タグ:Michael Fassbender ( 8 ) タグの人気記事

Steve Jobs (スティーブ・ジョブズ)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 1984年 Macintosh発表会。本番40分前、主役のMacintoshがうまく作動せず、それなら発表会は中止するというSteve Jobs(Michael Fassbender)に、音声ソフトなしで進めることを提案するJoanna Hoffman(Kate Winslet)。会場の控室には元恋人Chrisann Brennan(Katherine Waterston)が、娘のLisa(Makenzie Moss)と待っていた。娘の認知を拒否し、タイム誌の取材に「米国男性の28%は父親の可能性がある」と言ったJobsに抗議に来たのだった。
 Steve Jobsの人生の中で転機となった、1984年 Macintosh発表会・1988年 NeXT Cube発表会・1998年 iMac発表会の幕が上がる前の舞台裏40分を描いた伝記ドラマ。(作品の詳細はこちら


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Fassbender1人祭り続行中。舞台劇のような作品で、1人の人間として、また父親としてのSteve Jobs像をじっくり堪能することができた。それにしても人間的には、問題の多い人だったようだ。頭ごなしにスタッフを怒鳴り散らす、うまくいかなきゃ子どものように拗ねる、友人の手柄を横取りする…。上司には絶対になって欲しくない。父親や夫もヤダ。ビジネス戦略には非常に長けていたが、歪(いびつ)で寂しい独裁者だったのでは?と思われる。真っ白なポスターに、Steveがぽつんと1人。これが全てを物語っている。


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もし才能溢れる友人たちやJoannaがいなかったら、カリスマSteveは誕生しなかったかもしれない。娘Lisaとの関係も、どうなっていたことやら。DNA鑑定で父親と認定されたにも拘わらず、娘を拒否し続けた。父親としてどうふるまっていいのか、彼自身が途方にくれていたのだ。娘のことを本当に愛せるかどうかさえ、彼には分からなかった。孤独な少年時代を過ごした彼は、温かい家族や親の存在に飢えていたにも拘らず、同時に、そういうものに嫌悪感を抱いていた・・・のかもしれない。

この作品でMichael Fassbenderの魅力に、ますますハマッた。アレがでかい(グフフッ)、危険な香りをまとっている、官能的でとてもセクシー。彼を形容する言葉は色々あるが、Steveを演じた彼はそのどれでもなく(危険な香りはあったかも)、誰にも埋められない孤独感や寂しさをまとい、ぎゅっとハグしてあげたかった。Kate Winsletもグッジョブ!


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by amore_spacey | 2016-01-27 02:33 | - Other film | Comments(2)

2016年いい男に囲まれた暮らしその1 Michael Fassbender

1年に1度はこのシリーズをやって、妄想ワールドにどっぷり浸かりたい今日この頃。今年のニューエントリーは、Michael Fassbender。これから書くことは、全て妄想の世界です。

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6歳になるアタシの娘・まる子を連れて、明治時代から3代続く、この界隈では評判のよいFass小児科医院に行った。まる子の担当医は、Michael Fassbender医院長先生。初対面の挨拶のとき、野球のグローブのようなデカい手で、ぎゅっと手加減なく握手をされて、アタシの右手が砕けた。喧嘩っ早いアタシは普通だったら胸ぐらつかんで、「何すんじゃ、ワレ!」と投げ飛ばすところ。でも憧れのFass先生だから、手の骨の1本や2本や3本…いや、全滅しても、全然OK。にっこりFass先生に微笑み返す、余裕ぶっこいてるアタシ。


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人見知りしないまる子は、診察のあとツキノワグマのようなFass先生を相手に、ときどきお医者さんごっこをする。もちろんまる子がお医者さんで、Fass先生が患者さん。「今日はどうされたんですか?」 「じつはお弁当のおにぎらずを食べてたら、前歯が折れてしまって…」 「おや、それは大変ですね。ちょっと口の中を見せて下さい。」 「あーーん(←Fass先生が口を開ける動作)」 「Fassくんの歯は、真珠のようですね。歯並びもきれいです。歯磨きのCMに出るといいかもですよ」 「まる子先生、ありがとうございます」 まる子の声色や口調は、Fass先生そのもの。

彼らがどんどん盛り上がっていくのを見て、イライラと疎外感が募ってくる。Fass先生と嬉しそうに遊ぶまる子の首根っこをつかんで、ブンブンぶん回し、診察室の窓から放り投げてやりたい衝動に駆られた。その瞬間、Fass先生が本業のお医者さんに戻り、「さぁて、先生もお仕事あるから、お医者さんごっこはおしまい。まる子ちゃん、早くよくなるといいね」そう言いながら、とても爽やかなスマイルでアタシを包んでくれた。


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その笑顔が、超可愛くてね、アタシとろけそうになりました。あのスマイルがなかったら、診察室は血の海、母娘の修羅場と化すところだった。夫のスマイルじゃ、こうはいかない。身も心も浮き浮き、アタシの目はハート・マーク。るんるん(死語)しながら診察室を出ていくアタシに、「おかあちゃん、待ってェ。なんでそんなに嬉しいん?」 まるで空気が読めないまる子。今夜はFass先生が夢に出てきてくれるかも、ウフフッ。夕食の席で、「おとうちゃん、あのな、今日のおかあちゃんな、いつもと違うんよ」と、余計なことを報告するまる子だった。


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by amore_spacey | 2016-01-22 02:07 | My talk | Comments(4)

Shame (シェイム)

ネタばれあり?

私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)

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【あらすじ】 ニューヨークに暮らすビジネスマンBrandon(Michael Fassbender)は、プライベートのすべてをセックスに費やしているほどの性依存状態。そんなある日Brandonのアパートに、恋人と別れた妹のSissy (Carey Mulligan)が転がりこんできた。恋愛依存症でリストカット癖のあるSissy。感情を剥き出しにする妹と衝突を繰り返すうちに、彼の中で眠っていた過去が蠢きはじめる。


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引き続きFassbender1人祭り開催中。「Fassbenderの全裸シーン」「濡れ場満載!」「彼のアレが見えるらしい」… ポルノ映画並みの噂を聞いて、ウハウハ飛びついた。が、蓋を開いてみたら・・・もちろんそういったシーンも沢山出てくるが、嫌らしさや官能的なものは皆無に近く、ただ虚しさや寂しさが募るばかり。不器用で歪(いびつ)に育った人間の心模様を描いた作品だった。

Brandonにとって男女の営みは、愛情交流の先にある温かなものではなく、足りない何かを埋めようとする手段であり、封印しておきたい感情を紛らわせるための行為でしかない。深い人間関係を築くことができないから、行為の最中も快楽どころか、苦しみや絶望があるだけなのだ。

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妹がアパートに転がり込んで来てから、彼らを取り巻く環境や生い立ちが、断片的に明らかになっていく。この2人は幼い頃、性的虐待を受けたに違いない。親から愛情を注いでもらえず、寂しい思いをして育ってきたらしい。だからごく普通の人間関係を築くことができない。自分にも他人にも、愛情が持てない。大勢の人々に囲まれながら、底知れぬ絶望の暗闇にいる。喜怒哀楽の表情が平坦な中での、虚ろな表情や下卑た目つき、ごく稀に現れる怒りや子どものような純真なまなざし。Fassbenderはそれらを見事に演じ分けた。それにもまして、彼の役者魂やプロ根性に拍手。


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by amore_spacey | 2016-01-16 07:07 | - Other film | Comments(0)

12 Years a Slave (それでも夜は明ける)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家Solomon(Chiwetel Ejiofor)は、ある日突然拉致され、奴隷として綿花農園に売られてしまう。狂信的な選民主義者Epps(Michael Fassbender)ら白人たちの非道な仕打ちに虐げられながらも、彼は自身の尊厳を守り続けた。やがて12年の歳月が流れ、Solomonは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者Bass(Brad Pitt)と出会う。(作品の詳細はこちら


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Fassbender1人祭り続行中。彼の他にもFordを演じるBenedict CumberbatchやBrapiが好演し、中弛みのない魅力的な作品だった。奴隷たちや妻の前で威張りくさっているFassbender。彼は自分をコントロールできない、赤ん坊が身体だけ大きくなったような人間だ。切れ方や壊れっぷりが半端なく、奴隷への仕打ちも容赦なし。いやぁ、それにしても、Brad Pittはおいし過ぎる役だったな。この作品を観て、奴隷に対する白人の意識が、南北で大きな違いがあったことを知った。


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Patsey(Lupita Nyong'o)を追い求めるFassbenderの姿は、ママを探す赤ん坊と同じ。彼女が突然姿を消したりすると、我慢を知らない子どもは一気に猛獣化して、ドカーンと大爆発する。お願いですから、彼を檻に閉じ込めておいて下さい。Solomonは精神的な自立を知っていた。彼は精神的な自由を掴んでいたから、人として生きていくことを諦めなかった。お子ちゃまなFassbenderが、Solomonの鋼(はがね)のような精神力に敵うはずがない。


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by amore_spacey | 2016-01-14 18:47 | - Other film | Comments(0)

Centurion (センチュリオン)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (74点)

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【あらすじ】 西暦117年、ピクト人の捕虜となったローマ帝国の百人隊長Quintus Dias (Michael Fassbender)は、殺される寸前で辛くも脱出し、運よく北へ進軍中だった第九軍団に救助され、軍団に加わる。しかし現地人案内人として雇われた唖の女猟師Etain(Olga Kurylenko)の手引きで待ち伏せ襲撃に遭い、軍団は壊滅。Virilus将軍(Dominic West)は敵に捕らえられ、Auintusを含む7人の兵士だけが生き残った。果たして彼らは将軍を助け出すことができるのか?そして7人の兵士たちの行方はどうなる?ローマ帝国がブリテン島を征服しようとして、ブリテン島北部(現在のスコットランド)の原住人ピクト人の激しい抵抗にあう中、西暦117年、ローマ第9軍団の兵士3000名が、全員謎の失踪を遂げた事件を題材にした映画。(作品の詳細はこちら


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突然ですが、Michael Fassbenderの1人祭りを始めました。冒頭から上半分裸身のMichaelが疾走する。両手を縛られ足をもつれさせながら、逃亡する。この作品、みんな走りに走るから(爆) だって逃げなきゃ、野蛮な人たちにゴミのように殺されるちゃうんだもん。斧で首をバッサリ斬り落とされる。矢で射抜かれる。血しぶきが方々で飛び散る。狩猟民族だから、やることが荒いよ。


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見覚えのある顔が…と思ったらUlrich Thomsen兄貴じゃないですか。当時の北欧の人々のひげって、細長いのがいけてたのね^^ 相変わらず無表情で、何考えてるんだか分からない人。何も考えていないのかもしれない。


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Olga Kurylenkoのクレージーで凄まじい凶暴っぷりと、森の魔女Arianneを演じたImogen Pootsの妖精のようなかわいらしさが、あまりにも対象的でした。Imogen可愛いな。あのラストは、「おい、おい、何なんだよぉ」だけど、MichaelとImogenの2人だから、いいのだ。


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by amore_spacey | 2016-01-14 02:00 | - Other film | Comments(0)

Macbeth (マクベス)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 Macbeth(Michael Fassbender)はDunkan王(David Thewlis)の部下として従軍し、勝利を手にしたものの、多くの部下が犠牲になってしまった。この戦いの様子を遠くから眺めていた3人の女性と1人の少女は、MacbethとBanquo(Paddy Considine)の前に姿を現し、Macbethには「万歳、いずれ王になるお方」、Banquoには「将来の王の父親となられるお方」と予言し、霧の中に消えて行った。William Shakespeareの同名戯曲を映画化。(作品の詳細はこちら


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MacbethがMichael Fassbenderの、そしてFassbenderがMacbethの新たな魅力を引き出した、Shakespeare劇を映画化した中でも特筆すべき作品の1つではないか?前半は思わず寝入りそうになったが、総体的にずっしり見応えがあり、映像がこれまた息を飲むほど素晴らしい。Shakespeare劇はモノローグに近い役者泣かせの作品が多く、Fassbenderも大量の長い台詞を覚えるのに、苦労したんだろうな。

Dunkan王を刺した短剣を手にしたまま、Macbethが妻のもとに戻ってきたシーンは秀逸。子どもが母に話すように、図体のでかいFassbenderが小さくなって妻に報告する。「ボク、かあちゃんの言いつけを守って、すごいことをやってきたよ。見て見て!」 しかしMacbethの手中には、血まみれの短剣。「ったく、お前って本当の大バカものだね。殺害の証拠物品を持ち帰ってくるなんて、呆れてものが言えないよ。」「少しは自分の頭で考えなさい」 … Macbeth夫人は胸に去来する言葉をぐっと飲み込み、怒髪天をついて叫んだ。「その短剣をよこしなさい。私が現場に返してくるからっ(怒)!」 Macbethの身体がさらに小さく縮こまる。


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Macbeth夫人を演じたMarion Cotillardも大健闘で良かったが、濃厚な牡牛のような大柄なFassbenderの横に並ぶと、Marionがかすんでしまうのだ。『ゲーム・オブ・スローン』でCerseiを演じるLena Headeyや、年齢は高くなるが『チューダー朝』でヘンリー8世の最初の妻を演じたMaria Doyle Kennedy、牝牛のように存在感のある彼女たちにMacbeth夫人をやらせたら、また違った色合いの作品になったに違いない。


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by amore_spacey | 2016-01-13 00:51 | - Other film | Comments(2)

Frank (フランク)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 ミュージシャンを目指す会社員のJon(Domhnall Gleeson)は、ひょんなことから奇妙な被り物をしたFrank(Michael Fassbender)率いるバンドに、キーボードとして加入する。Jonがバンドを有名にしようと奔走した結果、バンドの動画はweb上で話題を呼び、アメリカの人気音楽祭に出演することになった。しかしFrankの様子がおかしくなり、ついにはバンド解散の危機を招いてしまう。そんな中Jonは、なぜFrankが被り物をするようになったのか知るべく、彼の過去を追う。Frankは1980~90年代にイギリスでカルト的な人気を集めた、音楽コメディアンのFrank Sidebottomをモデルにしている。作品の詳細はこちら


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ポスターを観て、これはコメディなのかしらん?と思ったら、とんでもない。ハリボテのような奇妙な被り物に描かれた巨大な目、当たり前だけど決して閉じない目。無表情な目。まずこれが強烈なインパクトを放っていた。しかも車に乗るときもシャワーを浴びるときも、ごはんを食べるときも寝るときもハリボテを被っているという異常ぶり。どこから見ても普通じゃないFrankから、もう目が離せない。こんなになったのはきっと、荒んだ家庭に育ったのだとか、人には言えない壮絶な過去を背負っているはずだとか、顔に重大な欠陥があるからに違いないなどと、あれこれ詮索したくなる。それこそ余計なお世話ってもんデス。


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それにしても、ハリボテで顔の表情が完全に隠れ、見るからに変で奇抜なキャラなのに、少しずつFrankに愛着が湧いてくるから不思議なものだ。Fassbenderの演技力に唸る。時折見せるお茶目な仕草や決めのポーズは、私のハートを直撃!悩殺モノでした(*^^*) でも ・・・ 事故でハリボテが飛び散り、素顔を晒すことになったFrank。あの無防備な姿に、ハッと胸をつかれた。隠れるように無言のままうなだれる。あんなに小さくて弱々しいFassbenderを、初めてみる。その痛々しい姿に、全身を射抜かれた。


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結局Jonは自分の価値観を押し付けて一人暴走し、バンドをメチャクチャにしてしまった。彼は誰よりも思いやりのない、寂しい人間だったのだ。ラストに素顔で歌うFrankに、「これでよかったの?」と問いかけずには居られない、ヒリヒリした割り切れない思いが残る。


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by amore_spacey | 2015-01-09 02:23 | - Other film | Comments(0)

Inglourious Basterds (イングロリアス・バスターズ)

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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【あらすじ】 1941年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のフランス。家族を虐殺されたユダヤ人Shosanna(Mélanie Laurent)は、「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス親衛隊SSのHans Landa大佐(Christoph Waltz)の追跡を逃れる。一方Aldo Raine中尉(Brad Pitt)率いるイングロリアス・バスターズと呼ばれるアメリカの秘密特殊部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげ、Raineの先祖のアパッチ族に倣って頭皮を剥いでいた。4年後。1944年映画館主となったShosannaは、パリでナチス首脳部の集まるドイツ国策映画特集の企画を組み、その裏で復讐の牙を剥く。そしてバスターズもまたその劇場でのテロ作戦を練る。しかしバスターズの作戦の情報を掴み捕らえたLandaは、Raineに密かにある取引を持ちかける。

Hans Landa大佐を演じたChristoph Waltzは、第62回カンヌ国際映画祭&第67回ゴールデングローブ賞&第82回アカデミー賞…などなど、あらゆる映画祭で助演男優賞を受賞。えっ?彼が主演じゃなかったの?^^



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決して忘れてはならない重苦しい歴史を、ここまでおかしくバカバカしく痛快な復讐劇に仕立てられたんじゃ、ケチのつけようがない。お見事。ナチスへの復讐を企むShosannaやテロ作戦を練るRaine中尉に気持ちを重ねながら、「やれ、やれ、やっちまえ~~!!!」と思った人は少なくないはず。郷愁をかき立てるBGMが、これまた泣かせる♪ ちらっと登場するヒステリックで子ども染みたHitler(Martin Wuttke)や、真面目なのかふざけているのかよく分からないEd Fenech将軍(Mike Myers)など、脇役たちのバカバカしさも見逃せない。



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Christoph Waltz扮するLanda大佐はまったく嫌な奴で、相手を油断させながらゆるゆると外堀を埋め、三ノ丸→二ノ丸→本丸→天守閣に迫る話術や、本意がどこにあるのかよく分からない台詞回しは、さすがユダヤ・ハンターと呼ばれるだけのことはある。どこか憎めない阿呆ヅラなのに、時折見せる冷酷で残忍な目や口元がヘビのように粘っこい。こういう輩は、見るからにコワモテな奴らより遥かに始末が悪い。

『耳のないうさぎ』でぬいぐるみまで作ったTil Schweigerが、本作では黙々とナイフを研ぐ硬派な男に変身。殆ど台詞がないまま、スクリーンから突然退場しちゃったのは悲しかったわぁ。こういう男たちの中にあって、麗しいだけでなく聡明な2人の女性は否応なく際立ちますね。凛として男に媚びたりしないMélanie Laurentの、微妙な心の彩を映し出した表情や仕草に惚れた。ワザと?歪ませたブラピの表情が、妙におかしかった。

製作国:U.S.A., Germany
初公開年:2009年
監督:Quentin Tarantino
キャスト:Brad Pitt, Christoph Waltz, Mélanie Laurent, Diane Kruger, Eli Roth, Michael Fassbender, Daniel Brühl, Til Schweiger, Mike Myers, Samuel L. Jackson(Narrator) ...


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by amore_spacey | 2010-10-15 03:13 | - Other film | Comments(0)