白衣の女 (The Woman in White) BBCテレビドラマ 全5話

ネタばれあり!!!

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

e0059574_0205351.jpg
【あらすじ】 ロンドンで母と共に慎ましく暮らす青年画家Walter Hartright(Ben Hardy)は、CumberlandにあるLimmeridge家の異母姉妹、Marian Halcombe (Jessie Buckley)とLaura Fairlie(Olivia Vinall)の美術家庭教師として雇われた。彼はロンドンを出発する前夜、郊外で白い衣を身にまとった奇妙な女を目撃する。彼女の名はAnne Catherick(Olivia Vinall)で、精神病院から脱走してきたという。
  Limmeridge家にやって来たWalterは、Anneによく似ているLauraに驚いた。が、いつしかLauraに惹かれていく。しかし彼女には、Sir Percival Glyde(Dougray Scott)という婚約者がいた。この婚約者は何か秘密をかかえており、Lauraは恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。Wilkie Collins'の同名小説をドラマ化。(作品の詳細はこちら


e0059574_021623.jpg
e0059574_0212240.jpg
このドラマにRiccardo Scamarcioが出ている、それだけの理由で観ました。オープニングの音楽や映像からして、つかみどころのない危険を孕んだ物語であることを予感させ、期待が高まってきます。しかも第1話で、容貌も着ている服も瓜二つなAnneとLauraを登場させ、早くも謎解きが始まる。てっきり二重人格になったLaura(Olivia Vinallが1人2役で演じていたこともあり)だと思っていたが、私の予想は大外れ。

この2人が双子のように似ているのを利用して、夫Sir Percival Glydeと彼の友人Fosco伯爵(Riccardo Scamarcio)が、Lauraの膨大な財産を騙し取ろうと、陰謀を企てる。しかし秘密のニオイを鋭く嗅ぎ取った異母姉Marianと美術教師Walterが、法律に詳しい公証人のErasmus Nash(Art Malik)とともに、この陰謀に立ち向かい、邪悪な2人には天罰が下る、そしてWalterとLauraは晴れて結ばれ、Marianはかねての夢であった世界放浪の旅に出る。これらを現在と過去の2つの時間軸で描いている。WalterとLauraの恋物語でもあるはずなんだけど、決定的なものがなくインパクトにも欠けていたから、私のテンションはそれほど上がらず。けれど毎回ちょっとした謎や伏線を張りながら、無理なく回収していくので、ほど良いスリルに浸りながら、謎解きを楽しんた。


e0059574_021393.jpg
e0059574_0215042.jpg
辛口ですが、WalterやLauraやSir Percivalの演技は学芸会レベルで、残念ながらほとんど印象に残っていません。脇役のFosco伯爵に扮したRiccardoは、ブルーの瞳を不気味に光らせつつ、なかなか情熱的な悪役だった。デビュー当時のチャラ男より謎めいた悪役のほうが、断然彼の良さを引き出してくれる。ところで海外ドラマに登場するイタリア人は、得てしてマフィア絡みであることが多いですね。イタリア=ピッツァ、日本=寿司のような、ステレオタイプな捉え方は、分かり易く手っ取り早いとは言え、何だかなァ。


e0059574_0224292.jpg
e0059574_0231212.jpg
人間的な魅力という点では、公証人のErasmus Nashが一押しでした。初めて画面に登場した時には、警察?誰の味方?主要登場人物とはどういう関係にある?様々な疑問が頭に浮ぶ。その後の展開でも、彼は私情を挟まず、やや高圧的な雰囲気をまといながら、淡々と仕事をこなしていく。しかし最終話で、公証人という肩書きを取り払った1人の人間の、親としての葛藤を見せ、誰もが彼に寄り添いたくなったはず。この事件を通して、彼の中で何かが変わった。だから娘に会いに行くのでしょう。


[PR]
by amore_spacey | 2018-05-31 00:23 | - TV series | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ハン・ソロ / スター・ウォー... 雨の日は会えない、晴れた日は君... >>