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混沌のベルリン (The Defeated) 全8話

ネタばれあり!!!
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【あらすじ】 1946年、第二次世界大戦直後のベルリン。英仏米露の連合軍に4分割されたベルリンは、凶悪犯罪がはびこる無法地帯と化していた。
 NYPDから派遣された若手刑事 Max(Taylor Kitsch)は、4分割されたアメリカ地区の地元警察の組織固めと、数々の凶悪な犯罪を起こしている、ベルリンのアル・カポネと呼ばれる Werner 博士(Sebastian Koch)の逮捕に協力するため、ベルリンに到着する。
 同時に彼は、潜伏中に元ナチスを殺害している、行方不明の兄 Moritz(Logan Marshall-Green)の捜索にも全力を注ぐのだった。(作品の詳細


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Taylor Kitsch の1人祭り。戦後のベルリン、爆撃によって廃墟と化し荒廃した街の光景が、臨場感あふれるドラマにしている。ここで奮闘する地元警察とアメリカ人刑事 Max、彼と狂った兄との対決や歪な兄弟愛、産婦人科医に操られる女性たち、彼女たちのスパイ活動が、同時進行で展開していきます。

オープニングの力強い音楽(←音が出ます)や映像が素晴らしく、これだけでもドラマのひとコマになっている。

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イギリス人・フランス人・ドイツ人・ロシア人・アメリカ人の俳優を起用した、リアリティに溢れるドラマで、戦後間もない欧州の混乱期に生きる人々の恐ろしい行為を、容赦なく描き出している。その最たるものが、産婦人科医 Werner。

レイプや暴行で傷付いた、若い女性や売春婦を助ける代わりに、戦士やスパイとして働かせ、裏で操る男。それから Tom Franklin(Michael C. Hall)。Dexter で連続殺人犯を演じる彼が、このドラマでは…( ¯꒳¯ )ニヤリ

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Werner の操り人形から脱して、少しずつたくましくなる Karin(Mala Emde)が、とても魅力的。先輩の Marianne やチョコバー少女との交流に、ホッとしたり。酒に逃避するアルコール依存症の Claire Franklin(Tuppence Middleton)と Max の、およそ恋愛と呼べないあの関係は、意味がなくムダでした。

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アメリカ地区の署長 Elsie(Nina Hoss)も、戦後再び運命に翻弄される女性を熱演。ソ連側で捕虜として不当に勾留された夫 Leopold(Benjamin Sadler)を助けるために、公私と正義の間で揺れる心模様は胸に迫って来ました。私だったら夫を取り戻すために、あっさりソ連の犬になってただろうなぁ。

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ナチハンターの兄は、秘密裏に元ナチスを拷問し殺害している。そんな兄の私的制裁を阻止するべく奔走する Max と、彼らの悲惨な過去。Taylor Kitsch がめっちゃカッコいい。ブルックリン訛りや髭づらが批判されてるけれど、感情を抑えた枯れた雰囲気の演技が最高でした。政治も秩序も混沌とした中で、正義を貫き通すのは、容易な事ではない。善悪が単純な時代ではありませんでした。


by amore_spacey | 2026-01-13 00:32 | TV series | Comments(0)
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