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スパニッシュ・アパートメント (L'auberge espagnole)

私のお気に入り度 ★★★★☆(85点)

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学生生活最後の年を過ごすため、Xavier(Romain Duris)は恋人のMartine(Audrey Tautou)をパリに残し、スペイン語の習得も兼ねてバルセロナへ旅立つ。彼が暮らすことにしたのは、国籍も多様な若者が部屋をシェアする旧市街のアパートだった。友情や恋愛、医師の妻Anne-Sophie(Judith Godrèche)との不倫。ヨーロッパの縮図のような場所で、仲間たちとの連帯が生まれ、Xavierは一回り大きくなってパリに帰る。


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ずっと観そびれていた作品だったけれど、主演がRomain Durisと知って急いでDLして観ました。若いっていいなぁ。みんな輝いている。どんなにバカやっても許されるし(限度はあるが)、1つ1つが全ていい思い出になる。青春時代は勉強なんて2の次。人生の中で一番大切なのは、友情や恋愛。新しい友だちが出来たり、新しい恋を知ったり、別れがあったり…と、甘酸っぱい季節。それにしてもバルセロナからパリに戻ったXavierの落胆振りってどうよ?パリよ、パリ!誰もが憧れるパリなのに。バルセロナの暮らしが、それ以上に輝いていたってことですね。


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ステレオタイプで有り勝ちとは言え、色んな国籍の若者のお国柄が滲み出たキャラ設定はおもしろかった。案の定イタリア人は、大袈裟な身振り手振りに、ウザいくらい話好き、なキャラだった。イギリス人のWendy(Kelly Reilly)がアメリカ人と浮気している真っ最中に、何とイギリスから彼がサプライズでやってきた。さぁ、大変。修羅場から彼女を助け出すために、アパートの同居人たちが一致団結するシーンは、他愛のないエピソードなのに、胸が熱くなってしまった。

Romain Durisのプチ天然ぶりが、妙に可愛かった。ますます彼にのめり込みそうです。セミロングの彼はLuca ArgenteroやElio Germanoタイプだけど、ショートにすると『Dexter』のMichael C. Hall?ああ、バルセロナに行きたくなっちゃった。ガウディの作品が一人歩きして、内陸の街だと思い込んでいたが、よくよく考えたらバルセロナは海に面した街ですね。作品の中でちらっと登場した海辺のシーンが、新鮮でした。

製作国:France, Spain
初公開年:2002年
監督:Cédric Klapisch
キャスト:Romain Duris, Judith Godrèche, Audrey Tautou, Cécile De France, Kelly Reilly, Christian Pagh, Kevin Bishop ...


by amore_spacey | 2011-11-25 00:36 | Other film | Comments(0)
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