タグ:Charlotte Rampling ( 9 ) タグの人気記事

第74回ヴェネチア国際映画祭のアレッサンドロ・ボルギ (Alessandro Borghi)

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第74回ヴェネチア国際映画祭が、昨夜閉幕しました。コンペ部門の主な受賞は以下の通りです。日本勢は残念ながら、受賞を逃しました。

金獅子賞 The Shape of Water (by Guillermo Del Toro) メキシコ
審査員大賞 Foxtrot (by Samuel Maoz)
男優賞 Khamel El Basha (The Insult)
女優賞 Charlotte Rampling (Hannnah by Andrea Pallaoro) 
監督賞 Xavier Legrand (Jusqu’à la garde)
脚本賞 Martin McDonagh (Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)
審査員特別賞 Sweet Country (by Warwick Thornton)
マルチェロ・マストロヤンニ賞 Charlie Plummer (Lean on Pete)
*
さて個人的には、映画祭史上初めてパドリーノに抜擢されたAlessandro Borghiの衣装が気になったので、開催中の彼を追ってみました。いやぁ、目の保養になります、うふふっ。

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シンプルなTシャツでヴェネチアに登場。


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記者会見後
ジャーナリストを撮る。


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Roberta Pitroneと一緒に。


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エクステでルックを変えてみる。


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キラッキラなジャケット☆


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閉幕式はGucciで決めたるわ。


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by amore_spacey | 2017-09-10 17:13 | My talk | Comments(2)

Sous le sable (まぼろし)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (80点)

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【あらすじ】 Marie(Charlotte Rampling)とJean(Bruno Cremer)は結婚して25年になる50代の夫婦。子どもはいないが幸せな生活を送っている。いつものように今夏もバカンスを過ごすため、フランス南西部の別荘にやって来た。2人はビーチに出たが、Marieが浜辺でうたた寝をしている間に、Jeanは海に泳ぎに行ったらしく、目を覚ました彼女は、夫が海から戻っていないことに気づく。夫が海で溺れたのではないかと、ヘリコプターまで出動して大がかりな捜索を行ったが、Jeanは行方不明のまま。1人でパリの自宅に戻った彼女は、何事もなかったように夫と普通に暮らしているように見えた。(作品の詳細はこちら


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Charlotte Rampling祭り。愛する人の姿が見えない時のざわっとした嫌な気持ち。これが失踪したかもしれない強い不安に変わり、愛する人を失った現実を受け入れられないMarie。ぽっかり穴があいた心の中を、夫の幻覚で埋めていく日々。ときどき「えっ?」な発言はあっても、彼女は人前で取り乱したりせず、泣き言すら言わないで、淡々と暮らしている。傍目には以前と何ら変わりがない。そこにゾッとする怖さが潜んでいる。


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夫の幻覚を見るたびに、彼女の心情が赤裸々に描き出され、切ないったらない。Jeanは海で溺れたのか?自殺したのか?それとも、自由を求めて失踪したのか?私のことを愛していなかったの?答えが見つからないMarie(そして視聴者)に、姑は言葉の刃を投げつける。それはMarieにとって衝撃的ではあったが、相変わらず答えは出ない。遺体や遺品の確認をしても、宙ぶらりんのまま。目に見えないごく僅かな速度で、Marieはすでに壊れ始めていた。


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当時54歳のCharlotteが、ある時は20代の女性に、またある時は初老の女に見えたり。彼女の演技も素晴らしいが、幾つもの瞬間の彼女を撮った監督やカメラマンは、それ以上に凄い。余談だけど、コトの最中に突然女性が笑い出したら、男性はビックリして萎える…よねェ。


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by amore_spacey | 2016-02-21 03:00 | - Other film | Comments(0)

Stardust Memories (スターダスト・メモリー)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (81点)

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【あらすじ】 売れっ子俳優・映画監督Sandy Bates(Woody Allen)は、Stardustホテルで開催された彼の新作プレミアショーに呼ばれた。気が進まないまま会場に赴くが、ふっとした拍子に様々な過去が目の前に立ち現れては消えていく。彼の作品にも出演し、しばらく付き合ったDorrie(Charlotte Rampling)との日々は楽しかった。
 今は2人の子がいるフランス人女性Isobel(Marie-Christine Barrault)との関係に行き詰まり、そこから逃避したくて、知り合ったバイオリニストDaisy(Jessica Harper)を口説いている。そんなSandyと、映画製作者・評論家・偽知識人・マネージャー・ファンとの関係など、彼を取り巻く環境や時代の空気を、アイロニカルに表現した作品。(作品の詳細はこちら


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Charlotte Rampling1人祭り。モノクロ映像にジャズ音楽、現実と過去と妄想(私もよくある)、好きな女性たち、そして自虐ネタ。この作品はWoody Allenらしい揶揄やメタファーに溢れ、軽快で毒を含んだユニークな話し振りに、何度もクスッと笑った。「もうドタバタ映画はいやだ。これからは心の懊悩を描いたシリアスな映画を撮りたい」というSandy監督と、従来のドタバタ映画のほうがいいという評論家やマネージャーやファン。宇宙人にまでダメ出しされたら、Sandyでなくても頭を抱えちゃう。

分厚いレンズのメガネをかけ、若くしてハゲの兆候が色濃く出ている。異様に鼻がデカくて、風采が上がらないSandy。なのに何故こんなにもてるんだろう?たまに会って喋るには楽しいけれど、一緒に生活したくないタイプ。彼は神経質で理屈っぽいから、瞬間湯沸かし器な私では、とても面倒見切れません。


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そんな冴えない男と何度もキスさせられたCharlotte Ramplingは、クール・ビューティーの元祖といえる。官能的なまなざしやハスキーボイスが、一段と美しさを増した引退間際の山口百恵とダブって映った。他人に媚びず、自己主張し過ぎない、賢い人だ。


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Sandy監督があれほど苦悩したのは、過去の女性との恋愛体験から、彼独自の恋愛幻想が生まれ、願望と虚実がグダグダになってしまったところにあるように思う。踏ん切りがつかない。それが映画制作にも影を落とし、袋小路に追い込まれたような状態なのかも。Sandy監督のプライベートな恋の世界と映画の世界が1つに溶け込んでいくあのワンシーンは、とても洒落ている。喋り倒したあとの静けさに平和な空気が流れ、ほっと息をつかせてくれた。ちょい役をもらった当時22歳のSharon Stoneは、この頃からすでにゴージャスな雰囲気を放っている。


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by amore_spacey | 2016-02-13 00:01 | - Other film | Comments(2)

45 years (さざなみ)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (86点)

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【あらすじ】 イギリスはNorfolk州の田舎町。土曜日に結婚45周年の記念パーティを控えるGeoff(Tom Courtenay)とKate(Charlotte Rampling)夫婦。しかし月曜に届いた手紙がきっかけとなって、山岳事故で命を落としたGeoffの元恋人の存在が、2人の間に浮き上がってくる。かつての恋人との記憶をよみがえらせてはそれに浸るGeoffと、すでにこの世にはいない彼女に嫉妬を募らせていくKate。次第にKateはGeoffに対する不信感を抱くようになり、長い夫婦生活で育んできた愛情や絆がゆるぎはじめる。David Constantineの短編小説を映画化。(作品の詳細はこちら


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イギリスの田舎町に暮らす70代前後の夫婦の、月曜日から土曜日までの日常生活を描いている。静かな中にもじっくりと見応えのある作品で、男性・女性それぞれの視点から楽しめると思う。長く連れ添った夫婦の心の機微を、何気ない仕草や会話の端々に上手く描き出している。


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どうしても共感できなかったのは、元恋人のことを忘れられないGeoff。かつて付き合った人や、結婚まで約束したのに諸事情で別れた人のことなどを、何かの折にふっと思い出したりすることは誰にだってある。そこでちょっぴり幸せになったり、「自分は若かったな」と苦笑したり。でも昔の恋人に関する物をいつまでも大事に隠し持っていたり、丑三つ時に屋根裏部屋で昔の彼女の1人スライド映写祭をやったりするGeoffの脳みそって、どうなってんの?目の前に愛する妻がいながら、彼の心を大きく占めているのが、事故で亡くなった元恋人って、あんた、それ、マジで言ってんの?と一喝したい。男性の心は永遠の少年、とか何とか都合のいいことを言うけれど、ふざけんじゃないわよ。


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そんなGeoffなのに、結婚45周年記念パーティで、、「私の人生で最大の収穫はKate、君と出会い結婚できたことだ」と、予想通り涙ながらのスピーチ。その後プラッターズの「煙が目に沁みる」に合わせて、2人はハグしながら踊るが、Kateの目は宙を彷徨い、まるで上の空。どうやっても埋められない溝が、2人の間に出来てしまった。2人にはどんな暮らしが待っているんだろう?


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ところでCharlotte Ramplingのピアノ演奏、あれは彼女が弾いていたんですよねぇ?椅子の軋む音が気になったけれど、ピアノに向かうCharlotteが素敵だったなぁ。若い頃の彼女も、本当に素敵。Charlotteのアンニュイな雰囲気に、かなり最近までフランス人だと思っていました。


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by amore_spacey | 2016-02-09 02:01 | - Other film | Comments(0)

London Spy Season 1 5 episodes (ロンドン・スパイ シーズン1全5話)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 Danny(Ben Whishaw)は天才数学者の証券マンAlex(Edward Holcroft)と出会い、恋におちて幸せな8ヶ月を過ごした。しかしAlexが謎の死をとげたことにより、実はAlexは証券マンなどではなく、英秘密情報部MI6の諜報員であったことが判明する。そこでDannyは愛する恋人にまつわる真実究明に乗り出すのだった。(作品の詳細はこちら


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期待した割には尻すぼみのシリーズだった。スパイの世界とは無縁の人が陰謀に巻き込まれ、なす術もなく途方に暮れる話はよくある。そこに男同士の愛を織り込む手法も、近年増えてきている。いや、だからお腹一杯という訳では決してない。それどころかBen Whishawが、新たな一面を見せてくれたことが嬉しかった。混沌とした世の中で、人は肌のぬくもりや心の通い合いを求める。ただ脚本の骨組みが弱かったせいか?スパイものとしても人間愛を取り扱うにしても、中途半端で不完全燃焼。キャストが豪華だっただけに、残念だった。

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クールで冷徹なCharlotte Rampling。
グッジョブ!


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イタリアの星Riccardo Scamarcioと英国の星Benの対決。これは嬉しいサプライズだった。Riccardoの役に必然性はなかったと思われるが、全然OK。



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by amore_spacey | 2015-12-20 22:40 | - TV series | Comments(2)

Jeune & jolie (17歳)  

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 パリの名門高校に通うIsabelle(Marine Vacth)は、バカンス先で知り合ったドイツ人の青年と初体験をすませ、数日後に17歳の誕生日を迎えた。パリに戻ったIsabelleは、出会い系サイト通じてさまざまな男性と密会を重ねるようになる。そんなある日ホテルのベッドでその最中に、初老の男Georges(Johan Leysen)が心臓発作で腹上死。気が動転して怖くなったIsabelleは、彼をそのままにしてホテルから逃げる。


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主役のMarine Vacthはまだ22歳(撮影当時)なのに、あの官能的で妖しい魅力は何なんだ?時折見せる大人の女性の色香と今にも壊れてしまいそうな繊細な少女の風貌や、艶かしさの中で静かに蠢く未完成な肉体。ぷるんとしたさくらんぼのような唇に、しなやかな肢体。Yves Saint LaurentやChloéブランドに起用されるはずだ。彼女の脱ぎっぷりがこれまたいい。


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かなりの頻度で濡れ場が登場するにもかかわらず、猥雑にも上品にもなり過ぎない。むしろ満たされないIsabelleの心情が浮き彫りにされて痛々しい。髭を生やした男とロビーで会って片言交わした後、ホテルの部屋に移動するまでのほんの2~3分のシーン。あれはかなりエロい。狭いエレベーターの中で、無言で向き合う2人。これから見知らぬ相手とうふふが始まる、あの居心地の悪さや背徳感といったらない。


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なのに当のIsabelleときたら始終無表情で冷めている。事務仕事のように、淡々とコトをこなしていく。「そんな体位もやって頂けるんですかぁ?すげェ(オヤジ目線)な場面でも、彼女は無機質なマシンに徹する。17歳の高校生に戻っても寡黙で喜怒哀楽がなく、内省的で陰鬱な表情をしている。「あなたの目は、ビー玉??」 彼女の弟Alex (Laurent Delbecque)は、とても分かりやすい。いかにもあの年代の男の子らしくて、微笑ましかった。


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少女でも大人でもない17歳のIsabelleが、なぜ売春を繰り返すのか。「お金が欲しいわけじゃない」「自分の価値を知りたいわけでもない」「快楽でもない」と彼女は言う。そして「会う約束をするのが好き」「声を聞いてどんな人なのか想像するのが好き」とカウンセラーに答えている。父性愛に飢えていたのかもしれない。浮気する母親を見て、モラルなんかクソ食らえ!になったのかも。あるいは背徳の世界に溺れて、何かを忘れたかったのかもしれない。色々と推測できるが、『メリッサ・P ~青い蕾~』のMelissaやこの作品のIsabelleの気持ちは、たぶん誰にも(本人にも?)分からない。

作品の詳細はこちら


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by amore_spacey | 2014-11-16 00:57 | - Other film | Comments(2)

Night Train to Lisbon (リスボンへの夜行列車)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(76点)

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【あらすじ】 古典文献学の教師Raimund Gregorius(Jeremy Irons)は、学校へと向かういつもの道すがらで、橋から飛び降りようとするポルトガル人の女性に出会った。彼女との奇妙な邂逅、そして古書店で発見した、ポルトガル語で書かれたPrado(Jack Huston)という作家の本。これをきっかけに彼は、職を捨て、それまでの人生をも捨てて、彼は何かに取り憑かれたように、リスボンへの夜行列車に飛び乗った。そしてPradoの人生をたどりながら、Pradoと関わった人に出会い、自分の人生と向き合っていく。


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《一言感想》 機上鑑賞。時間切れで最後まで観ることができなかったので、一言だけ。今の生活を捨てて、ふらっとどこかに行って(みたい)しまいたい。別の人間に生まれ変わって、新しく1からやり直したい。多かれ少なかれ誰でもそんな願望を持っているが、実行に移す人は稀。Raimundはそれを実行した稀な人だ。現実には有り得ないようなストーリーに違和感を抱きつつも、そんな人生もありかな?なんて夢を見させてもらった気分だった。

製作国:U.S.A.
初公開年:2013年
監督:Bille August
キャスト:Jeremy Irons, Mélanie Laurent, Jack Huston, Martina Gedeck, Tom Courtenay, Bruno Ganz, Lena Olin, Charlotte Rampling, Christopher Lee ...


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by amore_spacey | 2013-09-16 00:09 | - Other film | Comments(0)

La caduta degli dei (地獄に落ちた勇者ども)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 1933年初め。ドイツでも有数の名家であり鉄鋼会社を率いるEssenbeck家の当主Joachim男爵(Albrecht Schoenhals)のバースデーパーティが、一族を集めて厳かに行なわれていた。その晩餐の席上でドイツを揺るがすニュースが伝えられた。国会議事堂が放火されたのである。ナチス・ドイツによる独裁政治の開始が告げられたのだ。そしてEssenbeck一族も政治的混迷の中で内部分裂の様相を見せ、Joachimの孫Martin(Helmut Berger)によって一族は崩壊していく。



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Visconti監督の作品には上流社会の日常生活や豪奢なシーンが必ず登場するので、毎回楽しみである。この作品もその期待を裏切らず、磨き込まれた調度品が埋め尽くす豪華絢爛たる屋敷の晩餐風景がオープニングに登場する。しかしその屋敷の住人といえば、自己保身と金銭欲や名誉欲に溺れる堕落した人々。こんなEssenbeck家における世襲制の終焉を暗示するのが、Joachim男爵のバースデーパーティで、Marlene Dietrichを真似て女装したHelmut Berger扮するMartinと、そんな彼を舞台袖からうっとりしたまなざしで見つめる母Sophie(Ingrid Thulin)のインモラルな関係なのである。いやぁ、いきなり女装で登場したHelmut Bergerにはたまげました。すね毛も腋毛も未処理で、こりゃ生々しい(滝汗)



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それに引き換えCharlotte Ramplingのまぁなんと可憐なこと!ほっそり華奢な身体にまとったドレス姿の彼女は、この一族の中の誰よりも清楚で優雅でした。重油にまみれた海の中に咲く一輪の百合といった風情☆。.::・'゜



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時代は否応なく刻々と移り変わり、腐敗し堕落しきった貴族(=Essenbeck家)に代わり、暴力によって徹底支配するナチス(=Martin)が全く新しい世の中を作ろうとする。その中で名誉や支配や暴力などという言葉がおよそ似合わず一番弱々しく見えたMartinが、貴族の世界を捨て暴力の世界に入っていったのは、誠に意外な展開だったのであります。

製作国:Italy, West Germany
初公開年:1969年
監督:Luchino Visconti
キャスト:Dirk Bogarde, Ingrid Thulin, Helmut Griem, Helmut Berger, Umberto Orsini, Nora Ricci, Charlotte Rampling ...


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by amore_spacey | 2010-10-29 00:07 | - Italian film | Comments(0)

Le Chiavi di Casa (家の鍵)

私のお気に入り度 ★★★★☆(88点)

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心の状態がよくないと、この作品を観ることができないだろうなぁと思いつつ、今日になってしまった。CGや特殊効果のある映像を見慣れた目には、ルカ・ビガッツィの撮影が非常に心優しく感じられた。キムがインタビューの中で語るように、ルカは役者の動きをかなり長いスタンスで撮影している。役者の一瞬の心の動きをも取り逃がさないかのように。


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バスを待つ2人。重度の障害を持つ二十歳の娘の母親(シャーロット・ランプリング)と、15年の空白を経て障害のある息子に会うことを決心した父親(キム・ロッシ・スチュワート)の会話。「あの子の身体を優しくマッサージしてやりながら時々思うの。この子が死んでしまえばいいのにって。」彼女の鋭い一言に答えが見つからない。語学力堪能なシャーロットは、この映画でもイタリア語を話している。「そのほうが会話がより自然だわ」と。その役者魂に惚れ直しました、シャーロットさま。


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ノルウェーにいるメール友だちの彼女に会いに行くのに、こんな杖があるんじゃかっこ悪いよ、という息子。「簡単だよ。ほらっ」と言って父親が海に杖を放り投げてしまったあとの2人は大笑い。2人の笑い声がフェリーの上で高らかに響き渡る。


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彼女への手土産にケーキを買ったのはいいが、今日は日曜日で学校に彼女はいない。さて、このケーキをどうしようか?「2人で食べちゃおうよ」と提案する父親に大きく頷く息子。キムの長い指がナイフになってケーキカット。なんて美味しそうに食べるんだろう(^^) キムのあの長い指で、でこピンしてぇ!同じものを一緒に食べる、一緒に生活してみる。そういう地道な積み重ねでしか、心の溝は埋められないだろう。公式サイト

製作年:2004年
製作国:伊・独・仏
配給:01 Distribution
監督:Gianni Amelio
キャスト:Kim Rossi Stuart, Charlotte Rampling, Andrea Rossi, Pierfrancesco Favino ...
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by amore_spacey | 2006-01-25 00:03 | - Italian film | Comments(16)