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逃げるは恥だが役に立つ 全11話

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【あらすじ】 彼氏なし、心理学専攻の院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、ただいま求職中の森山みくり(新垣結衣)。そんな彼女が見つけた就職先は、夫の津崎平匡(星野源)が雇用主で妻のみくりが従業員という、仕事としての結婚だった。こうして、みくりと恋愛経験のない独身サラリーマン・平匡の不思議な同居生活が始まる。
 タイトルの『逃げるは恥だが役に立つ』は、ハンガリーの諺'Szégyen a futás, de hasznos.'の和訳で、「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」の意。原作は海野つなみの同名漫画。(作品の詳細はこちら) 


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このドラマが放映された4年前にDLしていたのに、ずっと放置したままだったのですが、先日の再々放送でこのドラマの人気が再燃焼!と聞いて、先週やっと観た次第です。観始めたらこれがハマり過ぎて、一気に全話を観たい、だけど楽しみも一気に終わってしまう。このジレンマと格闘した末、鑑賞は1日1話と決めて、じっくり味わいました。いいタイミングで流れるアコーデオンの音色が『アメリ』を彷彿させ、ちょっぴり切ない雰囲気に包まれます。

もうね、みくりちゃんが可愛いったらありません。ガッキーの可愛さ全開のドラマですね。胸キュンな物語の中に、色々なメッセージが込められている。社会問題にも触れつつ、唐突に始まる脳内妄想パロディ(『情熱大陸』とか『ザ・ベストテン』とか『新婚さんいらっしゃい』とか)は無条件に面白楽しいし、ガッキーのコスプレがとても良く似合っているんです。みくりちゃんが作るお料理やお弁当も、シンプルでおいしそう。

どんなに話があちこち脱線しても、小さなエピソードが詰め込まれても、みくりと平匡の二人の求心力は絶大なもので、ドラマの軸は決してブレることなく、二人の思いがすれ違うのをみて、もどかしくて切なくて、うわぁぁぁぁとなったり、二人がいい感じになってくると、胸きゅんきゅんしたり微笑ましくなったり。視聴者もすっかりドラマの世界の一員になっている。

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主役から脇役までみんなハマリ役で、キャスティングが素晴らし過ぎます。登場する全てのキャラが、愛おしくて堪りません。あ、いや、高校時代の元カレ・カオル(小柳友)の、その場の空気なんて全く読まない破壊力には、固まりましたが…(苦笑) みくりと平匡や他の人々の生き方を決して否定しないドラマで、優しくて(ほんの少しだけ厳しく)、そして暖かいまなざしを感じました。


by amore_spacey | 2020-06-11 01:20 | - Japanese film | Comments(0)
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