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GONIN

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 借金まみれのディスコ・バーズのオーナー・万代(佐藤浩市)、男性相手のコールボーイ・三屋(本木雅弘)、元刑事・氷頭(根津甚八)、リストラされたサラリーマン・荻原(竹中直人)、パンチドランカーの元ボクサー・ジミー(椎名桔平)。社会から弾き出された5人は大胆にも暴力団事務所の大金を強奪する計画を企て、辛くも成功する。しかし万代たちの仕業と突き止めた暴力団は、2人組のヒットマン・京谷(ビートたけし)と柴田(木村一八)を雇って報復に出る。GONIN vs 暴力団、最後に生き残るのはどちらか。(作品の詳細はこちら


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キャストが豪華過ぎて、舞い上がってしまいました。しかも20年前だから、みなさん、若くて元気。栗山千明ちゃんなんて、小学生だもん。何と言っても久しぶりにみた根津甚八に、目がくぎづけでした。子どもの頃NHK大河ドラマ『黄金の日日』で石川五右衛門を演じた彼に、心が妙にざわついたのを思い出す。彼が放つ男のエロスを感じたのね。ニヒルで義理堅く野生的な男っぷりが買われて、その後は任侠モノによく出ていたっけ。コワモテの下に隠れた悲しみや孤独、飢えた視線やざらついた声からにじみ出る、曰く言い難い男の色気が、たまらんです。歳とともに角が取れて人間味のある役者になり、本当にうれしい再会だった。妻の前で照れくさそうに笑う彼に、全身とろけました。寡黙な雰囲気が似合い、男の色気に溢れて、いっときも目が離せなかった。ところが彼の近況を知り、ビックリ仰天です。えっ、人身事故?俳優業を引退?車椅子?何それ、エーーッ!!!の連発。『GONIN サーガ』もぜひ観たい。もちろん根津さん目当てデス。


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と、久々に根津甚八を見た興奮で熱くなってしまったが、若い佐藤浩市の存在も忘れてはいませんよ。万代(佐藤浩市)のナルシストぶりが、この作品には場違いで何気におかしい。『ザ・マジックアワー』のように、時代遅れなキザぶりやいくぶん大袈裟な演技は、舞台劇そのまま。万代の家での佐藤と本木の絡みも、かなり粘っこいのに、茶目っ気のある品の良いエロさに包まれ、これがバイオレンス・アクション作品であることを一瞬忘れてしまう。


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このシーン↑↑は秀逸でした。硬派な役者で、女性とのキスシーンすらない佐藤浩市が?と、意表をつかれた。ものすごくエロい。ブチューッ!じゃないのね。横から遠慮がちに近づいて、触れるか触れないかの接吻…。身もだえしました。


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最後は大御所・ビートたけし。ピストルでバーン、バーン!役だったから、彼が登場すると嫌な気持ちになったもんだ。バイク事故直後のロケだったそうで、だから眼帯をしていたんですね。シナリオに眼帯はなかったはずだが、あの小さなアイテムによって、京谷の表情がますます読めなくなり、不気味なキャラクターがより鮮明になった気がする。

もしこの作品を20年前に観ていたら、あれこれ突っ込み入れながら酷評していたかもしれないが、当時は邦画に全く興味がなかったし、関心があったとしてもバイオレンス映画は苦手だったので、この作品はスルーしたと思う。中年になった今この作品を観ることができて、本当に良かった。雨・夜・闇・弾丸・ナイフ・血しぶきの中に、監督の人間への愛を感じる。生々しく生きている人間を、ありのままとらえようとする姿勢に、ちょっぴり胸が熱くなった。それにしても…だ、竹中直人や椎名桔平のクレイジーっぷりには、不気味さを通りこして笑えた。


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by amore_spacey | 2015-10-12 00:23 | - Japanese film | Comments(0)

草原の椅子

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)
佐藤浩市さんの猫になりたい度 ★★★★★(200点)

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【あらすじ】  カメラメーカーに務める遠間憲太郎(佐藤浩市)と、取引先である『カメラのトガシ』社長の富樫(西村雅彦)の中年男性2人、骨董店のオーナー・貴志子(吉瀬美智子)、そして母親に虐待され心に傷を負った4歳の少年・圭輔(貞光奏風)の4人が、世界最後の桃源郷と呼ばれるパキスタン北西の地、フンザを目指す旅に出る。


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佐藤浩市さんに惚れ直した。面倒なことに巻き込まれたくないと思いつつ、状況は思うようにはならず、それでも真っ向から否定しないで、何となくその流れに乗っかっていったら、辿りついた先がフンザだった。と言うと大雑把過ぎるが、まぁ、でも、そんな感じのストーリーだった。脇役の西村雅彦や貞光奏風くんや彼がもっていた恐竜の人形が、とてもいい。彼らによって、佐藤さんの新たな面が開拓されたんだね。


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↑↑こんなふうに佐藤さんに抱っこして欲しい!彼の人さし指で、鼻先やデコをツンツクされたい。両手で頬をプニプニされたい。頭を撫で撫でして欲しい。あんなに優しい表情の佐藤さんを見るのは、久しぶりかも(*^^*)


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写真集で見たフンザの山々や自然が、迫力満点でインパクトがあったから、現地はさぞや凄いんだろうと期待に胸を膨らませたのに、景色の切り取り方が悪かったのか意図的だったのかは分からないが、あまりにもこじんまりとしていて拍子抜けだったのは残念。ところで、佐藤さんの頭や顔をボコボコに殴った、そこの小池栄子!今夜一人で裏の神社に来んね。ワイにちょっと話があるとばい(怒)

製作国:Japan
放映日:2013年
監督:成島出
原作:宮本輝
キャスト:佐藤浩市, 西村雅彦, 吉瀬美智子, 小池栄子, 貞光奏風, 黒木華, 中村靖日, 若村麻由美, 井川比佐志 ...


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by amore_spacey | 2014-04-24 00:03 | Comments(0)

LEADERS リーダーズ

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 トヨタ自動車創業者である豊田喜一郎をモデルに、国産自動車に人生をかけた人々を描く。愛知自動織機製作所常務、愛知佐一郎(佐藤浩市)が外国車の解体から始めたゼロからの乗用車開発は、挫折の繰り返しであった。しかしトラックの大量生産をきっかけにアイチ自動車工業を設立し、戦後は小型乗用車の開発に成功した。しかし異常なインフレと戦後不況の中で、資金難という大きな試練が立ちはだかる。そして経営再建までアイチ自動車は日銀の管理下に置かれ、佐一郎が頑なに拒否し続けていた1600人もの人員整理を、再建案として出された。


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実話をベースにしたサクセス・ストーリーは、結末が分かっていてもテンションが上がってなかなかよいもんだ。ドラマを観ながら、アタシったら日の丸の国旗を背負っちゃってました。主役&脇役のキャスティングが、適材適所で文句なし。戦時中&戦後の逆境の中から、パイオニア精神で世界屈指の大企業に成長したトヨタのような国産産業のドラマは、震災後だからニーズがあるのかも。


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佐藤浩市さんの暗示的な演技は、いつみてもいいなぁ。上唇のエロさに参っちゃう。今回も銀行関係者を演じた香川照之が、『半沢直樹』の大和田常務とダブってしまった。彼の顔演技は迫力満点。彼の顔のデカさは半端ないもんね。吹越満も、ヤバさではピカイチの役者だ。大勢の前で香川氏に苛められて、退場せざるを得ない慇懃な銀行マンの役が、ハマッていた。わたしね、椎名桔平が苦手、すごく苦手な役者です。彼が醸し出す雰囲気がダメ。山口智子は『ゴーイング・マイ・ホーム』で精彩がなかったから、どうかな?と不安だったけれど、こんな時代モノは彼女に合っているかもしれない。というか、年齢的にトレンディ・ドラマは、厳しいってことかな。

製作国:Japan(TBS)
放映日:2014年3月22~23日
演出:福澤克雄
キャスト:佐藤浩市, 香川照之, 宮沢りえ, 吉田栄作, 萩原聖人, 高橋和也, 緋田康人, 金子賢, えなりかずき, 市川右近, 溝端淳平, 前田敦子, 中村橋之助, 椎名桔平, 山口智子, 橋爪功 ...


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by amore_spacey | 2014-04-22 03:11 | - Japanese film | Comments(0)

怪物

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 警察内で孤立している定年間近の刑事・香西(佐藤浩市)は、15年前におきた少女誘拐殺人事件の容疑者・堂島(要潤)が、選挙に立候補したことを知り、堂島の被害者と告白してきた里紗(多部未華子)とともに堂島をハメる計画をたてる。しかしその計画の途中、アクシデントで堂島を死なせてしまった香西は、別の不審な失踪事件の容疑者である真崎(向井理)を訪ね、死体処理を暗に依頼する。しかしこの真崎こそ、底知れぬ闇を持つ怪物だった。


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佐藤@香西刑事が要@堂島をハメる計画を持ち込んだあたりから、突っ込みどころ満載のB級なお話になってしまったけれど、哀愁ただよう佐藤浩市さんの鬼気迫る演技、向井@真崎に踊らされても、崖っぷちから暗黒の淵に落ちまいと踏ん張る凄まじい葛藤が、私の心を揺さぶり続け、これだけでも観た甲斐があった。でも、あのエンディングが何だかなぁ。怪物トリオの誕生という風変わりな〆に、逮捕を匂わせるようなパトカー軍団の映像。これを、どう解釈すればいいのか?もやもやが残る。あの後もしかして3人一緒に、ゴミ処理施設の圧力鍋の中に飛び込んだ…とか?( ̄∇ ̄;) それから、タイトル。「怪物」と聞いて、怪物くんを思い出すのは私だけ?怪物と言えば、ゴジラや恐竜や『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきたような怪獣が頭に浮かんで、凍りつくような恐怖感がぜーんぜん湧いてこない。だからタイトルと内容がリンクせず、私には少しもピンと来ないのです。単にオツムが足りないせいなのかもしれないけど?

向井くんが奮闘していたのは、痛いほど分かった。でも、クール&スマート過ぎて無理があったかな。堺雅人くんや井浦新くんだったら、も少し真実味が出たかも。あの役はKevin Spacey様の十八番(おはこ)だけど、怖すぎて毛穴全開だなっ(Ф_Ф;)

製作国:Japan(読売テレビ)
放映日:2013年6月27日
監督:落合正幸
原作:福田和代
キャスト:佐藤浩市, 向井理, 栗山千明, 多部美華子, 要潤, 矢島健一, いしのようこ, 矢柴俊博, 藤原薫 ...


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by amore_spacey | 2013-07-06 01:53 | - Japanese film | Comments(4)

のぼうの城

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 天下統一目前の豊臣秀吉(市村正親)は唯一残された敵、北条勢を攻めようとしていた。周囲を湖で囲まれた「浮き城」の異名をもつ「忍城」もその一つ。その忍城では、その不思議な人柄から農民たちから“のぼう様(でくのぼうの意)”と呼ばれる、成田長親(野村萬斎)が城を治める事に。迫りくる天下軍に緊迫する仲間たちを前に、長親は「北条にも、豊臣にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなあ~」と呑気なことを言って皆を唖然とさせる。天下軍を指揮する石田三成(上地雄輔)は忍城に降伏を迫る。しかし多勢に無勢、と三成軍のなめきった態度に、長親が思いもよらない言葉を発する。「戦いまする」そして、誰の目にも絶対不利な、たった500人の軍勢対2万の大軍の戦いの火ぶたが切って落とされた。


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娯楽作品としてさらっと観るには楽しい。ちゃらけた野村萬斎と安っぽいCGだけだったら、救いようのない駄作になるところだったが・・・


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佐藤浩市や市村正親や夏八木勲や中村丈雄のようなベテラン役者が、脇をがっちり固めてくれたお陰で、なんとか作品の体(てい)をなしていた気がする。


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これ、保奈美ちゃん?エーン、かーちゃん、怖いよぉ(T^T) 尾野真千子や芦田愛菜ちゃんは、顔が汚すぎて、ぜんぜん分からなかった(ё_ё;)

製作国:Japan
初公開年:2011年
監督:犬童一心, 樋口真嗣
原作:和田竜
キャスト:野村萬斎, 榮倉奈々, 成宮寛貴, 山口智充, 上地雄輔, 山田孝之, 平泉成, 夏八木勲, 中原丈雄, 平岳大, 鈴木保奈美, 尾野真千子, 芦田愛菜, 市村正親, 佐藤浩市 ...


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by amore_spacey | 2013-06-28 00:55 | - Japanese film | Comments(0)

壬生義士伝

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 明治三十二年、東京市。冬のある夜、満州への引っ越しを間近に控えた大野医院に、病気の孫を連れてやってきた老人・斎藤一(佐藤浩市)は、そこにかつて新選組で一緒に戦った隊士・吉村貫一郎(中井貴一)の写真を見つける。盛岡の南部藩出身の貫一郎は、純朴な外見に似合わない剣術の達人であった。が、その一方で名誉を重んじ死を恐れない武士の世界に身を置きながら、生き残ることを熱望し、金銭を得るために戦った男でもあった。全ては故郷で貧困に喘ぐ家族のため。脱藩までして新選組に入隊した彼には、金を稼ぎ、愛する家族のために生き残る必要があったのだ。斎藤はそんな貫一郎を嫌ったが、反面、一目置くところもあった。


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中井貴一と佐藤浩市の共演&競演、沖田総司@堺雅人、そして女性陣も私の好きな夏川結衣や 中谷美紀が出演というので、楽しみだった。あの時代のヅラをつけると、中井貴一は実年齢より若く見えるんだけど、あれはメイクのお陰もあるのかな?ひどい南部藩の訛りで話す田舎っぺな彼と、クールで孤独な影をひきずる都会ボーイの佐藤浩市が、対照的で興味深かった。ヅラをかぶった時代劇になると、堺くんの独特の含み笑いや意味深な視線がさらに際立って、私をイライラさせてくれる。白髪混じりで片足を引きずりながら歩く爺ちゃま@佐藤浩市も、なかなか渋いですぞ。

製作国:Japan
初公開年:2003年
監督:滝田洋二郎
原作:浅田次郎
キャスト:中井貴一, 佐藤浩市, 夏川結衣, 中谷美紀, 山田辰夫, 三宅裕司, 塩見三省, 堺雅人, 伊藤英明, 加瀬亮 ...


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by amore_spacey | 2013-05-29 00:48 | - Japanese film | Comments(0)

青春の門

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 伊吹信介(佐藤浩市)は炭鉱地帯に生れた。父の重蔵(菅原文太)はヤマの英雄とみなされた人物で、その存在は北九州一帯に知れ渡っていた。重蔵が新興やくざ塙竜五郎(若山富三郎)とカフェの女給タエ(松坂慶子)をはりあって大喧嘩となり、全身傷を負いながらも彼女を手に入れたことは多くの人の語り草になっている。そのタエが信介の二度目の母となった。二年後。竜五郎が関係している鉱山で落盤事故が起き、坑夫たちが坑内に閉じ込められてしまった。重蔵はダイナマイトを腹にまきつけ、竜五郎に見送られ、坑夫たちを救出に坑内に入った。多くの坑夫たちが救出されたが、重蔵は戻って来なかった。信介5歳の時だった。以来タエは採炭の仕事をしながら女手一つで信介を育てた。信介も父の血を受けつぎ、負けん気の強い少年に成長していった。北九州の筑豊を舞台に主人公の青年の生いたちと上京するまでを、激しく生きる大人たちの世界の中で描く。


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32年前の作品だから当たり前なんだけど、キャストがみんな若い!当時29歳の松坂慶子がとても初々しくほほえましい。体当たりの演技に好感が持てる。佐藤浩市や時任三郎や石田純一や杉田かおるなんて、ガキんちょじゃないか。若山富三郎や鶴田浩二には、当時から任侠のオーラがあったんだぁ。あの頃はみんなひたむきで一生懸命で純粋だった、じーん。性に目覚める頃の信介を、21歳の佐藤浩市が演じている。彼の初心(うぶ)な表情が可愛すぎて、こっちが赤面しちゃう。杉田かおると1つの布団に入ったあと、照れくさそうに、「おれ、、、初めてだから…」って言う彼に、胸きゅん(*^^*) 

製作国:Japan
初公開年:1981年
監督:蔵原惟繕, 深作欣二
原作:五木寛之
キャスト:菅原文太, 松坂慶子, 佐藤浩市, 杉田かおる, 小林稔侍, 時任三郎, 渡瀬恒彦, 石田純一, 金田龍之介, 加藤和夫, 鶴田浩二, 若山富三郎 ...


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by amore_spacey | 2013-05-21 00:06 | - Japanese film | Comments(0)

闇の子供たち

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

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【あらすじ】 日本新聞社バンコク支局の記者、南部浩行(江口洋介)は、東京本社からあるネタの調査を依頼される。それは近く日本人の子供がタイに渡り、臓器移植手術を受けるらしいとの情報だった。その頃、東京の大学で社会福祉を学んだ音羽恵子(宮崎あおい)が、アジアの子供たちのために何かをしたいという思いで、バンコクの社会福祉センターを訪ねる。女性所長Napaporn(Prima Ratchata)とスラム街の視察に同行した音羽は、貧民層の厳しい現実を目の当たりにし、Aranya(Setanan Homyamyen)という少女の消息が分からなくなっていることを知る。さらに、取材のためにセンターを訪れた南部から、子供の臓器移植手術の情報を聞かされる。タイの裏社会で日常的に行なわれている幼児売買春や臓器移植にかかわる人身売買をテーマにした話題作。


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幼児売買春や人身売買→臓器移植は、タイだけでなくアジアヨーロッパなど、世界中の裏社会で行われている。この現状に対して、作品に登場する新聞記者のセリフを借りて言うなら、「私たちも(悲惨な話に対して)決して平気ではいられない。この作品を観てレビューを書き、拡散させていく」ことが、今の私にできることかなと思う。このテーマは別の機会に取り上げることにして、今日はストーリーの展開とキャストについて簡単に触れる。

「このテーマをどう演じるか?」 どのキャストもそれぞれの役作りに相当悩んだと思う。主役も脇役もそれなりによかったが、気負いすぎが裏目に出て空振りの感がぬぐえないシーンが多々あった。特に日本人キャスト。ひたすら感情に任せたあおいちゃんや鈴木砂羽の絶叫!妻夫木聡が演じる気弱なカメラマン、世の中の酸いも甘いも知ったようなかぶりをした豊原功補。ちょっと鼻について白けた。

ストーリー展開も分かり辛くて、もやもやする。エンディング近くで突然、江口@新聞記者の罪深き過去を想像させる映像が出てきて、思いもかけない結末を迎える。1つの話が終わっていないのに、別のエピソードが伏線もなく唐突に出てきたばかりか、どちらも半ば放置状態で作品が終了する。って、これじゃ観る側に丸投げした感が強く、納得できない。エンディングに流れる桑田さんの歌も、何か場違い。サイレントで終了して欲しかった。


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この中で唯一際立っていたのが、心臓移植を受ける息子の父親を演じた佐藤浩市。わずか数分の登場だったが、彼の圧倒的な存在感に唸った。

製作国:Japan
初公開年:2008年
監督:阪本順治
キャスト:江口洋介, 宮崎あおい, 妻夫木聡, 豊原功補, 佐藤浩市, 鈴木砂羽, Setanan Homyamyen, Prima Ratchata ...


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by amore_spacey | 2013-05-06 00:15 | - Japanese film | Comments(0)

あなたへ

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 北陸の刑務所に指導技官として勤務する倉島英二(高倉健)は、亡くなった最愛の妻・洋子(田中裕子)が生前にしたためた1通の絵手紙を受け取る。そこには「故郷の海に散骨してほしい」と書かれてあった。英二は洋子が生前には語らなかったその真意を知るため、キャンピングカーに乗り彼女の故郷・九州へと向かう。その道中で出会うさまざまな人々。彼らと交流し、悩みや思いに触れていくうちに、妻との何気ない日常の記憶が蘇ってくる。2013年第36回日本アカデミー賞にて優秀作品賞を受賞。


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登場した全ての人々が、作品を包む空気や色になじみ、穏やかな中にも1本芯の通った作品だった。ちょっと見直したのがビートたけし。ヴェネチア映画祭によくしゃしゃり出てくるたけし、そしてそんな彼を天才と呼ぶ業界のイタリア人に、何やら胡散臭いものを感じていたけれど、今回の彼は不思議とすんなり私の心に入ってきた。やられたな、って感じ。


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『八甲田山』『駅 STATION』『南極物語』『居酒屋兆治』『ブラック・レイン』に続いて、健さんの作品はこれで6本目。寡黙なだけに、核心を突いた健さんの言葉は、直球で胸に響いてくる。制服フェチの私は、彼の制服姿に痺れました。田中裕子が歌う「星めぐりの歌」も、心が丸くなる歌声や歌詞にほろり。

製作国:Japan
公開年:2012年
監督:降旗康男
キャスト:高倉健, 田中裕子, 佐藤浩市, 草なぎ剛, 余貴美子, 綾瀬はるか, 三浦貴大, 大滝秀治, 長塚京三, 原田美枝子, 浅野忠信, ビートたけし ...


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by amore_spacey | 2013-03-18 00:52 | - Japanese film | Comments(0)

わが家の歴史

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 昭和20年、終戦を迎えた日本の博多で暮らす八女家では、甲斐性がなく次々と事業を失敗させてしまう父の時次郎(西田敏行)に代わって、長女の政子(柴咲コウ)が弟妹を支えていた。一家が極貧生活を送るなかで、中洲のクラブ「長い夜」で働き始めた政子は、店の経営者である鬼塚大造(佐藤浩市)と知り合い見初められるようになる。彼には仕事のパートナーである妻(天海祐希)がいたが、博多を復興させようとする熱意と、家族の面倒を見るという言葉に、彼との“結婚”を決意するのだった。


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三谷幸喜の脚本らしく、キャストの数が膨大!いつものように主役&準主役級の役者が集合して、演じる人も見る人も楽しいドラマだった。三谷作品の御用達役者=佐藤浩市や中井貴一や西田敏行や伊東四朗が登場、しかも時代が昭和とくれば、これは必見!各2時間の3部作になっているが、私の好きな佐藤浩市が出ずっぱりというのも手伝って、特に目を見張るような劇的な展開はなかったけれど、中弛みなく最後まで楽しめた。

日本の戦後史と共に進行する、当時どこにでもあった平凡な家族の物語。その家族の歴史に、当時人気を博した政財界や芸能界や文壇の人々をうまく絡ませて(あんなの有り得ない!という突っ込みはこの際なし)、昭和という時代をより身近に生き生きと感じることができた。みんなが一丸となって頑張った昭和、ささやかな日々の営みに一喜一憂した昭和、素朴なものや素朴な心があふれていた昭和、こんな昭和時代が大好きです、うるっ。何てったって昭和生まれだから^^


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個性的なキャラクターが多い中、山本耕史の存在はインパクトがウルトラC級。彼が演じた売れない小説家の天邪鬼&偏屈ぶりには笑ったけれど、身近にいたらかなり迷惑で困ったもんです(苦笑) どこにもいますね、その一言が余分だろ?な人って(苦笑) 最近よく見かける富司純子は、20~30代の子を持つ母親役が、本当に板についてきた。ユーモアにあふれ可愛らしいが芯も確固たる信念もある、いくつになっても女性らしさを失わない素敵な女優さんです♪

製作国:Japan(フジテレビ)
放映日:2010年4月9日~4月11日
脚本:三谷幸喜
監督:河野圭太
キャスト:柴咲コウ, 佐藤浩市, 西田敏行, 富司純子, 松本潤, 佐藤隆太, 堀北真希, 榮倉奈々, 天海祐希, 長澤まさみ, 玉山鉄二, 山本耕史, 高田純次, 木梨憲武,, 和久井映見, 相武紗季, 高嶋政伸, 戸田恵子, 山田孝之, 伊東四朗, 八嶋智人, ウエンツ瑛士, 藤原竜也, 内野聖陽, 石坂浩二, 小日向文世, 角野卓造, 中井貴一, 岡田将生, 寺島進, 榎木孝明, 浅野和之 ...


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by amore_spacey | 2012-10-15 02:00 | - Japanese film | Comments(2)