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Complice del silenzio

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 1978年ブエノスアイレス。スポーツ記者Maurizio Gallo(Alessio Boni) とフォトレポーターUgo Ramponi(Giuseppe Battiston)の2人のイタリア人は、世界サッカー大会の報道のため、ブエノスアイレスに向かう。表向きはサッカーに沸くが、アルゼンチンはJorge Rafael Videla大統領による軍事政権によって統治され、「汚い戦争」の真っ只中だった。世界大会の記事を書く一方、Maurizioにはイタリアからブ エノスアイレスに移住したイタリア人の元妻Ana Ramírez(Florencia Raggi)に会い、金を渡すという任務があった。2人は出会った瞬間、恋に落ちる。しかしAnaは、Videla独裁政権を倒そうとする左派ゲリラのメンバーの1人で、やがて秘密警察に追われる身になった。


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血にまみれたアルゼンチンの暗い歴史についてほとんど知らなかったので、その意味ではこれを観てよかった。汚い戦争とは、1976年~1983年にかけてアルゼンチンを統治した軍事政権によって行われた国家テロのことで、左派ゲリラの取締を名目として労働組合員や政治活動家や学生やジャーナリストなどが逮捕・監禁・拷問され、3万人が死亡または行方不明となった。スポーツ記者Maurizio Galloもこの動乱に巻き込まれ、逮捕・監禁・拷問に遭う。秘密警察が暗躍する暮らしが、ついこの間まであったという事実に戦慄した。国民を牛耳る理不尽な政権が、世界のどこかにまだまだあるはず。


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考えさせられることはあったが、作品自体が甘ったるい味付けで虫歯になりました。何だかんだ言ってもAlessio Boniはメロドラマ要員だから、観る前から嫌ァな予感はあったんだけど、的中★ いたぶられるAlessio、心身ともに傷ついたAlessioを見るのも、悪くないもんだわぁ。なんて思っちゃった。アタシってSかも、ぐふふっ。

製作国:Italy, Spacin, Argentina
初公開年:2008年
監督:Stefano Incerti
キャスト: Alessio Boni, Giuseppe Battiston, Jorge Marrale, Juan Leyrado, Florencia Raggi ...


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by amore_spacey | 2014-05-27 00:27 | - Italian film | Comments(0)

Viaggio segreto

私のお気に入り度 ★★★☆☆(75点)

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【あらすじ】 精神分析医Leo(Alessio Boni)とモデルの妹Ale(Valeria Solarino) は、ローマのマンションの両隣に暮らしている。彼らが幼少の頃に暮らしたSiracusaのヴィッラが、ある日売りに出されることになった。そのヴィッラを現代画家でAleの婚約者であるHarold(Emir Kusturica) が、彼女へのプレゼントとして買おうとしていると知ったLeoは、ヴィッラのあるSiracusaに旅立つ。現地の不動産屋のAnna Olivier(Donatella Finocchiaro) に案内され、Leoは久しぶりにヴィッラを訪問するが、30年前に起きた忌まわしい事件が蘇ってきた。居間で母親(Claudia Gerin) が銃殺されたのを目撃したのだ。あれから2人はトラウマに悩まされ続けているのだった。


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トラウマに悩まされ続ける美しい兄と妹。画面はいつも薄暗い闇の中、バックには物悲しい音楽が流れる。ショックや絶望や悲しみを抱えて生きている2人が、美化されすぎて、ロマンチックにすら見えてくる。「苦しんでる僕たちって、憂いや悲哀があって、素敵だよね」って自己陶酔しているみたい。


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主役の2人や演出がカッコよすぎるので、ほとんど現実味がない。その一方で不動産屋のAnnaを演じるDonatella Finocchiaroと娘の2人が、本当の母娘のように呼吸が合っていた。

製作 国:Italy, France
初公開年:2006年
監督:Roberto Andò
キャスト:Alessio Boni, Donatella Finocchiaro, Valeria Solarino, Claudia Gerini, Marco Baliani, Emir Kusturica, Roberto Herlitzka, Fausto Russo Alesi ...


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by amore_spacey | 2014-05-16 03:30 | - Italian film | Comments(0)

L'altra donna

私のお気に入り度 ★★★☆☆(62点)

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【あらすじ】 若手の優秀な建築家Simone(Alessio Boni)は、大学で建築学を学ぶ若くて美しい妻Fiammetta(Anita Caprioli)と5歳になるかわいい息子Giulioに囲まれて、幸せに暮らしていた。しかしあるテレビ番組でSimoneのインタビュー映像が流れた日を境に、彼らの生活は徐々に黒い影を帯びていく。夜中に匿名の電話があったり、毎日Simoneに1本のバラが届くようになったり、幸せな家族の映ったカセットビデオが届いたり、自宅前でSimoneが車に轢かれそうなったりした。ビデオを見たSimoneは、10年前の忌まわしい事件を思い出す。何も知らないFiammettaは、Simoneに愛人がいるのではないかと疑うが・・・。


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お昼のメロドラマ的な作品。Alessioが出ているから観ただけ。『嵐が丘』で共演したAlessio Boni&Anita Caprioliが、本作品でも主役を演じている。Alessioが新進気鋭の建築家だなんて、ハマりすぎてあんまり面白くない。でもアル中で壊れたAlessioの姿は、母性本能をくすぐられるなぁ。


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麻生久美子の雰囲気に似たAnitaは、スマートで綺麗なんだけど、演技がヘタすぎる。演技してまーす!ってオーラが出すぎ。もっと自然体でやろうね。彼女は顔の形がきれいだから、長い髪をアップにしたほうがずっと似合う。Filippo Timiの怪演は、この頃始まったのかぁ。

製作国:Italy(Raiuno)
放映日:2002年6月11日
監督:Anna Negri
キャスト:Alessio Boni, Filippo Timi, Anita Caprioli, Sara Franchetti, Sabrina Scuccimarra, Antonia Dell'Atte ...


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by amore_spacey | 2014-05-09 01:45 | - Italian film | Comments(0)

La caccia

私のお気に入り度 ★★★☆☆(68点)

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【あらすじ】 小さな宝石店を営んでいるLorenzo(Alessio Boni)には、妻のMartaと可愛いLucaの家族があり、間もなく2番目の子が生まれる予定だった。ある日、店にやってきたMartaとLucaに店番を頼んで、Lorenzoが外回りに出かけたその隙を狙うかのように、強盗が店に押し入り、妻と子どもを殺して逃走した。Lorenzoは一瞬にして大切な家族を失ってしまう。一方、8年前に窃盗罪で刑に服したPietro Sacco(Claudio Amendola)は、車両整備士として新しい人生を歩み始めたばかりだった。現場に残された証拠や目撃証言から、Pietroに疑いがかけられる。しかしPietroは何者かが仕掛けたワナだと察知した。遅々として進まない捜査に苛立ったLorenzoは、自分の手で犯人を探し出し、殺すことに決めた。


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黒縁メガネのAlessioに萌え~!!!銀行員のような、大学教授のような、かしこまった雰囲気のAlessioも素敵。幸せの絶頂から一転して奈落の底に突き落とされた彼の、ノドから血が滲み出るような慟哭もエロい。Alessioなら大袈裟にやってもそこそこサマになるが、ヘタな役者がやると安っぽいメロドラマになっちゃう。


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最近Claudio Amendolaは、薄暗い過去があるけどホントはいい人なの的な役が多い。これって自己陶酔の裏返しでMっぽくない?何かヤダな。

製作国:Italy(Raiuno)
放映日:2005年1月16~17日
監督:Massimo Spano
キャスト:Claudio Amendola, Alessio Boni, Simona Cavallari, Andrea Osvart, Nicola Di Pinto, Loredana Cannata, Ernesto Mahieux, Kaspar Capparoni ...


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by amore_spacey | 2014-05-06 00:28 | - Italian film | Comments(0)

Non aver paura

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 最近別居したばかりのLaura(Laura Morante)とFranco(Alessio Boni)は、9歳になる彼らの一人息子Luca(Marco Ragno)の親権を巡って争いが絶えない。そんな中でLucaは、自分とは全く性格の違う想像上の友だちTommi(Andrea Ragno)と話すことによって、何とかやりすごしていた。Francoからの慰謝料だけではやりくりできないため、Lauraは電話ホットラインの仕事をしていたが、ある日かかってきた電話の男が、ストーキング紛いのことをして、Lauraを脅かす。


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サスペンス・タッチなのに、一貫性がなく中途半端。結末もお粗末で、はぐらかされたような気持ちになる。Alessioがぶち切れるとパワー全開で、Kimさま並みに怖い。息子が轢かれそうになったからって、運転手をあそこまでボコボコに殴ることはない。前歯へし折って流血させるなんて・・・落ち着いて下さいよぉ。Lauraも終始キリキリ&イライラ。2人ともピリピリしすぎ。こんな夫婦に育てられたら、たまったもんじゃない。

圧倒的にカッコいい役が多い中、うらびれたAlessioをみるのも、なかなかいいわぁ。カッコいいAlessioには近寄り難い雰囲気があるけれど、しおれた彼を見ていると、いい子いい子してあげたくなっちゃう。母性愛を刺激されるのね。

製作国:Italy
初公開年:2005年
監督:Angelo Longoni
キャスト:Alessio Boni, Laura Morante, Marco Ragno, Cesare Bocci, Eleonora Ivone, Valeria Milillo, Andrea Ragno ...


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by amore_spacey | 2014-04-25 01:45 | - Italian film | Comments(0)

Cime Tempestose (嵐が丘)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 イギリスはヨークシャーの荒野に立つ、荒れ果てた館「嵐が丘」を舞台に、復讐に燃えるHeathcliff(Alessio Boni)とCatherine(Anita Caprioli)の愛と悲劇を描いた作品。


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Alessio Boniの舞台を観て、Alessioブームが再燃し、ひっそりAlessio祭りを楽しんでいます。さてイギリス古典文学の王道で今更感のある『嵐が丘』ですが、昔Laurence OlivierのHeathcliffを観た時、端正な顔立ちに見え隠れする暗さや翳が、私の思い描いていたHeathcliffにあまりにもハマリすぎて、強烈な印象が残っていたせいか、巻き毛ライオン頭のAlessioに、ものすごく違和感。あれってHeathcliffではなくて・・・


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『ベルばら』のアンドレ・グランディエ?でなかったら、QueenのギタリストBrian May??


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それからイタリア語を話すHeathcliffやCatherineって、どうなの?伊国営放送のTVドラマだから、台詞は当然イタリア語。そのせいか?変なフィルターがかかって、嵐が吹きすさぶ厳しい自然の中にあるはずのヨークシャーが、北イタリアはドロミテ渓谷や南チロル地方の風景とダブったりして、どうもしっくりこない。Catherineを演じるAnita Caprioliが、やけに早口で甲高いのも癇に障る。

そこをぐっと我慢して、何とか最後まで辿りついたんだけど、何度も出てくる「ヒースクリーーーーフ!」や「キャサリーーーーーン!」の絶叫が可笑しくて、悲恋どころじゃなくなっちゃった。彼らが一生懸命やればやるほど笑えるなんて失礼な話ですが、でも悲劇は喜劇と紙一重と言いますしぃ(^^ゞ


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そんな私でも大昔は、少女漫画を読みながら涙していたティーンエイジャーでした。そうそう、これを観てやっと話の詳細が蘇ってきた。2人の恋路を邪魔したのは、Catherineの兄Ivory(Franco Castellano)だったんですね。ろくでなしのIvoryはもちろんのこと、Catherineの優柔不断で女性特有の気まぐれのせいで、叶う恋もダメになった、なんて言い過ぎ?Linton家のEdgar(Juraj Rasla)との縁談をスッパリ断れば、あんなに泥沼化しなかった。でもそれじゃ、話は終わっちゃう。気まぐれやすれ違いや誤解や邪魔者がいなけりゃ、この手の話は面白くも何ともないのだ。ほぼ同じ年に書かれたAlexandre Dumasの『モンテ・クリスト伯』のような復讐劇のある後半が面白いのに、TVドラマではテキトーにお茶を濁しただけ。2人のメロドラマだけに焦点をあてて、視聴者を泣かせたかったんだな。

製作国:Italy(Rai 1)
放映日:2004年10月4~5日
監督:Fabrizio Costa
原作:Emily Brontë
キャスト:Alessio Boni, Anita Caprioli, Franco Castellano, Ivo Novák, Luca Cianchetti, Juraj Rasla, Winter Ave Zoli , Guglielmo Pinelli, Giovanni Anzaldo ...


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by amore_spacey | 2014-02-26 01:09 | - Italian film | Comments(4)

La Carne del Marmo - Un oratorio per Michelangelo - 

私のお気に入り度 ★★★☆☆(65点)
私のAlessioお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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【あらすじ】 ルネサンス期の彫刻家・画家・建築家・詩人である天才芸術家Michelangelo Buonarroti(Alessio Boni)と素晴らしい作品を生み出す大理石が織り成す関係を、ソネット(定型詩)や音楽や映像やバレエやナレーションによって、多面的に描き出す。


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だめだー、この手のコラボ。何がダメって、神経を逆撫でするような音楽に、若い2人のダンサーの前衛的な踊り(とても上手いんです、でも…)。そして抽象的&形而上的すぎる映像( ̄∇ ̄;) Alessioのナレーションだけで十分だったのに。場内に着席して舞台を見た瞬間、嫌ァな予感がしたのね。舞台装置がなぁんにもないの。数ヶ所にタイルの破片の山と、手動のスポットライトが1台あるだけ。ガラーンとした舞台に、「あ、今日はハズレかも?」 悪い予感が当たっちゃった。

『ダヴィデ像』の原材料となる大理石の原石に命の宿りを感じ、その原石を若い男の肉体としてとらえ、そんな彼の若さや美しさやたくましさを、狂おしいまでに慈しみ愛でる。それなのに自分と来たら老醜をさらし、死を待つだけの枯れた人生。オレは終わってる。およそ美や永遠からは程遠い自分をのろい、嫉妬にのたうちまわるMichelangelo。たぐいまれな才能に恵まれた芸術家の心の奥底に秘められた、脈打つ生々しい魂を表現する手段として、今回のような試みもありだと思う。私の趣向に合わなかっただけ。


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年老いた芸術家という役柄上、Alessioが登場したときは、「えっ?」 一瞬だれなのか分からなかった。けれどモノローグが始まり手足や身体が動き始めると、そこに横たわっていたのは紛れもなくAlessioだった(*^^*) 彼の声は聞き取りやすく、とても心地よい。それは彼のインタビュー(音が出ます!)からも分かる。隣に座ってずっと彼の声を聞いていたい。Colin Firthのように、何をやってもどんなに崩しても品がある。正統派・品行方正な役者でありながら、取り澄ましたり大上段に構えたりしない。気さくで安心できる人だ。『輝ける青春』から11年。デビュー当時のカッコイイだけの青年から、深みのある素晴らしいベテラン役者になった。もう彼から一時も目が離せない!emoticon-0152-heart.gif

劇場:Teatro Duse (Bologna)
上演日:2014年2月13日
監督:Alessio Pizzech
映像:Giacomo Verde
音楽:Dario Aricidiacono
キャスト:Alessio Boni, Compagnia Imperfect Dancers


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by amore_spacey | 2014-02-19 05:43 | Theatre | Comments(0)

ART

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 前衛的な作風で有名な画家の絵を、法外な値段で購入した裕福な皮膚科医Serge(Alessio Boni)は、2人の友人を自宅に招いて、その絵を披露する。芸術や文学方面に疎く他人の意見をなかなか受け入れられないMarc(Gigio Alberti)は、その絵を見るや否や、批判的な態度をとってSergeを不快な気持ちにさせた。自分の結婚式が1ヵ月後に控えているYvan (Alessandro Haber)は、日和見主義で思っていることを率直に言うことが出来ず、 Sergeの気持ちを刺激しないように当たり障りのない社交辞令的なことを言って、その場をしのいだ。しかしこの1枚の絵の登場で、15年以上続いてきた3人のこれまでの友情に不協和音が生じ、微妙な様相を見せ始める。


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人間の心の奥底に隠された嫉妬や劣等感やエゴや嘘などネガティブな感情が、1枚の絵を巡って一気に表面化する。辛口なコメディである。芸術というのは曖昧で、時には都合のいい言葉だ。芸術に造詣が深い=インテリということもあれば、芸術に精通しているフリ=似非(エセ)インテリということもままあり。『裸の王様』の寓話のように、芸術が一人歩きして真実が見えなくなってしまうことがある。芸術品の評価や価値も、基準があってないようなもの。突き詰めれば、その作品が好きか嫌いか?が重要で、その周辺部にある逸話や薀蓄(ウンチク)は、付録にすぎない。


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その芸術が友情に割り込んでくると、今まで保ってきた均衡が崩れて面倒なことが起きる。見知らぬ者や初対面なら、「あいつは芸術の分からないヤツだ」で終わる。しかし長い付き合いのある人間同士は、ついわがままになり、「お前の奥さんの、ああいうところが、実はすごく嫌だったんだ」と、全く関係のないエピソードを持ち出してきたり、「お前って、そういうヤツだったのか?」と、言わなくてもいいことを口にして泥仕合になる。激昂した感情は留まるところを知らない。さらにその傷口に塩を塗りこんでしまう。


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裏を返せばその行為は、誰もが抱えている孤独感から逃れるための武装に過ぎないとも言える。本当は1つのことを分かりあいたい、同じ気持ちを分かち合いたい。分かって欲しい。だからつい力が入る。友だちなんだからさ、分かってくれてもいいじゃないか。でも100%の合意はムリ。そりゃそうだ、1人1人性格や生育環境が異なれば好みも違うのだから。友情も腹八分目がちょうど良い。いや、ちょっと物足りないくらいの腹六分目がいいかな?


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休憩なしの90分の舞台。中だるみなく最初から最後まで素晴らしかった。特にYvanを演じたAlessandro Haberの、5分に及ぶ独白は、『白鳥の湖』第3幕に登場するオディール(黒鳥)の32回転グランフェッテに匹敵するワザとパワーがあり、圧巻!参りました。


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演技のうまさはAlessandro Haber、声のよさはGigio Alberti、トータルでよかったのは何といってもAlessio Boni。劇中で唯一タバコを吸うのはAlessio Boniだが、実生活では全く吸わず、へヴィー・スモーカーのAlessandro HaberとGigio Albertiは。上演後、舞台上でうまそうに一服した。最後に小さなサプライズ。劇中に登場した「高額な絵画」の大キャンバスに、3人のキャストが絵とサインを入れ、その場でオークションが始まる。50ユーロからスタートし、100ユーロで競り落とされた。背の高い若い女性が持ち帰った。100ユーロは某基金に寄付される。心に残る良い夕べだった。

劇場:Teatro Storchi (Modena)
上演日:2013年4月20日
原作:Yasmina Reza
監督:Giampiero Solari
キャスト:Alessandro Haber, Alessio Boni, Gigio Alberti


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by amore_spacey | 2013-04-22 00:06 | Theatre | Comments(2)

Arrivederci amore, ciao (グッバイ・キス 裏切りの銃弾)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(68点)

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【あらすじ】 中米でのゲリラ生活に疲れ果てた左翼過激派のGiorgio Pellegrini (Alessio Boni)は、仲間を殺してイタリアに帰ってきた。爆弾テロ犯として追われていた彼は、やがて悪徳刑事のFerruccio Anedda(Michele Placido)に捕らえられ、減刑を条件に同士たちを密告する。それから2年後出所したGiorgioは、やりたい放題の生活を送るようになっていた。そんな中Aneddaと結託して刑務所仲間の麻薬取引現場を強襲したGiorgioは、Aneddaと衝突した挙句、計画にはなかった現金輸送車まで襲撃する。普通の一市民として普通の生活を営みたいと思うGiorgioだったが…。



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Michele Soavi監督ってホラーの神様なのね。テロリストの血生臭い非情な生き様はよーく分かったんだけど、残念ながらまったく感情移入ができなかったし、アクションシーンもあるのにかったるい作品だった。役者としてのMichele Placidoのド迫力や、熟女Isabella Ferrariの色香に参りました。

製作国:Italy
初公開年:2006年
監督:Michele Soavi
原作:Massimo Carlotto
キャスト:Alessio Boni, Michele Placido, Isabella Ferrari, Alina Nadelea ...


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by amore_spacey | 2010-09-13 02:05 | - Italian film | Comments(0)

Sanguepazzo

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

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【あらすじ】 ファシズムの嵐が吹き荒れる1930年代のローマ。下積み中のLuisa Ferida(Monica Bellucci)は、Golfiero監督(Alessio Boni)に見出されて大女優への道を歩み始める。彼女の憧れだった人気役者Osvaldo Valenti(Luca Zingaretti)との共演が実現し、2人の役者は公私ともに栄光と幸せの頂点に立ったかに見えた。しかしファシズムを支持しパルティザンと戦うDecima MASに加盟したOsvaldoの活動が、彼らの運命を決定的なものにするのであった。



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Luisa Ferida&Osvaldo Valentiと言えば、ファシズム体制下にあったイタリア人にとって忘れ難い役者で、若かった姑も彼らの名をよく見聞きしたという。その2人をMonica姐&Luca Zingarettiが共演、また女優に仕事上の立場を超えた恋慕の念を抱くGolfiero監督をAlessio Boniが演ずるなんて、夢のようなキャスティングではありませんか。しかもMarco Tullio Giordana監督の『輝ける青春』で共演したLuigi Lo CascioやAlessio BoniやSonia Bergamascoがこの作品で再会している。監督御用達の役者さんたちなんだろう。



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息の合ったLuca Zingaretti&Mocica姐が素晴らしかった。TVドラマ『モンタルバーノ警部』の柔和な表情は殆ど観られず、コカイン中毒でトリップしたり禁断症状に苦悩する様は鬼気迫る。コカインを買う金を工面するために、汚れた仕事にも手を染めるMonica姐の健気さや気丈さや悲哀は、ゴージャスで女王様的な彼女が演じたからこそずっしり心に響いた。この2人のベッドシーンはヨダレもの、うほほーっ!Alessio Boni様は今回もちょっぴり神経質なナイスガイで、わたくしを裏切らなかった(*^^*) 少しお痩せになったかしら?そんな彼とMonica姐。2人は決して言葉にしなかったけれど、あんな密やかな愛の形もあるのね、うるっ。

それにしてもLuca ZingarettiやMonica姐のような役者が、作品の中で別の作品(劇中劇)を演ずる場合、どういった役作りをするの?「役者は色んな役柄を演ずることによって、自分の新たな面を発見し、同時に自分の中に溜まったものを吐き出すことができる」と愛するKevi様は仰ってますが、劇中劇の場合も自分軸が揺らぐことはないのかしら?ないわよね、プロだもの。 

製作国:Italy & France
初公開年:2008年
監督:Marco Tullio Giordana
キャスト:Monica Bellucci, Alessio Boni, Luca Zingaretti, Luigi Lo Cascio, Maurizio Donadoni, Tresy Taddei, Luigi Diberti ...


↑1日1回応援ぽちっ☆ ありがとうございます(^^)
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by amore_spacey | 2010-05-31 03:46 | - Italian film | Comments(0)