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ブレードランナー 2049 (Blade Runner 2049)

私のお気に入り度 ★★★★☆ (80点)

ネタばれあり!

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【あらすじ】 舞台は2049年のカリフォルニア。人間社会に紛れ込んでいる、労働用の人造人間レプリカントを処分する役目の捜査官K(Ryan Gosling)は、ある重大な秘密に辿り着き、その真相を知るため元捜査官Rick Deckard(Harrison Ford)の行方を追っている。レプリカントを製造する科学者&実業家Wallace(Jared Leto)は、「彼が鍵を握っている」と言うが、彼とは誰か?そしてDekardの居場所をつきとめたKは、過去に何があったのかを彼に問う。(作品の詳細はこちら


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機内上映第3弾。久々にやっちまいました、途中で早送り…。疲労のせいで長時間の作品に集中できず。Jared Leto扮するWallaceの儀式のようなシーンとか、サクサク飛ばしました。

前作『ブレードランナー』は、雨が降るネオンの陰鬱な街角を飛ぶ近未来な車や、Vangelisの音楽など、ストーリーよりも映像やメロディーの美しさに圧倒された。そして本作品は砂嵐の中の廃墟に、Hans Zimmerの郷愁を帯びた音楽。前作のRutger Hauerの存在感が揺るぎないものだったので、Ryan Goslingで大丈夫なのかしら?と思ったが、それは余計な心配だった。クールで無表情な、自分の内面を見せないRyan扮するKにとって、任務を遂行することは、同時に自分探しの旅になっていたとも言える。「俺は一体、何者なのだ?」が、常につきまとう。孤独に押し潰されそうになるKを支えるのが、とってもキュートで健気なJoi(Ana de Armas)。あんな可憐な子がそばにいたら、癒されますぅぅ。


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無菌室で暮らす娘Ana(Carla Juri)とDekardを再会させる、その大役を果たすのもK。結局彼は、2人を引き合わせる道具に過ぎなかった、と言えなくもない。が、そこには人間らしい愛が、確かにあった。雪が舞い落ちるラストシーンのKに、目頭が熱くなりました。

2つの作品に共通するのは、たとえ人造人間やロボットであっても、生きる者として高次元の精神活動が可能であり、慈愛の心を手に入れることができるという願いだと思う。ですが、2020年の東京オリンピックにも大量導入されるというロボットや、原発周辺の危険区域の撮影や介護などの現場で既に活躍する産業ロボットを、人間に近い存在として捉えるのは・・・うーん、やっぱりムリがあるな。


by amore_spacey | 2018-02-16 01:29 | - Other film | Comments(2)
Commented by gabbyna at 2018-02-18 22:25
これですね、どうしても前作が強烈だったのでどうなんだろう??って思っていたのですが、ライアン君で持っていた??なんて思えた私でした。時は、過ぎていましたね。
Commented by amore_spacey at 2018-02-19 04:00
☆ gabbynaさんへ。
私もライアンで本当に大丈夫かァ?と思った1人ですが、彼の醸し出す独特の雰囲気が、この作品にいい感じに合っていましたね。若い世代の人たちには、当然のキャスティングだったようでございます。
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