タグ:Alessandro Borghi ( 5 ) タグの人気記事

暗黒街 シーズン1 全10話 (Suburra stagione 1 episode1-10)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (88点)

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【あらすじ】 マフィア・バチカン・政治家・地域の犯罪組織・ジプシーの犯罪グループが蠢(うごめ)くローマ。この街で、金や権力に飢えたAureliano(Alessandro Borghi)・Spadino(Giacomo Ferrara)・Gabriele(Eduardo Valdarnini)の三人の男たちが、ローマ再開発法案の利権にありつき、それぞれの縄張りを拡大すべく戦う。Netflixで配信された初めてのイタリアTVドラマ。(作品の詳細はこちら


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映画『暗黒街』をTVドラマ化、しかも映画版のキャストが何人か続投と聞けば、面白くない訳がない。最初の1~2分でその日のエピソードの終わりを見せ、一呼吸おいてエピソードを遡っていく構成なので、「どうしたんだ?何があった?」と、のめる込むように全話を観た。Michele Placido監督の作戦に、まんまと嵌められたのです。


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きっかけは、ほんの些細なこと(いや、大部分の人にとっては大事件なんだけど)。ジプシーの縄張りで、誤って麻薬の密売をしてしまった。この落とし前をつけてくれようじゃないか。速攻で大金を支払わねばならないが、大学生のGabrieleにそんな大金はない。どう調達する?ここから話が始まり、ドミノ倒しのように地元の犯罪組織やジプシーや政財界やヴァチカンを巻き込みながら、負の連鎖がどこまでも続いていく。この世界に1歩足を踏み入れたら、二度と抜け出せない。終わりがないのだ。

昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵。戦況は刻々と変わり、誰と誰が裏側で繋がっているのか分からない。使う人間と使われる人間の立場も、うかうかしていると簡単に入れ替わってしまう。自分の身がやばくなったら、容赦なく裏切る。仕掛けられた罠をうまくよけつつ、金や権力を手に入れ、縄張を広げていく。それらに否応なく巻き込まれる人々の人間模様が、危うくて虚しく、儚くて哀しい。


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映画版のAlessandro Borghiは、容貌もさることながら、言動がキレッキレで尖り過ぎていて、ちょっと触っただけで血が滲みそうだった。が、ドラマ版では人間味のあるAurelianoを演じている。可愛いSpadinoとの絡みが、とても微笑ましい。今回Samurai役のFrancesco Acquaroliが、腹立たしいくらい上手い。こういった輩が、暗黒街を牛耳っているのか。あんな終わり方なんだもん、続きが気になって仕方がない。一日も早くシーズン2を配信して下さい。


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by amore_spacey | 2017-10-19 01:27 | - Italian film | Comments(2)

第74回ヴェネチア国際映画祭のアレッサンドロ・ボルギ (Alessandro Borghi)

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第74回ヴェネチア国際映画祭が、昨夜閉幕しました。コンペ部門の主な受賞は以下の通りです。日本勢は残念ながら、受賞を逃しました。

金獅子賞 The Shape of Water (by Guillermo Del Toro) メキシコ
審査員大賞 Foxtrot (by Samuel Maoz)
男優賞 Khamel El Basha (The Insult)
女優賞 Charlotte Rampling (Hannnah by Andrea Pallaoro) 
監督賞 Xavier Legrand (Jusqu’à la garde)
脚本賞 Martin McDonagh (Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)
審査員特別賞 Sweet Country (by Warwick Thornton)
マルチェロ・マストロヤンニ賞 Charlie Plummer (Lean on Pete)
*
さて個人的には、映画祭史上初めてパドリーノに抜擢されたAlessandro Borghiの衣装が気になったので、開催中の彼を追ってみました。いやぁ、目の保養になります、うふふっ。

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シンプルなTシャツでヴェネチアに登場。


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記者会見後
ジャーナリストを撮る。


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Roberta Pitroneと一緒に。


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エクステでルックを変えてみる。


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キラッキラなジャケット☆


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閉幕式はGucciで決めたるわ。


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by amore_spacey | 2017-09-10 17:13 | My talk | Comments(2)

第74回ヴェネチア国際映画祭 (74ª Festival di Venezia)

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Alessandro Borghiの
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2017年(第74回)ヴェネチア国際映画祭が、8月30日から始まりました。今年の審査委員長はAnnette Bening、そして今回は映画祭史上初のマドリーノ(Madrino)に、ただ今売り出し中のイケメンAlessandro Borghiが抜擢されました。彼は開幕と閉幕の進行役を務める予定です。この大役に若干緊張気味ですが、「今回ボクにとって重要なミッションは、長年の憧れでヒーローだった、Jim Carrey(今回ゲストに招待されている)をハグすることなんだ」と少年のように瞳をきらきらさせながら、インタビューに答えていました。


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開幕にはMatt DamonとChristoph Waltが共演するDownsizingが上演されるので、これに合わせてMattはヴェネチア入りしました。気さくでいい感じですね。

栄誉金獅子賞が授与されるRobert RedfordやJane Fondaをはじめ、George Clooney、Julianne Moore、Ethan Hawke、Amanda Seyfried、Judi Dench、Helen Mirren、Donald Sutherland、Sienna Miller、Charlotte Rampling、Isabelle Huppert、Jennifer Lawrence、Javier Bardem、Jim Carreyなど、錚々たる顔ぶれが映画祭を盛り上げてくれるはずです。
      

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最終日には、北野武監督の『アウトレイジ 最終章』が上映される。日本映画がトリを務めるのは嬉しいけれど、これって凄惨なシーンがてんこ盛りで、閉幕に相応しいんだか。ま、北野監督はイタリアで超有名だから、全く問題なし!OK!なんでしょう。


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by amore_spacey | 2017-09-01 00:04 | My talk | Comments(2)

Non essere cattivo

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 1995年ローマ近郊の海の町オスティア。貧困と暴力がのさばる界隈で育った幼なじみのCesare(Luca Marinelli)とVittorio(Alessandro Borghi)は、20歳を過ぎた今でも兄弟のように仲がいい。毎日中古の車を乗り回し、昼間はドラッグや酒や喧嘩、夜はディスコで憂さ晴らし、日雇いの左官作業やケチな盗みやコカインの密売で、何とか暮らしている。しかしLinda(Roberta Mattei)に出会ってからVittorioは、こんなすさんだ生活から足を洗い、彼女と連れ子の3人で真っ当な暮らしをしたいと思うようになる。同じ頃Viviana(Silvia D'Amico)と親しくなったCesareも、きちんとした家庭を作りたいと考えるのだった。(作品の詳細はこちら


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うわーーっ、この生々しい臨場感は何なのだ!ドラッグ絡みのシーンは何度も観ているのに、本作品にはその場に居合わせたようなリアルな空気があり、嫌でも緊張感が高まる。錠剤を潰して粉にし、それをトランプのカードで1包みずつ分ける。細いストロー状にした紙を鼻に近づけて、テーブルに広げた白い粉を吸い込んだり、粉を指で歯茎に塗ったりする。ドラッグでトリップ状態になった表情が、そりゃもう怖過ぎて、固まっちゃいました。本物の薬物中毒者よりリアルかも。


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そんなCesareやVittorioなんだけど、優しくていいところがそれぞれにある。病気で寝たきりの姪っ子に、クマのぬいぐるみ(店先からかすめてきたものだけどね)をプレゼントするCesareは、まるで彼女の兄貴のようにいいヤツだし、Vittorioは結局Cesareを見捨てることができなかった。だって兄弟のように育ってきたんだから、アイツのことを放っておく訳にはいかないじゃないか。善と悪の間で振り子が大きく揺れるように悶々としながら、悪のスパイラルから抜け出せない2人を見ていると苦々しく思うが、本人たちにその気がなければ、状況改善は不可能だ。荒んだ暮らしを続けるのも、その生活に終止符を打つのも、本人次第だから。


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最悪の結末を予想していただけに、あのフィナーレに救われた。ホッとした。良くも悪くも、私たちの人生は続く。Luca MarinelliとAlessandro Borghi、迫真に迫る2人の演技に拍手喝采。


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by amore_spacey | 2016-06-20 03:44 | - Italian film | Comments(0)

暗黒街 (Suburra)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (84点)

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【あらすじ】 ローマ。2011年11月5日、第三次Berlusconi政権が退陣表明を出す1週間前。裏社会に強力なコネを持つ汚職政治家Filippo Malgradi(Pierfrancesco Favino)、父親の多額の負債を返済しなければならないVip専用ディスコの支配人Sebastiano(Elio Germano)、ローマ一帯を取り仕切る犯罪組織の若きボスNumero 8(Alessandro Borghi)、犯罪組織の昇格を目論むジプシー一族のボスManfredi Anacleti(Adamo Dionisi)、政界や裏社会やバチカンに顔が利き、ローマの犯罪組織の中で最も恐れられている帝王Samurai(Claudio Amendola)。
  ある事件をきっかけに交錯する彼らの人生を軸に、政界と裏社会のつながりや犯罪組織同士の反目、またそれらに巻き込まれる人々の人間模様を描く。Giancarlo De CataldoとCarlo Boniniの小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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緊張感が途切れることなく、最後まで目が離せなかった。やられたな。あの時の興奮や高揚感が未だに覚めやらず。タイトルのSuburraはローマ時代の地名で、権力と犯罪勢力が水面下でせめぎ合っていた区域を指す。


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根回し・ドラッグ・娼婦たちと3P・全裸でホテルのベランダから放尿・スキャンダルとその揉み消し・権力と金への執着・・・。人間のクズ、国民の敵、税金泥棒!鑑賞者の憎悪が、彼を集中砲撃する。そんな腐りきった政治家を、文字通り身体を張って熱演したPierfrancesco!本当に素晴らしかった。渾身の演技に感動。


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Elioが演じた、爬虫類のような冷たい皮膚で覆われたディスコの支配人。自分可愛さと保身のためなら、簡単に彼女を犯罪組織に売る。イケメンで優しいが、窮地に追い込まれると、この手の男は簡単に裏切る。錯乱状態に陥って、何をするか分からない。怖いノダ。


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義理人情や礼儀を重んじたかつての裏社会の、最後の生き残りと言われる男Samuraiを演じたAmendola。登場回数はそれほど多くないが、あの存在感を何と表現したらいいんだろう。圧倒的なカリスマを備えた役者だ。


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特筆すべき脇役たち。ジプシーのボスManfrediを演じたAdamo Dionisi、目ぢからが半端ないNumero 8(Alessandro Borghi)、そしてこの作品の中ではたぶん唯一、真っ当な愛の形を見せてくれたViola(Greta Scarano)にも拍手。


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by amore_spacey | 2015-10-22 00:27 | - Italian film | Comments(0)