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La Carne del Marmo - Un oratorio per Michelangelo - 

私のお気に入り度 ★★★☆☆(65点)
私のAlessioお気に入り度 ★★★★☆(90点)

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【あらすじ】 ルネサンス期の彫刻家・画家・建築家・詩人である天才芸術家Michelangelo Buonarroti(Alessio Boni)と素晴らしい作品を生み出す大理石が織り成す関係を、ソネット(定型詩)や音楽や映像やバレエやナレーションによって、多面的に描き出す。


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この手のコラボは、悲しいかな、全く私の頭に入ってきません。何がダメって、神経を逆撫でするような音楽に、若い2人のダンサーの前衛的な踊り(とても上手いんです、でも…)。極めつけは、抽象的&形而上的すぎる映像。Alessioのナレーションだけで十分だったのに。

場内に着席して舞台を見た瞬間、嫌ァな予感がしたのね。舞台装置がなぁんにもないの。数ヶ所にタイルの破片の山と、手動のスポットライトが1台あるだけ。ガラーンとした舞台に、「あ、今日はハズレかも?」の、悪い予感が当たってしまいました。

『ダヴィデ像』の原材料となる大理石の原石に命の宿りを感じ、その原石を若い男の肉体としてとらえ、そんな彼の若さや美しさやたくましさを、狂おしいまでに慈しみ愛でる。それなのに自分と来たら老醜をさらし、死を待つだけの枯れた人生。オレは終わってる。およそ美や永遠からは程遠い自分を呪い、嫉妬にのたうちまわるMichelangelo。たぐいまれな才能に恵まれた、芸術家の心の奥底に秘められた、脈打つ生々しい魂を表現する手段として、今回のような試みもありだと思います。


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年老いた芸術家という役柄上、Alessioが登場したときは、「えっ?」 一瞬だれなのか分からなかった。メイクの威力よ!けれどモノローグが始まり、手足や身体が動き始めると、そこに横たわっていたのは、紛れもなくAlessioだった。

彼の声は聞き取りやすく、とても心地よい。それは彼のインタビュー(音が出ます!)からも分かる。隣に座ってずっと彼の声を聞いていたい。Colin Firthのように、何をやってもどんなに崩しても品がある。正統派・品行方正な役者でありながら、取り澄ましたり大上段に構えたりしない。気さくで安心できる人です。『輝ける青春』から11年。デビュー当時のカッコイイだけの青年から、深みのある素晴らしいベテラン役者になりました。

劇場:Teatro Duse (Bologna)
上演日:2014年2月13日
監督:Alessio Pizzech
映像:Giacomo Verde
音楽:Dario Aricidiacono
キャスト:Alessio Boni, Compagnia Imperfect Dancers


by amore_spacey | 2014-02-19 05:43 | Theatre | Comments(0)
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