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チャンオクからの手紙 (Chang-ok's Letter) 全4話

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

ネタばれあり!

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【あらすじ】 専業主婦のEun-ha(Bae Doona)は、家のことにも介護にも全く協力してくれない夫Bum-su(Kim Joo-Hyuk)や、自分勝手な娘と息子の世話に加え、ほぼ寝たきりの口うるさい姑Chang-ok(Lee Joo-sil)の介護までしなければならず、毎日とても忙しい。が、家族の前では大変そうな顔を見せず、淡々と家事をこなすのだった。(作品の詳細はこちら


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観終わったあと、じわっと温かい空気に包まれた。どこにでもあるような身近な日常が、淡々と映し出されるだけなのに、私たちの想像力を否応なくかき立たせる、不思議な力がある。1話たった15分で、あれだけの情報を伝えることができる映像って、凄くないか?

第3話までが序章で、第4話になってやっとタイトルに結びついてくる。そういうオチだったのかと。姑ときたら、コトあるごとに難癖をつけてはEun-haをアゴで使い、1度たりとも感謝したり自分の非を詫びたりしたことがない。うわぁ、こんな人の介護なんて、絶対にムリ。あの呼び出し音が流れると、「いい加減にせんかい!」と、イラついてしまいました。


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もともとEun-haは楽天的で、不満を溜め込まない性格なのかもしれない。さらっと大人対応が出来るし、そこに居てくれるだけで癒される。夫や姑を相手に一触即発しそうな場面でも、彼女は言いたいことをキッチリ言って、その場を上手に丸くおさめてしまう。才能の一つですね。私だったら、良い嫁を演じながらも不満を溜め込む。それが何かの拍子にプツッと切れた時、「冗談じゃない。もうやってられません」と啖呵切って、後先考えず家を飛び出すパターンだ。

家族のみんなはそんな彼女のことを、心の底ではちゃんと認めている。Eun-haのことを一番頼りにしていたのは、他でもない姑だったから。なのに面と向かって、「ありがとう」「ごめんなさい」の一言が言えない。一番大切な人の前で、捻(ひね)くれたり駄々こねたりする。甘えの裏返し。人間ってホントに面倒くさい。自分で自分の人生を複雑にしちゃってるんだから。


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ネスレのコーヒーメーカーでコーヒーを淹れて、ほっと一息つくシーンも、さりげなく織り込まれている。現実はそう甘くないし、一筋縄でいかないことぐらい、誰もが分かっている。でもこういった作品を観ると、何とかなりそう、大丈夫だよなと希望が湧いて来る。


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by amore_spacey | 2018-01-07 00:18 | - Asian film | Comments(0)