「ほっ」と。キャンペーン

タグ:Filippo Nigro ( 5 ) タグの人気記事

Oggi sposi

私のお気に入り度 ★★★★☆(81点)

e0059574_0232660.jpg
【あらすじ】 プーリア出身の警官Nicola(Luca Argentero)とインド人女性Alopa(Moran Atias)、60代の金持ちRenato(Renato Pozzetto)と若くて綺麗なマッサージ師Giada(Carolina Crescentini)、職場(シェフ)恋愛のSalvatore(Dario Bandiera)とChiara(Isabella Ragonese)、若手金融家Attilio(Francesco Montanari)と女優のSabrina(Gabriella Pession)、この4組のカップルの結婚式までを描くラブ・コメ。


e0059574_0234324.jpg
何らかの形で関わり合っている4組のカップルが、それぞれの抱える問題を解決あるいは一部保留のまま結婚式に漕ぎ着ける。その中でもプーリア出身の警官NicolaとAlopaのエピソードは抱腹絶倒モノ。警官を演じるLuca Argenteroが濃い。彼の父親Sabino(Michele Placido)が、これまたプーリアの田舎の農夫で濃い。亭主関白で思い込みが激しい。世間体とか品格という文字が、彼の辞書にはない。またAlopaの父親(Hassani Shapi)が負けず劣らず濃い。インド大使という社会的な肩書きはあるものの、根底に流れるキャラは農夫Sabinoと同じ。この2人が賑やかに華々しくドタバタ喜劇を引き起こすから、バカバカしいと思いつつ笑いが止まらない。


e0059574_0235698.jpg
〆のインド式結婚式が、これまた豪華絢爛&大騒ぎ!インド式新郎のきらびやかな衣装が、何とまあLucaによく似合いますこと!全く衣装負けしていないのがすごい。バターと生クリームとマスカルポーネを一気飲みした、そんな濃厚なエピソードだ、げぽっ☆


e0059574_024744.jpg
濃いエピソードで胸焼けしないよう、箸休め的なシーンが所々に用意されているので、脇役たちのボっぷりに、テンションが緩む。ハイテンションのままでは、どんなに面白くてもブチ切れる危険がありますから(^◇^)


e0059574_0242446.jpg
検察官を演じたFilippo Nigroの神経症的な生真面目さは、「何でもキチンとしたいタチなんで・・・」というTAKE FIVEの吾郎ちゃんそっくり。生真面目&几帳面なキャラの必須アイテムは、古今東西を問わずメガネなんだな。

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Luca Lucini
キャスト:Luca Argentero, Moran Atias, Dario Bandiera, Isabella Ragonese, Carolina Crescentini, Filippo Nigro, Francesco Montanari, Gabriella Pession, Michele Placido, Hassani Shapi, Lunetta Savino, Renato Pozzetto, Francesco Pannofino, Caterina Guzzanti ...


[PR]
by amore_spacey | 2013-06-22 00:24 | - Italian film | Comments(2)

Diverso da chi?

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

e0059574_011910.jpg
【あらすじ】 ゲイをカミングアウトしている市会議員Piero(Luca Argentero)は、ひょんなことから「党の市長候補を決める選挙」に出ることになった。最有力候補の一位は不動だが、支持者たちのお陰で次点につけることができた。ところが開票結果発表の時に、最有力候補が心筋梗塞で亡くなり、規則に従って次点のPieroが繰上げて党の公認市長候補となる。左派のPieroとのバランスをとるため、党は副市長候補として伝統的な家族のあり方を訴える右派のAdele(Claudia Gerini)を選び、こうして市長選挙戦の火ぶたは切って落とされた。


e0059574_0112338.jpg
ドタバタ・コメディの中に、アイデンティティや家族のあり方や同性愛の問題などを織り込んだ娯楽作品である。イケメンで情熱的な若手議員Pieroはちょっぴり天然、彼の対抗馬となった野心家の議員Adeleは、離婚暦があり子どもを授かることができない、PieroのパートナーでシェフのRemoは、スポーツマンだけど繊細で傷つきやすい。3人各々のほどよい距離感がよかった。が…


e0059574_0114690.jpg
PieroとAdeleが酔った勢いでベッドインしてしまい、3人のバランスが壊れる。さぁ、大変ですよ。400万分の1の確率でAdeleが妊娠し、PieroからAdeleと寝たことを打ち明けられて涙にくれるRemo。Adeleの妊娠で動揺したPieroが、ここ一番!というところで大失言し、彼は落選。でもAdeleの妊娠・出産をきっかけに、3人は家族になる。


e0059574_0115745.jpg
Luca Argenteroは静止画像より、動いている映像が断然いい。彼の2枚目半なキャラが、写真では十分に伝わらないのだ。しわくちゃになった笑顔がとってもキュート。短髪+メガネのオタク風Lucaも、結構いいな。

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Umberto Riccioni Carteni
キャスト:Luca Argentero, Claudia Gerini, Filippo Nigro, Antonio Catania, Francesco Pannofino, Giuseppe Cederna, Rinaldo Rocco ...


[PR]
by amore_spacey | 2013-06-10 00:11 | - Italian film | Comments(0)

Le fate ignoranti (無邪気な妖精たち)

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

e0059574_22111332.jpg
Antonia(Margherita Buy)とMassimo(Andrea Renzi)は結婚して10年あまり、ローマ郊外の川のほとりにある瀟洒な屋敷で幸せに暮していた。が、ある日突然Massimoを交通事故でなくし、Antoniaは絶望のあまり全ての関係を断って自分の中に閉じこもってしまう。悲しみの中で夫の遺品を片づけ始めたとき、一枚の肖像画を見つけた。絵の裏には、愛のメッセージと“無邪気な妖精より”と書かれたサインが記されていた。夫には愛人がいたのだ。しかもMichele(Stefano Accorsi)という名の男の愛人。Micheleが暮すアパートを訪ね、夫の「もう一つの家族」と呼べる少々奇妙な人間関係に、初めは戸惑い面食らうAntoniaだが、夫の死を受け止め、自分の足で新たな人生を切り開いて行こうという気持ちになるのだ。



e0059574_22113545.jpg
愛するMassimoが浮気をしていた。しかも相手は男!結婚して以来ずっと夫だけを愛し続け、医師という仕事にも誇りをもって、真面目に誠実に生きてきたAntoniaにとって、それは青天の霹靂だっただろう。同性愛が市民権を得て日常的に見聞きはするものの、私を含めた多くの人にとってそれは他人事なのだから。身も心もズタズタになっている彼女に、あっけらかーんと、時にはずけずけと物を言う母親Veronicaに扮するErika Blancの味のある演技に、思わずクスッ(^^) Massimoの「もう一つの家族」の一員であるSerra扮するSerra Yilmazも、辛口ながらユーモアがあって頼り甲斐のある中年女性らしい役どころを、気負いなく演じていたね。彼女たちのお陰で、緊迫した雰囲気がふっと和らぐ。素晴らしい脇役たちである。「もう一つの家族」にはそんな人たちがたくさんいた。何度も傷つき悲しんだ者たち特有の、暗黙の了解のようなものがあり、適度な距離を保ちつつ互いに労わりあうことができるのだ。



e0059574_22115469.jpg
Micheleにとっても、愛人の妻であるAntoniaとの劇的な出会いは、彼女ほどショックは受けなかったにしても、心のバランスを崩すに充分な威力はあった。Antoniaに辛くあたったのも、崩れそうになる自分を守るためだったのだろう。Stefano Accorsiの畳みかけるような機関銃喋りが、健在であることをここで再確認(^^) Margherita Buyはいつにも増して優雅で綺麗だわぁ。冒頭シーンの高貴な姿は、彼女ならでは…でした。。「もう一つの家族」と一緒に暮す中で、Antoniaは自分の中の頑なで世間知らずなところに気付いていく。そしてMicheleへの慈しみの気持ちが、徐々に愛情へと変っていくのである。最愛の夫を亡くしても、全てを失った訳ではない。女性がそう確信した時ほど強いものはない。新しい一歩を踏み出そうとするAntoniaにエールを送りたい。

製作国:Italy
初公開年:2001年
監督:Ferzan Ozpetek
キャスト:Margherita Buy, Stefano Accorsi, Serra Yilmaz, Filippo Nigro, Gabriel Garko, Erika Blanc, Andrea Renzi ...


↑これをぽちっと、応援よろしくね(*^^*)
[PR]
by amore_spacey | 2009-09-01 22:14 | - Italian film | Comments(0)

Ho voglia di te

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

e0059574_1405567.jpg
ストーリーは至って単純。アメリカからローマに戻った若者が2人の若い女性の間で揺れ動く。さて一体どっちを選ぶんでしょーか?という青春ドラマです。ってこんな投げやりな書き方じゃ身も蓋もないか?あははっ。

2004年に出版されたFederico Mocciaの「Tre metri sopra il cielo (空より3m高いところ)」が大ブレイクして映画化されたもの。何で大ブレイクしたかと言うと、ローマを流れるテヴェレ川に架かるミルヴィオ橋(Ponte Milvio)にある街灯の支柱に南京錠をかけ、その鍵をテヴェレ川に投げ込んで永遠の愛を誓う、という件(くだり)が、若いカップルの心をいたく刺激したらしい。 しかもネット経由で南京錠が若者の間に広がり、街灯が傾くくらい南京錠がかけられたため、「南京錠禁止令」まで出てしまったノダ(爆) 大ブレイクと言えば、サントラになったTiziano Ferroの歌が、あの年にはそこら中に流れていた♪娘もよく聞いていたなぁ。



e0059574_1414432.jpg
主人公が『輝ける青春』『犯罪小説』でちょい役だったRiccardo Scamarcioですからァ。彼のグリーンの瞳、このまなざしがたまらなく野性的でセクシーなんだそうです ┐( ̄∇ ̄;)┌ イケてるんだってさ。 イタリアの若い女の子たちは彼にメロメロなんだと。アタシには理解できません。生理的に苦手なんだ、こういうタイプ。あのグリーンの瞳を見ているくらいなら、ビー玉を眺めていたほうがよほど興奮するかも…です。何だか感じが悪いヤツなんですよね。撮影現場でも「何様気取り?」なデカい態度で、監督によく叱られているそうじゃありませんか。ま、あちこちで叩かれて鍛え抜かれたら、案外味のある役者になるかもしれないけれど、とりあえず私も娘も彼のファンじゃありません。スカスカの腐ったヤツ!って呼んでます。ファンのみなさま、ごめんなさい。(Scamarcio=Sca+marcio腐ったの意)

この作品を観る気になったのは、『エーゲ海の天使』で見かけたベテラン性格俳優のClaudio Bigagliが脇を固めているから。いいなぁ、彼。渋くていいっすよ。バシッと一言いう時には言う!さくっと決めてくれます。頼れる一家の大黒柱ですな。

製作国:Italy
初公開年:2007年
監督:Luis Prieto
キャスト:Laura Chiatti, Riccardo Scamarcio, Filippo Nigro, Katy Louise Saunders, Maria Chiara Augenti, Giulia Gorietti, Galatea Ranzi, Claudio Bigagli ...
[PR]
by amore_spacey | 2008-03-24 02:43 | - Italian film | Comments(0)

La Finestra di fronte (向かいの窓)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

ネタばれあり。

e0059574_436462.jpg
鶏肉工場で働くGiovannaは、子煩悩ながら彼女には少々ぶっきらぼうな夫Filippoと2人の子供に恵まれるが、今の生活に満足できないでいる。向かいの窓に若い男性の姿が見える瞬間だけが、彼女を現実から引き離してくれる甘美なひととき。その若い男性Lorenzoもまた窓越しに彼女の姿を追っていたのだった。
ある日橋の上で立ち尽くしていた記憶喪失の老人「Simone」を自宅に保護することから、Giovannaの心情や身辺に微妙な変化が生じる。



e0059574_4371294.jpg
人は自分の生活が少し落ち着くと、むずむずくすぶり始める。不満はないが、今のままでは嫌だ。何かしいことがしたい。自分の夢を実現したい。Giovannaが常にイライラして、ちょっとした言葉尻を捉えてFilippoと言い争いになる彼女の気持ちがよく分かる。そのGiovannaがアパートの「向かいの窓」のエリート銀行員Lorenzoとひょんなことから顔見知りになり、物語は甘美な不倫の悲恋物語の様相を保ちつつ、記憶喪失の老人の身元確認へと展開されている。

Massimo Girotti扮する記憶喪失の老人は、「Simone」が実はDavideという名前であること、ユダヤ人収容所から生還し、遠い過去の深い傷を背負ったまま歳月を重ねて心を閉ざした日々を送る世捨て人のようでありながら、Giovannaと出会ったことで若かりし日々を思い起こし、彼女と静かに踊りながら、かつて心を寄せていた青年Simoneの面影や、腕の良い菓子職人であった輝かしい過去を思い、徐々に傷が癒される。初老の男性と若い女性が踊るシーンは『Pane e Tulipani(ベニスで恋して)』にも登場したけれど、今回の作品でもDavideとGiovannaの踊りは心に小波(さざなみ)が立つような静かな感動を得た。


e0059574_4373966.jpg
Davideが作った数々のお菓子が大テーブルに並べられたシーンは、もうため息もの。撮影が終わった後スタッフみんなで山分けしたのかしら?^^ 転勤によりLorenzoとは離れ離れになるが、Giovannaはあの甘い思い出を胸に秘めながら、Davideとの出会いにより彼女の中で何かがふっきれる。静かに新しい一歩を踏み出すGiovannaの歩みに重なるようにして流れるメロディー♪ 作品中そしてエンディングに流れるGiorgiaのGocce di Memoriaが、とても甘美で切なく寂しく美しいメロディーである。リメイク版では私の好きなLaura Pausiniが歌っている。こちらも素敵ョ♡ Massimo Girottiにはこれが遺作となった。

製作国:Italy/UK/Turkey/Portugal
製作年:2003年
監督:Ferzan Ozpetek
キャスト:Giovanna Mezzogiorno, Massimo Girotti, Raoul Bova, Filippo Nigro, Serra Yilmaz ...
[PR]
by amore_spacey | 2007-03-17 04:44 | - Italian film | Comments(10)