私のお気に入り度
★★★★☆(82点)
【あらすじ】 熾烈な下克上抗争から5年。先代亡きあと加藤(三浦友和)が会長となり、関東の頂点を極めた暴力団「山王会」は、ついに政治の世界にまで手を伸ばし始めた。だが巨大ヤクザ組織の壊滅を企てる警察組織は、山王会の過剰な勢力拡大に業を煮やし、関西の雄である「花菱会」に目を付ける。表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団の対立を目論み、刑事の片岡(小日向文世)は裏で策略を仕掛けていく。そんな中、獄中で死んだと思われていた元山王会配下大友組の組長・大友(ビートたけし)が出所する。
高橋克典が出てるからというだけで、『アウトレイジ』をとばして続編を観た。人間関係や利害関係が複雑に絡み合っているんだけど、私の目的はカッちゃんだけだから、彼以外のことはどーでもいい。どいつもこいつも悪党のろくでなし。殺されるのは自業自得だ。昔の任侠モノは、やくざとはいえ、「主人公は善、敵は悪」という役割分担が明確だったから、私たちは主人公の男気や義理人情に熱くなり、よかったよかったと胸を撫で下ろしたもんだ。
でも、あのラストにはスカッとしました。やっぱり一番悪いのは、あいつでしょ。さて話をもとに戻して、カッちゃん。いやぁ、カッコよかった。セリフなしで、ただ撃つだけのヒットマン!彼のソフト・ヴォイスも聞きたかったけれど、あんな濃い脇役も素敵。
そうそう、松重豊が登場するたびに、
ゴローがダブって参った。「あ、お腹がすいた」って、いきなり仕事を投げ出して、食べに行っちゃったりしないか、ちょっぴりハラハラしていました(笑)。
加瀬亮が、キィキィとヒステリックに切れまくって、ハエのように煩いヤツでしたね。実力のないヤツほど吠えるのは、本当だ。バッティングセンターの彼には、笑った(≧∇≦)
製作国:Japan
初公開年:2012年
監督:北野武
キャスト:北野武, 西田敏行, 三浦友和, 加瀬亮, 中野英雄, 松重豊, 小日向文世, 高橋克典, 桐谷健太, 新井浩文, 塩見三省, 中尾彬, 神山繁, 田中哲司, 名高達男, 光石研 ...