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Burnt

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (76点)

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【あらすじ】 Adam Jones(Bradley Cooper)は数年前、パリの一流レストランでシェフとして働き成功をおさめた。しかしすぐにカッとなる短気な性格や傲慢な態度が災いして一気に転落。薬物やアルコール依存症になり、同業者や業界の人々に多大な迷惑をかけ、また多額の借金を背負ったまま姿を消した。数年後ロンドンを訪れたAdamは、ミシュラン・ガイドの三ツ星獲得を目標に再起を懸け、昔の仲間たち1人1人に声をかけて、レストランの厨房チームに引き入れていくのだった。(作品の詳細はこちら


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ストーリーに意外性はなく、ほぼ想像通りの結末を迎える。クリスマスからお正月にかけてご馳走三昧でお腹一杯なのに、厨房の調理シーンやカラフルな食材や芸術のような料理が、私の目を楽しませてくれた。Bradley Cooperの作品を観るのは、たぶんこれが初めて。マッチョなBradleyが厨房で腰をかがめ、皿に吸い込まれるようにして盛りつける姿が印象的だった。生意気なガキ大将がそのまま大きくなったように見えるところは、料理の腕こそ確かだが人間的には未熟なAdamそのもと言ったところ?


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フランス人のレストランマネージャーを演じたDaniel Brühlも、生真面目な中にコミカルな部分をちらっと見せて、キュートで良かった。


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一瞬誰だか分からなかったUma Thurman、顔をいじりすぎて一気に老けた。人気上昇中のAlicia Vikanderは可愛いお嬢さん、それ以上でも以下でもなし。安定した脇役のEmma Thompson。Sienna Millerの負けず嫌いで勝気な表情は、魅力的で好感が持てる。


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ほどよく力の抜けたRiccardo Scamarcioをみて、いい役者になったなぁと叔母のようにしみじみ。2年前に英国デビューを果たし、昨年はロンドン・スパイでも顔を見せてくれたが、次はいよいよ米国デビュー。John Wick 2の公開が待ち遠しい。本作品の邦題も楽しみ。

ところで一流レストランのシェフが主役になった作品やTVの美食番組や、恒例のミシュラン番付を観るたびに思う。食べるって何なんだろう?お腹を満たすことすらままならなかった貧しい時代の食事から、豊かな食材に囲まれた美食時代の食生活。自分の能力や腕を最大限に生かして、真剣勝負するシェフたちの意気込み。一方で美味しい物や珍味を貪欲に開拓する人々。食の原点を見失うと、おかしな方向に暴走しそうだ。因みに人生最後の食事で食べたいものは、ゆかりごはんで作ったおにぎりと熱い日本茶か、醤油とわさびを少し入れたお茶漬け。


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by amore_spacey | 2016-01-09 17:40 | - Other film | Comments(2)

London Spy Season 1 5 episodes (ロンドン・スパイ シーズン1全5話)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 Danny(Ben Whishaw)は天才数学者の証券マンAlex(Edward Holcroft)と出会い、恋におちて幸せな8ヶ月を過ごした。しかしAlexが謎の死をとげたことにより、実はAlexは証券マンなどではなく、英秘密情報部MI6の諜報員であったことが判明する。そこでDannyは愛する恋人にまつわる真実究明に乗り出すのだった。(作品の詳細はこちら


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期待した割には尻すぼみのシリーズだった。スパイの世界とは無縁の人が陰謀に巻き込まれ、なす術もなく途方に暮れる話はよくある。そこに男同士の愛を織り込む手法も、近年増えてきている。いや、だからお腹一杯という訳では決してない。それどころかBen Whishawが、新たな一面を見せてくれたことが嬉しかった。混沌とした世の中で、人は肌のぬくもりや心の通い合いを求める。ただ脚本の骨組みが弱かったせいか?スパイものとしても人間愛を取り扱うにしても、中途半端で不完全燃焼。キャストが豪華だっただけに、残念だった。

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クールで冷徹なCharlotte Rampling。
グッジョブ!


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イタリアの星Riccardo Scamarcioと英国の星Benの対決。これは嬉しいサプライズだった。Riccardoの役に必然性はなかったと思われるが、全然OK。



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by amore_spacey | 2015-12-20 22:40 | - TV series | Comments(2)

Il grande sogno

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (73点)

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【あらすじ】 1968年ムーヴメントの幕開け。役者を夢見る若き警官Nicola(Riccardo Scamarcio)、厳格なカトリックの家庭に育ったが、政府やヴェトナム戦争への抗議やフリーセックスを訴える学生デモ行進に参加するLaura(Jasmine Trinca)、そしてフィアットで働く女工の息子で、Lauraと同じ大学に通うLibero(Luca Argentero)の3人の若者たちの、出会いや別れを描く。Nicolaは若き日のMichele Placidoがモデルになっている。プーリアからローマに上京し、生計を立てるため警官隊に入る。その後、演劇芸術アカデミーに通い役者になった。


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イタリアの暗黒時代を知りたければ、この映画TVドラマのほうが遥かにリアルだし、当時の若者の葛藤なら『輝ける青春』で一目瞭然。


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どう考えてもこれは、Michele Placido監督の自己陶酔的な自分史、または当時思いを寄せていた女性への詫び状としか思えない。年を重ねて自分を振り返るのは勝手だけど、それを映画化するってどうなの?年とって、公私混同が激しくなってきたかな。


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でもこんなおいしいシーンや


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Lucaのこんなものを拝見できたから、ま、いいか(*^^*)

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Michele Placido
キャスト:Riccardo Scamarcio, Jasmine Trinca, Luca Argentero, Laura Morante, Michele Placido, Ottavia Piccolo, Silvio Orlando, Massimo Popolizio, Federica Vincenti ...


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by amore_spacey | 2014-06-30 01:40 | - Italian film | Comments(2)

Una piccola impresa meridionale (南部のささやかな商売)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 Maria Stella(Giuliana Lojodice)は悩みのどん底にいた。50歳になる元神父の息子Costantino(Rocco Papaleo)は、女性を好きになるが捨てられて、南部の故郷に戻ってきた。聖職を捨てた息子と同居なんて、恥ずかしくて村人から何と言われるか分からない。そこでCostantinoを村から離れた海際にある、打ち捨てられた灯台に一人暮らしをさせることにした。ところが妻に逃げられて失意の義弟Arturo(Riccardo Scamarcio)や元売春婦Magnolia(Barbora Babulova)、灯台の修理に来た2人の男と娘と、同居人が次々に増え、ついにはマンマのMaria Stellaも灯台で暮らすようになる。やがて、灯台に隣接する建物をホテルに改造するという話がもちあがった。


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赤の他人が共同生活を始めるうちに擬似家族のようになっていく、ちょっと奇妙な人間関係が描かれている。Ferzan Ozpetek監督の『無邪気な妖精たち』に出てくる人間模様や、カトリック教会や保守派が根強い土地で未だにタブー視されている同性愛にスポットを当てたところなどよく似ている。本作品はドタバタ・コメディタッチなので、事態の重みや深刻さをそれほど感じさせないが、当事者にとってみれば人生をかけた問題だ。


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Costantinoは聖職を捨てた。彼の妹は夫Arturoを捨てて愛人と逃げた。その愛人は何と、マンマの家のお手伝いさんだった。そしてお手伝いさんの姉は、元売春婦。灯台の修理・改修に来た2人の左官屋のうち、1人は妻と離婚し小学生の娘(親権を巡って、元妻と争っている真っ只中)とともに、ワゴン車でジプシーのような暮らし(+.+;)


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敬虔なカトリック教徒であるマンマから見れば、どいつもこいつもどひゃひゃーーな人間ばかり。そんな厳格で頭の固いマンマが、みんなと暮らすようになって徐々に丸くなり、よき仲介役になっていく様子は、とても微笑ましい。どの脇役も個性的で愉快痛快!

製作国:Italy
初公開年:2013年
監督:Rocco Papaleo
キャスト:Riccardo Scamarcio, Rocco Papaleo, Barbora Bobulova, Giorgio Colangeli, Giovanni Esposito, Giuliana Lojodice, Claudia Potenza, Sarah Felberbaum ...


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by amore_spacey | 2014-05-05 03:59 | - Italian film | Comments(0)

Il rosso e il blu (赤鉛筆、青鉛筆)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 しっかりものの校長Giuliana(Margherita Buy)、教育への情熱を失った美術史の老教師Fiorito(Roberto Herlitzka)、そして生徒に意欲を湧かせようと熱心なイタリア語の臨時教員Giovanni Prezioso(Riccardo Scamarcio)。ローマの高校の3人の教師を軸に、物語は展開していく。教師と生徒の対立があれば恋愛もあり、重大な事件が起これば、学校を去らざるをえない者も出るが、それでも学校生活は続いていく。


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教師も生徒も表面的にはごく普通の人間に見えるが、少し踏み込んで付き合うと一癖も二癖もある人ばかり。Prezioso先生に貸した赤鉛筆に固執する地味な女子生徒や、すでに大人の世界を知ってしまっている背伸びして派手な女子生徒のように、か・な・り・面倒な子もいる。高校生と言っても、個々の精神年齢に開きのある年頃が相手だから、教師たちはさぞや大変だろうな。その教師たちも千差万別で、熱血教師もいれば、給料と休暇さえ保障されれば、あとはどうでもいいと手抜きするいい加減なのもいる。娯楽作品だから部分的に誇張はあるものの、ほぼ等身大の高校生活を描いているので、親近感が持てる。

夏休み前の最後の授業。教室がしーんと静まり返る中、秒針に合わせて、「3、2、1、終了!!!」のカウント・ダウンは、お馴染みの光景である。娘たちの高校でも今週土曜日に、カウント・ダウンの大合唱だな。もう、夏休みかぁ。

製作国:Italy
初公開年:2012年
監督:Giuseppe Piccioni
キャスト:Margherita Buy, Riccardo Scamarcio, Roberto Herlitzka, Silvia D'Amico, Gene Gnocchi, Davide Giordano, Ionut Paun, Alexandru Bindea ...


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by amore_spacey | 2013-06-07 00:22 | - Italian film | Comments(0)

L'uomo nero

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 父Ernesto(Sergio Rubini)の死の知らせを受けてGabriele Rossetti(Fabrizio Gifuni)はプーリア州の小さな村に帰る。久しぶりに実家で過ごすうちに、彼は子どもの頃のエピソードを思い出すのだった。1960年代に子どもだったGabrieleは、ローカル線の駅長だった父と教師の母Franca(Valeria Golino)と叔父Pinuccio(Riccardo Scamarcio)と暮らしていた。Sergio Rubiniの父親の自伝的作品。


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Sergio Rubiniは、自分の父親をテーマにした作品をよく撮っている。そうすることで、若かった頃には反発ばかりで、まったく理解できなかった父親の存在そのものや父性愛に、きちんと向かい合おう、父親や幼い頃の自分と和解しよう、と試みているのかもしれない。父親のある一面しか知らなかった。そんな自分の愚かさをも許そうとしているに違いない。


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Sergio RubiniとMargherita Buyは、離婚後も一緒によく仕事をしているけれど、仕事仲間としてはとても相性がいいってことなのかな?

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Sergio Rubini
キャスト:Sergio Rubini, Valeria Golino, Riccardo Scamarcio, Fabrizio Gifuni, Guido Giaquinto, Anna Falchi, Gianpiero Alicchio, Margherita Buy ...


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by amore_spacey | 2013-06-05 00:01 | - Italian film | Comments(0)

To Rome with Love (ローマでアモーレ)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

ネタばれあり?

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【あらすじ】 ローマを旅行していたアメリカ人Hayley(Alison Pill)は弁護士のMichelangelo(Flavio Parenti)に出会って、一目ぼれ。その後、彼女の父Jerry(Woody Allen)と母Phyllis(Judy Davis)は、Michelangeloの両親に会うためローマにやって来た。かつて音楽プロデューサーだったJerryは、Michelangelo宅で聞いた父親Giancarlo(Fabio Armiliato)の歌声に心を揺さぶられ、オペラ歌手として売り出せると確信した。
 Antonio(Alessandro Tiberi )は、上流階級の親戚に婚約者Milly(Alessandra Mastronardi)を引き合わせるため、ローマのホテルにやってきた。Millyが美容室に出かけたのと入れ違いに、娼婦のAnna(Penélope Cruz)が部屋にやって来て、Antonioを誘惑しようとする。まさにその瞬間、部屋に親戚が入ってきたため、Antonioはその場を繕うため、Annaを自分の婚約者だと紹介した。
 平凡なサラリーマンLeopoldo(Roberto Benigni)は、セレブと間違われて、ある時から突然パパラッチに追いかけられる。何がなんだか分からないうちに、パパラッチはある日を境にぱったり来なくなった。
 30年前学生だった頃ローマに暮らしていたアメリカ人の建築家John(Alec Baldwin)は、妻と一緒にローマを旅行していた。そこで建築学科の学生Jack(Jesse Eisenberg)に出会う。Johnがかつて暮らしていた通りに住んでいるというJackは、彼を自分の家に招待する。


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米伊仏3ヶ国から集まった豪華キャストが、ローマを舞台に4つのエピソードを展開していく。いやぁ、世界的なテノール歌手Fabio Armiliatoが、こんな映画(と言っちゃWoody Allenに失礼だけど)に出ちゃうのね。しかも彼はシャワーを浴びている時しか、歌が歌えないという痛い設定。シャワーボックスの中で歌うFabioが、滑稽で笑えました。Woody Allenは、自嘲気味&自虐的なお笑いの名手だけど、近頃はマンネリ化で退屈。


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今までPenélope Cruzの眉毛やどんぐりまなこに気をとられていたけれど、今回は彼女の豊満な胸にたまげました。たわわな胸。羨ましすぎる。でも夏は胸の裏側に汗疹(あせも)が出来ちゃったりして、見えないところでけっこう苦労しているのかも。


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Roberto Benigniが演じたLeopoldoも、勘違いの痛い人でした。一般市民がいきなりセレブになって(正確にはある有名人と間違えられただけ)、パパラッチに追いかけられると、どうなるか?最初はパパラッチがハエのように、鬱陶しくて仕方がない。でも徐々に虚栄心が満たされ、妙な自信と誇りを抱くようになる。何となくセレブの振る舞いが板についてきた頃、間違いに気づいたパパラッチは波が引くようにサーッと立ち去っていく。そして誰もいなくなった(爆) 残ったのは抜け殻のようになったLeopoldoだけ。人生狂っちゃいますね。


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ちょい役で出ていたVinicio Marchioniの、声やルックスは申し分ないんだけど、あのパンチ頭が残念すぎて泣けてくる。Kimさまのようなサラサラ髪なんてムリなことは言いませんが、もう少し何とかならんですか?カメオ出演のOrnella Mutiは、腐っても鯛?的な扱いで、ちょっとかわいそうでした。

製作国:USA, Italy, Spain
公開年:2012年
監督:Woody Allen
キャスト:Flavio Parenti , Fabio Armiliato, Roberto Benigni, Alison Pill, Alessandro Tiberi, Alessandra Mastronardi, Alec Baldwin, Carol Alt, David Pasquesi, Antonio Albanese, Ornella Muti, Riccardo Scamarcio, Woody Allen, Jesse Eisenberg, Penélope Cruz, Ellen Page, Simona Caparrini, Vinicio Marchioni, Donatella Finocchiaro, Lino Guanciale, Antonino Bruschetta ...


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by amore_spacey | 2013-04-27 00:11 | - Other film | Comments(4)

Manuale d'am3re (昼下がり、ローマの恋)

私のお気に入り度 ★★★☆☆(60点)

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【あらすじ】 ローマの賑やかな通りに、気さくなAugusto(Michele Placido)が管理人を務めるアパートメントがあった。このアパートに住むSara(Valeria Solarino)と結婚するつもりの青年弁護士Roberto(Riccardo Scamarcio)は、トスカーナ地方の農場に立ち退き交渉のため出張する。そこでRobertoは、美しいMicol(Laura Chiatti)に一目惚れし、滞在を延長して素晴らしいひとときを過ごす。『イタリア的、恋愛マニュアル』のGiovanni Veronesi監督が送るシリーズ第3弾。


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恋は理屈ではなく突然始まる若者カップルの第1話、刺激的な恋にはリスクがともなう中年カップルの第2話、そして恋に年齢は関係ない中年&熟年カップルの第3話と3つのエピソードが展開する。が、Carlo Verdoneおじちゃま大奮闘の第2話(↑画像左)以外は、メッチャつまらなかった。Donatella Finocchiaro扮する女ストーカー(↑画像右)、ありゃ凄い!ホント、刺激的な恋には落とし穴ありだな。苦笑

第1弾『イタリア的、恋愛マニュアル』のあの新鮮さやコミカルな面白さが失われ、本作品はひたすら時間を埋めるだけの物語がだらだらと続く。第2弾『モニカ・ベルッチのイタリア的、恋愛マニュアル』の頃からすでにその兆候はあったんだけど、第3弾は完全自爆ですね。相変わらずMonica姐は大根役者だし、日本語タイトルは超ベタだし。
 

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腐っても鯛?的なRobert De Niroの扱いに、ワタクシ異議あり!出演OKした彼も彼だけどね。Monica姐が相手役と聞いて、食指が動いたのかしら?それじゃ、単なるスケベオヤジ?久しぶりにRobertがイタリア語を喋っているのを聞いたなァ(^^) Carlo Verdoneが公開前に、「世界のRobertと同じ空間を共有することができるなんて、俳優をやってて良かった。俳優冥利に尽きる。」とTV番組のインタビューで大感激していたが、彼だって監督の端くれなんだから、煮ても焼いても食えないこの脚本にどうして噛み付かなかったんだろう?痛すぎる作品でした。これを観た人たちは、「イタリアンな陽気で明るい恋物語っていいな。元気になれる!」な~んて、またステレオタイプな勘違いをするんだろうな。イタリアン=明るい、って大間違いではないんだけど…。

製作国:Italy
初公開年:2011年
監督:Giovanni Veronesi
キャスト:Robert De Niro, Monica Bellucci, Riccardo Scamarcio, Michele Placido, Laura Chiatti, Valeria Solarino, Donatella Finocchiaro, Carlo Verdone, Daniele Pecci ...


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by amore_spacey | 2012-04-14 01:05 | - Italian film | Comments(2)

Mine vaganti (あしたのパスタはアルデンテ)

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆(86点)

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【あらすじ】 ローマに暮すTommaso(Riccardo Scamarcio)は、久し振りに生まれ故郷レッチェへ帰った。実家のCantone家は地元で有名なパスタ工場を営み、とても信心深い大家族である。Tommasoには3つの隠し事があった。大学は経営学部ではなく文学部を卒業したこと、家業を継ぐ気はなく作家になりたいこと、ゲイであること。兄Antonio(Alessandro Preziosi)が工場を引き継ぐのを祝して開かれた食事会の席で、Tommasoはみんなに秘密を告白して楽になろうと考えていた。ところが、「自分はゲイである。男の恋人もいる。」と兄がカミングアウトを抜け駆けしたので、思わぬ展開になり、Tommasoは告白しそびれて戸惑いを隠せなかった。父Vincenzo(Ennio Fantastichini)や母Stefania(Lunetta Savino)はもちろんのこと、その場にいた親族はてんやわんやの大騒ぎ。


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Ozpetek監督は『無邪気な妖精たち』でも同性愛をテーマに取り上げているが、あちらは「仮の姿のもう1つの家族」の中で展開されたのに対して、本作品は世間体や偏見やタブーに囲まれ閉塞した街に暮す大家族を舞台に、親子や兄弟の確執が描かれている。血の繋がった親族のリアクションが見物なんだな。気の利かない仏頂面のお手伝いさんやエキセントリックな叔母Luciana(Elena Sofia Ricci)やTommasoのゲイ友だちが、重くて自虐的になりがちなテーマに、(やや大袈裟ではあるけれど)軽妙な多面性を与えている。頑固な父親を演じたEnnio Fantastichiniの、ヒステリックに笑い続けたあとの涙に、「同じ立場だったら、私だってあんなだっただろうな」と、深く共感。

『Genitori e figli ... 』同様、ここでもばあちゃんがキーパーソンとして登場。孫たちの旅立ちに彼女(Ilaria Occhini)が命を懸けて伝えたメッセージは、自分の気持ちを偽らないで生きるということ。ばあちゃんを囲む何十個というプチケーキを見て、学生時代によく行ったケーキ食べ放題を思い出した。最高記録は12個。ばあちゃんには負けたー。


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Alessandro Preziosiは視線で女を孕ませる男暑苦しいだけの男だと思っていたから、男のフェロモンを撒き散らし放題の彼が、苦悩する日陰の?男という役どころを好演したのには、正直言って驚いた。なかなかやるじゃないか。好感度上昇!(単純な私) 思わぬ展開に目が点になったTommasoを演じるRiccardoも、オレ様度や角がとれていい役者になってきた。Monica姐とのこんなシーンより、恋人Marco(Carmine Recano)との濃厚なキスにドギマギしました(*^^*) 哀愁を帯びたPatty Pravoの♪ Sogno ♪(音が出ます★)やNina Zilliの♪ 50mila ♪(音★)が、頭の中でリフレインしてます♪

製作国:Italy
初公開年:2010年
監督:Ferzan Ozpetek
脚本:Ivan Cotroneo
キャスト:Riccardo Scamarcio, Alessandro Preziosi, Lunetta Savino, Ennio Fantastichini, Ilaria Occhini, Elena Sofia Ricci, Bianca Nappi, Nicole Grimaudo ...


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by amore_spacey | 2010-07-02 00:09 | - Italian film | Comments(4)

La Prima Linea

私のお気に入り度 ★★★☆☆(78点)

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【あらすじ】 1989年11月TorinoのLe Nuove刑務所で1人の男、イタリア左翼ゲリラ組織Prima Lineaを結成したSergio Segio(Riccardo Scamarcio)が、自分の辿ってきた過去を語り始める。折り合いが悪かった両親、生涯の友人との仲違い、Susanna(Giovanna Mezzogiorno)に初めて出会った日のこと、結成したゲリラ組織、そして1982年3月Veneziaに集結した仲間とともに、Rovigoの刑務所に投獄されているSusannaら4人を助け出そうという計画…のことなどを。



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鉛の時代(anni di piombo)と呼ばれた1960年代終盤~1980年代初頭のイタリア、それは『野良犬たちの掟』(映画TVドラマ)にも描かれているように、武装したテロリストが暗躍し爆弾テロや要人暗殺が横行、また学生や労働者をも巻き込んだ労働運動が各地で勃発した暗黒の時代である。同じ頃日本では1969年に共産主義者同盟赤軍派(通称赤軍派)が結成され、武装闘争の時代に突入しようとしていた。テロリストによる革命の嵐が世界中に吹き荒れた時代であった。しかしどういう訳か?鉛の時代についてイタリア国内では、あまり議論されない傾向にあるらしい。クサいものには蓋?だからこの時代を映画化するには、監督の着眼点や力量が問われるに違いない。



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武装闘争の時代でありながらこの作品のようにむしろ静寂が時に心地よく、時間軸に囚われないでSergioの現在と過去を交錯させた描写に好感が持てた。しかもSergioの過去のほんの幾つかに的を絞ったことにより、あの時代を知らない者にも比較的分かりやすい流れになっていたように思う。Riccardoくんは甘ったるい恋愛モノより、こういった硬派な作品が断然向いているね。今後の成長に期待!驚いたことに今回はGiovanna Mezzogiornoが、1度もヒステリックに叫んだりわめいたりしておりませぬ!(爆) 肩の力を抜いた淡々とした役者たちの演技が、武装闘争に狂走したあの時代の若者たちのリアルな心情に寄り添うことができたのではないかな?

製作国:Italy, France, U.K., Belgium
初公開年:2009年
監督:Renato De Maria
キャスト:Giovanna Mezzogiorno, Riccardo Scamarcio, Michele Alhaique, Awa Ly, Lucia Mascino, Fabrizio Rongione, Lino Guanciale, Daniela Tusa ...


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by amore_spacey | 2010-05-14 00:03 | - Italian film | Comments(2)