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鞄を持った女 (La ragazza con la valigia)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 リミニのキャバレーで歌手として働く未亡人Aida(Claudia Cardinale)は、そこで知り合ったMarcello(Corrado Pani)を好きになるが、Marcelloは単なる遊びだった。彼の跡を追ったAidaは、パルマにある宮殿のような大邸宅にたどり着く。居留守を使ったMarcelloの代わりに、Aidaを出迎えた16歳の弟Lorenzo(Jacques Perrin)は、話をするうちに彼女の魅力に引き込まれ、愛するようになる。Lorenzoの気持ちを知ったAidaは、彼の将来のために身を引くことを決意するが…。(作品の詳細はこちら


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キャバレーの歌手と、資産家の生まれの青年。キャバレーの歌手は未亡人で、青年は16歳。普通に暮らしていたら、たぶん出会わなかった2人。LorenzoがAidaに抱いたのは、母親を慕うような気持ちで、決して大人の愛ではなかったと思う。兄に遊ばれて可哀相な人。Aidaと一緒に過ごすにつれ、情が移って思慕に変わり、「ボクが守ってやらなくちゃ」と背伸びを始める。誠実で真っ直ぐな愛情を注ぎ、何とかAidaを助けたいと思う。そこが可愛いというか、幼いというか、16歳の青年は、直情的で短絡的だ。だけど彼女のために良かれと思って、彼が最後にやったこと、あれはないわぁ。あんなことされちゃ、百年の恋もさめちゃう。Aidaを思う余りのこととは言え、結局やることは他の男達と変わらないじゃないか。でもこの苦い経験が、Lorenzoを成長させてくれるといいな。


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当時23歳のClaudia Cardinaleが、健康的な美しさに満ち溢れて、とてもまばゆい。無邪気で無防備で、野生的な美しさに溢れているさまは、まるで野原に咲いた大輪のひまわりのよう。困惑したときの幾分媚びたような目の動きなどは、当時の若者たちを悩殺したことでしょう。


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by amore_spacey | 2017-10-01 00:26 | - Italian film | Comments(2)

8 1/2

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 著名な映画監督Guido(Marcello Mastroianni)は医者に勧められ、また騒がしい現実から逃れるため、湯治場にやって来た。新作の撮影準備を進めてから5か月が過ぎたにもかかわらず、クランクインが遅れている。愛人Carla(Sandra Miloや妻Luisa(Anouk Aimée)や若手女優Claudia(Claudia Cardinale)や知人たちの幻影に悩まされ、映画の構想が全くまとまらないのだ。療養中も亡き両親の姿や少年時代の思い出がよみがえり、これが現実なのか虚構の世界なのか、次第に曖昧になり、Guidoは混乱していく。1964年第36回アカデミー賞で、衣裳デザイン賞と外国語映画賞を受賞。(作品の詳細はこちら


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Marcello Mastroianni1人祭り。Fellini監督は作品の中に、自分自身のこと、自分が育ったRiminiや熟年期の拠点となったRomaを積極的に取り入れる。今回は映画制作にからんだ自身の苦悩を、そのまま映画にしてさらけ出している。これを映像にするのはなかなか難しいと思うが、監督らしい撮影と演出で、見事に実現した。女優たちの衣装も、ゴージャスだったりキュートだったりで、目の保養になった。でもこの手の作品が、実は苦手だったりします。


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妄想の中で起きるハーレムのどんちゃん騒ぎが、とてもシュールで面白かった。撮影中も楽しかったでしょう。清楚で可憐なClaudia Cardinaleは、まるで野に咲くマーガレットやすずらんのようで、綺麗だったんだなぁ。ところで黒縁メガネのMarcelloが、『シングルマン』『キングズマン ザ・シークレット・サービス』のColin Firthを彷彿させたが、たぶんColinが意識して真似たに違いない。音楽担当は、お馴染みのNino Rota。


 
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by amore_spacey | 2017-07-27 00:27 | - Italian film | Comments(0)