。彼も香川の顔芸に巻き込まれ、精一杯コワい顔をして見せるんだが、子どもの睨めっこみたいで、微笑ましい。


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安田顕は『下町ロケット』同様、今回も安定の渋い脇役で、彼の持ち味が出ている。刑事コロンボのようだが、髪を整えスーツを着てパリッとすれば、なかなかいい男じゃないか。そういえば彼は、『下町…』の頃から顔芸が得意でした。後半も出演者の顔芸バトルが、とても楽しみです。えっ、和田アキ子が出てるんですかー?


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# by amore_spacey | 2017-06-10 23:38 | - Japanese film | Comments(0)

マスター・オブ・ゼロ シーズン2 第1話&第2話 (Master of None season2 episode 1-2)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 イタリアへパスタ修行に来たDev(Aziz Ansari)は、モデナにアパートを見つけて暮らしている。ある日見知らぬ女性(Clare-Hope Ashitey)が困っているのを助けた彼は、彼女と一緒に食事をすることになった。しかしうっかり油断した隙に、携帯電話を盗まれてしまう。携帯を取り戻すため、泥棒をおいかけていくが、なかなか見つからない。ドタバタしながら暮らすDavは、友人の結婚式のために来伊した親友Arnold(Eric Wareheim)と、バッタリ町中で出会い、久々の再会に大喜びした。(作品の詳細はこちら


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シーズン1をまとめて一気に観たが、イマイチ面白さが分からず、何だかなぁな気持ちだった。が、シーズン2の舞台は、ここモデナ。しかもRiccardo Scamarcioが出てるし、前市長もカメオ出演。こりゃ、観ない訳にはいかないじゃありませんか。因みにモデナが舞台になったのは、第1話と第2話。第1話はモノクロ仕立てで、Vittorio De Sica監督の『自転車泥棒』を彷彿させるシーンがいくつかありました。


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このシリーズは、多民族国家アメリカならではの人種問題を、インド系アメリカ人Devの目線で、自虐的なギャグを絡めながら明るく風刺したコメディ。シーズン1はエミー賞に輝き、巷でもすごく面白い!と言われているんだけど、うーん、その面白さが今一つ分からない。たぶんあそこが笑うところなんだろうなというのは、ぼんやり分かるが、生暖かい目で見守っただけでした。というわけで、第1~2話だけ観みて、途中下車。申し訳ありません。


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おまけは休憩中のRiccardoの画像。デビュー当時はやんちゃ坊主で、何様?な発言を乱発して炎上したこともあったが、年月とともに味のある素敵な役者になりました。世界の舞台で、もっともっと活躍して欲しいと思います。


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# by amore_spacey | 2017-06-03 05:16 | - TV series | Comments(0)

レッド・ノーズ・デー・アクチュアリー (Red Nose Day Actually)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (90点)

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【あらすじ】 『ラブ・アクチュアリー』(2003年)に登場する人々の、14年後を描いた。(作品の詳細はこちら


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今年のレッド・ノーズ・デー(1985年から始まったチャリティー・イヴェントで、奇数年の3月に開催)のプログラムの中で、とりわけ注目されたのが、このショート・フィルムだった。イヴェント設立者の1人で、脚本家&監督のRichard Curtisが、彼の監督作品でもある『ラブ・アクチュアリー』の続編を作ってくれたんですから、ラヴ・アクが大好きな私としては、そりゃもう、テンションが上がるってもんです。

彼らのその後も気になるが、何よりも、あの素晴らしいキャストが、また私たちのところに帰ってきてくれた!それだけで、と~っても幸せ。某モデルのカメオ出演も、嬉しいサプライズだった。10分足らずの作品ですが、まるで同窓会に出たような懐かしさを覚え、うるうる。ああ、またラブ・アクを見直したくなってきたァ。


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Alan Rickmanと熟年夫婦を演じたEmma Thompsonは、出演を辞退した。「Alan Rickmanの死がまだあまりにも記憶に新しく、出演する気持ちになれない」と。同じような気持ちのRichard Curtis監督も、彼らの14年後をどう描いたらよいのか、良いアイデアが浮ばなかったという(涙)


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その代わりと言ってはなんですが、5月に追加された米国ヴァージョンには、Laura LinneyとPatrick Dempsey(ニューエントリー)のシーンが、追加されている。因みに去年のショートフィルムは、『ゲーム・オブ・スローンズ ミュージカル』でした。


 
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# by amore_spacey | 2017-05-28 23:37 | - Other film | Comments(0)

ハンバーガー帝国のヒミツ (The Founder) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (74点)

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【あらすじ】 1954年、シェイクミキサーのセールスマン、Ray Kroc(Michael Keaton)に8台もの注文が飛び込む。注文先はMac(John Carroll Lynch)とDick(Nick Offerman)のMacDonald兄弟が経営する、カリフォルニア州南部にあるバーガーショップ「マクドナルド」だった。合理的なサービス・コスト削減・高品質という、店のコンセプトに勝機を見出したKrocは兄弟を説得し、「マクドナルド」のフランチャイズ化を展開する。しかし、利益を追求するKrocと兄弟の関係は次第に悪化し、彼らは全面対決へと発展した。実話をもとにしたドラマを映画化。(作品の詳細はこちら


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今でこそマックのハンバーガーは誰もが知るありふれたファーストフードで、あまりにも当たり前すぎてそのルーツを考えたことすらなかったから、その意味ではとても興味深い作品だった。もともとはバーベキュー屋だったのが、注文を受けてからわずか30秒でハンバーガーを出すショップに生まれ変わるなんて、世の中がひっくり返るような出来事だったに違いない。

当時のドライブインのシステムも、なかなか興味深かった。車に乗ったまま注文したメニューを、ウェイトレスがトレイにのせて車ごとにサービスしてくれる。食べ終わったあとも、ウェイトレスが回収に来てくれたのかしら?車から一歩も下りなくても、車内で食事ができる。このアイデアだって、十分に画期的だ。


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MacDonald兄弟のハンバーガーショップで、Krocが初めてハンバーガーを注文して食べるシーンは、黒船が来航した江戸市民の脳内を見ているようで、なかなか愉快だった。ハンバーガーの入った紙袋を前に、Krocはあっけにとられる。トレイもなければ、フォークやナイフもないからだ。自己啓発書の元祖的な『積極的思考の力』というレコードを聞き、ビジネスの世界では成功した者だけが勝ち組!というモットーを叩き込んだ彼が、ハンバーガーごときに振り回され、脳みそを絞って真剣に考えるなんて、滑稽すぎるでしょ。


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このシーンを見て思い出したのは、1971年9月18日に初めて発売されたカップヌードル。カップに熱湯を注いで3分で食べられる。鍋も丼もいらない。販売当初は透明のプラスチックのフォークも付いていたから、箸も不要。お湯を沸かして注げば出来上がり!なんて、魔法のラーメンだった。上にのったフリーズドライの肉・エビ・卵・ネギは、あの頃からミニチュア・フェチだった私のハートを鷲づかみ。友人宅に遊びにいくと、おやつとして出してもらったこともあったなぁ。


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# by amore_spacey | 2017-05-24 04:07 | - Other film | Comments(4)