タグ:Sergio Rubini ( 10 ) タグの人気記事

Denti

私のお気に入り度 ★★★☆☆(66点)

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【あらすじ】 小さい頃からAntonio(Sergio Rubini)は、自分の前歯に大きなコンプレックスを抱いていた。笑ったり喋ったりするときに、ちらりと見える下駄のような前歯。そんなAntonioが大人になり結婚して娘もできたが、間もなく離婚。今は新しい彼女Mara(Anita Caprioli)と暮らしている。ある日彼女と大喧嘩した拍子に、前歯のうちの1本が折れてしまったから、さあ大変。口元へのコンプレックスは増すばかり。これを機会に前歯を何とかしようと、Antonioの歯医者行脚が始まる。


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最初から最後までグロテスクで奇妙な作品だった。特に洞窟のような胡散臭い歯科医院や、そこで働くPaolo Villaggio扮する歯医者が、不気味すぎる。あんなのを観ると、歯医者には金輪際、絶対に行きたくないと思ってしまう。しかし幼い頃から下駄のような巨大な前歯のせいで、鬱々とした性格になったAntonioにとって、歯医者は自分の人生を変えてくれる場所だった。はずなのだ。それなのに診察台に乗ると、子どもの頃の嫌な思い出ばかりが蘇ってくる。そして行き着いたのは、母親の愛情に飢えた幼いAntonioだったのだ。

船員の制服を着たFabrizio Bentivoglioが、ほんの一瞬だけ登場するが、実にいい。少し前は彼のシェフの白衣姿に萌えたばかり^^ 軍服や医師の白衣もよく似合いそうだなァ。

製作国:Italy
初公開年:2000年
監督:Gabriele Salvatores
キャスト:Sergio Rubini, Anouk Grinberg, Tom Novembre, Anita Caprioli, Fabrizio Bentivoglio, Paolo Villaggio, Claudio Ammendola, Massimo De Lorenzo ...


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by amore_spacey | 2013-09-19 03:52 | - Italian film | Comments(0)

La forza del passato

私のお気に入り度 ★★★☆☆(70点)

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【あらすじ】 40歳になるGiovanni Orzan(Sergio Rubini)は児童文学作家で、妻Anna(Sandra Ceccarelli)と8歳の息子と暮らしている。そんなある日彼の父親が亡くなる。公私共に厳格な陸軍大将だった父親と、Giovanniは子どもの頃から良い関係を築けなかった。ある夜、父親の友だちだと称する男Gianni Bogliasco(Bruno Ganz)が、とつぜんGiovanniの前に現れ、生前の父親はファシスト党員ではなく実はKGBのスパイだったことなどを明かす。厳格な父親像がゆがみ始めたところへ、今度は妻の浮気を知らされ、今まで信じていたGiovanniの平穏な暮らしが足元から崩れ落ちていくのだった。


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自分にとって絶対的な拠り所であったものや、信じていたものの真の姿が暴かれたとき、それまでの自分の人生観や世界観がガラガラと音を立てて崩れていく。世の中の見え方も違ってくる。それらをうまく受け入れて、前向きに新しい自分を構築していくのか?いつまでも過去にしがみついて、悶々としながら生きていくのか?それはGiovanni次第である。この作品は、子どもが成長するにつれ、親と子の立ち位置や力関係が微妙に変わり、やがて入れ代わる時がやってくる、その過程を子の視点から描いている。


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地味な作品だけれど、共感できるところが多く、切なくやりきれない思いと過去の呪縛から解放される喜びが交錯した。こういう役をやらせると、小柄で地味なSergio Rubiniがきらりと光を放つ。かなり怪しげな人を演じたBruno Ganzも、いつもながら上手い。

製作国:Italy
初公開年:2002年
監督:Piergiorgio Gay
原作:Sandro Veronesi
キャスト:Sergio Rubini, Bruno Ganz, Sandra Ceccarelli, Giuseppe Battiston, Sebastiano Moise ...


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by amore_spacey | 2013-07-05 14:34 | Comments(0)

L'uomo nero

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】 父Ernesto(Sergio Rubini)の死の知らせを受けてGabriele Rossetti(Fabrizio Gifuni)はプーリア州の小さな村に帰る。久しぶりに実家で過ごすうちに、彼は子どもの頃のエピソードを思い出すのだった。1960年代に子どもだったGabrieleは、ローカル線の駅長だった父と教師の母Franca(Valeria Golino)と叔父Pinuccio(Riccardo Scamarcio)と暮らしていた。Sergio Rubiniの父親の自伝的作品。


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Sergio Rubiniは、自分の父親をテーマにした作品をよく撮っている。そうすることで、若かった頃には反発ばかりで、まったく理解できなかった父親の存在そのものや父性愛に、きちんと向かい合おう、父親や幼い頃の自分と和解しよう、と試みているのかもしれない。父親のある一面しか知らなかった。そんな自分の愚かさをも許そうとしているに違いない。


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Sergio RubiniとMargherita Buyは、離婚後も一緒によく仕事をしているけれど、仕事仲間としてはとても相性がいいってことなのかな?

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Sergio Rubini
キャスト:Sergio Rubini, Valeria Golino, Riccardo Scamarcio, Fabrizio Gifuni, Guido Giaquinto, Anna Falchi, Gianpiero Alicchio, Margherita Buy ...


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by amore_spacey | 2013-06-05 00:01 | - Italian film | Comments(0)

Del perduto amore

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】  1958年、プーリアにある小さな村。熱血漢の共産党員である若い教師Liliana(Giovanna Mezzogiorno)は、天井もない廃墟を学校がわりにして、村の少女たちに教えていた。そんな彼女に淡い恋心を抱く14歳のGerardo少年(Pietro Pischedda)は、宗教への純粋な思いと篤い信仰心から、将来は教会の司祭になりたいと思っていた。何もない荒涼とした村や暴君のような教会の司祭、キリスト教民主党員と共産党員のぶつかりあい、少年から青年への過渡期にあるGerardoの、Lilianaに寄せるプラトニックな思いなどが、大人になったGerardo(Michele Placido)の脳裏に浮かぶのだった。


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Fabrizio Bentivoglioが出ているからというだけで観はじめたら、これがなかなかよかった。彼はGerardo少年の父親役で、今回はプーリア地方のアクセントで喋っている。いつもよりさらに庶民的で土着の人間臭さがにじみ出て、「お父さん」より「オヤジ」とか「とーちゃん」と呼んだほうがふさわしい雰囲気。そんな彼が夕食の席で、生の唐辛子をかじるシーンがある。「これはなァ、血のめぐりをよくするんだから。お前も食べろ」と息子にも食べさせる。彼は食事のときにも帽子をかぶったまま。ミサなど改まった場所に出かけるときは、スーツを着て精一杯のおめかしをする。自分の無学をどこかで恥じているところがあるのだ。女房は何が気に食わないのか?いつも喧嘩腰。そんな状況の中でも、飄々として生きているFabrizioがよかった。

Gerardo少年を通して、子どもの頃にあったはずの純粋で潔癖な気持ちを思い出し、ちょっぴり胸がきゅんとなった。それにしてもSergio Rubiniってどんだけ嫌なヤツなんだ?嬉しいサプライズは、Giovanna Mezzogiornoの女性らしい優しさや柔らかい一面に触れることができたこと。15年前の作品だから、当時彼女は24歳。ふっとした表情や横顔に、少女の頃の面影が蘇り、「あ、可愛いなぁ」と初めて心の底から思った。いや、彼女って可愛いんだけど、いつもヒステリー起こして切れまくってる役が多いから、素直に可愛いなぁとは思えなかったの。プーリア地方のアクセントは、分かり辛かったな。I need 字幕~!

製作国:Italy
初公開年:1998年
監督:Michele Placido
キャスト:Giovanna Mezzogiorno, Pietro Pischedda, Fabrizio Bentivoglio, Rocco Papaleo Enrico Lo Verso, Rino Cassano, Michele Placido, Sergio Rubini ...


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by amore_spacey | 2013-03-15 00:32 | - Italian film | Comments(0)

La terra

私のお気に入り度 ★★★★☆(83点)

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【あらすじ】  ミラノの大学で哲学を教えるLuigi(Fabrizio Bentivoglio)は、久しぶりに故郷のサレントを訪れた。父親の母への暴力に耐えられなくなった彼は、青年時代に家を飛び出したまま、一度も実家に戻ったことがなかったのだ。あの頃の忌々しい思い出はすっかり過去のものと思っていた。しかし腹違いの兄Aldo(Massimo Venturiello)が所有する半ば荒地となった農地を売却させるため、不動産屋のMichele(Emilio Solfrizzi)とボランティア活動を続けるMario(Paolo Briguglia)の2人の弟とともに、頑固なAldoを説得しようとし始めたのが運のつきだった。そんなある日の夜、この街の黒幕Tonino(Sergio Rubini)が、何者かに銃殺された。


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珍しくスリラー調の家族物語で、犯人探しはもとより、すっかり過去を捨てたはずのLuigiが、土地売却を巡って兄弟とかかわるうちに、封印していた故郷や家族への苦い思いが徐々に氷解していく様子を観るのは、とても興味深かった。久しぶりに故郷に立ったLuigiは、まるで異星人のような感覚に襲われる。しかし作品の最後に彼は、その故郷と和解する。和解というより、自分の中にあったわだかまりが少しとけた、折り合いがついたと言ったほうが正しいかもしれない。ある人にとっては懐かしく、またある人にとっては記憶から消してしまいたい、また別のある人にとっては好きだけど嫌い&嫌いだけど好きな故郷。でも故郷は故郷なのだ。そして人の心は白黒はっきり割り切れない、一筋縄ではいかない。やっかいだけれど愛しいものだと改めて思う。


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どひゃひゃーっ、Toninoを演じるSergio Rubiniが、ほんっとに嫌なヤツ。街のゴミのような男。Sergioっていつもこんな役柄だから、実生活で誤解されそうだけど、インタビュー(音が出ます!)の彼はとても神経質で随分雰囲気が違う。自分の仕事が好きでたまらず、真面目で誠実な人という印象を受ける。そんな彼が気になる。じわーーっと好きになっていく。

製作国:Italy
初公開年:2006年
監督:Sergio Rubini
キャスト:Fabrizio Bentivoglio, Paolo Briguglia Massimo Venturiello, Emilio Solfrizzi, Sergio Rubini, Giovanna Di Rauso, Claudia Gerini, Alisa Bystrova ...


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by amore_spacey | 2013-02-25 00:29 | - Italian film | Comments(0)

L'amore ritorna

ネタばれあり。

私のお気に入り度 ★★★★☆(82点)

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【あらすじ】 南イタリアの小さな村を飛び出て映画の世界に飛び込み、押しも押されぬベテラン俳優になったLuca(Fabrizio Bentivoglio)。彼の次なる夢は映画督としてデビューすることだった。その作品の撮影は順調に進んでいたが、ある日とつぜん病に倒れ、精密検査の結果、入院することになった。俳優になることだけを夢見て突っ走ってきた彼は、あらゆるしがらみを断ち切ってここまで来たが、入院中には生まれ故郷から両親、別れた前妻Silvia(Margherita Buy)や若い恋人Lena(Giovanna Mezzogiorno)、監督や役者やアシスタント(Antonio Prisco)、そして親友のGiacomo(Sergio Rubini)らが、入れ替わり立ち代わり病室に見舞いにやってきた。しかし彼は撮影中の作品のことが、気になって仕方がない。


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なんとも摩訶不思議な作品だった。冒頭のシーンが、このあとどう繋がっていくのか?途中で何度も出てくる白いドレスの少女は誰?その意味は?そんな疑問や、過去と現在と非日常的なシーンが交錯して、シュールな雰囲気を醸し出しつつ、話はちゃんと中心軸に戻ってくる。役者になることだけを夢見て、ただ前を向いて走ってきたLucaが、初めて歩みを止めた。誰にもある人生の休憩時間。そして疎遠になっていた人々と再会を重ねるにつれ、役者でも監督でもない、肩書きのないありのままの自分を受け入れていく。その過程を演じるFabrizioがいい、彼のまなざしがとてもいいのだ。子どものように泣きじゃくったり怒り狂って携帯を叩きつける。喜怒哀楽が炸裂した彼に萌え~♪


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業界が映画だけに、彼を取り巻く人間模様がこれまた異色で波乱万丈。何と言っても前妻MargheritaとGiovannaの対決、これは見ものでした。今回は若さと舌の回転速度で、Giovannaが圧勝(笑) あそこで誰も仲裁に入らなかったら、流血戦は不可避でした。Michele Placidoお得意の機関銃の喋りは、深刻な雰囲気の中だっただけに、素っ頓狂で笑える。彼のややKY的な喋りや、妙にトーンの高い声が好きなんだなぁ。実生活で元夫婦だったSergio RubiniとMargheritaは、離婚後もよく共演している。痩せて貧弱で見栄えのしないSergioは、迫力に欠け鑑賞向きではないが、何度も繰り返して観たくなる作品が多い。彼は噛むほどに味わいのあるスルメのような人。←褒め言葉デス。

製作国:Italy
初公開年:2004年
監督:Sergio Rubini
キャスト:Fabrizio Bentivoglio, Margherita Buy, Antonello Fassari , Darío Grandinetti, Mariangela Melato, Giovanna Mezzogiorno, Michele Placido, Antonio Prisco, Sergio Rubini ...


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by amore_spacey | 2013-02-11 02:31 | - Italian film | Comments(2)

Il cielo e' sempre piu' blu

私のもやもや度 ★★★★☆(90点)

【あらすじ】 1990年初頭のローマのある一日を、58人の役者によって描かれた約30のオムニバス映画。

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4~5分足らずの話がフラッシュバックのように幾つも登場する。どこにでも転がっているような、誰でも経験するような出来事の中に、1つ2つショッキングな事件も組み込まれている。まとまりがなく曖昧でどんよりとした空気が流れ、ルーチンワークに退屈した人々。それを増幅する耳障りなBGM。「あなたも、あなたの隣に住んでいる人も、自動車整備士も作家もジャーナリストもセールスマンも…、み~んな似たり寄ったりの思いを抱えながら日々を過ごしているんですョ」ってなことがテーマだったのか?豪華キャストに惹き付けられて観たが、もやもや~~。



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最近CMでよく流れるシンガーソングライターRino Gaetano(1950~1981年)の♪ Ma il cielo e' sempre piu' blu ♪(音が出ます!)が、この作品に使われている。庶民の鬱屈した思いや叫びがぎっしり詰まっている。1975年に発表されたEP盤で爆発的な人気を呼び、その後他のポップス歌手によるカバーヴァージョンが出された。この曲が発表されてから四半世紀以上経っているのに、世の中の状況はそんなに変わっていないんだな。むしろじわりじわりと悪化しつつあるのかしら?(● _ ●;)

製作国:Italy
初公開年:1995年
監督:Antonello Grimaldi
キャスト:Luca Barbareschi, Claudio Bisio, Silvio Orlando, Gianmarco Tognazzi, Asia Argento, Margherita Buy, Monica Bellucci, Francesca Neri, Alessandro Baricco, Sergio Rubini, Dario Argento, Piero Natoli, Gabriele Salvatores, Daniele Luchetti ...


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by amore_spacey | 2010-05-29 01:36 | - Italian film | Comments(0)

CosmonautA (コズモナウタ - 宇宙飛行士)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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【あらすじ】  1957~63年のローマ。風変わりでてんかんの持病のあるArturo(Pietro Del Giudice)と意思表示がはっきりして活発なLuciana(Marianna Raschillà)は共産主義を信奉し、コズモナウタ(ソ連の宇宙飛行士)に憧れる仲の良い兄妹だった。だが思春期真っ只中で異性の目が気になるLucianaは、Arturoから少しずつ遠ざかっていく。2009年ヴェネチア国際映画祭のControcampo Italiano部門に出品。



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この作品の背景となっている1950年代後半~60年代前半は、宇宙開発の分野でソビエト連邦がアメリカを押さえて優位に立った時期と重なり、その影響を受けて?政治経済でも共産主義に傾倒するのがイケてる時代であったらしい。世界初の有人宇宙飛行に成功し「地球は青かった」という名言を残したGagarinや、世界初の女性宇宙飛行士Tereshkovaを生み出したのはソビエト連邦であった。冷戦中ソ連が一歩抜きん出るという稀有な時代だったからこそ、たった9歳の少女Lucianaがコムニオーネの当日セレモニーの途中で教会を飛び出し、「私は共産主義者なんだから!」と宣言するシーンにも説得力がある。そのシーンにぷぷっと笑ったけれど、大人になっても政治経済に疎くて無関心な自分はどうよ?と自問(滝汗)



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母と再婚した継父(Sergio Rubini)とはことごとくすれ違い、何につけても鬱陶しい存在で(娘の彼氏をつかまえて、あのデブが?って呼ぶのには参ったな^^;)父親として受け入れられない。太っちょの兄貴はやることなすことダサくて、一緒にいると恥ずかしい。だからLucianaは家庭や学校よりも、共産党支部の事務所での活動に心の拠り所を求めた。そこで生まれて初めての恋が芽生え、またそこで裏切りと失恋に深く傷ついた。自分の心に誠実すぎるがゆえに彼女は苦しむ。家族にも友だちにも初恋の青年にも暴言を吐いて、ほどほどの均衡を保っていた関係(家族)やせっかく築いた繋がり(恋)をぶち壊しにしてしまう。自分の気持ちが暴走して止められないのだ。思春期は純粋だけど、それだけに残酷でもあるね。そんな彼女の心の揺れ動きと、当時の貴重な映像やBGM'Cuore matto'が、絶妙にシンクロしていて素晴らしい!思春期の嵐を一つ潜り抜けた時、Lucianaは人としてほんの少し成長し、心の平和に一歩近づけた。青春時代はとうの昔に過ぎてしまったけれど、只今思秋期にさしかかりわけもなく気持ちがざわめく私にとって、この作品は一服の清涼剤となりました(^^)

製作国:Italy
初公開年:2009年
監督:Susanna Nicchiarelli
キャスト:Sergio Rubini, Claudia Pandolfi, Marianna Raschillà, Angelo Orlando, Susanna Nicchiarelli, Pietro Del Giudice ...


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by amore_spacey | 2010-05-03 01:27 | - Italian film | Comments(2)

Manuale d'amore 2 (モニカ・ベルッチのイタリア的、恋愛マニュアル)

私のお気に入り度 ★★★★☆(80点)

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あるラジオ番組を接点に関わる4組のカップルの4つのエピソード。



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第1章 Eros
交通事故で下半身麻痺したNicola(Riccardo Scamarcio)は、リハビリ担当の妖艶な理学療法士Lucia(Monica Bellucci)に淡い恋心を抱く。こんなセクスィーな理学療法士がいたら、男ならこぞってリハビリ受けたいところでしょう。Monica姐さんてば、映画のタイトルに名がついちゃうくらい日本では有名なんですかねぇ?姐さん、しゅごい。

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このエピソードはね、この↑のシーンのためだけにある、といっても過言ではありません。これが勝手に一人歩きしたために、人によってはこの作品がMonica姐主演のエロティックなラブストーリーと勘違いして、、、実際見たらえらく拍子抜けってなパターンだったかも? 彼女と絡み合うRiccardo Scamarcioの股間を、バッチリとらえるカメラアングルにも苦笑しますた。予告や映画雑誌でこのシーンを見過ぎていたから、実際見ても何の感動もないんですよね。「アタシ、一週間後に結婚するの」と言って、こんなことしちゃう女ってどうよ?自意識過剰なタダのガキだったRiccardoがやや大人になって登場しました。いい役者になりそうね。歌手&DJのFiorelloが何気にドクターで登場シテタ。



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第2章 La maternita'
Franco(Fabio Volo)とManuela(Barbora Bobulova)は不妊治療のためバルセロナに飛ぶ。こんな会話をしている&していた、と身に覚えのある夫婦は多いのではないでしょうか?切実だから、台詞や仕草の一つ一つが生々しく、少し離れてながめてみると、かなり滑稽な2人なんです。特にManuelaの歯止めのきかないヒステリーシーンは見ものだったなぁ。不妊治療という深刻な問題を、重すぎず軽すぎずとらえたのがよかった。



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第3章 Il matrimonio
Filippo(Antonio Albanese)とFosco(Sergio Rubini)はゲイ。2人の関係は周知であるようなないような、当事者も結婚をどうしようか迷っている、そんな曖昧な2人である。それをFoscoの姉の結婚式の披露宴の場で、姉によってすっぱ抜かれたために、2人は渦中の人となるのである。FilippoとFoscoの親父さんとの会話は、シニカルでよいわぁ。親父さん、負けてないからね。



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第4章 Amore estrem
有名レストランのウェイターErnesto(Carlo Verdone)は、厨房で働く若いスペイン人の女の子Cecilia(Elsa Pataky)に恋する。若い子に手を出すのはCarlo Verdoneの得意とする?ところ。色々仕出かしてくれるけれど、いつになく歯切れが悪いのは、その手のことには枯れてきちゃったのか?笑 相変わらず目の動きが台詞以上に語っています。ディスコのシーンで、Leonardo Pieraccioniがちらりと登場していたそうですが、見逃していました。見直さなくちゃ。



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冒頭のラジオ番組のDJをするFulvio(Claudio Bisio)が、Lucia(Monica Bellucci)の旦那という設定ですが、、、この2人、全然似合わん。Fulvioが喋っているのは、よく聞いているRadio105のスタジオで、馴染みのDJもちらちら見え隠れしてました。 う~ん、私は『イタリア的、恋愛マニュアル』のほうが断然いいのだわぁ。

製作国:Italy
初公開年:2002年
監督:Giovanni Veronesi
キャスト:Carlo Verdone, Monica Bellucci, Riccardo Scamarcio, Fabio Volo, Sergio Rubini, Antonio Albanese, Claudio Bisio, Barbora Bobulova, Elsa Pataky, Fiorello, Leonardo Pieraccioni ...


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by amore_spacey | 2009-08-22 00:38 | - Italian film | Comments(4)

Manuale d'amore (イタリア的、恋愛マニュアル)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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ベストセラーになるCD付き「恋愛マニュアル」をLivia(Anita Caprioli)がレコーディングする第1章~小児科医Goffredo(Carlo Verdone)がそのDVDを手にする第4章からなる。世代の違う4組のカップルの恋愛模様をオムニバス・リレー形式で描くラブコメ。


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第1章 L'innamoramento(めぐり逢って)
さえない青年Tommaso(Silvio Muccino)は偶然出会ったGiulia(Jasmine Trinca)に恋をする。どんなに冷たくあしらわれても、めげないTommasoに根負けしたGiuliaは、デートの誘いを受け入れる。Tommasoはなんとかデートを成功させようと意気込む。Tommasoの猛烈アタック攻撃は一歩間違えばストーカー行為になりかねないけれど、彼の純粋な気持ちが頑なで誤解していたGiuliaの心を徐々に融かしていくのですね。↑このシーンは『ローマの休日』にダブりますね。

Jasmine Trincaちゃん、可愛い~♪ La Meglio Gioventu (輝ける青春)Piano, soloで翳のある女性を演じているので、何やら不幸で暗いイメージが付きまとうが、今回は元気溌剌な観光通訳で、等身大の彼女をみることができた。この作品のSilvio Muccinoは可もなく不可もないが、Gabriele兄と一緒にインタビューを受ける時、何だってあんなにカッコつけてるの?「オレさ、イケてるよね。」 ファンの視線を充分に意識した安っぽくて小ざかしい上目遣いはやめれ。自意識過剰!Riccardo Scamarcioのように素直な男の子のほうが好感もてるなぁ(って、彼のことをあんなに嫌っていたのに…苦笑)。



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第2章 La crisi(すれ違って)
倦怠期を迎えているMarco(Sergio Rubini)とBarbara(Margherita Buy)夫妻。子供を作って危機を乗り越えようとせがむBarbaraだが、Marcoは断固として首を縦に振らない。ある日友人のバースデーパーティーに招かれたBarbaraは、泥酔し迎えにきたMarcoと共に、朝まで公園で過ごすことにする。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、じゃないが、気持ちが冷めるとどうなるか?箸の上げ下げまで気になる&吐き気がする。「この人、いつからこんなに汚いご飯の食べ方をするようになったんだろう」 夫は夫で常にイライラ。何をやってもかみ合わない倦怠期の夫婦。それでも泥酔したBarbaraを公園のベンチで介抱しながら、妻への淡い慈しみの気持ちがMarcoの中に湧きあがってくる。実生活で結婚&離婚を経ているこの2人だからこそ尚、双方の言い分に現実味があり譲歩できないものがあるのだ。



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第3章 Il tradimento(よそ見して)
婦人警官のOrnella(Luciana Littizzetto)は、夫がありながら同じアパートに住む人気キャスターを誘惑する。自分がそんなことをしながら、夫Gabriele(Dino Abbrescia)には浮気の心配はないと確信しているOrnella。ところが偶然にもGabrieleの浮気現場を目撃してしまったOrnellaは、うさ晴らしに交通違反のチェックで冷酷無情&情け容赦のない取り締まりをする「名物コワモテ婦人警官」になる。何だかんだ言いながら結局Ornellaは、夫Gabrieleと元のさやに納まる。

浮気現場を目撃したあとのLuciana Littizzettoの切れ方が、メッチャいいわぁ。Laura MoranteやGiovanna Mezzogiornoに演じさせたら、もっとヒステリックで凄みがあっただろうなぁ。想像するだけでコ・ワ・イ!



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第4章 L'abbandono(棄てられて)
妻に捨てられた小児科医Goffredo(Carlo Verdone)は、書店で「恋愛マニュアル」を手に取って、実践しようと試みる。理由も解からず妻に去られアタフタする中年男は、髪が薄くて出腹のメタボなオジサンだが、一途で真面目ゆえに、空回り&裏目に出るのが哀れでもあり可愛く可笑しくもある。このエピソードはCarlo Verdoneの独壇場であります!!! 彼の目や眉の動きは、年々磨きがかかって秀逸(爆) 別れのあとには新たな出会いあり。天は私たちを決して見捨てたりはしない。あとはその1歩をあなたが踏み出すかどうかだけ。

私のまわりにもこんなカップルがいる。いきなり妻から離婚を切り出され問い詰めたら、同僚の教師と恋に落ちていた。仕事が終わって家に帰ると、寝室で妻と若い男がいた。「僕は結婚には向かない」といって妻&娘を残し、大学教授~ガソリンスタンドの女まで女性遍歴を続ける男…。しかしごく少数を除いて、どの人も新しい伴侶を見つけ新しい人生の扉を開いている。

ところで…、日本語のタイトルの頭に「イタリア的」ってつけたのはなぜ?何かあざといんだな、こういう手は。

製作国:Italy
初公開年:2005年
監督:Giovanni Veronesi
キャスト:Carlo Verdone, Luciana Littizzetto, Silvio Muccino, Sergio Rubini, Margherita Buy, Jasmine Trinca, Rodolfo Corsato, Anita Caprioli ...


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by amore_spacey | 2009-08-04 18:07 | - Italian film | Comments(0)