オール・ユー・ニード・イズ・キル (Edge of Tomorrow)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (79点)

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【あらすじ】 近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。William Cage少佐(Tom Cruise)は決死の任務にあたるが、敵にダメージを負わせることなく戦死する。しかし気付くと、時は出撃前に戻っていた。少佐はタイムループに巻き込まれていた。幾度となく出撃と戦闘、死を繰り返すうちに、特殊部隊の軍人Rita Vrataski(Emily Blunt)が彼と同様にタイムループに巻き込まれていることを知る。戦いを繰り返しながら少佐は戦闘技術を磨いていき、二人はこのタイムループから抜け出す糸口を探る。桜坂洋の同名ライトノベルを映画化したSFアクション。(作品の詳細はこちら


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『バリー・シール アメリカをはめた男』を観て以来、Tom Cruiseへの苦手意識が少し薄れ、「彼って、意外にいいかも?」と思い始めた頃、Tom&日本ファンの友人が、「これは絶対に面白いから」と絶賛したのがこれ。

あれっ、オレ様が世界を救う!オレ様は怖いもの知らず。最強のヒーロー!という、オレ様Tomはどこですか。口は達者だけど、ノミの心臓の広報担当。態度はオレ様だが、戦場から何としても逃れたいのが見え見えで、そのヘタレっぷりや姑息な言い訳がおかしくて笑ってしまう。戦場兵士の訓練ゼロなのに、案の定、彼は前線に送られ、戦地でも何がなんだか訳が分からず、ひたすら逃げる。

そんな腰抜けのへなちょこ野郎が、幾度も戦闘体験を積み、地球の現状を知り、またRitaとの間に愛情が芽生えたことから、彼女を・人類を・地球を救うため侵略者と真っ向から戦う、勇気ある強靭な兵士にレベルアップしていく様子は、カタルシス効果が高く、観ていて爽快でした。ラストに近づくにつれ心身の強靭度は最強に達し、ループ能力は消えてしまっても、怖いもの知らずでズンズン突き進んでいく男になりましたからね。いや、凄い。ってことは、やっぱりオレ様映画ですか?(笑)


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死ぬことによってリセットされる発想は、下手すると死を軽んじていると言われかねない。が、そこで目くじら立てて議論に持ち込んでしまっては、この作品の面白さが失われてしまう。娯楽作品ですから、そこはゆるーく楽しんで観たいですね。死んだらリセット、またはリセットするために死ぬ。うまくいくまでリセットを繰り返して、勝利にたどりつく行程は、まさにゲームの世界そのものです。ここにタイムスリップの要素が加わり、緊迫した戦闘シーンがこれまた臨場感にあふれて素晴らしく、躍動感のある面白い作品だった。

機動スーツを着たEmily Bluntが、なかなかカッコいいんです。喜怒哀楽が殆どなく、ツンデレのようにクールなんだけど、Tomと気心が知れるようになるにつれ、2人の交わす会話がユーモアに富んでいて、クスッと笑わせてくれた。しかしあのエイリアンときたら、巨大なワカメのようなクモのような形状で、不気味過ぎる。


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ループ能力なんてのがあったら、なんて考えてみたが、いやいや、何度も生死を繰り返すのはゴメンです。そんな大層な能力は要らない。でももし自分の過去を少しだけ書き換える能力が与えられたらとか、神様が3つだけ望みを叶えてくれたらとか、SFや童話の世界に逃避してみると、不満たらたらの今の暮らしがほんの少し違って見えてくるかも。ところで、Charlotte Riley(Tom Hardyの奥さん)って、小柄で背が低いのね。『ピーキー・ブラインダーズ』ではヒールにドレスだったせいか?全く気づきませんでした。


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by amore_spacey | 2018-03-29 02:52 | - Other film | Comments(2)
Commented by ケフコタカハシ at 2018-04-04 21:08 x
お久しぶりです、こんにちは。
私もつい先日コレ観ました。
私にはラブストーリーのように思えましたわ。
腕立ての姿勢から顔を上げたリタの顔を確認するあのシーン、まるで一目惚れの脳内映像のように見えました。
何度も何度も繰り返されるのがまた切なくて。
Commented by amore_spacey at 2018-04-05 03:54
☆ ケフコタカハシさんへ。
ご覧になりましたかー。昔の私だったらTomが嫌い→食わず嫌い→観ないでしたが、最近少しだけ彼の良さが分かるようになってきました。そうそう、腕立て伏せのシーンは印象的でしたね。キリッと盛り上がったEmily Bluntの緊張した筋肉、それに似合わないような彼女の涼しげな表情。そんな彼女を見るTom。仰るように、一目惚れを分かりやすく映像化したシーンかもしれません。2人の淡い思いや人間の体温を感じさせるシーンが少ないから、却って印象的で切なくてたまりませんね
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