アメリカン・ビューティー① (American Beauty)

私のお気に入り度 ★★★★★(92点)

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「僕は42歳、もうすぐ43歳になる。が、その前に死ぬことになるだろう。いや、ある意味ではすでに死んでいるのかもしれない。」冒頭のシーンのあとに続くレスター(=ケヴィ)のこの台詞。「俺もそうだよ、ふぅ~(ため息)」とうなだれている方…いらっしゃいますか?^^;



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広い庭の一戸建てで、はたから見れば何不自由なく暮らしているバーナム家。しかしどうもそうではなさそうな気配。成熟した男が一家の大黒柱である男レスターが、家族からは粗大ゴミ扱い、会社では真っ先に肩叩きされる。妻はガーデニングと自分のスケジュールで頭がいっぱい、思春期真っ只中の一人娘ジェーンは、汚いものを見る目つきでレスターを敬遠する。ったく最低の人生だよっ!!(怒)



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半ば死んだような単調でひどく退屈なレスターの暮らしに、やがて一筋の光がさし込む。「彼だってもう少し筋肉がついたらとってもセクシーじゃない、ウフフッ」という娘の女友だちアンジェラの一言が、レスターの生活を一転させてしまうのですね。


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その日からトレーニングを開始、肩叩きされた雑誌会社には脅しをかけて自主退職したあと、さっさとハンバーガーショップの店員におさまる。


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若い頃よく聞いていたピンクフロイドを聞きながら、マイカーの中でノリノリに歌っちゃうお父ちゃん♪^^ 隣に引っ越してきた家族の一人息子リッキーからは定期的にドラッグをもらい、長年欲しかった真っ赤なスポーツカーを勝手に買ってしまうレスター。


心が不安定で揺れ動く思春期の女の子の気まぐれな一言が、中年男をこんなにも狂わせてしまうもの?夫曰く「おだてだと分かっていても、まぁ、悪い気はしないよな。あそこまでプラトニックに思いつめるかどーかは、人それぞれだけど」 中年男をここまで駆り立てるものって?!


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大変身したレスターがアンジェラをとうとう自分のものにできる、夢にまでみたその瞬間、まさにその瞬間、自分の前にいるアンジェラが実はバージンで、ちょっとつっぱってるだけの世間知らずな女の子だったということを知らされる。「一体俺が見ていたものって、何だったんだ?」 脱力~ _| ̄|○||| 力のない自嘲気味の笑いで、現実に戻るレスター。ああ、なんて切ない表情をケヴィは浮かべることができるのでしょう。恋に恋するまなざしから一転して、自分の娘をいたわるような慈しむようなあのケヴィのまなざしが、心に突き刺さります。そんなケヴィを私は大地のような優しさで包んであげたい。このあと「僕のちっぽけな人生」は銃声とともに終わってしまうのだけれど、レスター自身は、まぁ、悪くない人生だった、と思っているのでしょうか?!


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★この作品でケヴィはオスカー主演男優賞受賞★

【関連記事】アメリカン・ビューティー②
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# by amore_spacey | 2005-12-13 23:39 | Kevin Spacey | Comments(16)

ヤング・フランケンシュタイン (Frankenstein Jr.)

私のお気に入り度 ★★★★★(98点)

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「フランケンシュタイン」(原作:メアリー・シェリー)のパロディ版。
これは現代映画史上の永久保存版にしておきたい名作です(^^) 何よりモノクロ仕上げになっているのがよい。メルブルック・コミック(メル・ブルックスとも言われますがどっちが正しいの?)、いや、現代コミック作品の中ではベスト3に入るでしょう。
(以下ネタバレあり)


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著名博士フランケンシュタインを曽祖父に持つフレデリック博士には、どんぐりまなこのジーン・ワイルダー。強気発言・寛容発言をしておきながら、前言撤回の名人であるね。


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ぎょろ目のマーティン・フェルドマン。メイクだと思っていたらアレが彼の目であった(驚) 背中のこぶが右に行ったり左にいったりと、固定されていない不思議なせむし男。フランケンシュティンの真似がうまいっス。


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目の見えない一人暮らし老人vs怪物のシーンは抱腹絶頂(≧∇≦) あの爺っちゃんがジーン・ハックマンだっただなんて、見覚えのある顔だなぁと思いつつ、字幕を見るまで彼とは気がつかなかったなぁ。いやぁ、参った!目が見えないから、スープがうまく皿に入らず、怪物の○○○を直撃!!(爆) 「乾杯~♪」シーンで、ワインの入った怪物のコップに自分の鉄のコップをぶち当て、粉々!!(爆) 涙を流して笑ったアタシ(≧∇≦) 
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フランケンシュタイン博士の自称愛人(*^^*)という兵隊のような夫人。彼女が真面目になればなるほど、面白可笑しさが増幅されます(笑)


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右手が義手の警官。何を喋ってるんだかよく分からない人。ダーツでは汚い手ぇ使って。



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# by amore_spacey | 2005-12-09 15:42 | - Other film | Comments(8)

エド・ノートン (Ed Norton)

e0059574_3102990.jpg【印象に残った言葉】
舞台は大好きだ。それは役者に勢いや強さを与えてくれるから。 … 他の役者や監督の話すことに耳を傾けることは、演技の練習をする以上に大切なことだとボクは思っている。他人の話が聞けないような役者はダメだ。

【10の質問】
①好きな言葉は? サムライ 
②嫌いな言葉は? …のような(曖昧な言い方)
③胸が躍るのは? 
④気が滅入るのは? エゴイズム  
⑤好きな音は? ワンコがくーんと甘える声 
⑥嫌いな音は? 人の泣く声
⑦好きな悪態は? …
⑧やってみたい職業は? パイロット
⑨絶対に就きたくない職業は? ファイナンス関連
⑩天国の門に着いたら、まず神様に何と言われたい?
 キミの愛する人々はみんなここにいるよ

【私のひとりごと】
小柄でスリムなエド。ふっと見せる表情が、ある時はダスティン・ホフマンに、またある時にはゲイリー・オールドマンに、さらにまたある時にはジョン・キューザックベッカムに似ていたりする。役柄によってはケヴィン・スペイシーさまにも。七変化のカメレオン俳優?!


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「The Italian Job」「The 25th Hour」「Fight Club」のDVD3本を手元に持っていながら、実はまだ1つも観ていない(^^;) 彼にとても魅力を感じるから、それが裏切られた時が悲しいし(いやぁ、そんなことは絶対にないとは思うのだけど)、手元にあるからも少し寝かせて熟成させてから観るのもいいかな…と(∂。∂?) エドはケヴィのような、それ以上の役者になって欲しいなぁと思う。


エドと一緒に舞台に立ちたいと思う方は
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# by amore_spacey | 2005-12-06 03:24 | Actors Studio | Comments(8)

Good Bye Lenin! (グッバイ、レーニン!)

私のお気に入り度 ★★★★☆(95点)

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東西ドイツの統合前後(瞬間)の様子を、東ベルリンに暮らす一家族の視点から描いたところに、この作品のよさがあるように思います。何よりも息子アレックス(ダニエル・ブリュール)とその母親クリスティアーネ(カトリーン・ザース)の暖かい心の通い合いが全体を包み込んで、私たちを優しい気持ちにさせてくれる。母親を混乱させないため、あの手この手と必死に駆け回るダニエル・ブリュールが、一途で誠実で母親思いの青年を好演し、鑑賞後とても爽やかな雰囲気に浸りました。


e0059574_224677.jpgベルリンの壁崩壊に至る経緯や、東西ドイツ統合に関する歴史的な説明や描写を一切つけなかったのは、監督の狙いだったのでしょう。一市民にとっての壁崩壊という捉え方は、私たちの日常生活に置き換えて観ることができる。庶民レベルで、分かりやすかった。東ベルリンという近いようで遥かに遠かった街を、ぐっと身近なところにまで引き寄せてくれたような気がします


e0059574_233317.jpgヤン・ティルセンのピアノ曲がこれまたいい。寂しげで心細いメロディー(←音が出ます)なのに、何だかその曲想がクスッとおかしい。『アメリ』でも彼独特の威力を遺憾なく発揮していました。


e0059574_24486.jpg臨時合唱隊やピクルス入れ替え作業や、架空のTVニュース製作や、撤去されたレーニン像が空中運搬される様子や、紙くず以下になった瞬間の旧東ドイツ紙幣…と、ユーモラスなシーンを挙げればきりがありません。


e0059574_243224.jpg母親のピクルスの食べっぷりにはビックリしました。サンドイッチやつけ合せに、薄くスライスしたピクルスというのはお馴染みですが、彼女のように瓶から1本取り出して、丸ごとポリポリ食べちゃうなんて…、斬新。

製作国:Germany
初公開年:2002年
監督:Wolfgang Becker
音楽:Yann Tiersen
キャスト:Daniel Brühl, Katrin Saß, Chulpan Khamatova, Florian Lukas, Alexander Beyer, Burghart Klaußner ...


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# by amore_spacey | 2005-12-02 02:08 | - Other film | Comments(14)

Xmas懸賞クイズ

今年も残すところ1ヶ月になりましたね。何かと気忙しい日々ですが、ちょいと一息ついて頂くために、こちらのブログにいらして下さる方々には懸賞クイズを企画いたしました。正解者にはXmasのお菓子が当たりますョ(^^) お気軽にどしどし応募下さいね。


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【問題】…①②③の俳優は誰? ④のシーンが出てくる映画のタイトルは?
【ヒント】…①②は男性③は女性です。④は私が初めて映画館で見た洋画
【応募方法】…コメント欄に解答を記入。
【締め切り】…2005年12月20日(火)の午後11時(日本時間)です。
【解答の得点】…①正解5点 ②正解10点 ③正解10点 ④正解20点 
【当選者発表…】…合計得点の一番高い方をブログ上で発表させて頂きます。接戦の場合には抽選で1名様を選ばせて頂きますのでどうぞご了承下さいませ。


賞品は私がいただき~っ!という意気込みの方は
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# by amore_spacey | 2005-11-29 04:49 | My talk | Comments(21)