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さらば友よ (Adieu l'ami)

ネタばれあり!!!
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【あらすじ】 アルジェリアの外人部隊から帰還した軍医Dino Barran(Alain Delon)と傭兵のFranz Propp(Charles Bronson)は、それぞれの道を歩む。Barranは広告会社に勤めるIsabelle Moreau(Olga Georges-Picot)から、奇妙な依頼を受けた。彼女が黙って持ち出した債券を、会社の金庫に戻して欲しいというのだ。彼がその会社の勤務医に就職すると、助手として取締役の娘で医学生のDominique 'Waterloo' Austerlitz(Brigitte Fossey)があてがわれる。
 その会社にたまたま立ち寄ったProppは、Barranを目撃し、不審な行動をする彼を追って、週末のオフィスに入り彼を問い詰めた。Barranが開けようとしている金庫に、大金が入っていることを知り、Proppも強引に金庫破りに加わる。だが、ようやく開いた金庫の中に金はなく、そのうえ2人は金庫に閉じ込められてしまった。(作品の詳細) 


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Alain追悼。手錠につながれたBronsonがくわえる煙草に、すれ違いざまAlainが火をつける。Bronsonが例のごとく YEah! アップになったAlainが yEAH!!

Alain目当てで観たのに、Bronsonが渋カッコよすぎた。クールでハンサムな33歳のAlainと、むさくるしいが人懐っこい47歳のBronson。まるっきり個性の違う役者の競演が堪能できる、男臭いサスペンス映画です。

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都合の良い展開に突っ込み所も満載で、前半はやや緩慢ですが、金庫破りで話は終わらず、そこから思わぬ展開になり、いがみ合ったり出し抜こうとしたり、殴り合ったり協力したりしながら、彼らはいつしか奇妙な友情で結ばれていく。閉じ込められた金庫のシーンでは、上半身裸の大サービスも含めて、2人の役者の持ち味が活かされ、眼福モノでなかなかよろしゅうございました。

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バックに流れるFrancois De Roubaixの音楽(←音が出ます)も、スタイリッシュでカッコいいんです。Bronsonの、「オレもお前も、この瞬間から赤の他人。地下室にもいなかった」と、ノワールや任侠モノ定番の台詞。そしてAlainを助けるために捕まり、警察に厳しく問い詰められるも、一切口を割らないBronsonの男気に、胸が熱くなる。痺れました。何度か登場するコインゲームには、なぜか見入ってしまいます。

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アルジェリアでの強烈な戦争体験から、同士として互いに惹かれ合うが、小娘2人の罠にまんまと引っ掛かるんだから、どこか間が抜けている。戦争のトラウマもあるが、清楚なBrigitte Fosseyに、コロッと騙されたのね。う~ん、マンダム。

因みにこの作品の撮影期間中、伊人映画ジャーナリストがAlainにインタビューしている。流暢なイタリア語で答え、気さくで柔和でとっても素敵。


by amore_spacey | 2024-10-22 00:16 | ┗ Alain Delon | Comments(6)
Commented by yumechiyan at 2024-10-22 06:59
おはようございます
遠い昔テレビで観ました 懐かしいです・・・
Commented by petapeta_adeliae at 2024-10-22 21:54
ブロンソンは遅咲きでしたね。
ブロンソンがマッチョなのは知っていましたが、
アランも負けずに鍛えたのかしら?

ブロンソンといえばマンダム。
雨の訪問者、荒野の七人、大脱走、いそしぎ、狼の挽歌、
夜の訪問者といい味だしてました。
2番目の奥様のジル・アイランドと共演も多く
仲睦まじいって彼らのためにある言葉では?
Commented by amore_spacey at 2024-10-23 00:58
☆ yumechiyanさんへ
私も遥か昔にTVロードショーで観ました。コインゲームやブロンソンのイェイ!は覚えていましたが、ラストのアランのィエイ!は全く記憶になくて…。
Commented by amore_spacey at 2024-10-23 01:04
☆ ソーニャさんへ
ブロンソンをググってみたら、リトアニア人で兄弟15人の5番目と。第二次世界大戦中は陸軍航空隊としてボーイングB-29に搭乗していたそうなので、除隊した冒頭のシーンも実際に体験しているということですね。色々ビックリです。

そうそう、ブロンソンと言ったらマンダム!アランや三船と共演した『レッド・サン』もエンタメの要素が満載で、楽しかった。ジルとはおしどり夫婦だったのですね。
Commented by stefanlily at 2024-10-23 04:41
うーんマンダム。
年取ったら、ブロンソンのような男性も良いな、と思うようになりましたね。
バートランカスターとか欧州で成功するハリウッド俳優とか、あまりいないかなあ、近年は。逆のケースは今でも多いけど。
文学でもヘミングウェイ(ブロンソンを彼の作品映画化でみたかったなあ)とフォークナー(ノーベル文学賞でアメリカでも彼の評価上がった。ヘミングウェイは元々人気あったようですが)は欧州の評価高いし。
Commented by amore_spacey at 2024-10-24 00:33
☆ stefanlilyさんへ
若い頃はブロンソンに見向きもしなかったのに、こうしてみるとすごくいい、渋いおじさまですね。バートランカスターもヴィスコンティ監督のお陰で、その後欧州の映画に出るようになりました。フォークナーも欧州ではまぁまぁ人気があるかなと思います。今年のノーベル文学賞は、韓国の作家が受賞しましたね。
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