私のお気に入り度
★★★★☆ (86点)
【あらすじ】 1936年。シカゴの下町で、詐欺師のJohnny Hooker(Robert Redford)とHenry Gondorff(Paul Newman)とLuther Coleman(Robert Earl Jones)が、通り掛かりの男をヒッカケて金をだまし取る。しかし彼らが手にしたその金は、いつもとは段違いの思わぬ金額だった。悪い予感は的中。その金は、ニューヨークの大物Doyle Lonnegan(Robert Shaw)の手下が、賭博の上がりをシカゴへ届ける為の金だったのだ。怒った組織は、仲間の一人であるLutherを殺害する。(作品の詳細は
こちら)
日本に里帰りしていました。おなじみの機内上映は何本か観たのですが、昨年11月の記憶は遥か彼方に飛び去り、心に残っているのはこの作品と日本映画の2本だけ。とても簡単ですが、レビューを書き残しておきます。
これは何度観ても楽しめますね。初めて観た時には、意表を突くどんでん返しに、物凄い衝撃を受け、勧善懲悪と言いますか、まぁ誰もがグレーな人たちなんですが、敵をぎゃふんと言わせた見事な手口に、ひたすら唸りました。爽快なオチに、こんな面白い映画があるのかぁ。だから映画はやめられません。
主役の2人がダンディで男前、30年代の素敵な色彩やファッション、ポイントは帽子とトレンチでしょうか。雨の中、目深に被り、襟を立てて歩く姿は、彼らだからこそ似合う。その辺の男がやっても、ちょっと、ね。。音楽も軽快で、ストーリーの面白さを引き立ててくれる。詐欺師が頭脳でギャングを出し抜く…何とクールで粋なんでしょう。