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ストックホルム (Stockholm)

私のお気に入り度 ★★★☆☆ (70点)

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【あらすじ】 刑務所を仮出所したばかりのKaj Hansson(Ethan Hawke)は、ノルマルム広場にある銀行を襲い、銀行員Bianca(Noomi Rapace)を含めた4人を人質に、囚人仲間の解放と逃走用の車の用意を要求するが、警察がその要求を飲まなかったことで、一触即発の状況に陥っていく。1973年8月にスウェーデンの首都ストックホルムで実際に起きたノルマルム広場強盗事件を基に描いた。同事件がきっかけで、ストックホルム症候群(誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者が、犯人との間に心理的なつながりを築くようになること)という言葉が生まれた。(作品の詳細はこちら


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ヴァカンス&日本に里帰りしていました。毎回楽しみにしている機内上映では10本観ましたが、その半分は退屈すぎて途中で脱落。そこそこ気に入った5本のレビューを、今日からぼちぼち書いていきますので、よろしくお願いします。

機内上映その1。ストックホルム症候群という言葉を聞いたことがありますが、実際に起きた事件から命名されたんですね。ポスターのEthan HawkeとNoomi Rapaceが妙に印象的(Ethanがちっとも怖そうではないし、カメラ目線のNoomiなんて今にも笑い出しそうな表情)だったので鑑賞しました。が、嫌な予感は的中と言いますか、ハラハラするような展開は殆どなく、無鉄砲で間抜けなEthanは犯人らしくないし、長髪ヅラをつけて登場したムショ仲間のMark Strongは見た目のインパクトだけで、事件の緊迫感とか人質の極限状態というようなものはあまり感じられなかった。その代わり事件発生から犯人と人質の距離が少しずつ縮まっていく過程は興味深く、なかなかよく描けていたと思います。最も興味深いのは、人質が犯人をかばったことでしょう。

Biancaが夫に魚の調理の仕方を教えるシーンには、実際にそんなことができたのか?と心の中で突っ込みましたが、どうやら事実に基いたエピソードのようです。会社の中で時間・空間・体験を共有するうちに、親近感や連帯感を抱き、そこから社内恋愛から結婚に発展することがある。この作品の犯人と人質の関係を、そのまま社内恋愛に当てはめるのは乱暴なのですが、似通った部分が無きにしもあらずでしょうか。

政府や警察の対応の仕方には、大いに問題がありました。人質を軽視し過ぎているあまり、話が進むにつれて、政府や警察のほうが残念な人たちになってきた。作品を観ながら私たちも、ストックホルム症候群に近い感情を体験したのかもしれません。犯人や人質はその後どうなったのかしら?



by amore_spacey | 2019-09-01 00:53 | - Other film | Comments(2)
Commented by 松たけ子 at 2019-09-02 20:44 x
amoreさん、こんばんは!
祝☆ブログ再開!ご多忙とは存じますが、秋からは更新じゃんじゃかお願いいたします(^^♪暑い日本へのお里帰り、ゆっくりお過ごしになられたことでしょうか。
機内映画10本!いいなあ~。海外⇔日本の楽しみのひとつは、やはり飛行機で最新の映画を観ることですよね!途中リタイア作品は残念でしたが、面白かった作品のレビュウ楽しみにしてます!
イーサン・ホーク&ナオミ・ラパス、異色の顔合わせですね。私も優しくてセクシイなイケメン犯人の人質になって、ストックホルム症候群になってみたいです(^^♪普段は青い鳥症候群な私ですが…イーサン・ホークはもうすぐ日本で是枝監督の「真実」が公開されますが、観ようか観まいか迷ってます。
Commented by amore_spacey at 2019-09-03 00:22
☆ 松たけ子さんへ。
お久しぶりです。更新したいレビューはたくさんあるのですが、頭がうまく働かず、書くのにとても時間がかかって、少々イライラしております。しかも里帰り前に観た作品のレビューがまだなのにィな状態ですが、ぼちぼち更新していきますので、よろしくお願いします。

私の中でイーサンとナオミは何となく共演しそうにない2人だったので、かなり意外な組み合わせでした。この作品は真面目なのか不真面目なのかどこまでもよく分からず、テンションもそれほど上がりませんでしたが、イーサンの憎めない言動がよかったです。アレッサンドロ・ボルギのような犯人の人質になったりなんかしたら、相手が嫌がっても、「地の果てまで一緒について行くから」って、がっちりしがみついて、警察が介入してきても、絶対に手放しませんことよ、オホホホホーッ。
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