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ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 (Royal Affair)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

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【あらすじ】 18世紀後半のデンマーク。ドイツ人医師のJohann Friedrich Struensee(Mads Mikkelsen)は、精神的障害を抱えた国王Christian VII(Mikkel Boe Følsgaard)の侍医となった。国王の信頼を得たStruenseは、一方で王妃Caroline Mathilde(Alicia Vikander)と惹かれ合うようになる。しかし事実上の摂政として手腕を振るうようになったStruenseeを、保守派貴族たちは快く思わなかった。デンマーク王室史上最大のスキャンダルとして知られる、18世紀後半の実話を映画化。(作品の詳細はこちら


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Mads1人祭り、地味ながらまだまだ続行中です。デンマークの王室でこんな大スキャンダルが、あったんですね。国王の侍医と王妃の不倫。そちらも重要だけど、Madsファンとしては、『ベルバラ』のアンドレのように束ねた彼の髪や、鍛え抜かれたナイスバディを更に美しくみせてくれる衣装や、舞踏会シーンでの見事なエスコートぶりや優雅な動きに、惚れ惚れ。ストーリーは二の次で、Mads鑑賞に集中した私です。おいしいシーン↑↑は、全て王妃を自分に入れ替えて、妄想の世界に飛んでいました。


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政略結婚とはいえ、未来の夫そして国王になる男性が、初対面であんなだったら、「私の人生って何?」 こりゃもう、どん底です。飾り物のようなバカ殿に、男としての魅力を感じないどころか、性的嫌悪が生まれても仕方がない。ああ、孤独な王妃。そこへ素敵なMadsが登場するのだから、王妃にとっては深い井戸の底に差し込んだ、一筋の光です。あとは禁断の恋に落ちていくだけです。国王だって性根は決して悪くない人なんだけど、病のためか国王としての資質や威厳に欠け、側近たちの陰謀にはめられ、彼もまた寂しく孤独な人だったのでしょう。


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王妃の不倫などというものは、王族にあるまじき不道徳な行為、言語道断である。なのに背徳行為に走った2人に肩入れし、何とかこの恋が成就しないものか?いや、成就しなくてもいいから、最悪の事態だけは避けて欲しいと願ってしまうのは、なぜかしら?許されぬ恋に胸がときめく、女の性(さが)ってヤツかしら。




by amore_spacey | 2015-10-02 18:04 | - Other film | Comments(2)
Commented by canned_cat at 2015-10-13 00:30
こんにちは。
このマッツは眼福ものですよね。ストーリーもなかなか良かったですが、私もついつい、クラシックな出で立ちのマッツの麗しさに只管うっとりしながら鑑賞してしまいました。マッツの長髪って好きだなぁ。
デンマーク王室の事って、少なくともこちらではよく知られていませんし、他にももっとそういう作品を観てみたいものです。
Commented by amore_spacey at 2015-10-16 00:57
☆ canned_catさんへ。
何だかんだ言いながらも、最後には恩赦が出るから大丈夫!と、根拠のない確信に満ちていたので、あのシーンには号泣してしまいました。なんでェーーーッ! ホント、眼福ものでございました。さすがはプロのダンサーとして活躍していただけあって、舞踏会シーンは惚れ惚れするほど素敵。姿勢のよさ、手足のさばき方、衣装、どれをとっても素晴らしかったですね。
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