石つぶて -外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち- 全8話

私のお気に入り度 ★★★★☆ (81点)

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【あらすじ】 警視庁捜査二課の情報係係長に、斎見晃明(江口洋介)が着任する。情報係には捜査四課時代、斎見と合同捜査をともにした偏屈な刑事・木崎睦人(佐藤浩市)がいた。そのころ木崎は、情報収集のために足しげく通う元国会議員の事務所で、外務省のノンキャリア職員・真瀬和則(北村一輝)に贈収賄容疑があることを知る。折しも九州沖縄サミットの開催が決まり、外務省に法外な予算が付く時期だった。

省庁の中でも最も聖域とされる外務省への疑惑に興奮を隠せない木崎だが、彼にはかつて内閣府に対する捜査情報が漏れ、政治的な圧力でつぶされた経験があり、上司でも捜査情報の共有を拒む徹底ぶり。木崎が外務省という巨大な敵を標的にしていると直感した斎見は、単独捜査の無謀さを説き、強引に木崎に近づこうとする。そんな中、外務省への疑惑は、やがて政官界を揺るがす大事件に発展し、彼らの前に国家の壁が立ちはだかる。外務省機密費流用事件を追う、警視庁捜査二課情報係の刑事を描いた、清武英利の『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』をドラマ化。(作品の詳細はこちら


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政治事件が絡んだ刑事モノって、なぜか燃(萌)える。機密費という国家のタブーに挑む!聖域に足を踏み入れる!のキャッチコピーに身体が震えた。逮捕状を出したり、外務省や首相官邸に乗り込んで行くシーンは、自分が事件を解決しているデカのような高揚感に包まれ、カッコいい自分に陶酔してしまう。ああ、また私の妄想癖が暴れまくりです。今回は気になった役者について、さらっと書いておきます。

まずは佐藤浩市。アップになった顔がお父さんそっくり。親子揃って演じることが三度のメシより好きなんだな。無骨で自分にウソがつけない。身も心も傷だらけ。そこに自分で塩を塗り込んで、自虐のヒリヒリ。彼のやさぐれた雰囲気やエロい上唇が、もうね、たまりませんの。

江口洋介。えっ、あんなに耳大きかった?ロンゲの頃には分からなかった(笑) 木崎の上司なのに、思いきりタメ口きかれてた。でも無鉄砲で危険知らずの木崎を、お袋のような愛情や、兄貴のような確固とした態度で、見守っていた。いいヤツだ。

萩原聖人。若い頃はもっと尖ってギラギラしていたのに、いつの間にか恰幅の良いおじさん。作品中のあだなが坊ちゃんて・・・まんま。天然キャラもハマり過ぎ。頼りなさそうな上司だけど、最後まで信頼してくれる。コレって大事。

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飯豊まりえちゃん。殺伐とした捜査二課の中で、健気に咲く一輪のマーガレット。清潔感や正義感に溢れ、清々しい雰囲気が良かった。回が進むにつれ経験に裏づけされた自信が滲み出てきて、手柄を立てたじゃないか。上司にしてみれば、嬉しい畜生!だよね。  

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北村一輝。9億円以上もの金を動かして余裕ブっこいていた真瀬の、部屋の隅っこに縮こまって、泣きの入った「殺されるぅ~」への落ち幅が、実にダイナミックでお見事!♪まっさかさまに堕ちて desire♪by 明菜

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菅田俊。誰ですか、警視庁にゴジラを放牧したのは(爆) 悪い人じゃあないんだが、取調べ室であんなに暴れまくっちゃ、マズいだろう。割れ鐘のような声で叫んだ、「あんた(=真瀬)が散々美味しい思いをした金は、、、国民の血税なんだよっ!」って台詞を、あの人たちに投げつけてやりたい。

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矢島健一。悪役に定評のある方ですが、調べてみたらなんと岐阜市出身。同郷でした(驚) 今日からファンになります、キリッ!この手のドラマでは彼の端正な容姿や慇懃無礼な物腰が、却って嫌味度を倍増させる。「うわああ、コイツが絶対に捜査の邪魔するゥ」 登場早々イラついてしまったのでした。

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佐野史郎。そこに居るだけで不穏な空気が流れる、お茶の間のみなさんの心をざわつかせる。冬彦さんのキモいイメージが、どこまでも付きまとう。こうした強烈な嫌われ役は、私生活にも影響する(冬彦さん時代、近所の子どもたちに石を投げられたらしい)が、これこそ役者冥利に尽きるってもんじゃありませんでしょうか。

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津嘉山正種。ラジオの深夜番組『クロスオーバーイレブン』で、初めて彼の声を聴いて、、、惚れた。渋い。燻し銀のような存在だ。茶飲み友だちになりたい。あした鶴屋吉信の羊羹を持って、お宅に突撃するわよ。


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by amore_spacey | 2018-03-01 04:32 | - Japanese film | Comments(0)
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