モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン2 全10話 (Mozart in the Jungle season 2 10 episodes)

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (78点)

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【あらすじ】 NY交響楽団は財政難の危機に直面し、Cynthia(Saffron Burrows)たち団員組合は弁護士Nina(Gretchen Mol)を雇って、理事会との交渉に臨み、場合によってはストライキも辞さない姿勢。さらに色恋沙汰で大混乱の楽団を抱え、天才指揮者Rodrigo(Gael García Bernal)は南米コンサートツアーに不安を募らせる。
Hailey(Lola Kirke)はひょんなことから首席オーボエ奏者を任されるが、自分のキャリアやうまくいかない恋愛に悩んでいた。果たしてRodrigoは南米ツアーを成功させることができるのか?楽団は財政危機を乗り越えることができるのか?(作品の詳細はこちら


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軽快に始まったシーズン1に比べ、シーズン2はNY交響楽団の財政危機が焦点となり、なんとなく停滞気味でちょっぴり退屈だった。毎回起きる事件も先が読めてしまい、面白味は半減。著名な演奏家がカメオ出演した第4話や、Rodrigoのばあちゃんが登場する第5話は、新鮮でインパクトがあり楽しかったですね。

ヒロインのHaileyはどこにでも居そうな女の子で、天才的なオーボ奏者でもない。脇目も振らずがむしゃらに突き進んでいくタイプじゃないのに、いつの間にか棚ぼた的に幸運を手にしている。彼女の恋愛事情も、あっちへこっちへふらふら。初演の日にRodrigoとキスしたかと思えば、素敵なダンサーAlexの心を射止め、それがダメになったあとは、客演チェロ奏者Andrew Walshと一夜のアヴァンチュール、挙句の果てには若手理事Erikとデートしたり、スキー旅行の計画があったり。積極的に動かなくても、まわりの状況が彼女を放っておかないのだ。でもRodrigoのばあちゃんの占いどおり、HaileyとRodrigoは紆余曲折を経てゴールインするに違いない。繊細なRodrigoには、一見ふわふわしているが芯の強いHaileyのような女性が必要なんだと思う。そんなRodrigoは、愛するオーケストラを救うため、指揮者辞任の契約にサインするんですよね、うるうる。


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第4話は、Rodrigoが演じる天才指揮者のモデルになったベネズエラの実在の指揮者Gustavo Dudamel やLang Lang(ピアニスト)、Emanuel Ax(ピアニスト)、Joshua Bell(ヴァイオリニスト)、Alan Gilbert(指揮者)など、著名な演奏家が登場して、嬉しいサプライズだった。リストのハンガリー狂詩曲第2番をさらっと聴かせてくれたLang Lang(若い頃の豊原功補にみえるんですが)なんて、このドラマの常連役者のように馴染んじゃっているから凄い。人懐こく底抜けに明るくて、芸達者なピアニスト♪ 指の長さにビックリです。


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主役の2人はもちろんだが、団員(いつも人形を抱っこしている男性とか)やルームメイト(&その彼)など、個性的な脇役たちがこのドラマを引き立てている。Gloriaは成熟した大人の女性で安心できる存在、しかもオーケストラのことを誰よりも考えている。ときおり見せる哀愁や憂いのある表情や彼女の歌声に、男たちはつい情をほだされてしまうだろう。


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このGloriaと大御所Thomas(Malcolm McDowell)がいてくれれば、どんな大変なことが起きても、何とかなるような気にさせてくれる。Thomasが作曲した曲を聴きながら逝った妻は、ある意味とても幸せだけど、Thomasにとってこの曲は、妻を殺した忌々しい存在になってしまう。こんな形で作曲家業を諦めることになるなんて…(涙)


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Rodrigoの妻でヴァイオリニストのAnna Mariaは、ごく偶にしか登場しないが、情緒不安定でエキセントリックな上、数々の奇行を重ねて異彩を放っている。こんな地雷だらけの人と暮らしていくのは、ほとんどの男性がムリでしょう。穏便に離婚話がすすんでよかった。

さてシーズン3はヴェネチア・ロケ。イタリア女優代表のMonica Bellucci姐がオペラ歌手として登場、彼女のマネージャー役にChristian De Sica(Vittorio De Sicaの息子)が抜擢されました。 オーボエ奏者としてのHaileyの成長やRodrigoの恋のゆくえとともに、Monica姐の歌姫としての活躍ぶりも気になるところです。


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by amore_spacey | 2016-12-16 00:40 | - TV series | Comments(0)
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