第一幕 【 RICHARD II (3)】

~リチャードの戴冠式から絶頂期まで~
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場内の照明が徐々におとされ、暗闇の舞台に青白いスポットライトがひとすじ、おりる。
舞台の奥、向かって右のドアが静かに開けられ、リチャード(ケヴィ~!!!!!って思わず心の中で叫んだ私)が登場。今日は彼の戴冠式。

青白いライトの中に光るデコが、ケヴィ登場の暗黙の合図でした。本当にテカッてたんだも~ん。厳粛な雰囲気の中で、アタシは思わずクスッと笑っちまった(^^;) デコ・ぴか☆の合図がなくても、彼が登場する前から、ビビッと来ていました。あれがオーラとか存在感というものなのであるな。

ケヴィの「リチャードII」は、シェークスピア劇を「舞台装置」も「衣装」も「言葉」も、現代に置き換えられた作品。戴冠式のシーンが唯一当時の衣装に近い形で再現され、あとはすべて私たちが暮らす21世紀 の日常に描きなおされていました。

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戴冠式のケヴィの衣装は、↑写真と同タイプの色違い。
ケヴィは、光沢のあるヴェルヴェットに鮮やかな黄色(金色?)の縁取り刺繍がほどこされたマントと服をお召しに、そして白いタイツに黒のバレーシューズをお履きになっておられました。白タイツ姿の国王ケヴィもいいね、いいね~。しかもふくらはぎの形が、これまたとてもよろしくて羨ましい限り。私のふくらはぎは子持ちシシャモなんだから(涙)シクシク

王冠が重いせいか?少々お疲れ気味であったのか?デコが押され気味で、ケヴィのつぶらな瞳がやや細長くなっておりました。が、これもご愛嬌(*^^*)

ああ、彼のvelvet voiceが劇場内に響き渡っております。
口の中でくぐもった喋り方をする人がいる中、彼の英語はとても分かりやすい、聞き取りやすい。はしょったり語尾をぼかしたりごまかしたりしないで、丁寧にはっきりと発音してくれるので、すんなり耳に馴染むのです。

「間」のとり方、呼吸の整え方、緊張と弛緩のタイミングが絶妙。
悲劇の中にも笑いは必ずある。戦争中といえども、みんなが毎日泣いて暮らしていたかというと、そうではなかったように(…と出兵した祖父や幼かった両親が申しております)。
涙を流す大笑いやバカ笑いではなくて、自分や今の世の中を振り返りつつ、「そう、そうなんだよなぁ」、つくづく共感できる静かな笑いであったり含み笑いであったり、苦笑自嘲だったり…なんです。

ああ、あのしなやかな手の仕草。。。
戴冠式、三種の神器を侍従から受け取る際のポーズがよい。手首の動きが指先の動きが繊細で優雅で実に美しいのですよ。もみじの手の私は、オクターブがぎりぎりやっと届く。ピアノを弾くにも一苦労しているノダ。ケヴィのあの細くて長い指が欲しい。あの手で私の頭をナデナデして下さいな(*^^*)

ああ、彼の横顔がとても綺麗。
鼻筋が通って、それがまた美しい。あの鼻筋に触れてみたい、かじりついてみたい。
私は左側(正面から見ると向かって右側)のプロフィールが好き。鼻ラインがよりくっきり美しく描き出される角度だと思うから(みなさんは?)。すいません、私、もうイッちゃってますが、止めないで下さい(笑) そして想像以上に肌の色が白い、陶器のような白さ。って、コレ、男性に対する褒め言葉になる…か?!(苦笑)

ああ、ケヴィのあの機関銃的な喋りが、ここにも。
「ザ・プロデューサー」のたたみかけるような喋りを、この舞台で私のこの耳でしかと聞きました。首筋の血管が浮いている。顔が紅潮!!そしてデコには汗がきらきら煌めく~☆ 私のハンカチで拭いて差し上げたい。

劇団四季の「コーラスライン」「キャッツ」以来の生舞台…、だから20年振りでした。生舞台の迫力というのは、こんなにも凄いものだったかなァ。躍動感や熱気が桁外れに違います。Old Vicは割合こじんまりとした劇場なので、第一幕終盤あたりから、舞台と客席の呼吸が徐々に一体化して、大喝采のうちに第一幕が終了しました。拍手をしながら、鳥肌が立つような感動をかみしめていた自分がいました。あっという間の1時間半でした。

休憩時間は、場内スタッフがアイスクリームの売り子さんに早がわり(笑) 怪我をしたおじ様の手当てをしているスタッフもいました。お隣に座ったおば様から、「あなた、日本からいらっしゃったのね。切符がとれたなんてラッキーよ。ケヴィンの舞台は本当に無駄がなくてタイトでメリハリがあって、いいわね…」 そのようなことを立て板に水のごとく話しかけられて、私はうなずくばかりでした。体格のよろしいその婦人のパワーに彼女の声に笑顔に、圧倒されてしまったというのが本音(^^;)

間もなく第二幕が始まりますよ~。アイスクリームなんか喰って喋ってる場合ぢゃないジョ♪^^
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ケヴィがいるこの場所に私も立ったの(*^^*) ケヴィがあなたの来場を待っています。



ケヴィの衣装になりたいと思う方は
↑これをぽちっと1万回(^^)
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# by amore_spacey | 2005-10-30 17:49 | Theatre | Comments(12)

Old Vic劇場内 【 RICHARD II (2)】

劇場入り口にはパンフレットや絵葉書販売のほか、ミニバーで休憩もできますし、地下にはトイレもあります。また劇場脇にはレストランが併設されているので、見終ったばかりの舞台の話に花を咲かせながら、ゆったりと夕食ができます。至福のひとときですね。
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客席入り口手前、向かって左手にある階段の壁には、ここで上演された劇のスナップ写真が飾ってあります。おおぉ、あれ↓に見えるは、ケヴィの「The Iceman Cometh」
(右の写真のブルー○で囲んだ部分を拡大したのが左の写真)

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Old Vicの外観は縦長でかなり大きな劇場ですが、劇場内(客席部)は意外に狭くこじんまりとしていました。舞台装置の奥行きが深いということですね。この日は写真↓に見える真紅の緞帳はなく、客席からはセットが見えていました。
劇場スタッフの一人に、「場内の様子を写真に撮ってもいいでしょーか?」と聞いたところ、「高齢者がとても多いので(確かに多かった。7割近くがじーちゃんばーちゃん!)、フラッシュに驚かれるかと思います。撮影はご遠慮下さい。劇場入り口で絵葉書を販売いたしておりますので、そちらをご利用下さいませ」 若いお兄ちゃんがウィンクして答えてくれました(*^^*) 残念だけど礼儀ですものね、デジカメをバッグに片付けました。
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テロ事件の影響で、入場前には厳重なボディーチェックや持ち物チェックがあるはず、と思っていましたが、チケットを見せただけ。クロークにコートを預けても預けなくてもOKで、あら~ん、ちょいと拍子抜け。 10月26日午後2時の部は、9割ほどの客入り、開演ぎりぎりになって飛び込んできた老若男女もいました。座席サイズはホビッツ・エミリアにも狭かったので、体格のよい英国の殿方には、さぞや窮屈であろうと思われました(^^ゞ

さあ、いよいよ第一幕の始まりです。(開始時刻午後2時35分)
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# by amore_spacey | 2005-10-29 00:16 | Theatre | Comments(8)

Old Vicの外観 【 RICHARD II (1)】

2005年10月26日(水)午後1時半ごろのOld Vic正面。
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Cut通りを挟んだ向かい側(写真手前)には、小さな広場があります。待ち合わせポイントに最適。私が劇場についたときその広場には、腰をおろしてサンドイッチやマックのハンバーガーを食べている若者グループがいました。「リチャード2世」のポスターは、Cut通りとWaterloo通りの角に掲示。 ↓↓↓ケヴィ、いい表情ですね(*^^*)
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↓2005年10月26日(水)午後5時50分ごろのOld Vic正面。。
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「リチャード2世」を観終わった若者のグループが、広場であーでもない、こーでもない!あのシーン最高!新顔俳優さん見っけ!(って言ってたかどうかは知らない…)、いつ終わるとも知れないお喋りの声が、風に乗ってどこまでも。ケヴィにもちゃんと届いたのかな?ケヴィ絶賛の声(^^)


↓これはおまけ。Old Vicのむかしの外観です。
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# by amore_spacey | 2005-10-27 20:53 | Theatre | Comments(6)

ジュード・ロウ

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自分が興味のある歴史の中の人物を演ずるということは、僕にとって非常に刺激的で役者冥利に尽きる。自分を通してその時代を人々に語りかけることができるなんて、とても素晴らしいことだよ。

【10の質問】
①好きな言葉は? パパ 
②嫌いな言葉は? ねばならない・追っかけ記者
③胸が躍るのは? 微笑み
④気が滅入るのは? 暴力  
⑤好きな音は? 聞き取れませんでした、ブヒブヒッ 
⑥嫌いな音は? 発情期の猫の鳴き声
⑦好きな悪態は? Fで始まるあの言葉(笑)
⑧やってみたい職業は? 作家
⑨絶対に就きたくない職業は? 法の世界
⑩天国の門に着いたら、まず神様に何と言われたい? 夕食は誰の隣に座るかね?

【私のひとりごと】
ジュード・ロウのあの澄んだ目がいい。あの瞳を初めて見たのは、「スターリングラード」の天才スナイパー、ヴァシリ・ザイツェフ。彼の集中力と圧倒的な存在感に否応なく引き込まれました。小柄でしなやかな動きに、強い意志を秘めた澄んだ瞳。いやぁぁぁ、私は惚れましたね~(*^^*) 生と死、喜びと悲しみが背中合わせに連なるストイックな状況下だったからこそ、ジュードとレイチェル・ワイズのあのシーンは、彼らの息遣いが聞こえるような生々しさで迫ってきました。あれほとエロティックなシーンはそうそうお目にかかれるものではありません。今どきのああいうシーンは、全部惜しげもなく見せるか、大胆にカットする…、これでは想像の余地がなくて、面白味がないではありませんか。

追伸
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# by amore_spacey | 2005-10-24 22:52 | Actors Studio | Comments(6)

理想の恋人.com

私のお気に入り度★★★★☆(78点)

バツイチ・子どもなし・ワンコ一匹の男女が、お見合いサイトで出会う。が、そのまま円満にハッピーエンドにはいかないラブコメ。
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とてもほのぼのとして爽やかな作品でした。さらっと系(あっさり系)俳優のダイアン・レイン&ジョン・キューザックに、脇役陣が大ベテランのクリストファー・プラマーを筆頭とする、舞台出身の役者たちが、大げさにならない演技で盛り上げていました。出会いのキーポイントになるワンコたちの演技も素晴らしいです!!(^^) ワンコが好きな方にはたまらないシーンが満載でございますよ~♪ コミカルな会話の楽しさも、この作品をお洒落にしっとり仕上げていました。
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この映画は、トム・ハンクスとメグ・ライアン共演の「ユー・ガット・メール」を思い出させるラブコメですが、「ユー・ガット…」は、独身男女の可愛らしいラブコメ色がとても強く、メグの少々過剰なキャピキャピ演技が鼻についた…かな?!公式サイト

私のひとりごと
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# by amore_spacey | 2005-10-24 01:04 | - Other film | Comments(10)