私の80年代度
★★★★☆ (85点)
【あらすじ】 元FBI捜査官Will Graham(William Petersen)は、満月の夜に起きた一家惨殺事件の捜査を依頼され、その調査に乗り出した。犯人は裕福な家庭を残忍な手口で崩壊させる異常犯であり、Willはその心理を探るため、刑務所に収監されている連続殺人犯のLecktor博士(Brian Cox)を訪ねる。(作品の詳細は
こちら)
Hannibalファンともあろうものが、本作品を観ていなかった。それどころか、存在すら知らなかったので、早々DLして観た。TVドラマHannibalシリーズの
この時期に被っている。2つの作品に登場する役者や背景やBGMやストーリーの流れなどを見比べながら、青春時代の古き良き80年代を回顧した。当時の視聴者が驚愕・戦慄したり凍りついたはずのシーンも、TVドラマで学習済みの私は、「あ、あれね」と、殆どスルー状態(Ф_Ф;)
それよりこの髪(右から2番目の女性)や犯人の中途半端なパンスト被りや、目の見えない女性Reba McClane(Joan Allen)の服、刑事たちが乗る車や登場人物が暮らす家のインテリアやBGMに、濃厚な80年代の香りを嗅ぎ取り、ストーリーとは全く別のところで感慨に耽ってしまったのでした。Willが着ていたYシャツやスーツの色、とくにネクタイの色には拘りがあった気がします(爆)
総じて本作品はリアリティや人間味に溢れ、TVドラマのほうはWillとLecter博士(本作品はLecktor博士)がただならぬ仲という設定のため、ストーリーをより複雑・隠微にしている。どちらも好きだけど、ここはやはりMadsファンとして、TVドラマシリーズに軍配をあげたい。