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タグ:Mads Mikkelsen ( 28 ) タグの人気記事

Men & Chicken (メン&チキン)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 奇妙な性癖のある兄Elias(Mads Mikkelsen)と冴えない大学教授の弟Gabriel(David Dencik)は、死に際に残した父親のメッセージから、育ての親が実の親ではなかったばかりか、それぞれ母親も違うことを知った。そこで本当の父親を訪ねて行った彼らは、さらに3人の異母兄弟と遭遇する。家畜だらけの寂れた屋敷で、クセ者揃いの男たちが巻き起こす、奇想天外なルーツ探し狂想曲。(作品の詳細はこちら


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デンマーク映画だしポスターが強烈だったから、何かやらかしてくれるだろうと予想はしていたが、ストーリーが展開するにつれ、バイオレンスやブラックユーモアやシュールな場面が畳み掛けてきて、これらがまた恐ろしくナンセンスでバカバカしくて、前半は大いに笑いました。5人のうちの誰かが出てくるだけで、おかしいんだから。これは、監督や脚本や役者たちの演技力に尽きるでしょう。Madsの風貌や挙動不審や切れっぷりに笑い、弟とのすれ違いや自制心の欠如に悶々とする姿に、切なくなる。


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Eliasはところ構わずマスターベーションを始めるし、お化け屋敷に住む3人の異母兄弟たちは、異常なまでに凶暴で、いい年をした男たち5人が皿の模様(これ、伏線だったのね)を巡って大喧嘩したり、和やかに始まったはずのバドミントンが、血まみれの取っ組み合いに終わったりする始末。哲学や編み物や読み聞かせやハクセイ製作…など、それぞれ素晴らしい特技を持つ一方で、精神面が全く成熟していないため、うっかり地雷を踏んでしまうと血を見ることになる。そんな中で唯一Gabrielだけが‘まとも’といえるかもしれない。が、この作品を観ていると、‘普通’とか‘まとも’の基準が分からなくなってくる。というより、こういったカテゴリー化に意味ある?

家畜だらけで謎の多いお化け屋敷の秘密や、不気味な5人の異母兄弟の出生の秘密が明らかになるにつれ、終盤は猟奇的な空気が色濃くなる。ある意味『ハンニバル』を上回るようなシーンが出てきて、小学校の理科実験室にあった薄暗い一角を思い出し、気分が悪くなった。ホルマリン漬けとか・・・やめてくれェ。


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このまま絶望的なエンディングを迎えるのかと思いきや、父親の実験のせいで重い運命を背負った、凶暴な5人の野生児が、徐々に社会性を身につけ、彼らなりに新しい人生を切り開いていこうとする。実際こんな人たちが隣に住んでいたら、不安と恐怖でおちおち眠ることもできないし、何か事件でも起こそうものなら、速攻で警察を呼ぶに違いない。そんな人たちなんだけど、トコトンまで憎むことができず、何となく愛おしくすら思えてくるから不思議だ。ま、映画の中の出来事だから、都合のいいことを言ってられるんだけど…ね。



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by amore_spacey | 2016-05-24 23:42 | - Other film | Comments(2)

Valhalla Rising (ヴァルハラ・ライジング)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 スコットランド人の族長Bardeの奴隷として捕らわれていた、物言わぬ片目の戦士One Eye(Mads Mikkelsen)は、超自然的な力を持っていた。Barde(Alexander Morton)を殺して脱走したOne Eyeは、世話係の少年Are(Maarten Stevenson)を連れて、暗黒の旅に出る。その道中、聖地エルサレムを目指すVikingに出会った2人は、彼らの船に乗り込んだ。何日も深い霧に包まれた船は、未開の地へたどり着く。次第に明らかになっていく、新大陸の秘密。それにつれ、Vikingたちは恐ろしい運命を知り、超自然的な力を備えるOne Eyeは、本当の自分に気づくのだった。(作品の詳細はこちら


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第3章あたりまでは何とかついていけたが、最後まで誰にも感情移入ができず、遠いところで何かが起こっているな、と覚めた目で(←途中で寝落ち)ぼんやり画像を追っていた。土台となっている北欧神話を知らないこともあり、頭の中は「???」

以前夫の横で『ヴァイキング ~海の覇者たち~』をチラ見したことがあったが、相性が良くなかったようで、全くドラマの中に入り込めず、早々と途中下車。そんな経緯もあり、北欧神話が絡むと拒否反応が出るらしい。Mads、ゴメン。ツマラナイ作品では決してない。それどころか生々しくカッコイイ。Madsの役どころは物言わぬ片目の戦士、最後の最後まで一声も発しないってのは、それ、拷問でしょ。


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by amore_spacey | 2015-12-08 02:21 | - Other film | Comments(2)

Coco Chanel & Igor Stravinsky (シャネル&ストラヴィンスキー)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 1913年のパリでStravinsky(Mads Mikkelsen)の新作『春の祭典』の初日を迎えたが、観客はそのあまりにも斬新な内容についていけず、激しいブーイングが起きた。その7年後、デザイナーとして成功したChanel(Anna Mouglalis)は、Stravinskyの才能にほれ込み、自分の別荘に彼とその家族を滞在させる。(作品の詳細はこちら


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Mads1人祭り、続行中!手っ取り早く言えば、ChanelとStravinskyの痴話なんだけど(端折りすぎ?)、美しい映像やベルリンフィルの素晴らしい音色に浸ることができたのは、予想外の収穫だった。Madsは世界中のいい女を抱いて、男冥利に尽きるんじゃないのかな?いいなぁ、今からでも遅くない、私も女優を目指そう!(爆) きりっと引き締まった形のよいお尻をじっくり拝見できたのも、よい目の保養になりました^^ Anna Mouglalisのゴージャスなエロさも、たまりません。


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こんな顔+メガネの人が、昭和初期の日本に、ゴロゴロいそうです。このメガネ、中井貴一兄にも絶対似合う。


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現存するStravinskyの写真を見ると、気難しくて変わり者かなと思ったりするが、実は節操がなくてだらしがないトコがあったのね。ったく男ってヤツは・・・。農家の娘として育った純朴で世間ズレしていない妻Katarina。経済的な自立はないし、洗練されたところもない。しかも病弱ときている。あるのは家族を守る、覚悟。ロシアの大地のごとくどっしりした彼女の覚悟に、Chanelは敵わなかったのだろうな。


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Anna Mouglalisが放つ独特のオーラやエロティズムに、今回もやられた。演技はそれほど上手いとは思わないが(いつも役になりきれず、Annaがいる!ってな具合が残念)、人の心をひきつける魔力があるんだなァ。ほんの少しくたびれた感のあるAnnaが素敵。


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by amore_spacey | 2015-11-30 04:27 | - Other film | Comments(0)

Michael Kohlhaas (バトル・オブ・ライジング - コールハースの戦い)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 舞台は中世のフランス。地元に帰ってきた馬商人Michael Kohlhaas(Mads Mikkelsen)は、以前にはなかった通行証を新領主(Swann Arlaud)から要求され、担保として売り物の良馬2頭を置いていく。しかしこの通行証は悪徳領主のでっちあげと判明。それどころか担保の馬が、無残なありさまになっていた。憤ったKohlhaasは何度も裁判所に訴えるが、上訴は却下されただけでなく、妻Judith(Delphine Chuillot)まで拷問・殺害されてしまう。18~19世紀のドイツの劇作家・ジャーナリストHeinrich von Kleistの小説Michael Kohlhaas(実在したといわれるHans Kohlhaasをモデルに執筆)を映画化。(作品の詳細はこちら


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沈黙の多い静かな作品。そしてRembrandtの絵のような、明暗対比を取り入れた美しい映像が印象的だった。が、あまりに静か過ぎて、途中でうたた寝しました。人物関係や舞台背景が不明瞭で、「えっ、この人誰?」「あれだけ武装したのに、この反乱ってショボクね?」「この展開、冗長すぎ、イラッ」 しかもThe Salvationのような華麗なる復讐劇が展開されると思いきや、要求が受け入れられるや否や、あっさり武装解除して自分の首を差し出すMadsに、思い切り肩透かしを食らった。

「そうじゃないっしょ?遠慮なくバンバンやって下さいよ」と私の内なる声が叫ぶ。いや、信心深く正義感の強いKohlhaasは、ただ自分たちの正当と悪徳領主の不正を明らかにしたかっただけなのだ。「復讐だ、復讐だ!」と、吠えまくる単純なおバカとは違う。


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Kohlhaasの娘Lisbethを演じたMélusine Mayanceが、健気で可憐で愛くるしい。歩いても踊っても、寝そべっても酔っても、馬に乗ってもバイクに乗っても、お尻や胸毛丸出しでも、カッコいいMads。白馬に乗ってマントを翻しながら、私を迎えに来てちょうだい。♪ わたし、Madsわ、いつまでもMadsわ~ ♪


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イタリア語を話すMadsもいいが、フランス語を話すMadsもいい。くぐもった声でよく聞き取れないんだけど、フランス語の分かる友人曰く、結構いい発音で喋ってるらしい。艶やかな赤銅色に輝くMads、打ち首の刑になっても動じないMads、うるうる。


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by amore_spacey | 2015-11-22 20:14 | - Other film | Comments(2)

The Necessary Death of Charlie Countryman (パレット・オブ・ラヴ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 死の間際に母から告げられた通り、Charlie(Shia LaBeouf)はルーマニアへ旅立つ。機内で隣の席にいたVictorという男性が急死したことから、Charlieは彼の娘であるチェロ奏者のGabi(Evan Rachel Wood)とルーマニアで出会い、心を惹かれた。ところがGabiは、ギャングのボスNigel(Mads Mikkelsen)と結婚していた。運命の恋を手に入れるために、Charlieはブカレストの街を疾駆するが…。(作品の詳細はこちら


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脚本が冗長・緩慢でイマイチな点もあるが、Mads祭り+映像や音楽の美しさ(特にラストに流れるM83のIntro←音が出ます)のお陰で、最後まで完走できた。MadsとTil Schweigerが同じスクリーンで観られるなんて、いいじゃないか。


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今でこそギャングのボスとしてブイブイ言わせているダークなNigelだが、絶望の真っ只中にいるところを、Gabiの奏でるチェロの音色に救われた過去がある。だからGabiはNigelにとって神聖な女神、彼女が居なくてはダメなのだ。切ないMads、そしてアップになると遠藤憲一?遠目にはドイツの豊悦な、ろくでなしのTill。ブカレストとブダペスト、方向的にはいい線いっているが、似て非なる町です。


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by amore_spacey | 2015-11-20 02:02 | - Other film | Comments(0)

Rihaanaの18禁MVに、Madsがカメオ出演!

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RihaanaのMV、BBHMM(Bitch Better Have My Money)に、なんと!Madsがカメオ出演している。MVには、拉致・全裸・拷問・電気のこぎり・ナイフ・血・札束…と超過激なシーン満載★


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Madsは5分20秒あたりで登場。両手に花、ウハウハ状態だったMadsの雲行きが、


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徐々に怪しくなる。しかしあのLecter博士を相手に、全く美的センスのない、テキトーなこの縛り方はないでしょう。


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悪徳会計士Madsへの制裁が・・・笑える。Lecter博士の手にかかったら、Rihaanaなどハンバーガーの具にすらならない。でもこのMVの主役はRihaanaですから、主役を食ってはいけない(色んな意味で)ことぐらい、Lecter博士は重々承知で、おとなしく脇役に徹するのです。


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Julia姐の兄貴Eric Robertsも、保安官役でちらっと登場。老け方が半端ない。



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『ハンニバル』ヴァージョンのRihaana。
詳細はこちら


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by amore_spacey | 2015-10-18 02:52 | Comments(0)

Royal Affair (ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 18世紀後半のデンマーク。ドイツ人医師のJohann Friedrich Struensee(Mads Mikkelsen)は、精神的障害を抱えた国王Christian VII(Mikkel Boe Følsgaard)の侍医となった。国王の信頼を得たStruenseは、一方で王妃Caroline Mathilde(Alicia Vikander)と惹かれ合うようになる。しかし事実上の摂政として手腕を振るうようになったStruenseeを、保守派貴族たちは快く思わなかった。デンマーク王室史上最大のスキャンダルとして知られる、18世紀後半の実話を映画化。(作品の詳細はこちら


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Mads1人祭り、地味ながらまだまだ続行中!デンマークの王室でこんな大スキャンダルが、あったのですかァ。国王の侍医と王妃の不倫。そちらも重要だけど、Madsファンとしては、『ベルバラ』のアンドレのように束ねた彼の髪や、鍛え抜かれたナイスバディを更に美しくみせてくれる衣装や、舞踏会シーンでの見事なエスコートぶりや優雅な動きに、惚れ惚れ。ストーリーは二の次で、Mads鑑賞に集中した私です。おいしいシーン↑↑は、全て王妃を自分に入れ替えて、妄想しまくり(⌒▽⌒)アハハ! 


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政略結婚とはいえ、未来の夫そして国王になる男性が、初対面であんなだったら、「私の人生って何?」 こりゃもう、どん底です。飾り物のようなバカ殿に、男としての魅力を感じないどころか、性的嫌悪が生まれても仕方がない。ああ、孤独な王妃。そこへ素敵なMadsが登場するのだから、王妃にとっては深い井戸の底に差し込んだ、一筋の光です。あとは禁断の恋に落ちていくだけ。国王だって性根は決して悪くない人なんだけど、病のためか国王としての資質や威厳に欠け、側近たちの陰謀にはめられ、彼もまた寂しく孤独な人だった。


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王妃の不倫などというものは、王族にあるまじき不道徳な行為、言語道断である。なのに背徳行為に走った2人に肩入れし、何とかこの恋が成就しないものか?いや、成就しなくてもいいから、最悪の事態だけは避けて欲しいと願ってしまうのは、なぜ?許されぬ恋に胸がときめく、女の性(さが)ってヤツかしら。




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by amore_spacey | 2015-10-02 18:04 | - Other film | Comments(2)

Prague (プラハ)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (75点)

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【あらすじ】 結婚して14年になるChristoffer(Mads Mikkelsen)は、失踪以来ずっと音信不通だった父親の訃報を受けて、妻Maja(Stine Stengade)と一緒にプラハへ向かう。この旅によって、冷めかけている夫婦の関係を修復できるかもしれない、という淡い期待がChristofferにはあった。しかし妻は浮気していることをあっさり認めたばかりか、浮気相手の子を妊娠していると告白する。一方父親の弁護士(Bořivoj Navrátil)という人物から、長年謎のベールに包まれていた父親の秘密を明らかにされた。(作品の詳細はこちら


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Christofferが幼い頃に姿を消した父親のその後と、14年間連れ添った夫婦の危機。この2つがプラハを舞台に展開していく。旅情をかき立てる一方で、寒々として寂しさの漂うプラハは、冷め切った夫婦関係を投影するのに、ふさわしい町なのかもしれない。

さてMadsです。亡き父親の家を訪れ、ソファーに横になって父との思い出に浸る平穏なMads、街中で妻のバッグの中身をばらまきながら、ド派手な夫婦喧嘩を始めたり、感情を剥きだしにして妻を詰問したりするコワい子Mads、妻の浮気相手の男のアレのサイズや行為について詮索したがる見苦しいMads。愛情表現が下手で、感情に振り回され、本当はそんな事を言いたかったわけじゃないのに、気がついたら大声で怒鳴っている。嗚呼、なんて不器用な男なんだろう。でも妻のMajaだって14年間も連れ添ったなら、夫の地雷の1つや2つ分かりそうなものなのに、イライラさせるような無神経な言動をとるんだから。どっちもどっち。


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深刻な話が展開する中で、時々「へっ?」なシーンが出てくる。霊安室に向かって、主治医や看護婦が訳もなく走る。彼らに遅れまいと、Madsも走る。チェコ式?病院の入り口に、思わずたじろぐMads、アハハ。コーヒーを注文したのにビールが来ても、Madsは文句を言わない。膝の上に皿をのせてもなお、ナイフとフォー クできちんと食べようとするMadsの四角四面ぶり。弁護士から父の秘密を聞かされ、うーん、ビックリ。でもそれは父が選んだ人生、大人の事情とMadsはクールに受け止める。極めつけはやはり、鍛え抜かれたMadsの引き締まったお尻・・・でしょう。出し惜しみしないトコが好き。

結局2人の冷め切った関係は修復できないが、最後の夜に窓辺でとった2人の夕食風景は印象的。14年という決して短くはない人生を共にしてきた2人が、あと数時間もすれば別々の道を歩み始める。胸に去来する様々な思いを言葉にしないで、2人の時間を共有する姿が、切なくもほのかなぬくもりを感じさせてくれた。


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by amore_spacey | 2015-09-08 00:39 | - Other film | Comments(4)

Hannibal season 3 episode 6-13 (ハンニバル シーズン3 第6~13話)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 Hannibal(Mads Mikkelsen)の自首により、FBIはいとも簡単に彼を逮捕することができた。Jack Crawford刑事(Laurence Fishburne)はWill Graham(Hugh Dancy)やAlana Bloom女医や(Caroline Dhavernas)やChilton博士(Raúl Esparza)の協力を得て、目下世間を騒がせている一家惨殺事件の犯人Francis Dolarhyde (Richard Armitage)を捜している。その殺人鬼がHannibalを神のように崇拝し、会いたがっているという情報が入った。そこで犯人をおびき出す囮作戦のため、FBIはHannibalを自由の身にする。(作品の詳細はこちら


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よく頑張った、自分。後半はほとんど惰性だったが、とにかく完走できた自分を褒めてやりたい。いやぁ、今シーズンは本当に退屈だった。時間稼ぎのための意味不明な妄想シーンばかりで、大きな盛り上がりはなかったなぁ。お約束の流血シーンは、大盤振る舞いです。囚人服のHannibalは、うーん、なんか冴えない。髪を切ってから、心なしか痩せてうらびれた感じがするし。その代わりと言っちゃなんだけど、彼の独房は片面ガラス張りで、広々としてなかなかいい感じ。


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レッド・ドラゴンの登場で、少しはアップテンポで面白くなるかな?と淡い期待を抱いていたが、突込み所満載の単発的な笑いだけでガッカリ。レッド・ドラゴンのタコ踊り?太極拳?身体クネクネのナルシスト・ダンス?あれはもうコメディ以外の何でもない。彼が真剣になればなるほど、笑えるんだから、アハハッ。突然羽や尻尾が生えたりして、あのまま『ゲーム・オブ・スローン』のドラゴンたちと、合流したかったのかしら。


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レッド・ドラゴンの原画を、いきなりムシャムシャ食べたり、Chilton博士の一部を嬉しそうに喰っちゃう。知的でシャープな美形だけど、めちゃくちゃ不気味で危険なヤツだ。危ない人と言えば、エンドロールのあとに登場する精神科医Bedelia (Gillian Anderson)も、ついにそう来たか!な奇行に出て、このドラマの登場人物に、マトモな人は1人もいなかったんだ、と確信した。


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頼みの綱のChilton博士が良い意味で活躍してくれるかと思っていたのに、それも裏切られた。灯油をかけられ、感謝祭のターキーみたく全身ローストにされ、それでも生きていかねばならないなんて・・・。残酷すぎる。


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結局HannibalとWillの2人は、純粋なBLの一言では片付けられない、かなり面倒くさい関係だったんですね。「好きだけど嫌い、嫌いだけど好き、好きだけど・・・(エンドレス)」「愛すれば愛するほど、お前が憎い!」 相反する感情に葛藤する2人の姿が、いじらしく可愛らしく、それ以上に、まぁぁぁイライラさせられました。一筋縄ではいかない、理不尽なところが人間の人間たる所以ですかね。やっと2人きりになったHannibalとWill。ほんの一瞬でも心の平和や一体感を得られたなら、本望でしょう。あのまま奈落の底に落ちていったのか?海の向こうへ羽ばたいて行ったのか?彼らは遠い遠いところで、ひっそりと愛を深めているのかもしれません。

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今シーズンの内容は残念だったが、フィレンツェ・ロケに立ち会うことができたのは、ラッキーだった。つくづく思うんだけど、映画やドラマの制作って、きわめて廃棄率の高い作業なんだなぁ。半日かけて何十回も撮り直したシーンが、たった1秒しか登場しない。いやバッサリ切られているシーンが大部分である。そういうものなのか。

編集者の才能やセンスにも目を見張った。ロケ後のフィルムをほんの少し加工するだけで、まるで違うシーンになるのだ。「私、あの現場で一体何を見てたんだ?」と慌てるくらい、全く別のシーンがテレビの画面に映し出された。映画やドラマは編集力!と言い切るヒトもいるくらいだ。どんなに脚本が良くても、どんなに撮影が上手くても、その繋ぎ方次第で、面白さは激増・激減するってもんなのだ。 


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by amore_spacey | 2015-08-30 02:40 | - TV series | Comments(2)

The Door (ザ・ドア - 交差する世界)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 画家のDavid(Mads Mikkelsen)は、妻Maja(Jessica Schwarz)と娘Leonie(Valeria Eisenbart)と暮らしていた。そんなある日、Davidが近所のパンクなお姉さんと不倫を重ねてる間に、Leonieが庭のプールで溺れて亡くなってしまった。Majaには愛想を尽かされ全て失ったDavidは、自暴自棄になり自殺を試みる。そこで彼は不思議な扉を発見した。その扉は、娘を失った5年前のあの日に繋がっていたのだ。過去と未来を繋ぐ扉がもたらすパラレルワールドを舞台としたSFサスペンス。(詳細はこちら


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過去や未来へ移動するタイムリープを題材にした作品は、娯楽として楽しむには最高だ。頭に浮かぶだけでも、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『スライディング・ドア』 『時をかける少女』 『テルマエ・ロマエ』『JIN -仁- 』など。探せばまだまだある。ドラえもんの「どこでもドア的」にさらっと楽しめるものが多い中、『スライディング・ドア』や本作品には、「ちょっと待てよ?」と考えさせるものがある。都合の悪い過去を塗り替えられるなんて、そんなうまい話はない。そのためには代償を頂戴いたします。結局失われたものは、どこかで埋め合わせをしなくちゃならないのだ。

ストーリーはともかく、周辺部が気になって、そっちにばかり目が行ってしまった。まず別世界への案内役を務めるブルーの蝶↑↑ 羽の表と裏の色の落差にビックリ。表は綺麗な光沢のあるブルーなのに、裏側ときたら枯葉色。そしてDavidの描く絵、あれは相当病んでいる。悪い運気を呼び寄せそうで、コワい。でも守護天使の話をして、パパが入れ替わったんだと、娘に説明するDavidは切なかった。


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この胡散臭い隣人↑↑ 出来ればかかわりたくないタイプなのに、5年前の世界の仕切り屋で、悲しいかな、この男からはどうやっても逃れられない。で、気がついたら、近所に住んでいる人みーんな5年後からの人たち。それだけ多くの人が、人生をやり直したいと思っているということだ。


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生まれ変わったDavidは、愛する者のそばに寄り添って、お互いに労わり合いながら、2人3脚で新しい人生を築いていって欲しい。そんな願いが込められたラストシーンに、ほっと救われた。


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by amore_spacey | 2015-08-06 01:17 | - Other film | Comments(0)