ミセスシンデレラ 全11話

【あらすじ】　平凡な専業主婦の香山みずほ（薬師丸ひろ子）は結婚6年目。夫・康之（杉本哲太）との間になかなか子どもが出来ず、姑（江波杏子）や小姑（高田万由子）に嫌味を言われながらも、イタリア語講座に通うことを唯一の楽しみにしていた。
　そんなある日、逃げてしまった文鳥のチロと、公園のベンチで戯れる青年・堀井光（内野聖陽）と出会う。彼は世界的な音楽家だった。最初は本音を言い合える、気心の知れた友達として付き合っていたが、2人は次第に惹かれあっていくのだった。（作品の詳細はこちら）


1997年に放送されたそうですが、既にイタリアで暮らしていて知らず、某所でこのドラマのタイトルを見かけてから、ずっと気になっていたので、さっそくDLして観たのですが…。

薬師丸ひろ子と内野聖陽が織り成す、『（ハル）』のような甘酸っぱいラブコメを想像していたら、これが全く違っておりまして。でもストーリーが進むにつれ、ドロドロした修羅場にハマり、2人の行方を知りたい一心から、怒涛の勢いで観ました。

まぁ、突っ込み所が多過ぎて、どこから手をつけていいのやら。ここには書ききれないと思うので、主な登場人物への簡単な感想を、書き留めておきます。

薬師丸ひろ子（33歳）走る姿は『セーラー服と機関銃』のひろ子ちゃん、健気でしなやかだけど、都合のいい人をやめようよ。あんな状況の中、イタリア語講座に話の分かる友だちがいてよかった。イタリア語講師役に、ヒデとロザンナの彼女、お元気そうですね。父親が亡くなるシーンは、ひろ子ちゃんの演技に目頭が熱くなりました。

内野聖陽（29歳）若すぎて、これ誰？ 世界的音楽家なのに、目が死んでいる。オーラが全然ない。内野さんは40代以降から、彼の魅力が全開ですね。

江波杏子（55歳）こんな姑と同居するくらいなら、結婚しない一択。野際陽子や江波杏子のような、姑役に相応しい女優が鬼籍に入られて、寂しくなりました。
高田万由子（26歳）東大卒の才色兼備に加え、演技もそこそこ上手くて、意地悪な小姑役がピッタリ。

杉本哲太（32歳）イケメンでも私のタイプでもないのに、このドラマ（特に最終話）で惚れてしまった。あの男の子はアンタの子や。耳のサイズで一目瞭然。
黒谷友香（22歳）不倫を楽しんだあと、さっさと結婚かぁ。この子、粘着気質で色々と面倒くさそう。

細かいことですが、文鳥を公園に埋葬するのは、不法投棄と見なされ、軽犯罪法に触れますけぇ。