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世にも奇妙な物語 Be Silent

ネタばれあり!
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【あらすじ】 天才作曲家の片岡亮(渡部篤郎)は、国立劇場のこけらおとしにと、依頼された曲作りに行き詰っていた。締め切りを延ばしてもらうが、どうしても納得のいく作品が出来上がらない。
 しかもピアノの前に座っていると、次第に周囲の音が気になり始める。最初は工事などの大きな音だけだったが、徐々にスリッパや冷蔵庫、そして妻の立ち居振る舞いの些細な音までが気になる。やがて片岡は、音のない世界を目指すようになっていった。(作品の詳細はこちら


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2004年3月29日に放送。しばらく前『人生スイッチ』のレビューを書いている時に、ふっと『世にも…』が頭に浮んで来ました。「半分こ」や「墓友」は、真綿で首をじわじわ締めつけられる、一方通行のとても濃厚な友人関係を描いた、超ブラック&シュールなエピソードで、ホラーとは違った人間の怖さを孕んでおり、それが癖になります。

これとはジャンルが異なるBe Silentを初めて観た時には、想定外のラストシーンに頭が追いつかなかった。えっ、そこまでする?聴覚が優れすぎたこの作曲家は、あらゆる雑音を耳が拾ってしまい、作曲活動に集中出来ない。彼が少しずつ常軌を逸脱していくある段階までは、分からなくもありませんが、これがエスカレートして、とうとう渡部篤郎は一線を越えてしまう。怖かったなぁ。

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渡部篤郎の無表情で淡々とした演技が、却って鬼気迫る凄みを与える。ストイックで神経をピリピリ尖らせ、張り詰めた空気や一触即発の静けさが、息詰まる臨場感で迫ってくる。私も酸欠状態で行方を見守っていましたが、彼の究極の選択に、へぇっ?と変な声が出てしまい、目の前で何が起きたのか?分からず、呆然としたままソファに座っていた。

この作品に、高橋一生や岡田将生やElio GermanoやCillian Murphyのヴァージョンがもしあったら、それぞれ独特のテイストで、見応えがあるだろうなぁ、と妄想中です。


by amore_spacey | 2023-01-20 01:21 | Japanese film | Comments(0)
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