タグ:Barbora Bobulova ( 5 ) タグの人気記事

Una piccola impresa meridionale (南部のささやかな商売)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 Maria Stella(Giuliana Lojodice)は悩みのどん底にいた。50歳になる元神父の息子Costantino(Rocco Papaleo)は、女性を好きになるが捨てられて、南部の故郷に戻ってきた。聖職を捨てた息子と同居なんて、恥ずかしくて村人から何と言われるか分からない。そこでCostantinoを村から離れた海際にある、打ち捨てられた灯台に一人暮らしをさせることにした。ところが妻に逃げられて失意の義弟Arturo(Riccardo Scamarcio)や元売春婦Magnolia(Barbora Babulova)、灯台の修理に来た2人の男と娘と、同居人が次々に増え、ついにはマンマのMaria Stellaも灯台で暮らすようになる。やがて、灯台に隣接する建物をホテルに改造するという話がもちあがった。


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赤の他人が共同生活を始めるうちに擬似家族のようになっていく、ちょっと奇妙な人間関係が描かれている。Ferzan Ozpetek監督の『無邪気な妖精たち』に出てくる人間模様や、カトリック教会や保守派が根強い土地で未だにタブー視されている同性愛にスポットを当てたところなどよく似ている。本作品はドタバタ・コメディタッチなので、事態の重みや深刻さをそれほど感じさせないが、当事者にとってみれば人生をかけた問題だ。


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Costantinoは聖職を捨てた。彼の妹は夫Arturoを捨てて愛人と逃げた。その愛人は何と、マンマの家のお手伝いさんだった。そしてお手伝いさんの姉は、元売春婦。灯台の修理・改修に来た2人の左官屋のうち、1人は妻と離婚し小学生の娘(親権を巡って、元妻と争っている真っ只中)とともに、ワゴン車でジプシーのような暮らし(+.+;)


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敬虔なカトリック教徒であるマンマから見れば、どいつもこいつもどひゃひゃーーな人間ばかり。そんな厳格で頭の固いマンマが、みんなと暮らすようになって徐々に丸くなり、よき仲介役になっていく様子は、とても微笑ましい。どの脇役も個性的で愉快痛快!

製作国:Italy
初公開年:2013年
監督:Rocco Papaleo
キャスト:Riccardo Scamarcio, Rocco Papaleo, Barbora Bobulova, Giorgio Colangeli, Giovanni Esposito, Giuliana Lojodice, Claudia Potenza, Sarah Felberbaum ...


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by amore_spacey | 2014-05-05 03:59 | - Italian film | Comments(0)

Gli equilibristi (綱渡り)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 一つの過ちをきっかけに、順調な人生があっという間に崩壊していく一人の男とその家族を通して、現代社会に生きる人々の不安定さが鮮明に浮かび上がるドラマ。40歳のGiulio(Valerio Mastandrea)は、妻Elena(Barbora Bobulova)と二人の子どもCamiilla(Rosabell Laurenti Sellers)・Luca(Lupo De Matteo)と幸せな家庭を築いているかのように見えた。だが職場の同僚と不倫をし、それが妻にばれてしまう。Giulioは家を出るが、仮住まい先はなかなか見つからず、状況は深刻になっていく。


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昔からイタリアの経済は、「倒れそうで倒れないピサの斜塔」に例えられることが多い。ユーロに切り替わった2002年以降、公的債務・税金・物価・光熱費などは増加の一途をたどるのに、収入は頭打ち。その結果、中小企業の倒産や失業者や若者の就職難民が増える一方である。比較的景気が良かった頃に、水面下で増殖していた大穴を、今になって国民が背負う破目になったのだ。食費・光熱費・教育費・ローン・雑費を順に払っていくと、月末前に赤字になる家庭がある。2~3ヶ月もヴァカンスに出かけていた時代は、はるか昔のことで、この不況下、1ヶ月出かけられる人はラッキーなのだ。こんな社会状況にあるので、「離婚は金持ちだけができること」と言われるようになってきた。離婚=2つの家庭(自分と元伴侶の生活)を維持することだから。家庭内別居や離婚をしている仮面夫婦が、わたしのまわりにいる。これなら少なくとも、住居費と光熱費は節約できる。しかし冷え切った男女が一つ屋根の下に暮らすというのは、どんなものなんだろう?そこに子どもたちがいたら?彼らへの影響は、計り知れないに違いない。


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イタリア国内に、Giulioのような男がたくさんいる。離婚後も元妻は、以前の生活レベルを下げたくない。だから弁護士を通して、双方で決めた生活費や養育費を文書に残し、元夫の生活状況がどうであろうと、規定額を請求し続ける。Giulioの悲劇は、元家族とはいえ、彼らに救いの合図を出すことができず、何とかやりくりして支払おうとして、限界をこえてしまったところにある。鉛のように重くのしかかってくる現実や元家族。まさに命がけで綱渡りのような生活をしながら、元家族に生活費や養育費を払い続ける。そこまで男のメンツに拘るのか?自分の命が危機にさらされたこの期に及んで、メンツも何もないだろうに。Giulioが不倫さえしなければ、家族4人でささやかながらも安定した暮らしができたのに。どんどん彼がやせ細り、精神的に崩壊していく過程は、背筋が凍りつくように怖かった。本当の恐怖は、Giulioの成れの果てが明日の私やあなたかもしれない、という現実。

パパのことを気にかけ心配する娘や息子たちが、不憫でならなかった。早く彼らの声がGiulioに届きますように、と願わずにはいられなかった。因みにGiulioの息子Lucaを演じたのは、監督の実の息子なんだってね。

製作国:Italy
初公開年:2012年
監督:Ivano De Matteo
キャスト:Valerio Mastandrea, Barbora Bobulova, Rosabell Laurenti Sellers, Antonella Attili, Damir Todorovic, Lupo De Matteo ...


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by amore_spacey | 2013-05-31 00:14 | - Italian film | Comments(0)

Ovunque sei

私のお気に入り度 ★★☆☆☆(55点)

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【あらすじ】 Matteo(Stefano Accorsi)は35歳の医者。妻のEmmaエマ(Barbora Bobulova)との関係は冷え切っていたし、自分自身のキャリアや収入にも関心はなく、人生に疲れていた。ある日彼は若い救急隊のボランティアElena(Violante Placido)に出会い、間もなく彼女に惹かれていった。同じ頃Emmaは、Matteoと同じ病院の内科医Leonardo(Stefano Dionisi)と関係を持ち始めていた。ある夜MatteoとElenaが乗っている救急車が、Leonardoの車に押されて橋の上で横転してしまった。事故により死に直面したMatteoは、愛の意味を再認識する。


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何だ、こりゃ?監督の自己陶酔&自己満足な作品?娘Violanteや弟Donatoまで総動員させた、Placido一家の家内制手工業?台詞の一つ一つが陳腐で笑える。話題を呼んだラストシーンだけど、あの意味は?どうしてもやらせてくれ!とStefano Accorsiが泣きついたのか?妻を演じたBarbora Bobulovaって、ヘアスタイルや髪の色やメイクで七変化する大竹しのぶみたいで、結構好きなんだわぁ。

製作国:Italy
初公開年:2004年
監督:Michele Placido
音楽:Ludovico Einaudi
キャスト:Stefano Accorsi, Barbora Bobulova, Violante Placido, Stefano Dionisi, Valentina Lodovini, Donato Placido ...


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by amore_spacey | 2011-10-05 00:11 | - Italian film | Comments(2)

Immaturi

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 高校を卒業して20年、仲良し同級生の7人はそれぞれの人生を歩んでいる。ところが教育省の手違いによって、高校卒業の資格が帳消しになり、もう一度全国統一高校卒業試験を受けなければならなくなった。そこで7人が集まって勉強会を開き、試験勉強だけでなく私生活の問題や悩みも打ち明ける。そして友情を再確認し、新たな気持ちでそれぞれの場所に戻っていく。


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事実婚で一緒に暮している彼女が妊娠したことで動揺する小児精神科医Giorgio(Raoul Bova)、未だに両親と一緒に暮す不動産屋のLorenzo(Ricky Memphis)、若い女の子と気楽な付き合いを楽しむラジオDJのPiero(Luca Bizzarri)、口の達者な一人娘を持つ働くシングルマザーLuisa(Barbora Bobulova)、妻の目を盗んで若い女の子と遊ぶお調子者Virgilio(Paolo Kessisoglu)、100日間セックス禁止を自分に課しているシェフFrancesca(Ambra Angiolini)、高校生だった頃Virgilioの彼女だったEleonora(Anita Caprioli)。これが7人の仲良し同級生。

タイトルのImmaturiは、未熟者たちの意。高校を卒業して20年経っても、「自分って何だかなぁ」「年齢相応の成長をしてるのかなぁ?」と各々が疑問を抱いている。観る前から話の展開が分かってしまうありがちなストーリーだけれど、さらっと観るにはいいかも。

製作国:Italy
初公開年:2011年
監督:Paolo Genovese
キャスト:Ambra Angiolini, Barbora Bobulova, Anita Caprioli, Raoul Bova, Luca Bizzarri, Paolo Kessisoglu, Ricky Memphis, Alessandro Tiberi ...


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by amore_spacey | 2011-05-13 00:18 | - Italian film | Comments(0)

Anche libero va bene (気ままに生きて)

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

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キム・ロッシ・スチュワートの初監督作品。完成を目前にした昨年12月に彼は交通事故に遭い、入院&手術を余儀なくされました。自宅療養中は映写機を持ち込んで、フィルム編集と最後の仕上げに没頭したという。主人公のトミー少年役を見つけるために、キム自身がローマの公園や中学を歩き回ったのですョ。こだわりの人…です。


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11歳のトミー少年は、姉のヴィオラとTVのフリー・カメラマンのパパ・レナートとママ・ステファニアの4人家族。が、今まで何度もふらっと家を出てはそのまま行方不明になり、気が向けばふっと帰ってくるような自分勝手なママは、いないも同然。パパの仕事は不定期で収入も少なく、そこそこの暮らしではあるが、3人力を合わせて何とか楽しく毎日を送っている。



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そこへまた突然ママが帰ってくる。父子家庭で3人の歯車がうまくかみ合う頃、いつも母親が乱入して家族のバランスが崩れる。「今までのことは許して欲しい。私が家庭のことは何でもやるから。あなたたちなしでは生きていけないのよ~」 レナートの足元で泣き崩れる。こんなシーンも何度も繰り返された。



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ママにはうちにいて欲しいヴィオラ、パパを気遣って素直にママが好きになれないトミー。



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妻に振り回され、ほとほと愛想をつかしたレナート。気が短く頑固で思い込みが激しい性格が災いして、せっかく手にした仕事もボツになる。家計はますます苦しく、彼の気持ちはどんどんすさんでいく。そんな父を間近に見ながら、トミー少年の心に変化があらわれる。


「人間形成の上で思春期に子どもたちが体験するものは、良かれ悪しかれその後もずっと引きずっていくことになる。人生の上で要になる時期。ガラス細工のような壊れやすい家庭を舞台に、そんな家庭環境に育つ少年の目から見た親や家庭や自分の世界といったものを描きたかった」 キム・ロッシ新監督の弁。が、場面のつなぎ方といいストーリー展開といい、かなり唐突で無理があったのでは?人生に絶望した夫が、八つ当たりで吠えまくるシーンだけが、やけに心に残っています(汗) ということで、期待した割りには何だかなぁ?な作品でした。残念。

《気になったシーン》
①大きめのTシャツにTバック?のキムがアイロンをかけている。おしりが見えそうで見えない…うぅぅ、見、見たいっ。 ②トミーは朝食をとらないで中学に行くんだけど、ダメよ、ちゃんと朝ご飯を食べていかなくちゃ。 ③ひょっとするとキム自身も気が短くて、荒っぽい&ののしり言葉を頻繁に口にしてます?板についてたよな( ̄∇ ̄;) ④トミー少年が心を寄せる同級生の女の子の教科書に、「好きだよ」と書いた紙切れをはさむ。うふっ♡ ⑤屋根の上にあるトミー少年の秘密基地。ここが彼の心を癒してくれる唯一の場所。 ⑥〆はヒゲ大魔王のキム様でしょう(^^)

製作国:Itaty
製作年:2005年
監督:Kim Rossi Stuart
キャスト:Barbora Bobulova, Tommaso Ragno, Kim Rossi Stuart...
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by amore_spacey | 2006-05-10 20:53 | - Italian film | Comments(10)