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椿を持たない婦人 (La signora senza camelie)

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【あらすじ】 ミラノのブティックの店員だったClara Manni(Lucia Bosé)は、プロデューサーGianni Franchi(Andrea Checchi)に見初められて女優としてデビューするが、やがて彼と半ば無理矢理結婚することになった。
 結婚後も仕事を続けたいClaraに対して、Gianniはそれを許さない。2人の関係は少しずつこじれていき、傷心のClaraは成り行きでNardo Rusconi(Ivan Desny)と逃避するが...。(作品の詳細はこちら

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ミラノの有名なパスティッチェリアGalliの店員だったLuciaは、その可憐な美しさがLuchino Visconti監督の目にとまった。そして1947年ミス・イタリアに選ばれ、映画界から声がかかる。あるパーティーの席でMichelangelo Antonioni監督は、 彼女に一目惚れし、自分の作品に出演させることを即決したらしい。

女の私から見ても、ため息が出るくらい清楚で可憐で、清潔な色気があります。Dominique SandaとNatalie Portmanを足して2で割ったような美しさ、でしょうか。それにウェストの細いこと!そんな彼女が、ミラノのブティックの店員から女優になるClaraを演じたのは、宿命と言いますか、たぶん彼女に捧げた自伝的な作品だったのでしょう。

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さて本作品。女優デビューし有力なプロデューサーと結婚したまではよかったけれど、結婚後夫から女優業を取り上げられたClaraは、生き甲斐を失ってしまう。そして①主婦に専念する。②夫の反対を振り切って(離婚も覚悟して)女優を続ける。この2つの選択肢から、最終的にClaraは後者を選ぶのです。

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こう書くと、キャリア志向のしっかりした女性というイメージですが、彼女はある時点までは、とても世間知らずで、簡単なことも自分で決めることができない、可愛いだけの女性だった。しかしそんな彼女に転機が訪れた。世間の荒波に揉まれ、何度も傷つき、人生の辛酸をなめた彼女は、一回り成長して精神的にもたくましくなる。自分の足で歩み、人生を開拓して生きていこうと大人の決意をするClaraですから、その先に長くて険しい道があろうとも、きっと大丈夫だと思います。


by amore_spacey | 2020-04-10 00:16 | Italian film | Comments(0)
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