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いつもの見知らぬ男たち (I Soliti Ignoti)

ネタばれあり!

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 Peppe(Vittorio Gassman)、Mario(Renato Salvatori)、Cosimo(Memmo Carotenuto)、Campanelle(Carlo Pisacane)、Ferribotte(Tiberio Murgia)、Tiberio(Marcello Mastroianni)の与太者たちは、簡単に金を稼ぐ方法を考えながら暮らしている。ある時、刑務所から出てきたばかりのPeppeは、質屋の金庫を奪う計画を思いついた。老獪な盗人のプロDante Cruciani(Totò)に指南を仰ぎ、何とか質屋の隣のアパートに侵入はできたのだが…。(作品の詳細はこちら


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まるで漫才を映画化したような作品で、笑いどころ満載。ワザや捻りがない、子どもレベルの笑いなので、笑いどころやオチはすぐに分かってしまうのに、釣られて笑ってしまう。それまでのイタリア映画は、敗戦後の社会問題を真正面から見つめたネオリアリズモ真っ只中の、暗くて絶望的なものばかりだったから、Mario Monicelli監督のこの作品は、当時の庶民には新鮮に映ったに違いない。しかし知識人たちは、「現実から目をそらして、こんな子供騙しのギャグで笑いをとるとは、けしからん!」と批判。Monicelliに続き、Luigi ComenciniやAntonio Pietrangeli、Dino Risi、Nanni Loy、Pietro Germi、Ettore Scolaらが起こした、イタリア式コメディ(Commedia all'italiana)のムーブメントが過小評価され、軽蔑的な意図で使われていたなんて、ね。この種の笑いは、イタリア人のDNAに組み込まれたものだと思う。

周到に計画を立てるのだが、どうも詰めが甘く、大事なところが抜けたりして、どんどんおかしな方向に流れていく。金庫破り決行に向かって緊張は高まるが、クライマックスで大崩壊!そしてそれまでの緊張感が、プッツンと切れてしまう。こりゃ、もう、笑うしかない。しかし金庫破りに失敗したんだから、これはやばい。現場からとっとと逃げるかと思いきや、台所で見つけたパスタと豆を、泥棒仲間で食べはじめて、すっかりくつろいでいる。計画が大失敗に終わって、皆プッツンです、あははっ。


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どうしようもない与太者たちの脇で、ひっそり楚々と咲く花。それは嫉妬深い兄を持つCarmelinaを演じたClaudia Cardinaleや、情報収集のためPeppeに誘惑されたNicolettaに扮したCarla Gravina。可憐で、綺麗でした。


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by amore_spacey | 2017-06-23 23:04 | - Italian film | Comments(0)