タグ:Ralph Fiennes ( 7 ) タグの人気記事

胸騒ぎのシチリア (A Bigger Splash)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 世界的な人気を誇るロック歌手のMarianne Lane(Tilda Swinton)は、痛めた声帯と心を癒す為、年下の恋人のPaul De Smedt(Matthias Schoenaerts)とシチリアのパンテレリア島で優雅な時間を過ごしていた。ところがMarianneの元彼でカリスマ音楽プロデューサーHarry Hawkes(Ralph Fiennes)が、セクシーな娘Penelope Lannier(Dakota Johnson)を連れて押しかけてくる。歌って踊り続けるエネルギーの塊のようなHarryは、実はMarianneとの復縁を狙っていたのだ。一方若さを持て余したPenelopeは、Paulへの好奇心を募らせていく。Marianneの焦りが最高潮に達した時、思いもよらない事件が待ち受けていた。(作品の詳細はこちら

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お久しぶりです。日本に一時帰国していました。これからしばらく機内で観た作品のレビューを書いていく予定ですが、ぼんやりした頭で観たのと時間が経過していることから、超手抜きレビューになりそうな予感がしています。それでは、機内上映第1弾。

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ということで、年下の恋人のPaulを演じているMatthias Schoenaertsが、「この先有望なイケメン役者」と聞き、しかもTilda SwintonやRalph FiennesやDakota Johnsonなど豪華キャストが揃っているので、か・な・り・期待して観始めた。


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が、何と言ったらいいのか?内容が薄っぺらいのに、始終はしゃぎまくりの異様にテンションの高いRalph Fiennesが妙に浮いていて、目が点&ドン引き!天真爛漫なRalphも決して悪くないし、嫌いではないけれど、あの作品の中では、ただイタかっただけでした。ゴメンなさい、きっと脚本や演出が悪かったんだと思う。Matthias Schoenaertsも私好みでなくて、ガッカリ。彼、プーチン大統領に似てませんか?


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by amore_spacey | 2016-09-01 00:31 | - Other film | Comments(0)

Hail, Caesar! (ヘイル、シーザー!)

ネタばれあり

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 1950年代、テレビの台頭に危機感を抱いたハリウッドは、命運をかけた歴史スペクタクル超大作映画Hail, Caesar!の製作に乗り出す。ところが、その撮影中に主演俳優のBaird Whitlock(George Clooney)が何者かに誘拐された。映画スタジオ内で起こるどんなトラブルにも対応する汚れ仕事請負人Eddie Mannix(Josh Brolin)は、事件解決に向けて動き出すが、その行く手で様々な騒動が起きる。(作品の詳細はこちら


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実在の人物たちをモデルにした作品だが、1950年代に流行ったハリウッド映画や、当時の政治的な背景を知らないと、心から楽しむことが出来ない。私も心から楽しめなかった1人で、最初から最後まで全く共感できずに終わってしまった。が、当時のマネージャーの仕事ぶりには、ビックリ仰天。今のように役者ごとに秘書やマネージャーがいた訳ではなく、何人もの役者の公私両方の面倒を、1人で見なくちゃならなかった。必殺仕事人は多忙すぎて、あれじゃ過労死します。


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誘拐されたBaird Whitlockは、台詞を覚えられない大根役者だが、人気がある。彼がいなくちゃ、撮影は進まない。早く探し出せ!そしてこの事件を発端に、頭を抱える問題が次々に起きる。


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次は売り出し中の女優DeeAnna Moran(Scarlett Johansson)が、事もあろうに身ごもっていた。しかも未婚の母になりたいと駄々をこね始める始末。当時は未婚の母など言語道断だったから、ゴシップが洩れないように、もみ消さなければならない。ここでも必殺仕事人が登場。


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華々しい芸能界の裏では、ThoraとThessaly(Tilda Swinton)の双子のゴシップライターが、ハイエナのように嗅ぎまわってネタを探している。この双子は一卵性双生児だが、性格がまるっきり違うのだ。それをTilda Swintonが、まことに面白おかしく演じ分けてくれた。必殺仕事人は、ハイエナをうまくかわす術にも長けている。


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全く使えない若手役者に、最初は懇切丁寧に説明するLaurence Laurentz監督(Ralph Fiennes)だが、あまりの頭の悪さにブチ切れ、必殺仕事人にコイツを何とかしてくれと嘆願。

件のBaird Whitlockはというと、誘拐され拷問を受けて殺された訳ではなく、赤狩り真っ只中の時代に、10名ほどのハリウッドの脚本家が集まって、共産主義や芸術などについての勉強会をする会場に連れて行かれた。そこで彼は多くのことを学んで、再び撮影セットに戻ったときには、台本以外にもアドリブで台詞を喋り、まわりはビックリ。誘拐先が功を奏して、めでたしめでたし、のドタバタ劇だった。


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by amore_spacey | 2016-07-05 01:01 | - Other film | Comments(2)

Grand Budapest Hotel (グランド・ブダペスト・ホテル)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (72点)

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【あらすじ】 ヨーロッパ大陸の東端、旧ズブロフカ共和国の国民的大作家(Tom Wilkinson)が語り始めたのは、ゴージャスでミステリアスな物語だった。1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのM. Gustave(Ralph Fiennes)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし常連客のMadame D.(Tilda Swinton)が殺されたことで莫大な遺産争いに巻き込まれてしまう。Gustaveは信頼するベルボーイのZero(Tony Revolori)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡る。(作品の詳細はこちら


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一応ストーリーはあるんだけど、むしろそのストーリーを彩るシーンの美しさや面白さや滑稽さやナンセンスに比重が置かれ、クスッとしたり爆笑したり突込みを入れたりする、そんな楽しみ方ができる作品だ。でもWes Anderson監督の独特の世界には、なかなかすんなり入って行けないところがある。大胆にカリカチュアされた登場人物が漫画のようなおとぎ話のような舞台で暮らしているところへ、突然深刻で重苦しい現実や過去の歴史(本作品では遺産相続やファシスト)が踏み込んでくる。かと思えば一発ギャグ的なコネタが、脈絡なくぽつんぽつんと打ち上げられたりする。これが面白いと思う瞬間もあれば、「それが何なの?」と突っ込みたくなるコトもあるのだ。

向こう(作品)が深刻だから、私も真面目に考えてみようと膝を正すと、向こうは「なーんちゃって…」とはぐらかす。それで私が「なんだ、からかわれたのか」と軽く受け流そうとすると、「あ、でも、実はね」と向こうが低い声で告白し始める。落ち着かないったらありゃしないというのが、この作品を観終わった直後の正直な感想。私の中の感情スイッチが、うまく対応できないってことか。


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Tilda Swintonの奇抜なメイクや役柄にピッタリのAdrien Brodyや、胡散臭そうなMathieu Amalric、そしてイカれたWillem DafoeをRalph FiennesとTony Revoloriがソリで追いかけるナンセンスなシーンに笑い、ファシストの登場には暗澹たる思いに包まれ、遺産相続の展開や脱獄シーンにドキドキ・ハラハラする。

その一方で、Saoirse Ronanが作る可愛らしいお菓子(おいしそう)やおとぎ話に出てくるようなグランド・ブダペスト・ホテルの外観、そして地上とホテルを結ぶケーブルカーなど、オモチャ箱を開けたようなシーンに胸をときめかせる。1つの作品で、喜怒哀楽の感情を目まぐるしく忙しく味わった。


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by amore_spacey | 2015-01-24 00:04 | - Other film | Comments(0)

007 Skyfall (007 スカイフォール)

ネタばれあり!!!!!

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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【あらすじ】 愛した女性を死に追いやった組織を追い詰めるべく、イギリス諜報部員James Bond(Daniel Craig)はハイチやボリビアなどで壮絶な戦いに身を投じてきた。しかしある日直属上司M女史(Judi Dench)が秘めていた過去の事件が浮かび上がり、事件の衝撃的な内容から、Mへの信頼と忠誠心を試されることになる。そんな中彼らが所属するイギリス情報局秘密情報部MI6が、何者かによってターゲットにされてしまう。


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待ってました、James Bond~!!! 『007』シリーズの生誕50周年記念とあって、期待はさらに高まる。このシリーズが好きなのは、①テンポがよい ②カーチェイスやオートバイ・チェイスのシーンが臨場感あふれる ③思い切りのよい爆破&戦闘シーンに血が騒ぐ ④音響効果が素晴らしい ⑤何と言ってもJames Bondが痺れるほどカッコいい、から。今回もオープニングのオートバイ・チェイスは、私の心をグッとわしづかみにした。バックにはトルコのシンボル、イスタンブールの巨大なブルー・モスクが浮かび上がる。このダイナミックなアングルに、私の頭はすっかり007ワールド一色!嗚呼、しかし、この記念すべき作品をもって、M女史が退場とは・・・。Judi Dench様、本当にお疲れさまでした。


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舞台は次々に変わる。上海の夜景に浮かぶ高層ビルや光の渦、無人の廃墟島デッド・シティ、ロンドン、そしてフィナーレはBondが生まれ育った荒涼たるSkyfall。トリビアな話だけど、デッド・シティのモデルになったのは、なんと!長崎の端島(はしま)。通称軍艦島と呼ばれる無人島なのだ。この島に登場する宿敵Silva演じるJavier Bardemの顔が、デカい(≧∇≦) 暑苦しい。一度見たら絶対に忘れない顔だ。人をなめた憎々しい口調なんだけど、ゲイっぽくて可愛いとこもある。が、気をつけろ!ヤツは積年の恨みで執念深い。

元祖007へのオマージュということで、封印されていた過去が暴かれたり、Bondの郷里に戻ったり。ボンドカーのアストンマーチンDB5を登場させるなんて、心憎い演出もある。CGを使ったシーンも違和感がなく許容範囲。宿敵Silvaとの対決シーンも、最新鋭の武器は出てこない。狩猟用の鉄砲やナイフや素朴な爆薬が活躍する。  


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従来の『007』のエンディングは、任務を果たしたBondがボンドガールとお熱いひとときを過ごすシーンがお約束だった。しかしDaniel Craigの時代になってから、ボンドガールは殺されることが多い。濡れ場もほとんどない。21世紀のBondは、女より任務遂行が先?と言って、不死身のサイボーグでもない。怪我もすれば、宿敵を取り逃がすという失態もおかす。が、どこまでも冷静でストイックで孤独な男なのだ。Daniel CraigはそんなBondにぴったり。ちょっと寂しげな瞳に、胸きゅん(*^^*)


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Ralph Fiennesがこの作品に出ると聞いた時、当然彼はBondを窮地に追いやる敵役だと思った。ところが・・・M女史に代わるBondの上司となって、今後もずっと出るんだってね。嬉しいなぁ。これは面白いことになりそう(*^^*) MI6のメンバーの若返りで、このシリーズに新たな展開が期待できますぞ。細く長く続くことを祈っております。 

製作国:U.S.A.
初公開年:2012年
音楽:Thomas Newman
監督:Sam Mendes
キャスト:Daniel Craig, Judi Dench, Javier Bardem, Ralph Fiennes, Naomie Harris, Bérénice Marlohe, Albert Finney, Ben Whishaw, Rory Kinnear ...


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by amore_spacey | 2012-11-05 01:42 | - Other film | Comments(2)

The Reader (愛を読む人)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

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1958年のドイツ。15歳のMichael(David Kross)は21歳年上のHanna(Kate Winslet)との初めての情事にのめり込む。Hannaの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日Hannaは忽然と姿を消す。1966年大学で法律を学ぶMichaelは傍聴した法廷の被告席にHannaを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。



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随分前に原作を読んだ。読者は、青年から大人への過渡期の曖昧で自信のないMichaelの目線でストーリーを追っていく。そして読み終わった後に、そうだったのか!謎が1つ1つ解けていくのである。自分が文盲であることをHannaは恥じていた。彼女のその秘密を知っているのはMichaelだけ。法廷で一部始終を見た彼は、文盲だからという羞恥心と引き換えに、供述書に関し不利な証言をすることによって罪を負うHannaが理解できず悶々とする。否、あの時からMichaelの中に、葛藤と罪悪感が生まれたに違いない。法廷でHannaが文盲であることを彼が証言し(それには彼女との肉体関係から洗いざらい話さねばならない)、それによって彼女の尊厳を傷つけることになっても、減刑を請うのが正しかったのか?それとも法廷での出来事を静かに見守り、Hannaの誇りを尊重することが彼女への優しさなのか?と。



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Michaelが送り続けた朗読テープを聴きながら、Hannaは獄中で文字の読み書きを覚える。しかし自分の言葉で綴ることによって、職務に忠実であったがために罪なきユダヤ人を見殺しにしたことに対して、彼女自身が気付いていなかった罪の深さを知り、その苦悩の大きさに耐え切れず自死を選ぶ。そんな事実を風化させず、年代の違う男女が負った葛藤や苦悩や罪悪を含めMichaelが自分の娘に語ることで、Hannaや自分自身への懺悔としたかったのであろう。これは決して単純な恋愛物ではない。だから邦題はどう考えても陳腐でおかしい。

Kate Winsletの肉体は、美しいというよりはルーベンスの絵の女性たちのような圧倒的な存在感があった。老けメイクなのに声がやたら若いというアンバランスには目を瞑りましょう(^^) エキセントリックな役柄の多いRalph Fiennesだけれど、この作品では間接的表現でしっとりしてとても好感が持てる。実生活ではKate のほうがずっと若いのよね。

製作国:Germany, U.S.A.
初公開年:2009年
監督:Stephen Daldry
原作:Bernhard Schlink
キャスト:Ralph Fiennes, Kate Winslet, David Kross, Lena Olin, Bruno Ganz, Hannah Herzsprung ...


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by amore_spacey | 2009-12-11 00:43 | - Other film | Comments(0)

In Bruges (ヒットマンズ・レクイエム)

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

ネタばれあり。

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ベルギー西部にある水の街ブルージュ。殺し屋Ray(Colin Farrell)とKen(Brendan Gleeson)にとってここが人生最後の目的地になりそうだった。彼らのボス・Harry(Ralph Fiennes)によってクリスマス直前にこの街へ送られ、命令があるまで2週間待機することになっているのだ。殺しの仕事で罪のない子供を誤射してしまったRayはそのことにずっと苛まれ、Kenはそんな彼を父親のような目で心配していた。そしてHarryからの電話を受けたとき、2人の休暇は一転、生と死を賭けた闘いへ発展する...。



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昨冬訪れた懐かしいブルージュの風景、とりわけ夜景が心に染み渡るように美しい。そんな古都を背景に、いったい何回Fワードが登場したんだろ?殺し屋同士で交わされるブラックジョークは、腹を抱えて笑うたぐいのものではないけれど、緊迫したシーンの中でつい滲み出る人間の間抜けな(人間臭い?)心模様がよく映し出されていた。Colin Farrellが苦手でこの作品をすぐに観なかったのだが、ベテランに囲まれて浮くことなく演じているじゃないか。トレードマークの極太眉毛は困ったワンコみたいな「ハの字」(^^) いつもの行け行けColinとはちょっと違う。2枚目半の彼ってなかなかいい。



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Ralph Fiennesの悪役ぶりには、いつもながら唸る。意外に小柄なんだな。あの不気味さは、Kevieさまに通じるものがある。吹き替えの声が、「セブン」のJon Doeをも担当した方なので、凍りつくような恐怖に髪の毛が逆立ってしまった。その彼もカトリックの罪の意識(=無垢な子どもの命を奪う)に苛まれ、ピストルを口に突っ込んで死んでいく。古都ブルージュを背景に 真正面からは笑えぬような笑いや、アメリカ人嫌いを前面に押し出した、ちょっぴりへんてこりんな作品だった。キャストの面々から、派手にもっとドンパチやるのかと構えすぎてました。苦笑

製作国:U.K., U.S.A
初公開年:2008年
監督:Martin McDonagh
キャスト:Colin Farrell, Brendan Gleeson, Ralph Fiennes, Clémence Poésy, Jérémie Renier, Thekla Reuten, Eric Godon ...


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by amore_spacey | 2009-07-18 00:47 | - Other film | Comments(2)

レッド・ドラゴン (Red Dragon)

私のお気に入り度 ★★★★☆(89点)

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Anthony Hopkinsの演技がすばらしい。Edward Nortonもかっこよすぎず強すぎず。が、しっかり存在感あり。特筆したいのがRalph Fiennes。王子さま役しかやらない方だと思い込んでいました。狂気と哀しみの表現がうまいっ!さすが舞台出身の役者ですぞ。

Kevinは今後のOld Vic劇場での舞台共演者リストに、Jeremy IronやRalph Fiennesをあげている。これにAlan Rickmanが加わったら言うことなし^^


製作国:USA
製作年:2002年
監督:Brett Ratner
キャスト:Anthony Hopkins, Ralph Fiennes, Edward Norton, Harvey Keitel, Emily Watson, Philip Seymour Hoffman ...
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by amore_spacey | 2006-10-22 20:31 | - Other film | Comments(2)