タグ:仲代達矢 ( 8 ) タグの人気記事

天国と地獄

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

e0059574_0341347.jpg
【あらすじ】 ナショナル・シューズの権藤専務(三船敏郎)は、自分の息子と間違えられて運転手・青木(佐田豊)の息子が誘拐され、身代金3千万円を要求された。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して3千万円を用意する。無事子どもは取り戻したが、犯人は巧みに金を奪い逃走してしまい、権藤自身は会社を追われてしまう。Ed McBainの小説『キングの身代金』(1959年、「87分署シリーズ」の1つ)に触発された黒澤監督が、映画化した作品。


e0059574_0343092.jpg
e0059574_0344441.jpg
仲代達矢の1人祭りは、これで終わり。志村喬・三船・仲代・三橋達也・香川京子などの主役級はさておき、クレジットに名前こそ出ているものの、その他大勢にまとめられた役者の中には、その後素晴らしい主役や脇役になった者がたくさんいる。木村功・加藤武・江木俊夫(子役!)・名古屋章・千秋実・北村和夫・浜村純・西村晃・東野英治郎・菅井きん・大滝秀治。小さい頃、両親が観ていたドラマの中に出ていた役者たちだ。

私の中ではずっとおじいさんだった大滝秀治が、めっちゃイケメンでビックリ。おばあさん役しか知らない菅井きんも、当時37歳で女盛りですよ。権藤の子どもは、何とフォーリーブスの江木だった。特急こだまなんてのがあったんだぁ。公衆電話ボックスやダイヤル電話。ごちゃごちゃした街並みや油で汚れた町工場などなど、昭和の風景やアイテムにも目が釘付け。ストーリーとは関係ないところに気をとられて、肝心の話のほうが手薄になってしまった。


e0059574_035028.jpg
e0059574_0351025.jpg
権藤家の応接間の息が詰まるような緊迫した状況から、特急こだまでの身代金の受け渡しのシーンを境に、話は躍動感を帯びはじめ、誘拐された子どもは?身代金は取り戻せるのか?犯人は?その動機は?と、前のめりになって観た。


e0059574_0352532.jpg
e0059574_0353661.jpg
叩き上げで築いた製靴会社から追われるが、再び小さな製靴会社を始めることになる権藤。捜査担当主任のエリートで、確実に死刑にするため敢えて犯人を泳がせて逮捕する戸倉(仲代達矢)。死刑など怖くないと強がりを見せるが、結局は頭を抱えて叫ぶ竹内(山崎努)。彼らをみていると、私たち人間が抱く複雑で割り切れない感情や本当の強さについて考えてしまう。それにしても、あの尾行はまずい。すぐにバレちゃうでしょう(苦笑)


[PR]
by amore_spacey | 2017-09-06 00:35 | - Japanese film | Comments(0)

切腹

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

e0059574_130514.jpg
【あらすじ】 寛永七年十月、彦根藩井伊家の上屋敷に、津雲半四郎(仲代達矢)と名乗る浪人が現れ、「切腹のためお庭拝借」と申し出た。生活に困窮した浪人が「切腹する」と言っては、庭や玄関を汚されたくない人々から金品を巻き上げることが流行っており、家老の斎藤勘解由(さいとうかげゆ、三國錬太郎)は、数ヶ月前にやってきた千々岩求女(ちぢいわもとめ、石浜朗)という若い浪人の話を始めた。家老が切腹の場を設けてやると言い出すと、求女は狼狽したあげく、竹光で腹を切った上に舌を噛んで絶命したと。話を聞いた半四郎は、求女は自分の娘婿であることを告げた。1963年に第16回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞。


e0059574_13182.jpg
e0059574_1312271.jpg
e0059574_1313456.jpg
仲代達矢の1人祭り。仲代達矢が演じる津雲半四郎の、異様な落ち着きぶりや存在感。そして淡々とした彼の語り口や狂気と紙一重の眼差し。この男はいったい何者なんだ?もう彼から目が離せなくなってしまった。全く蟻地獄のように恐ろしい子です、仲代達矢という役者は。

領主に対し問答を始めるなど、身の程知らずと言える行為だが、恐ろしい子@仲代達矢は無礼を承知で、わが身を明かし、育て親として千々岩の無念の思いを汲んでやる。時おり不敵に笑う、謎めいたど迫力には、家老でなくともたじろいでしまう。しかしそこは井伊家の家老、内心の焦りなど微塵も見せず、堂々と渡り合っていく。先が読めない2人のやりとりの、この緊迫感が堪らない。まるでミステリーのような展開だ。


e0059574_1315225.jpg
e0059574_132665.jpg
e0059574_1321954.jpg
静かなシーンが淡々と進んでいくが、もちろん殺陣もある。特に仲代と丹波の一騎打ちは、カッコよく美しく、見ごたえ十分。ここからフィナーレに向かって、驚くべき展開が待っている。誰が正しいか?武士道とは何なのか?その答えには、各々のモラルや立場や考え方が、如実に反映されるだろうと思う。


e0059574_132333.jpg
当時29歳の仲代、あの老成した演技に深く感動した。彼の娘を演じた岩下志麻が、当時20歳。9歳しか違わない父娘なのに、全く違和感がなかった。いやはや、仲代様には恐れ入りました。


[PR]
by amore_spacey | 2017-09-05 01:35 | - Japanese film | Comments(0)

春との旅

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

e0059574_0441597.jpg
【あらすじ】 足の不自由な元漁師の忠男(仲代達矢)と仕事を失った18歳の孫娘・春(徳永えり)は、忠男の生活の面倒を見てもらおうと疎遠だった親類縁者を訪ね歩く旅に出る。親族との気まずい再会を経るうちに、忠男はこれまで避けてきた過去と向き合わざるを得なくなる。そんな祖父の葛藤(かっとう)を間近に見ていた春にも、ある感情が芽生えていく。


e0059574_0443196.jpg
e0059574_0444417.jpg
e0059574_044568.jpg
仲代達矢1人祭り。何となく『東京家族』を彷彿させるが、こちらは傲慢で我儘で甘ったれな男が、老後の面倒をみてもらおうと、身内を訪ね歩く話だ。舞台役者だけあって、仲代達矢の演技はいささか大袈裟だが、彼の存在感には圧倒された。特に台詞のない場面での微妙な表情の変化は、経験に裏付けられ真に迫る。

脇役も素晴らしい。兄夫婦(大滝秀治と菅井きん)、弟の内縁の妻(田中裕子)、彼女と同じアパートの住人(小林薫って、すぐには分からなかったよ)、旅館を切り盛りする姉(淡島千景の肝っ玉姉さんぶりに惚れた)、不動産で羽振りがよかったはずの弟夫婦(柄本明と美保純)、春の父(香川照之)と再婚した妻(戸田菜穂)。主役レベルが勢揃いじゃないですか!


e0059574_0452022.jpg
さていきなり訪ねて来られた側は、玄関先で追い払うことも出来ず、対応に困ってしまう。が、一応部屋にあげて、忠男の話を聞く。そして面倒をみることはできないと、皆口を揃えて言う。決して薄情ではない。面倒をみてやりたくてもムリなのだ。柄本明との喧嘩、あれは子どもレベルで面白かった。家族や失業や高齢化など、厳しい現実を取り上げつつ、微妙に歯車の合わない2人が醸し出す、ちょいトボけた空気のお陰で、重苦しさが薄められたように思う。


e0059574_0455828.jpg
e0059574_0461196.jpg
旅を通しておじいちゃんと身内の関係をみているうちに、今度は春自身が実父に会いたくなり、後半で春の家族のことや、辛い事実が明らかになる。春の父親を演じた香川照之が、すごく良かったなぁ。顔芸合戦やキャッチコピーのような名台詞を連射する役より、むしろ地味で平凡な男や脛に傷を持つ男を演じたほうが、彼の持ち味をじっくり味わうことができる気がする。哀愁を漂わせた彼の背中や横顔が、胸に突き刺さった。


[PR]
by amore_spacey | 2017-09-04 00:49 | - Japanese film | Comments(0)

人間の條件 全6部

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

e0059574_0255299.jpg
【あらすじ】 1943年、満州に送られることになったエンジニアの梶(仲代達矢)に、妻の美千子(新珠三千代)はついて行く決心をした。梶の任務は、鉱山労働者として働く中国人の囚人たちを監督することだが、そこは高圧電流の流れる鉄条網に囲まれ、まるで収容所のようだった。悪条件の下で働く囚人たちをみて、梶は少しでも人間的な環境に改善できないか、上司に掛け合うが…。
 第1部・第2部では梶と親友の影山(佐田啓二)や同僚の沖島(山村聡)、第3部・第4部では梶と新城一等兵(佐藤慶)や丹下一等兵(内藤武敏)、そして第5部・第6部では梶と寺田二等兵(川津祐介)らとの係わりを中心に、戦争における人間性を描く。(作品の詳細はこちら


e0059574_026568.jpg
e0059574_0262032.jpg
北大生だった叔父が、映画のエキストラ出演したことがある。と聞いていたが、この作品だったとは。小遣いを稼ぐため、北大生がこぞって応募したらしい。9時間31分という長編大作にもかかわらず(私は3回に分けて)、最後まで食い入るように観た。

梶の妻を演じた新珠三千代(実に美しい)や佐田啓二(中井貴一の父)をはじめ、小沢栄太郎・小松方正・山村聡・佐藤慶・田中邦衛・川津祐介・笠智衆・金子信雄・中村玉緒・岸田今日子・高峰秀子など、その後名優になった役者が勢揃いした、超豪華キャストである。


e0059574_0264179.jpg
e0059574_0265371.jpg
e0059574_0271655.jpg
という長い前置きはさておき、27歳の超イケメン・仲代達矢(若い頃のAlain Delonの横顔に似ている瞬間が何度か)の、ヒューマニズム溢れる青年ぶりに、萌えまくりました。あの頃からすでに、圧倒的な存在感がありましたね。日本を代表するシェークスピア俳優というのも、納得できる。因みに彼は主演作『春との旅』で、2010年イタリアのAsian Film Festival Reggio Emiliaの最優秀主演男優賞を受賞した。


e0059574_0275121.jpg
e0059574_028469.jpg
梶はどこに行っても超スーパーヒーローだったから、それを妬むヤツや敵は多かった。ごく稀に良い出会いもあったが、ほとんどは気が滅入り反吐が出そうな輩ばかり。しかしどれだけ制裁を加えられようが、そんなことに屈する梶ではなかった。

戦争という極限状態の中で、最後まで人間であり続けようとした、梶の精神力たるや。命を懸けてユダヤ人を救ったOskar Schindlerや杉原千畝の話などと重なり、人間の善に心から救われる。


[PR]
by amore_spacey | 2017-07-20 22:39 | - Japanese film | Comments(0)

吾輩は猫である

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

e0059574_0164811.jpg
【あらすじ】 文明中学の英語教師、苦沙弥(仲代達矢)の家に一匹の猫が、半ば強引に住みついた。苦沙弥家は細君(波野久里子)と3人の女の子、女中のおさん(上原ゆかり)の6人暮しである。苦沙弥を除いて全員猫は嫌いなのだが、苦沙弥は、追い出されてもすぐ戻るふてぶてしさに感心して飼うことにする。この家には迷亭(伊丹十三)とか苦沙弥の弟子の寒月(岡本信人)が、主人の姪の雪江(島田陽子)を目当てに、口実をつくってはよく顔を出す。堅物の寒月が、実業家、金田(三波伸介)の娘、富子(篠ひろ子)に恋をした。にわか成金の金田は落雲館中学の後援者だが、苦沙弥は出世と金儲けのために政治を利用している金田を許すことができなく、そのために家から目と鼻の先きにある落雲館をさけて、通勤に不便な文明中学に奉職しているのである。


e0059574_017235.jpg
子どものころ挿絵入りの本で、この作品を読んだ。その挿絵の吾輩は、記憶違いでなければ三毛猫だった。ところがこの作品に登場する吾輩は、限りなく黒に近いグレー。ずっと三毛猫だと思っていたので、グレーの猫には違和感があり、それが気になって作品の中に入っていけなかった。が、苦沙弥先生一家に起きる珍事件が面白可笑しく、知らないうちに違和感は消えていた。どの逸話もそれなりに笑えるが、泥棒が苦沙弥の家に入る事件は、やはりヴィジュアル化すると面白さが増す。


e0059574_0171377.jpg
38年前の作品だから、どの役者も実に若い。岡田英次や三波伸介のように故人もいる。仲代達矢の目ぢからは、若い頃から鍛えられていたんだな。所帯じみているが、夫の舵取りが上手い波野久里子が健気。これぞ日本の庶民の女性像だ。岡田茉莉子の嫌味な女っぷりといい、だらしなく餅菓子を食べる篠ひろ子といい、舌足らずな緑魔子といい、女性陣が個性豊かで痛快。ただ、猫を蹴ったり放り投げたりするシーンには、残念感が強い。あれはイエロー・カードでしょう。うちのハムスターがあんなことされたら、私、激怒して訴えますことよ。

製作国:Japan
初公開年:1975年      
監督:市川崑
原作:夏目漱石
キャスト:仲代達矢, 波野久里子, 伊丹十三, 岡本信人, 島田陽子, 岡田茉莉子, 篠ひろ子, 篠田三郎, 前田武彦, 左とん平, 三波伸介, 神山繁, 緑魔子, 春川ますみ, 上原ゆかり, 蟹江敬三, 岡田英次 ...


[PR]
by amore_spacey | 2013-06-21 01:13 | - Japanese film | Comments(4)

引き出しの中のラブレター

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

e0059574_0183968.jpg
【あらすじ】 FMラジオのパーソナリティの真生(まい=常盤貴子)は、ある日北海道に住む少年(林遣都)から「笑わない祖父(仲代達矢)を笑わせるには?」と書かれたハガキをもらう。とっさに答えられなかった真生は、おじいちゃんを笑わせる方法を番組で募集。その方法が全国から寄せられるが、ある時、「もう募集はやめて欲しい」と再び少年から手紙が。この少年がどうしても気になる真生は、ひとり北海道に向う。実は真生には、絶縁した父(六平直政)を亡くしたという過去があった…。


e0059574_0185122.jpg
同時進行する3~4つのストーリーが、静かな展開を辿りつつ最終的に繋がる。リスナーの思いを叶える事で、仲直りできないまま他界した父親との間にあったわだかまりに折り合いをつけようとしたり、パーソナリティがわざわざリスナーに会いに現地まで何度も足を運んだり、最後はみんなが幸せになるお手軽なフィナーレは、あまりにも出来すぎているけれど、この作品にはどこか懐かしくほっとさせてくれるものがあった。函館のおじいちゃんがリクエストする、思い出の名曲♪ 煙が目にしみる ♪(音が出ます!)がとてもいい。

製作国:Japan
初公開年:2009年
監督:三城真一
キャスト:常盤貴子, 林遣都, 中島知子, 岩尾望, 竹財輝之助, 萩原聖人, 片岡鶴太郎, 西郷輝彦, 豊原功輔, 八千草薫, 仲代達矢 ...


[PR]
by amore_spacey | 2011-08-25 00:19 | - Japanese film | Comments(0)

阿修羅のごとく

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

e0059574_0143645.jpg
【あらすじ】 堅物で通っている老いた父親(仲代達矢)に愛人がいるらしい。三女の滝子(深津絵里)が突き止めた一大事に、普段は疎遠な四姉妹が急遽顔を揃える。しかしその四姉妹にも内に秘めた憂いがそれぞれあった。長女の綱子(大竹しのぶ)は未亡人だが不倫相手がいる。次女の巻子(黒木瞳)は夫の浮気を疑い、潔癖な性格の三女は素直に恋愛ができない。そして幼い頃からみそっかす扱いの四女の咲子(深田恭子)が献身的につくす同棲相手は、芽の出ないボクサー。父の裏切りを、母(八千草薫)に気取られないようにすることだけは揃って賛同するのだが…。


e0059574_01545.jpg
座敷の向こうには縁側、その外で母と4人姉妹が賑やかに白菜の漬け物を仕込んでいる。おせち料理を一通り食べたあと、届いた年賀状を1枚1枚眺める。自宅で出すお葬式。縁側で父と夫が碁をうつ。そんな昭和の家族の風景を通して、人間が隠し持っている狡さや弱さやうしろめたさやねたましさが、とても温かいまなざしで描かれているのは、向田作品ならではの魅力(^^) 『寺内貫太郎一家』もよかったなぁ。

玄関の靴箱の前で取っ組み合う大竹しのぶと料亭の女将の桃井かおり。母の病室で父親の横っ面を張り倒す黒木瞳。恋人の中村獅童と純粋で不器用な関係を育む頑固で劣等感の強い深津絵里。末娘らしく突っ張っている深田恭子。そして観音様のように柔和な表情で家族を見守る八千草薫。「お母さんはずっと我慢ばかりしていたわ」「本当に幸せだったのかしら?」という娘たちの心配をよそに、この作品の中の阿修羅度をランクづけするなら、№1は文句なしに八千草薫が演じた母親でしょう(彼女は1979年と1980年にNHKで放送された同題名TVドラマで次女を演じている)。母親や女性は、色々な意味で強靭なのだ。

エンドロールに流れるBrigitte Fontaineの ♪ ラジオのように ♪が、この作品の雰囲気に妙にしっくりくる。不思議だ。1970年にフランスで出されたアルバムに収録されている。抑揚のない無表情な声でささやくように歌っているのに、何か事件が起きるような予感をさせる危うさがある。ところどころ日本語に聞こえるのは気のせい?(ё_ё;) 

製作国:Japan
初公開年:2003年
監督:森田芳光
原作:向田邦子
キャスト:大竹しのぶ, 黒木瞳, 深津絵里, 深田恭子, 八千草薫, 仲代達矢, 小林薫, 中村獅童, RIKIYA, 桃井かおり, 木村佳乃, 紺野美沙子 ...
[PR]
by amore_spacey | 2011-08-02 00:16 | - Japanese film | Comments(0)

ハチ公物語

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

e0059574_3284025.jpg
【あらすじ】 年代の渋谷。飼主の大学教授が亡くなってからも、渋谷の駅で主人を待ち続けた忠犬ハチの実話を基に人間と動物の交流を描く。東大教授の上野秀次郎(仲代達矢)と静子(八千草薫)夫婦は、また犬を飼いたいという娘の千鶴子(石野真子)に押し切られ、生まれたばかりの秋田犬を飼うことにした。そう言いながら千鶴子は外務省勤務の婚約者・森山(柳葉敏郎)と慌しく結婚式を挙げて上野家を出て行ったので、結局仔犬の世話は教授が見る羽目になり、彼は末広がりで縁起がいいからハチと名付けた。3ヶ月が過ぎハチはイタズラ盛り。人には人格が犬には犬格があると言う教授は、ハチに自由奔放な生き方をさせた。いつの頃からか教授を渋谷の駅まで送り迎えするのがハチの日課となっていた。雨の日も雪の日も送り迎えするハチの姿を、交番の町田巡査(石倉三郎)や屋台の焼き鳥屋の留さん(山城新伍)たみ子(加藤登紀子)夫婦、古川駅長(田村高廣)たちが温かいまなざしで見守っていた。



e0059574_3285185.jpg
《一言感想》 Richard Gere版は、このオリジナル版を忠実に再現しているんですね。懐かしい役者が続々登場して感激です。加藤嘉は私が知っている限りずっとおじいさんだし(笑)、仲代達矢や山城新伍や田村高廣が超若いし、柳葉敏郎や尾美としのりや石野真子が子どもなのね(^^) 八千草薫は昭和時代の典型的なお母さんという雰囲気があって、安らげる存在ですね。ワンちゃんが可愛いのは言うまでもありません。

製作国:Japan
初公開年:1987年
監督:神山征二郎
キャスト:仲代達矢, 八千草薫, 石野真子, 柳葉敏郎, 尾美としのり, 加藤嘉, 井川比佐志, 山城新伍, 片桐はいり, 加藤登紀子, 泉谷しげる, 田村高廣 ...


↑1日1回応援ぽちっ☆ ありがとうございます(^^)
[PR]
by amore_spacey | 2010-04-16 03:29 | - Japanese film | Comments(0)