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イングロリアス・バスターズ (Inglourious Basterds)

私のお気に入り度 ★★★★☆(84点)

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【あらすじ】 1941年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のフランス。家族を虐殺されたユダヤ人 Shosanna (Mélanie Laurent)は、「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス親衛隊 SS の Hans Landa 大佐(Christoph Waltz)の追跡を逃れる。
 一方 Aldo Raine 中尉(Brad Pitt)率いるイングロリアス・バスターズと呼ばれるアメリカの秘密特殊部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげ、Raine の先祖のアパッチ族に倣って頭皮を剥いでいた。4年後。1944年映画館主となった Shosanna は、パリでナチス首脳部の集まるドイツ国策映画特集の企画を組み、その裏で復讐の牙を剥く。そしてバスターズもまたその劇場でのテロ作戦を練る。しかしバスターズの作戦の情報を掴み捕らえた Landa は、Raine に密かにある取引を持ちかける。
 Hans Landa 大佐を演じた Christoph Waltz は、第62回カンヌ国際映画祭&第67回ゴールデングローブ賞&第82回アカデミー賞…など、あらゆる映画祭で助演男優賞を受賞。(作品の詳細はこちら


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決して忘れてはならない重苦しい歴史を、ここまでおかしくバカバカしく、痛快な復讐劇に仕立てられたんじゃ、ケチのつけようがありません。これぞエンタメの真骨頂です。ナチスへの復讐を企む Shosanna やテロ作戦を練る Raine 中尉に気持ちを重ねながら、「やれ、やれ、やっちまえ~~!」と思った人は、少なくないはず。

郷愁をかき立てる BGM(←音が出ます)が、これまた泣かせるんです。ちらっと登場するヒステリックで子ども染みた Hitler(Martin Wuttke)や、真面目なのかふざけているのかよく分からない Ed Fenech 将軍(Mike Myers)など、脇役たちのバカバカしさも見逃せません。

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Christoph Waltz 扮する Landa 大佐はまったく嫌な奴で、相手を油断させながらゆるゆると外堀を埋め、三ノ丸→二ノ丸→本丸→天守閣に迫る話術や、本意がどこにあるのかよく分からない台詞回しは、さすがユダヤ・ハンターと呼ばれるだけのことはある。どこか憎めない阿呆ヅラなのに、時折見せる冷酷で残忍な目や口元が、爬虫類のように粘っこい。こういう輩は、見るからにコワモテな奴らより、遥かに始末が悪い。

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耳のないうさぎ』でぬいぐるみまで作った Til Schweiger が、本作では黙々とナイフを研ぐ、硬派な男になっていた。殆ど台詞がないまま、突然退場しちゃいましたね(涙)

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こういう男たちの中にあって、麗しいだけでなく聡明な2人の女性は、否応なく際立ちますね。凛として男に媚びたりしない Mélanie Laurent の、微妙な心の彩を映し出した表情や仕草に惚れましたよ。ワザと歪ませたブラピの表情が、何ともおかしかった。

製作国:U.S.A., Germany
初公開年:2009年
監督:Quentin Tarantino
キャスト:Brad Pitt, Christoph Waltz, Mélanie Laurent, Diane Kruger, Eli Roth, Michael Fassbender, Daniel Brühl, Til Schweiger, Mike Myers, Alexander Fehling, Samuel L. Jackson(Narrator) ...


by amore_spacey | 2010-10-15 03:13 | Other film | Comments(0)
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