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フォーン・ブース (Phone Booth) 

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【あらすじ】 やり手のメディアコンサルタントStu(Colin Farrel)は、契約を取るためなら嘘もつきまくり、妻(Radha Mitchell)がいるのに、新進女優Pamela(Katie Holmes)と密かに会っている。
 ある日彼は、ニューヨーク・ブロードウェイの公衆電話ボックス内で鳴った電話を、思わず取ってしまう。見知らぬその相手は、「電話を切ったら、お前の命はない」と言うではないか。Stuの胸には赤外線の標的マークがあり、電話ボックスから一歩も出られなくなってしまった。
 なぜ自分が標的になっているのか、訳も分からぬまま、彼は謎の男と電話で話し続ける。その時、一発の銃声が轟いた。通行人が倒れ、Stuは犯人に祭り上げられる。警察やマスコミや妻や愛人が、次々に現場に駆けつけた。犯人は一体何者で、目的は?そしてStuの運命は?(作品の詳細はこちら


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Colin Farrel 1人祭り。公衆電話ボックスを舞台に、主な登場人物は5人ほど、舞台劇のように物話が展開していく。電話ボックスというシチュエーションが斬新で、たまたま電話に出てしまったために、平凡な男が厄介なトラブルに巻き込まれていく、その様子がなかなかスリリングで面白いのです。ひたすらStuの行方を、ドキドキハラハラしながら、見守りました。電話の相手の背景が、もう少し描写されていたらなぁ。前半が良かっただけに、尻すぼみ感が否めず残念。

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電話の主はStuの数々の薄汚い部分をネタに脅し、理不尽な要求を延々と電話で突き付けてくる。これがまた、ホントによく喋る男でね(苦笑) はじめは余裕をかましていたStuも、自分がとんだ災難に巻き込まれてしまったことに気づいてからの、無い知恵を搾り出して必死に抵抗する様子や、どんどん追い込まれていく緊張と絶望の展開が、まぁ、自業自得と言いますか。困り果てたColin Farrelが、可哀想なのに可愛らしくて…。臨場感たっぷりの、Colinの表情や仕草や演技の1つ1つが、とても魅力的でした。眉毛が全てを語る男です。

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電話の主と警察(Forest Whitaker)の両方を刺激しないように、Stuは嘘をついたりジェスチャーでやりとりしたり、カサカサの知恵を絞って四苦八苦。けれど機関銃のように喋りまくられたら、頭真っ白で正しい判断なんぞ出来やしません。抵抗する気力も失せて、相手の言うがままになってしまいます。

今までクズ過ぎたStuへの、公開処刑的な罰ゲームだったのですが、泣き出したColinが余りにも可哀想で、「これで十分でしょ?」「もう、やめたげてぇ」と庇いたくなる。悪党を裁きたいというなら、もっと大物が世界にいるじゃないですか。某国のあの人とかこの人とか、私腹を肥やすだけの政治家たちが…。


by amore_spacey | 2022-10-06 01:02 | - Other film | Comments(2)
Commented by 松たけ子 at 2022-10-09 23:29 x
amoreさん、こんばんは!
フォーンブース!懐かしい映画!どこを切ってもコリン金太郎飴的な映画ですよね。コリン、若い!今のコリンも素敵ですが、この頃のコリンのカッコカワイさは神ってましたね~。私もコリンの眉毛が大好きです。困り顔、泣き顔がほんと可愛い。それらが見たくて非道い目に遭わせたくなる(笑)。
悪党を罰する、退治するといえば。あ〇元首相を暗殺した犯人にしても、もっと死んだほうが世のためな極悪人をお願いしたかったかも…こんなこと言うと、清く正しい人たちから怒られるでしょうか💦
Commented by amore_spacey at 2022-10-11 00:26
☆ 松たけ子さんへ
10年くらい前の作品かなぁなんて思っていたら、なんと20年も経っていてビックリしました。コリンが若いはずです。スーツが幾分だぶついて見えるくらいにスリムな彼の表情が、どんどん変わっていく様子から、目が離せませんね。こんな目に遭わせるなんて可愛そう、だけど困ったコリンも見たいSな私たち(苦笑)アクセルとスピードを一緒に踏み込んでいるような感覚ですね。だからなのか、見終わった後、ぐったり疲れました。あの犯人の描き方がイマイチ中途半端な気がして、説得力に欠け、「だから何?」ともやもやが残りました。

あ●元首相の事件は本当に驚きました。そして状況が日々悪化しているウクライナ情勢、もうP大統領をなんとかして欲しい今日この頃です。
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