タグ:Catherine Frot ( 2 ) タグの人気記事

ルージュの手紙 (Sage femme)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 セーヌ川流れるパリ郊外に暮らす助産婦Claire (Catherine Frot)の元に、30年間姿を消していた血のつながらない義理の母Béatrice (Catherine Deneuve)から電話があり、「会いたい!」と言われる。Claireはずっと、大事な父を捨てた彼女のことを許せなかった。父はその後、自殺をしてしまったのだ。真面目すぎるClaireと自由奔放に人生を謳歌しているBéatrice 。性格が全く違う二人だが、互いを受け入れ、Béatriceの古い秘密が明らかになることによって、失われた年月が埋まっていく。いつしかClaireはBéatriceの生き方に影響され、人生の扉を少しずつ開きはじめる。(作品の詳細はこちら


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機内上映第5弾。実直で生真面目なClaireにFrot、人生を謳歌する自由奔放な義母Béatrice にDeneuveを配するなんて、これは適材適所の見本です。ストーリーや人間関係は全く違うが、『歓びのトスカーナ』で描かれた人のぬくもりに通じるものがあった。心を通わせることができる相手が、そばにいる。そして傷ついた心を癒してくれる。それが親子であろうと友人であろうと血の繋がらない母娘であろうと、支えがあるというのは、心強いパワーになるってもんです。


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年齢を重ねたからこそできる会話がある。辛口のユーモアも、笑い流すことができる。一生許せないほど憎んでいたはずなのに、その感情がいつの間にか消滅する。そして母娘の関係をこえた、人間同士の絆が芽生えていくのだ。フランスを代表する女優の競演は、大袈裟にならず落ち着いていて期待通りでした。が、Claire付き合い始めたPaul Baron(Olivier Gourmet)の存在が中途半端で、ちょっぴりもやもやが残りました。


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by amore_spacey | 2017-09-20 23:27 | - Other film | Comments(0)

Les saveurs du Palais (大統領の料理人) 

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 フランスの田舎でこじんまりとしたレストランを経営するHortense(Catherine Frot)のもとに、ある日フランス政府の公用車がやって来る。彼女はパリ中心部にあるエリゼ宮殿と呼ばれる大統領官邸へ招かれ、François Mitterrand大統領(Jean d'Ormesson)のプライベートシェフに任命されたのだ。だがこれまで女性料理人がいなかった男社会の厨房で、Hortenseはよそ者でしかなかった。フランス大統領官邸史上唯一の女性料理人の実話を映画化。(作品の詳細はこちら


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大統領官邸と南極基地の厨房の風景。Hortenseの過去と現在の職場シーンを交差させながら、ストーリーが展開していく。大衆食堂のおばちゃん風の彼女が、紅一点で頑張る。男たちの嫉妬や専横に構わず、数々の細かい約束事を時には大胆に無視、栄養士なんかクソ食らえ!で、美味しい料理をつくることだけに、真摯に豪快に突き進んでいく。唯一彼女が気にかけていたのは、自分の料理が大統領を幸せにしているかどうかということ。そんなHortenseの人柄にひきつけられた。


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望まざる栄光を得ながらも、その栄光をあっさりと捨て、自ら望む幸せを掴もうとする、底抜けに強いHortenseの、料理しかないという潔い生き方がかっこいい。南極の最後の日のシーンにほろり。調査隊にとって母親のような存在のHortense、彼らに慕われ、頼りにされていたんだな。


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お腹が空いていたら尚更、お腹が空いていなくても、この映画は食欲のツボを刺激して、困ってしまう。


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真夜中、大統領とHortenseが一緒に食べる、黒トリュフのタルティーヌをみたら、猛烈に食べたくなった助手の青年Nicolas(Arthur Dupont)が、Hortenseの横でいい雰囲気を醸し出していた。


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by amore_spacey | 2016-03-24 21:21 | - Other film | Comments(2)