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一枚のハガキ

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 太平洋戦争末期、中年兵として招集された松山啓太(豊川悦司)ら100名の兵士は、上官によるくじ引きで決められた戦地に赴任する事になっていた。くじ引きが行われた夜、フィリピンに送られる事になった仲間の定造(六平直政)から、妻の友子(大竹しのぶ)より送られてきた一枚のハガキを手渡される。定造は、もし啓太が生き延びる事ができたら、妻にハガキは読んだと伝えてくれと依頼する。やがて戦争が終わり、生き残ったのは啓太を含め100名のうち6名だけだった。


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まるで舞台劇を観ているような作品だった。やり場のない怒りや悲しみや絶望や諦め、束の間の笑いや安らぎなど、人々が放つ感情の渦に巻き込まれた。舞台や台詞がシンプルな分だけ、歴史には名前すら残らない大勢の庶民を代表した、登場人物たちの生き様が際立つ。残された人々が立ち上がって前進しようとする姿が、『風とともに去りぬ』のScarlet O'Haraに重なった。

製作国:Japan
公開年:2011年
監督:新藤兼人
キャスト:豊川悦司, 大竹しのぶ, 六平直政, 大杉漣, 柄本明, 倍賞美津子, 津川雅彦, 川上麻衣子 ...


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by amore_spacey | 2012-12-28 02:01 | - Japanese film | Comments(0)

阿修羅のごとく

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 堅物で通っている老いた父親(仲代達矢)に愛人がいるらしい。三女の滝子(深津絵里)が突き止めた一大事に、普段は疎遠な四姉妹が急遽顔を揃える。しかしその四姉妹にも内に秘めた憂いがそれぞれあった。長女の綱子(大竹しのぶ)は未亡人だが不倫相手がいる。次女の巻子(黒木瞳)は夫の浮気を疑い、潔癖な性格の三女は素直に恋愛ができない。そして幼い頃からみそっかす扱いの四女の咲子(深田恭子)が献身的につくす同棲相手は、芽の出ないボクサー。父の裏切りを、母(八千草薫)に気取られないようにすることだけは揃って賛同するのだが…。


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座敷の向こうには縁側、その外で母と4人姉妹が賑やかに白菜の漬け物を仕込んでいる。おせち料理を一通り食べたあと、届いた年賀状を1枚1枚眺める。自宅で出すお葬式。縁側で父と夫が碁をうつ。そんな昭和の家族の風景を通して、人間が隠し持っている狡さや弱さやうしろめたさやねたましさが、とても温かいまなざしで描かれているのは、向田作品ならではの魅力(^^) 『寺内貫太郎一家』もよかったなぁ。

玄関の靴箱の前で取っ組み合う大竹しのぶと料亭の女将の桃井かおり。母の病室で父親の横っ面を張り倒す黒木瞳。恋人の中村獅童と純粋で不器用な関係を育む頑固で劣等感の強い深津絵里。末娘らしく突っ張っている深田恭子。そして観音様のように柔和な表情で家族を見守る八千草薫。「お母さんはずっと我慢ばかりしていたわ」「本当に幸せだったのかしら?」という娘たちの心配をよそに、この作品の中の阿修羅度をランクづけするなら、№1は文句なしに八千草薫が演じた母親でしょう(彼女は1979年と1980年にNHKで放送された同題名TVドラマで次女を演じている)。母親や女性は、色々な意味で強靭なのだ。

エンドロールに流れるBrigitte Fontaineの ♪ ラジオのように ♪が、この作品の雰囲気に妙にしっくりくる。不思議だ。1970年にフランスで出されたアルバムに収録されている。抑揚のない無表情な声でささやくように歌っているのに、何か事件が起きるような予感をさせる危うさがある。ところどころ日本語に聞こえるのは気のせい?(ё_ё;) 

製作国:Japan
初公開年:2003年
監督:森田芳光
原作:向田邦子
キャスト:大竹しのぶ, 黒木瞳, 深津絵里, 深田恭子, 八千草薫, 仲代達矢, 小林薫, 中村獅童, RIKIYA, 桃井かおり, 木村佳乃, 紺野美沙子 ...
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by amore_spacey | 2011-08-02 00:16 | - Japanese film | Comments(0)

クワイエットルームにようこそ

私のお気に入り度 ★★★☆☆(72点)

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【あらすじ】 佐倉明日香(内田有紀)は28歳のフリーライター。ようやく手にした署名コラムの執筆は行き詰まり、同棲相手の鉄雄(宮藤官九郎)ともすれ違いが続く微妙な状態。そんなある日、明日香は気がついたら、真っ白な部屋のベッドに拘束されていた。やってきたナース(りょう)に「アルコールと睡眠薬の過剰摂取により、丸2日間昏睡状態だった」と説明されても、記憶があちこち欠如した明日香は戸惑うばかり。だが非日常的な空間で見知らぬ人々と出会ううち、明日香の中で何かが変わり始める…。


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真っ白な部屋のベッド、金属的な内装、人間味のない看護婦の登場に、これはSF映画なのか?と思ったら、心を病んだ人々が生活する病院が舞台だった。だからびっくりするようなキャラが次々に出てくるが、中でも大竹しのぶは超ぶっ飛んでたな(≧∇≦) 彼女の年齢不詳ぶりや芸域の広さには、感服するばかり。好きな女優さんです。


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作品の内容はちょっぴり現実ばなれしていて、全面的に溶け込むことが出来なかったけれど、次々に登場する強烈なキャラにひきつけられて、気がついたら最後まできちんと観てました。

製作国:Japan
初公開年:2007年
監督:松尾スズキ
キャスト:内田有紀, 宮藤官九郎, 蒼井優, りょう, 塚本晋也, 平田満, 妻夫木聡, 大竹しのぶ ...


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by amore_spacey | 2011-07-26 00:18 | - Japanese film | Comments(0)

オカンの嫁入り

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 陽子(大竹しのぶ)と娘の月子(宮崎あおい)は、ずっと母一人子一人で仲良く支え合って暮らしてきた。ある晩酔っ払った陽子が、若い金髪の男・研二(桐谷健太)を連れて帰ってくる。そして「お母さん、この人と結婚することにしたから」と、彼との結婚を宣言。突然の出来事に戸惑う月子は、とっさに部屋を飛び出してしまう。母に裏切られたという思いから、月子は陽子にも研二にも心を閉ざす。


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「宮崎あおいのどこがいいんだろう?」ずっと思っていたけれど、月子を演じたあおいちゃんはよかったな。そして無邪気で子どもみたいなのに、娘のことをちゃんと見守っている陽子。白無垢姿で娘の前に三つ指をついて、きちんとお礼をいう陽子。しんみりした雰囲気になると、やたらカラ元気を出す陽子。大竹しのぶってつくづく「普通に」上手い!気負わずぽわ~んとしたところが好き。

この作品全体に流れる雰囲気がいい。大阪の下町。大屋の母屋と地続きになっている離れの借家。自分とこで作ったお惣菜を持ってくる大屋のサクちゃん(絵沢萠子))、医師の村上(國村隼)、金髪の研二。真っ黒な犬のハチ。そして何度も出てくる台所や卓袱台の食事のシーン。そう言えばサクちゃんて食べてばかり(爆) 人生山あり谷ありだけど、最初の一歩を踏み出す勇気があれば何とかなるよね。

製作国:Japan
初公開年:2010年
監督:呉美保
原作:咲乃月音
キャスト:宮崎あおい, 大竹しのぶ, 桐谷健太, 絵沢萠子, 國村隼 ...


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by amore_spacey | 2011-04-20 00:13 | - Japanese film | Comments(0)

江~姫たちの戦国~ 第11話

イチ抜けた度 ★★★★★(100点)

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【あらすじ】 天正11年4月。江(上野樹里)たちは秀吉(岸谷五朗)の人質となって安土城へ入り、おね(大竹しのぶ)から京極龍子(鈴木砂羽)を紹介される。龍子は夫を秀吉に殺されたが側室になり、秀吉は優しい人と語るが、江たちは激しく嫌悪する。そんな時秀吉の工作で、織田信孝(金井勇太)が自害。それを聞いて激怒した信雄(山崎裕太)は、家康(北大路欣也)に打倒秀吉の戦を仕掛けようと持ちかける。一方茶々(宮沢りえ)の美ぼうに心を奪われる秀吉の様子に、「姉様を秀吉の毒牙から守る」と江は宣言する。


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もうこの茶番劇にはついていけませぬ。「秀吉には徹底的に悪者になってもらう」という制作者の談話を読み、ここらで切り上げるのが潮時かと。あの秀吉がもっともっと我が物顔で大暴れするなんて…(絶句) すでに破綻をきたしているこのドラマの行く末が、ただただ心配でなりませぬ。誠に心苦しゅうございますが、第11話をもってリタイアさせて頂きとうございます。

製作国:Japan
公開日:2011年4月2日
演出:伊勢田雅也 他
キャスト:上野樹里, 宮沢りえ, 水川あさみ, 左時枝, 鈴木砂羽, 萩原聖人, 岸谷五朗, 大竹しのぶ, 石坂浩二,北大路欣也, 鈴木保奈美(語り) ...


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by amore_spacey | 2011-04-15 00:06 | - Japanese film | Comments(0)

江~姫たちの戦国~ 第2~10話

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 天下統一を夢見た織田信長(豊川悦司)は、京都・本能寺の変にて最期を遂げた。謀反を起した明智光秀(市村正親)は、秀吉(岸谷五朗)らの軍勢に囲まれ、野武士によって討ち取られた。未亡人となった信長の妹・市(鈴木保奈美)は3人の娘たちを連れて、柴田勝家(大地康雄)に嫁ぐ。しかし平和な日々も束の間、織田家の存続を巡って秀吉と対立した賤ヶ岳の戦いで、柴田勝家は妻・市と共に自害した。


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時任三郎や豊悦があっけなく退場したあと、光秀や勝家や保奈美ちゃんも逝ってしまって、煩い秀吉だけが残った(-.-;) あの大袈裟な演技、何とかならない?上野樹里や宮沢りえや 水川あさみは、中学の文化祭レベルで見てられないし。ここはベテラン&大御所の石坂浩二や北大路欣也に踏ん張ってもらわないと、ただのドタバタ劇に終わっちゃいますよ。『龍馬伝』との落差があまりにも大きすぎる。

製作国:Japan
公開年:2011年1月9日
演出:伊勢田雅也 他
キャスト:豊川悦司, 鈴木保奈美(ナレーションも兼任), 上野樹里, 宮沢りえ, 水川あさみ, 岸谷五朗, 大竹しのぶ, 市村正親, 左時枝, 萩原聖人, 石坂浩二, 北大路欣也 ...


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by amore_spacey | 2011-04-01 01:35 | - Japanese film | Comments(0)

江~姫たちの戦国~ 第1話

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 永禄11年(1568)初夏。上洛をもくろむ信長の命で、妹の市(鈴木保奈美)は北近江小谷の浅井家に嫁ぐ。そんな市への恋心を露骨に語る秀吉(岸谷五朗)に、妻・おね(大竹しのぶ)はあきれるが、愛する兄のため捨て石となる市の覚悟に心を痛めるのだった。初めは望まぬ婚姻だったが、琵琶湖を望む美しき小谷の地で、市は不思議な魅力を放つ名将・浅井長政(時任三郎)と恋に落ち、長女・茶々(宮沢りえ)、次女・初(水川あさみ)、そして三女・江(上野樹里)を授かる。しかし江には父の記憶がない。父・長政は、秀吉率いる織田軍に包囲された小谷城で自害したのであった。


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江は「ごう」、浅井は「あざい」と濁るのね。龍馬の次は一転してオンナが火花を散らすって訳か。撮影現場は新旧女優が演技を競う戦場と化しているらしい。リカは相変わらず声は可愛いんだけれど、岩下志麻のような貫禄が…。3人のおかんだもんね。下から見上げる時の三白眼もかなりコワイ。豊悦も声はいいんだけど、『弁護士のくず』を観ちゃってるせいか?べらんめえ調に聞こえて品がない。カマキリやバッタのような、昆虫系の顔がいけないのかも。チョンマゲやサムライ装束がこれまた似合わないんだよね。どう見てもモンゴル帝国とか高麗王国の大将…(≧∇≦)

ところで時任三郎の登場って第1話限り?(泣) それとも回想シーンでこれから何度も登場するの?『ふぞろいの林檎たち』から随分月日が経ったけれど、少年のような面影がなかなかいいね。北大路欣也も若々しい。それにしても豊悦や時任や岸谷の早口が気になる。ドラマとは言え時代モノは舞台劇に限りなく近いんだから、北大路くんのように一語一語ゆっくり喋って欲しい。茶々の幼児期を演ずる芦田愛菜が笑うと、かつて子役№1だった斉藤こずえにそっくり。ってことで、日本史の中でも好きな時代なので、今年の大河ドラマにも期待しております。

製作国:Japan
公開年:2011年1月9日
演出:伊勢田雅也 他
キャスト:豊川悦司, 鈴木保奈美(ナレーションも兼任), 上野樹里, 宮沢りえ, 水川あさみ, 岸谷五朗, 大竹しのぶ, 時任三郎, 芦田愛菜, 左時枝, 大竹しのぶ, 北大路欣也 ...


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by amore_spacey | 2011-01-26 00:49 | - Japanese film | Comments(2)

たみおのしあわせ

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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父・伸男(原田芳雄)と2人暮らしの神埼民男(オダギリジョー)はオクテで恋愛下手だが、最近お見合いした瞳(麻生久美子)とはうまくいき、結婚を目前に控えていた。一方伸男は部下の宮地(大竹しのぶ)と交際中。しかし民男の目を気にして、関係を秘匿していた。そんな中神埼家の天井裏に、ニューヨークから逃げ帰った親戚の透(小林薫)が居着く。透は偶然宮地に発見されてしまうものの、なんと2人は恋に落ちてしまい……。



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『帰ってきた時効警察』のオダギリ&麻生コンビは好きだなぁ。恋愛感情が芽生えそうでいつもコメディになっちゃいそうな不思議な2人です。そこが好きなんだけど。今回の久美子ちゃんはやけにシリアスでしたね。そんな彼女にも好感が持てます(^^) 飄々とした原田芳雄は、『歩いても 歩いても』に通じるところがあるけれど、父と息子の関係がこの作品では拍子抜けするくらいあっけらか~ん。同じ原田芳雄が父親を演じても、設定によってこんなに違うんだぁ。大竹しのぶの不貞腐れた表情や、ひょいひょいと男を乗り換えるうまさは地でいったのかしら?笑 可愛い女なのか?ふてぶてしい女なのか?未だに摩訶不思議なところのある方ですこと。

それにしても唐突な終わり方ではありませんか?「へっ?ここで終わるの?」と思ったのは私だけかしら?考えてみれば答えのない出来事や釈然としない思いは、日々の暮らしの中には数え切れないほどあるのだから、こんな終わり方があっても不思議はないけれど。「へっ?」と言えば、忌野清志郎さんってどこに出てましたっけ?

製作国:Japan
初公開年:2008年
監督:岩松了
キャスト:オダギリジョー, 原田芳雄, 麻生久美子, 小林薫, 大竹しのぶ, 富士眞奈美, 川辺久造, 石田えり, 忌野清志郎 ...


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by amore_spacey | 2009-03-13 01:24 | - Japanese film | Comments(0)