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柘榴坂の仇討

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

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【あらすじ】 安政7年、彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、主君である大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、登城途中の桜田門外で井伊は暗殺されてしまった。その後あだ討ちの密命を受けた金吾は、敵を捜し続けて13年が経過。明治6年、時代が変わり、時の政府があだ討ちを禁止する中、金吾は最後の敵である佐橋十兵衛(阿部寛)を捜し出した。浅田次郎原作の同名小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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阿部ちゃんと中井氏の共演だなんて、願ったり叶ったり。2人の安定した演技は期待通りだったが、両者とも少々抑えすぎで地味だった感が残る。途中のテンポも、緩かったような?阿部ちゃんファンとしては、井伊直弼を暗殺した後、名前を変え逃亡生活に至った経緯を、もっと描いて欲しかった。 ・・・ それはさておき、あの背丈に濃い風貌では、あまりに目立ちすぎて、隠遁生活なんざムリってもんでしょう(笑) 


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それにしても、13年間も探し求めた仇に出会ったのが、何と!仇討禁止令の出たその日だなんて、そりゃ、あんまりじゃありませんか。桜田門外の変の後、日本は江戸から明治に変り、新しい時代を迎えて混乱の真っ只中。しかし時代が変わっても、武士は武士の精神を決して捨ててはならぬと考える志村金吾は、仇を討ったあと、切腹して主君への忠誠を表明するつもりだった。一方の佐橋十兵衛は、暗殺を成功させたにもかかわらず、次々と仲間が処罰されたり切腹したりしていく中で、 結局1人生き残ってしまい、名を変え身を隠して暮らしながら、いつか仇討に来る敵側の武士を待っていた。13年前の呪縛に囚われた2人は、何らかの形で決着をつけなければ、新しい時代に踏み出すことができなかったんだな。

その辺りの両者の葛藤が、ラスト15分に凝縮され、一触即発かと思わせつつ、井伊直弼が残した「死ぬときは死ぬ。それで生かされたのなら、生きろということなのだ」「死ぬ運命が来るときまで、精一杯生きればいいのだ」という言葉の重みを、敵対するはずの2人が雪の中で噛み締める姿に、心動かされる。


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男たちを陰で支える女性たちの存在は大きい。中堅どころの広末涼子ちゃんが、なかなかよかった。慎ましやかな中に凛とした雰囲気を漂わせ、着物がこれまたよく似合う。私も着物を着たくなってきたー。


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この女の子がホントに可愛らしかったなぁ。阿部ちゃんの口の中に金平糖を入れるシーン、それ、私にもやらせてェ。


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ちょんまげを切り落としてザンギリ頭になったとはいえ、寝癖がついたような藤竜也の頭は、情けなくて残念。それに引き換え中村吉衛門は、幾つになってもある種のオーラを放ち、時代劇を引き締めてくれる。さすがは歌舞伎役者の大御所でございますな。



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by amore_spacey | 2016-06-06 00:16 | - Japanese film | Comments(0)

下町ロケット 全10話

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 ロケット開発に夢と情熱を持った男・佃航平(阿部寛)が、家庭の事情で工場を継ぎ経営者となったものの、ロケット開発への夢を捨て切れず、佃製作所でロケットエンジン開発に勤しみながら、自社の特許を守り、小児用の人工弁の共同開発にも参入する。夢に賭けた男たちの挑戦や、金や出世欲にまみれた組織に対して正義を貫く男たちの情熱を描く。池井戸潤の同名小説をドラマ化。(作品の詳細はこちら


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今さら夢や正義だなんて、小学生でもあるまいに青臭いことを・・・。小っ恥ずかしいったらありゃしないと思いつつ、正義や誠実が報われ、弱い者に希望をもたらしてくれる展開にハマった。佃製作所を次々と襲う難問奇問の行方が気になり、ありえないと思いつつ全話観てしまった。

いやぁぁ、豪華キャストに加えキャラクターの宝庫じゃないですか。しかも個性的な俳優が集結して、目を楽しませてくれた。まず佃製作所の若手社員が、イケメン揃い。こんな会社がもしあったら、就活頑張っちゃう。阿部ちゃん扮する佃社長は、無骨ながらも熱血男、21世紀の森田健作だ。塩大福で粉まみれになった、阿部ちゃんの口のまわりを舐めてあげたい。

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山崎部長(安田顕)の困った顔も良かった。万年床から出てきたようなボサボサ髪に黒縁メガネが、典型的な冴えない理系の研究者ってかんじ。イケメンなのにワザと3枚目を装う演出が、憎いじゃないか。

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元佃製作所の若手技術者から先端医療研究所に転職した真野賢作↑↑(画像左 山崎育三郎)もグッジョブ。佃製作所の経理部長・殿村部長(立川談春)が、これまた熱くて純粋で可愛い。

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佃製作所の唐木田営業部長(谷田歩)の目ぢからと顔芸は、凄かったね。さすが舞台出身。帝国重工の財前部長(吉川晃司)は板挟みの中で、葛藤するという役どころで、地味によかった。


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ザ・嫌なヤツ部門も、錚々たる顔ぶれが揃っていた。その横綱と言ったら、文句なくサヤマ製作所の椎名直之(小泉孝太郎)だろう。笑顔の裏に隠されたどす黒い野望。痛いところを突かれて開き直る時の、あの変貌ぶりったらどうよ?『ハケンの品格』『おわこん』の彼と同一人物?最終話ラストシーンの登場、あれは笑いを狙ったのか、ワハハッ。

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アジア医科大の心臓外科部長・貴船(世良公則)、おぬしも悪よのう。

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次いで、Pmeaの審査官の滝川(篠井英介)↑↑は大関級のワル。この方は筋金入りのワル。こんなのが私生活では、いいヒトだったりする。

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財前の上司で薄気味悪い水原本部長(画像左 木下ほうか)も負けてない。白水銀行の融資担当・柳井(春風亭昇太)や支店長の根木(東国原英夫)は、ホントに憎たらしいったらありゃしない。

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刺客として活躍したのが、佃製作所の審査を担当した帝国重工社員の田村(戸次重幸)や宇宙航空部主任の富山(新井浩文)、日本クラインの2人やピーター弁護士などなど。よくもここまで揃えましたね。勧善懲悪モノ?に乗じて、日ごろのうっぷんを思い切りはらしたいもんです。


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by amore_spacey | 2015-12-23 01:56 | - Japanese film | Comments(4)

“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」

私のお気に入り度 ★★★☆☆(74点)

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【あらすじ】 警視庁捜査一課の刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、ひょんなことからバレエ「白鳥の湖」を観にいく羽目になった。公演中に居眠りをしてしまうが、浅岡未緒(石原さとみ)が演じる黒鳥に目を奪われ、その才能にすっかり魅了される。 そんなある日、その公演を主催する名門・高柳バレエ団の事務所で、一人の男が殺された。居合わせたバレリーナ・斎藤葉瑠子(木南晴夏)が被疑者とされ事情聴取を受けるが、不審者から身を守る上での正当防衛だと主張する。被害者の男・風間利之(内田朝陽)と葉瑠子は面識がなく、プリマである高柳亜希子(音月桂)を中心に、バレエ団側も葉瑠子の証言を疑わなかった。 しかし捜査が進む中で幾つかの不審な点が浮かび上がり、事件が混迷を極める中、今度はバレエ団の敏腕演出家・梶田康成(平岳大)が毒殺された。果たして、最初の事件と関係があるのか?


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話の展開にメリハリがなく、謎解きも何だかなぁ?な感じで、無駄に長い2時間半だった。手っ取り早く言えば、交通事故の後遺症で耳が聞こえなくなりつつあるバレリーナ・浅岡未緒(石原さとみ)が、最後の公演を成功させるために、青木という男を撲殺したという話なんだけど、脚本がひどすぎて全く盛り上がりがなかったな。阿部ちゃんと太田刑事を演じる柄本明の絡みも、脚本や演出次第でもっと味のある面白い場面になったはずなのに、これもイマイチ。


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若くて綺麗なバレリーナたちのあーだこーだは、面白くもなんともなかったけれど(艶やかで芯のある音月桂の声は魅力的で華がある)、ストーリーには直接関係のない枝葉的な部分に、私のツボをくすぐる旨味が隠されていた。TRICK繫がりで?仲間由紀恵が阿部ちゃんのお見合い相手として登場するシーンにクスっと笑ったり、「おぉ、阿部ちゃんが英語しゃべってるよ!」と驚いたり。そして父親(山﨑努)とのぎくしゃくした関係に、居心地の悪さを感じつつ苦笑したり。彼らは会うどころか、めったに電話すらかけ合わない。その電話も、用件のみ。「・・・。以上」なんて、木で鼻をくくったような無愛想な留守電メッセージ。お互いに分かったような分からないような、イライラするのに、いつも心のどこかにひっかかっている存在。意地っ張りで不器用なこの2人、何とかなりませんかねぇ。苦笑 相変わらずいいタイミングで流れる達郎の♪街物語♪が、ラストを盛り上げてくれて、墜落は免れた模様。

製作国:Japan(TBS)
放映日:2014年1月2日
演出:土井裕泰
原作:東野圭吾
キャスト:阿部寛, 松尾貴史, 名高達男, 石原さとみ, 音月桂, 大谷英子, 柄本明, 竹財輝之助, 山﨑努, 仲間由紀恵, Kバレエカンパニー ...


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by amore_spacey | 2014-02-21 04:43 | - Japanese film | Comments(2)

はいからさんが通る

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

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【あらすじ】 時は大正。「はいからさん」こと花村紅緒(南野陽子)は、竹刀を握れば向かうところ敵なしと、跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘。ひょんなことから知り合ったハンサムで笑い上戸の青年将校・伊集院忍(阿部寛)が、祖父母の代からの許嫁と聞かされる。忍に心ときめくものを感じながらも素直になれない紅緒は、必死の抵抗を試みて数々の騒動を巻き起こす。伊集院家に招かれ、花嫁修業をすることになった紅緒だったが、そこでも相変わらず騒動を起こす。しかし酒癖の悪い紅緒が起こした騒動がキッカケで、忍は小倉に転属となり、その後シベリア送りとなってしまう。しばらくして彼の戦死通知が届くが、「いつまでも彼を待つ」と決めた紅緒は、経営の危うい出版社・冗談社に入社した。社長の青江(田中健)は大の女嫌いだったが、少しずつ紅緒に惹かれていく。週間少女フレンドに連載された大和和紀の漫画を映画化。


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少女漫画全盛期時代に育った私は、中間や期末テストもそっちのけで、友だちから借りたり自分で買った漫画雑誌やコミックを読みふけっていた。あの頃から妄想の世界に飛ぶクセがあったのかも。クラスの女子には紅緒タイプと環(たまき)タイプがいて、私は言うまでもなく紅緒、仲良しのRちゃんは才色兼備の環タイプだった。忍が好きか?冬星が好きか?なんて、友だちと熱く語り合ったこともある。懐かし~い!


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で・・・、これが阿部ちゃんの俳優デビュー作品なのかぁぁぁ(赤面) 演技がぎこちなくて、見てられない。痛すぎる。彼にもこんな時代があったのねぇと、しみじみ。ナンノも当時のアイドルらしく、初々しくて爽やかなんだけど・・・。田中健が若い! 丹波氏も元気、元気^^ 漫画の映画化は、この頃から始まっていたのかな。


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私がキャスティング・ディレクターだったら(ここから妄想ワールドへ突入)、国籍ごちゃまぜの役者を起用して、ユニークな作品を作ってみたいな。でもロケ現場には通訳が何人も必要になるかぁ。経費がかさみそう…。
花村紅緒…『のだめ』の頃の上野樹里
伊集院忍…20代の頃のKim Rossi Stuart
青江冬星…Alessio Boni
紅緒の父…60代前半の頃の中条静夫
芸者・吉次…稲森いずみ
北小路環…篠原涼子
印念中佐…Christoph Waltz
あごなしばあや…渡辺えり(旧渡辺えりこ) 
奥女中・如月…これは野際陽子以外にいないでしょ?
伊集院伯爵…Jeremy Irons
製作国:Japan
初公開年:1987年
プロデューサー:稲生達朗
原作:大和和紀
キャスト:南野陽子, 阿部寛, 田中健, 柳沢慎吾, 松原千明, 鈴木瑞穂, 木村元, 野際陽子, 河原崎長一郎, 丹波哲郎 ...


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by amore_spacey | 2013-11-01 01:25 | - Japanese film | Comments(4)

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

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【あらすじ】 阿部扮する主人公がガンで昏睡状態に陥った妻・つやと過去に関係のあった男たちを訪ね、その男にまつわる女たちとのエピソードが次々と明らかになる。


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1つ1つのエピソードにそれほど大きな山場があるわけではなく、様々な男と女の関係が淡々と綴られていく。つやに関わった人物を描く事で、彼女の姿を浮き彫りにするのは、『桐島、部活やめるってよ』に似ている。

6人の女性に囲まれた上半身ヌードの阿部ちゃんのポスターをみて、ハーレムな阿部ちゃんの淫らな物語?と思ってしまったんだけど、タイトルをよく読めば、そんな能天気な話ではないらしいなと分かる。冒頭から物騒なシーンが出てきて、ビビりました。痩せこけた阿部ちゃんが、包丁を念入りに研いでいる。その包丁を持って、クネクネした地層の坂道を、殺伐とした表情でママチャリ漕いで、つやのいる病院に向かう。序盤からすでに、松生の狂気や心の葛藤がビシビシ伝わってくる。

ただ、自分の妻と過去に関係のあった男たちを訪ねるところは、自虐的&偏執的で、私の理解を超えていた。全く興味がないとは言わないが、過去のことなんだもん、別に知らなくてもいい。松生はそれをすることで、「つやのことは、オレが一番愛していたんだ」と思いたかったんだ。キョンキョンと荻野目慶子のバトルは、見物だったー!あの場に居合わせたら、「もっとやれ~っ!」って煽っていたかも(^ω^;)

製作国:Japan
初公開年:2012年
監督:行定勲
キャスト:阿部寛, 小泉今日子, 野波麻帆, 風吹ジュン, 真木よう子, 忽那汐里, 大竹しのぶ, 荻野目慶子, 渡辺いっけい, 奥田瑛二 ...


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by amore_spacey | 2013-09-18 00:29 | - Japanese film | Comments(0)

天国からのエール

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 沖縄の田舎町・本部町で小さな弁当屋「あじさい弁当」を営む大城陽(阿部寛)は、弁当を買いに来る高校生たちが放課後にバンドの練習をする場所がないことを知り、弁当屋のガレージをスタジオにすることに決めた。陽には、音楽が好きな彼らを支えてやりたいと思うある理由があった。小さな弁当屋を営むかたわら、無料音楽スタジオ「あじさい音楽村」を設立し、ミュージシャン志望の高校生たちを応援した故・仲宗根陽の実話を映画化。


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高校生の成長に大人が手を貸してやるキラキラ青春映画だと思ったら、自分の力で生きていくことを教えてくれる、静かで確固とした信念や情熱が伝わってくるドラマだった。朴訥として口下手な陽は、たぶん普段の阿部ちゃんの姿なんだろうな。ぜんぜん不自然じゃない。


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私も小さな田舎で育った。何もない、窮屈で退屈、隣組制度、保守的な村の空気が、若者の夢をどんどん摘み取っていく。ある者は都会に出てそれっきり、ある者は1度都会に出てからまた村に戻って来る、また村で一生を終える者もいる。大城陽のような大人が増えたら、過疎化に歯止めがかかり村おこしができる。地域に大きな活力が生まれる。

ミムラって可愛いだけのモデルじゃないのね。最初は単なるオバサンにしか見えなかったのに、話が展開するにつれ表情がとても豊かになり、頼りになる弁当屋のお姉さんになっている。あんな弁当屋が、私の通った高校の近くにあったらなぁ。阿部ちゃん目当てで、毎日行っちゃうよ(*^^*)

製作国:Japan
初公開年:2011年
監督:熊澤誓人
キャスト:阿部寛, ミムラ, 桜庭ななみ, 矢野聖人, 森崎ウィン, 野村周平, 吉田妙子 ...


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by amore_spacey | 2013-06-08 05:12 | - Japanese film | Comments(0)

聯合艦隊司令長官 山本五十六 ― 太平洋戦争70年目の真実 ―

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 昭和14年の夏。2年前に始まった支那事変が泥沼化しつつあった。陸軍が日独伊三国軍事同盟の締結を強く主張する中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光正(柄本明)、事務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、信念を曲げる事なく同盟に反対の立場をとり続けていた。日本がドイツと結べば、何倍もの国力を持つアメリカと戦争になる。それだけは何として避けなければならないと考えていたのだ。だが世界情勢は急転、第二次世界大戦が勃発してしまう。


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「食べるシーンが、とてもよかった」なんて書くと不謹慎かもしれないけれど、本当においしそうで幸せな気持ちになったのだ。山本家の6人の家族が夕餉の卓袱台を囲む。そこで家長の五十六が1尾の煮魚を分けて、それぞれの皿にのせてやる。汁粉屋。縁側でスイカにかぶりつく。氷水にひたした長岡の水まんじゅうに、砂糖をたっぷりかけて食べる(これは一度ぜひ食べてみたい)。お茶漬けさらさら。1人でウィスキーを一杯。日々の暮らしの中にいる五十六の姿が印象的だった。


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五十六の人柄が分かるエピソードを挟みながら、一市民と司令長官としての五十六が描かれている。彼については歴史の教科書程度しか知らないのに、私の中では何故か硬派のイメージがある。だから少々美化され軽く描写されすぎた感のある役所@五十六が、どうもしっくりこない。彼は本当に日本国民を救うためにアメリカとの対戦を躊躇していたのか?心から講和を望んでいたのか?その辺りのことは、この作品に限って言えば疑問の余地ありではないかな。

役所広司が放つオーラは、静かでひたむきで安心できる。もし私がキャスティング・ディレクターだったら・・・、タカ派な五十六には國村隼や鹿賀丈史や村上弘明(ちょっとかっこよすぎる?)を、穏健派なら松平健や六平直政(何となく実物に似ているから、というだけの理由で) を起用したいな。えっ、こんなトコに吉田栄作?ビックリ&懐かしい。

製作国:Japan
公開年:2011年
監督:成島出
原作:半藤一利
キャスト:役所広司, 柄本明, 柳葉敏郎, 玉木宏, 阿部寛, 中原丈雄, 吉田栄作, 椎名桔平, 益岡徹, 坂東三津五郎, 伊武雅刀, 香川照之, 原田美枝子, 田中麗奈, 宮本信子 ...


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by amore_spacey | 2013-03-27 02:05 | - Japanese film | Comments(0)

阿部ちゃん、おめでとう!

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第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に…


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『テルマエ・ロマエ』の阿部ちゃんが輝く。

「まさかと思いましたけどね。… こんなにでかい体なのに、鳥肌が立ってなさけないです。… 今度は日本人役で(アカデミー賞最優秀主演男優賞を)お願いしたいです」ってコメントを残した阿部ちゃん、好き好き、大好き~emoticon-0152-heart.gif

 
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最優秀主演女優は樹木希林、最優秀助演男優賞は故・大滝秀治、最優秀助演女優賞は余貴美子。詳細はこちら


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by amore_spacey | 2013-03-09 02:06 | My talk | Comments(4)

Chocolate (チョコレート・ファイター)

私のお気に入り度 ★★★★☆(78点)

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【あらすじ】 日本ヤクザと現地マフィアが抗争するタイで、タイ・マフィアのボスNo.8(Pongpat Wachirabunjong)の女Zin(Ammara Siripong)は日本人ヤクザのマサシ(阿部寛)と恋に落ちてその子を宿す。月日が流れ、マフィアから足を洗ったZinは、娘Zen(JeeJa Yanin)と二人で暮らしていた。Zenは自閉症だが、アクション映画のビデオを見ただけでその技を習得できる、並外れた身体能力を持っていた。重い病にかかった母の治療費を稼ぐためにZenが行った行為が、Zinの昔のマフィア仲間の耳に入り、母娘に危険が迫る。


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全く予備知識なしで観た。『Chocolate』のタイトルから、『Chocolat』のような心がキュンとする話かなと想像していたら、これがね、もう、ぜーんぜん違った。壮絶なアクション映画でビックリ(◎∇◎)! ビックリと言えば、作品がスタートして間もなく、私のよ~く知っている男性の顔が、いきなりアップで登場。「えっ?ひょっとして・・阿・・部・・・ちゃん???」 タイ映画に阿部ちゃん?これまたビックリ(◎∇◎)!! そして阿部ちゃんのオールぬうどを、初めて見ちゃった。きりっと引き締まった形の良いお尻にクラクラ~♪ 


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ビックリしたのはそれだけではありません。あんなに華奢で可愛らしい顔立ちの女の子Zenが、バネのきいた俊敏な動きで次々と宿敵を倒していくのだから。エンドロールで流れる撮影の様子に、またまたビックリ。格闘&シーンにスタントマンなし!出演者のみなさん、恐いもの知らずにもほどがある。色んな意味でビックリした作品だった。ほろりとしたり、クスッと笑えるシーンも織り込まれた、楽しいアクション映画です。タイトルの『Chocolate』は、たぶんZenの大好きなマーブルチョコを指しているのでしょう。マーブルチョコが食べたくなってきたぁ^^

製作国:Thailand
公開年:2008年
監督:Prachya Pinkaew
キャスト:JeeJa Yanin, 阿部寛, Pongpat Wachirabunjong, Taphon Phopwandee, Ammara Siripong, Dechawut Chuntakaro ...


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by amore_spacey | 2013-03-07 00:50 | - Asian film | Comments(0)

ゴーイング・マイ・ホーム 第1~5話

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 CM制作会社に勤めるプロデューサーの坪井良多(阿部寛)は、フードスタイリストの妻・沙江(山口智子)と小学校4年生の一人娘・萌江(蒔田彩珠)と暮らしていた。ある日新しいコマーシャルの試写に臨んだ良多は、クライアントの社長から何カ所も修正を求められて困ってしまう。さっそく会社に戻ってコマーシャルを作った監督に修正を求めるが、良多の指示があまりにアバウトすぎて監督に呆れられる。そんな中、良多に姉・伊藤多希子(YOU)から電話が入り、父・栄輔(夏八木勲)がゴルフで訪れた長野で倒れて病院に運ばれたという。電話を切った良多は慌てて郷里の長野に向かう。そこで彼は父が伝説の小さな生き物クーナを探していた事を知る。当初は疑問を持っていた彼であったが、地元の人々と触れ合ううちに彼の心にも変化が起きる。


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阿部ちゃんが出演するので楽しみにしていたのに、この地味さは何なんだ?とりたてて山場がなく、どのシーンも居たたまれないくらいにぎこちない。坪井家の3人家族が妙にサバサバしているのも、ひっかかる。お弁当を作ったり詰めたりするシーンは◎(そこか?) 阿部ちゃんの奇抜なリアクションを、心のどこかで期待してしまう自分がいるからか?ボケや突っ込みのないふつうの会話は、退屈すぎてダメなんだ。それがありふれた日常の姿、と分かっちゃいるけど。阿部ちゃんとYOUのやりとりは、クスッと可笑しい。あの2人はベテランということもあるが、『歩いても歩いても』で既に姉弟で共演したから、いい感じね^^


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それにしても久しぶりに見た山口智子が、ガクーンと精彩を欠いていたのにはびっくり。なんであんなにテンション低いの?彼女のキャラが変わった?だるそうなんだけど、お疲れ気味?アゴや腰まわりのラインが微妙に緩くなった気がするのは、私だけ?あおいちゃんも、今回はなんだか地味。阿部サダヲはいつでもどこでもマイペースで、参っちゃうな(Ф_Ф;) 阿部ちゃんの両親を演じる夏八木勲&吉行和子や村の歯医者を演じる西田敏行は、さすが大ベテラン。文句のつけようがない。あんな感じのおとん&おかんやおっちゃんって、居ますものね。阿部ちゃんが出ているから我慢して観てたけれど、クーナが登場したところで気持ちが冷めた。申し訳ありませんが、第5話をもって途中下車します。ひょっとして私の中で、阿部ちゃんブームが去りつつあるのかしら?ぇえーーっ、そんな悲しいこと言わないでよっ。

製作国:Japan(フジテレビ)
放映日:2012年10月9日~11月13日
脚本:是枝裕和
監督:是枝裕和
フードスタイリスト:飯島奈美
キャスト:阿部寛, 山口智子, 宮﨑あおい, 西田敏行, YOU, 吉行和子, 夏八木勲, 新井浩文, 阿部サダヲ, 清水章吾 ...


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by amore_spacey | 2012-11-16 01:05 | - Japanese film | Comments(0)