Io che amo solo te

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 プーリア地方はプリニャーノ。50歳になるNinella(Maria Pia Calzone)とDon Mimi(Michele Placido)は、若い頃に大恋愛をしたが結婚できなかった。しかし運命は思いがけないプレゼントをしてくれる。彼女の娘Chiara(Laura Chiatti)と彼の息子Damiano(Riccardo Scamarcio)が、めでたく結婚することになったのだ。順調に式の準備がすすめられ、ついに結婚式当日を迎える。Luca Bianchini.の小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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久しぶりのイタリア映画。本作品は若い2人の結婚式までの3日間を描く。運命は時に、思いがけないプレゼントをしてくれるが、この手の話は漫画や小説や映画で語り尽くされているので、それほど目新しくはない。この作品の面白さは、結婚する主役の2人を取り囲む、家族や友人・知人たちの濃いキャラクターや、舞台となったプリニャーノの町や海の美しさにある。


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主役を演じるLaura ChiattiとRiccardo Scamarcioは、共演作品が多いせいか、まるで2人の私生活を垣間見ているように自然だ。デビュー当時のRiccardoはカッコつけすぎで鼻についたが、最近の彼は肩の力がいい具合に抜けてきて、ラブコメもなかなか面白い。昨年Valeria Golinoと別れたRiccardoは、Lauraと本格的に付き合っているのかしら?

因みにRiccardoの元カノValeriaは、14歳歳下のプロデューサーと、それが破局したあと、現在は23歳歳下の彼と付き合っている。どっちもRiccardoの友だちなんだけど、元カレの友だちから彼を調達するValeriaってどうなの?


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大事件は起きないが、やっかいで面倒な親戚や友人たちが揃い、ネタには事欠かない。結婚前から未来の姑2人が、花嫁の衣装を巡ってバトルを繰り広げたり、式を控えた花婿がこともあろうに、一夜限りの浮気をしたり(おいおい)…

花嫁には何と!服役中の叔父Franco(Antonio Gerardi)がいる。しかも半日の出所許可をもらって式に出席するらしい。世間体を気にする花婿側から、「とんでもない」「欠席させろ!」 花嫁の叔母Dora(Luciana Littizzetto)は、噂話が三度のメシより好きで、ひっきりなしにお喋り。こんな人が身内にいたら、ホントに疲れるが、私の身内にもいる、いる。面倒くさい人で、可能な限り顔を合わせたくないデス。


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そして花婿の弟Orlando(Eugenio Franceschini)が、実はゲイだった!しかし世間体を気にする母のため、Daniela(Eva Riccobono)を彼女として連れて来るが、彼女はレズビアン。しかも弟は、式の祝辞でカミングアウトする暴挙に出たから、さあ大変!

でもこのドタバタ劇が、静かに収束する。愛し合っても結婚できなかったNinellaとDon Mimiが、最初で最後のダンスを踊る。そして式の後Dom Mimiが求愛するも、「これ以上望むものはないくらい最高に幸せ。素敵な思い出にしておきましょう」と言って立ち去るNinellaが、毅然として素晴らしかった。賢明な決断でしょう。これをみて、また夏のプーリアの真っ青な空と空、そして真っ白な家並み、この景色を見に行きたくなってきました。


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# by amore_spacey | 2017-03-12 02:01 | - Italian film | Comments(0)

ヒュー・ジャックマン、エンツォ・フェラーリか?(Hugh Jackman)

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Hugh Jackman主演のLoganが、3月1日からロードショーで、評判通りなかなか良いようです。さてMicheal Mann監督の『Enzo Ferrari』(エンツォ・フェラーリ)で、Ferrariの創始者Enzoを、Hughが演じることになるかも?現在交渉段階で、Hughが積極的な姿勢を示しているとの情報を得ています。(詳細はこちら


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Enzoの妻Lauraは、Noomi Rapaceに決定ですが、ネガティブな意見もちらほら。


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監督は2年前Christian Baleに打診したが、「ぇえーーっ、またオレに太れって言うの?」「冗談じゃないよ、確かに仕事の一部だけど、オレはもう、やだ!」と言ったかどうかは知りませんが、役作りのための体重増量による健康上の懸念で、ロケ地のモデナを訪問したあと降板することを発表し、熱狂的に盛り上がったモデナ市民をがっかりさせました。もしHughがOKしたら、ロケのためモデナに来て、長期滞在するってことよね。きゃ~、そうなったら、めちゃくちゃ嬉しいなぁ。


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# by amore_spacey | 2017-03-10 01:14 | My talk | Comments(0)

ジョン・スノウ、ナポリに登場 (Kit Harington a Napoli)

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John Snowを演じるKit Haringtonが、D&Gの男性用パフュームThe OneのCMロケのため、桃の節句の3月3日ナポリに現れました。噂を聞きつけたファンが大挙押し寄せ、セルフィー&サインの嵐!その熱気に一瞬怯んだものの、可能な限りセルフィーやサインに応じていました。


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ナポリ旧市街の広場で撮影(来週いっぱいかかるとのこと)、女性のエキストラが沢山いるらしい。私も行きたかったな。


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ナポリのおばちゃんたちから、あれ食え、これ食えと大盤振る舞いされて、思わず笑いがこぼれる(その時の模様)。オフの時は熱狂的なファンやナポリの熱気や濃い人情に包まれ、地元のトラットリアでイタリアンに舌鼓を打ち、ナポリの暮らしを楽しんでいる模様。さてGame of Thrones season7が、いよいよこの夏スタートすることになりました。Jon Snowの活躍が楽しみです。


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# by amore_spacey | 2017-03-05 00:00 | My talk | Comments(2)

2017年アカデミー賞授賞式のJimmy KimmelとMatt Damon

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今年の授賞式は前代未聞のハプニング(作品賞受賞が『ラ・ラ・ランド!』から『ムーンライト』に訂正)に驚きましたが、2005年から始まったJimmyとMattの確執は、ブレることなく続行中。今回はJimmyが司会者で優位に立ち、Mattいじりは授賞式前から始まっていた。これが幼稚園レベルで、可笑しすぎる(⌒▽⌒)アハハ!

「もしJimmyが何かしたら、僕も応戦しようと思っている」と授賞式前のインタビューで予告したように、Jimmyから数々の砲弾を浴びたMattは、会場内の客席を歩くJimmyの前に足を出して、小さな仕返しをした。(その時の模様


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そして脚本賞の発表。プレゼンターは、長年の親友であり、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の名コンビ、Ben AffleckとMatt。しかしMattの名前はなく、「Ben Affleck とゲスト」と紹介されただけ。しかもMattがスピーチを始めると、ステージ下のオーケストラボックスで指揮するJimmyが、オーケストラに音量を上げさせ、Mattの邪魔をする。(その時の模様

脚本賞に輝いたのは、Benの弟Casey Affleckが初の主演男優賞を受賞した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』だった。当初はMattが、プロデュース・監督・主演を務める予定だったが、スケジュールの都合により、「主演はCaseyしかいない」と言って、Caseyを抜擢。Mattはプロデューサーを務めた。


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Mattいじりで授賞式を閉幕させようと考えていたJimmy。「実は作品賞の発表後にも、ちょっとしたMattいじりの余興を用意していたんだが、あのハプニングがあったので自粛したんだ」と、授賞式終了後のインタビューに答えている。ああ、だから作品賞受賞発表の時に、Jimmyは客席に下りて、Mattの隣に座っていたのね。JimmyとMattの確執は業界内でも有名だが、いつまで続くのか?気になるところです。


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# by amore_spacey | 2017-03-01 00:19 | My talk | Comments(0)

ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 (Jackie)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 1963年11月22日、テキサス州ダラスでパレード中、夫John・F・Kennedy大統領(Caspar Phillipson)が、群衆とファーストレディJacqueline Kennedy(Natalie Portman)の目前で暗殺された。しかし愛する夫の死を悲しむ暇もなく、葬儀を執り仕切り、代わりに昇格する副大統領の大統領就任式に立ち会い、更にホワイトハウスから出て行かなければならない。また事態を飲みこめない幼い二人の子供たちへの対応に苦しみ、夫の命を奪った犯人に怒り、様々な感情がJackieを襲う中、何よりも彼女の心を占めたのは、暗殺されるや否や夫が「過去の人」として語られることへの憤りだった。(作品の詳細はこちら


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銃声のあと、後部トランクに上がったJackie、大統領夫妻を守るべくシークレット・サービスが後部トランクに駆け上がる。世界中を震撼させたKennedy大統領暗殺の映像は、私たちの脳裏に刻印され、そこで時間は止まったまま。あの後も、夫妻を乗せた車が病院に向かって走り続けていった現実を、私たちは知らない。その後のJackieについて私が知っているのは、ギリシャの実業家Onassisと再婚したことだけだ。育ちがよく気品があり才色兼備で当時のファッション・リーダーだった。今でも彼女のグラビアが出され、知性と気品のある女性をJackieに例えられるが、どれだけ贔屓目に見ようとしても彼女に好感が持てない。


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本作は、極度に断片化されたJackieの個人史、暗殺から葬儀までの4日間を彼女がどんな思いで過ごしたのか、ジャーナリスト(Billy Crudup)が迫る。暗殺事件を歴史的な視点で捉えた作品と異なり、4日間のJackieの心の動きを追うスタイルは興味深い。

あんな過酷な状況の中でさえ、ブレることなく、妻として母としてファーストレディとして、彼女は使命を全うした。身も心もバラバラになりそうな彼女を辛うじて支えていたのは、自分の使命。悲しみよりも優先することがある。夫の名が後世まで語り継がれるかどうかは、私の采配にかかっている。夫が築き上げたものを、単なる過去には決してさせない。この私が、夫を伝説にしてみせる。そしてその使命の底に、悲劇のファーストレディの姿を映画のように人々の心に焼きつけ、永遠に語り継がれていって欲しいというJackieの願望も、見え隠れする。新しいアメリカ、新しいホワイトハウスのイメージに奔走したという彼女らしい、一世一代の演出だったに違いない。

そんな彼女を演じたNatalie Portmanは、Jackieを研究し尽くして作品に臨んだだけあって、申し分なかった。良い意味での生真面目さがあり、残された記録や映像などをもとに、知られざるJackieの素顔を忠実に再現したのは素晴らしい。が、それ以上でもそれ以下でもなかった。Natalieの優等生的な演技よりも、Jackieが過ごした4日間や、ジャーナリストの控えめながら的を得た問いに惹きつけられた。ところで・・・Johnson副大統領の大統領宣誓が、エアフォースワン機内!で行われたとは、知りませんでした。Jackieは一体どんな気持ちで、就任式に立ち会ったのでしょう。


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# by amore_spacey | 2017-02-25 00:25 | - Other film | Comments(2)