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アウシュヴィッツのタトゥー係 (The Tattooist of Auschwitz) 全6話

ネタばれあり!!!
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【あらすじ】 家族のために出頭したスロバキア系ユダヤ人 Lali Sokolov(Jonah Hauer-King)は、大勢の人々とともに、アウシュビッツ強制収容所に移送された。そこで他の収容者の前腕に、識別番号のタトゥーを入れるよう命じられる。
 ある日、タトゥーを施す列に並んでいた女性に、ふっと心を奪われる。Gita(Anna Próchniak)という名の、若い女性だった。それからは「必ず生きて、この地獄から出よう」と誓い、過酷な状況下でも、ささやかな人間らしさと尊厳を大切にしながら、Gita との愛を育んでいくのだった。Heather Morrisの同名小説をもとにドラマ化。(作品の詳細


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先日のポーランド旅行の中でも、アウシュヴィッツ強制収容所を訪問するのは、大きな位置を占めていたので、少しだけ事前学習をしましたが、この原作を読むのもその1つ。読み終わった後にドラマがあると知り、さっそく観てみました。

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が、想像していたものとは違っていた。ドラマの大部分が Lali と Gita の物語で、必要以上にロマンチックに演出され、強制収容所が舞台とは思えない。役者の演技も凡庸でした。

中でも気になったのは、晩年の Lali(Harvey Keitel)が作家 Heather Morris(Melanie Lynskey 演技が不自然)に当時を語る現在と、収容所にいた過去のシーンを、交互に忙しく映し出す構成で、あれは第1話の冒頭と最終話の最後に、晩年のシーンを入れるだけで十分だったと思う。何か軽々しい印象を与えて、不快ですらありました。

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ここからは原作を読んだ感想です。Lali はとても運がよかった。多国語を話すことができた彼は、タトゥー係として仕事を得て、衣食住に苦労せず、まわりの人々にも恵まれた。

しかし、運だけではありません。彼の人柄や鋭い洞察力が、自身を助けたのです。極悪な状況の中、ここまで人の為に動ける人はいないでしょう。彼は生きてここを出て、Gitaと結婚する!そのためなら、すべてのことに耐えようと決心した。強い信念があったのです。

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Lali と Gita の物語は、5分後に生きているかどうかわからない暗闇の中の一筋の光であり、お腹に子どものいる女性囚人を守ろうと連帯する姿は、人間も捨てたものではないと思わせてくれる。聡明で一見幸運が重なる人に見える Lali だからこそ、彼の葛藤を思うと苦しくて堪らない。それにしても、こんな奇跡があったとは。


by amore_spacey | 2025-07-01 00:20 | Other film | Comments(0)
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